Blog: Sato Site on the Web Side

「幻滅のたびに甦る期待はすべて、未来論の一章を示唆する。」(Novalis)

中野区出張ダンスレクチャー

2007年03月18日 | Weblog
昨日(3/17)は、大橋可也&ダンサーズの大橋さんが企画をしてくれて、ダンス関係者(振付家、ダンサー、技術スタッフなど)をお迎えしての出張ダンスレクチャーをした。13名もお越し下さった。チラシなどでの告知なしにこれだけのひとが集まってくれた、これはもう企画して下さった大橋さんの人望の賜、スゲー、とちょっと感動。しかも今後、月一回のペースで行うことになった(次回は、4/21を予定。暗黒舞踏を取り上げることになりそう)。作り手の側の方々に話をするというのは、二月の「超詳解!20世紀ダンス入門」のときに思い描いていたことだった。今回の機会は、まさにそうした意思を実現することになる。とても嬉しい。ただし、のんきな(と言ったら失礼かな?)学生向けの大学の講義と違い、本気で明日の自分の公演に活かそうと思って真剣に来て下さっている方々の前で話すのだから、より具体的で本質的なところに迫る話をしなきゃいけない、と思うとまだまだするべき準備があると痛感した。でも、ここで踏ん張ることで、ぼくも成長出来るだろうし、それがこの出張レクチャーの受講者の方々の作品作りにきっと良い結果をもたらすことになるだろう。そう信じて、四月の回を準備しようか、と。それにしても、四時間のレクチャーが終わり22時を過ぎた中野は凄く寒かった!雪降りそうなくらいの冷たい風。ちょっと風邪ひいた?

今日は、先月まで通っていた英会話学校の先生でいまは友人のアメリカ人Q(あだ名)が、午後に遊びに来た。2人であるプロジェクトを立ち上げようと相談。日本にいる外国人向けに日本のArt&Cultureを紹介するBroadcast Web pageを彼が作りたいというので、それについて色々と話し合う。簡単ではないだろうけれど、上手くいけば何らかのnextを生み出すに違いない。その後、入れ替わりで、今年度ゼミを担当した大学の学生が遊びに来る。珍しくお客さんの多い日だった。


■17日発売の『美術手帖』に、「マイクロポップの身体:美術とパフォーミング・アーツの今日的交点」というタイトルのエッセイを寄稿しました。西島大介さんのポップな批評漫画(?)の隣です、そのこと、ちょっと嬉しい!ご一読を。

■また、その『美術手帖』に告知が出ていますが、4/13(金)の六時半から、青山のナディッフで松井みどりさんの『マイクロポップの時代:夏への扉』出版記念トーク・イベントがあり、そこにゲストとして出ます。せっかくなので、ダンス、演劇、美術、音楽といった諸ジャンルのなかで、ぼくがマイクロポップの境界線上にあるのでは、と思う最近の作品を松井さんと一緒に見て、マイクロポップの内と外を検証し、マイクロポップの輪郭を明らかにする時間にしようとひとり目論んでいます。ぼくのみならず、美術作家の泉太郎さん、水戸芸術館・学芸員の森司さんもいらっしゃるとのこと、です。是非、お越し下さい。