日本LPガス協会は9日、都内で新年賀詞交歓会を開催し、冒頭、令和6年能登半島地震における犠牲者に対する黙祷を行ったうえで江澤和彦会長が挨拶し、「能登半島地震の被災者にお見舞いを申し上げるとともに、被災地の1日も早い復興をお祈り申し上げたい。北陸地区には輸入基地、2次基地と17ヵ所の中核充填所が所在するが、被災地では交通網の遮断などにより、LPガスの配送が極めて困難になっている。年末年始の休暇が終わり、これから工業用の需要が回復し、さらに折からの降雪などで家庭業務用の需要増が予想される」との認識を示したうえで、2005年に設定されたLPガス元売各社による災害時の相互支援協定を発動していると説明。「現在、北陸域外からの搬入を開始している。協定の発動は2011年の東日本大震災以来となり、当時とほぼ同等の規模で元売各社で相互融通を行っている。業界あげて供給に全力を投じたい」と強調した。
石油通信社
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