石油鉱業連盟の渡辺修会長は8日、新年賀詞交歓会で挨拶し「昨年、原油価格の潮目が変わると申し上げたが、個人的には中ぐらいの変化だと感じている。油価はOPECとロシアなどの協調減産や米国によるイラン制裁に翻弄されているが、減産がしっかりと効いてくれば、中国やインドなどの需要の伸びで落ち着き、上昇するとみている。2019年はWTIで50~70ドルの範囲で推移するのではないか。この水準は我々にとって決して悪くない。我々は30年に石油・天然ガスの自主開発比率40%を目指しているが、直近(17年度末)で26・6%、(イクシスLNGプロジェクトを含め)30年に30%は達成できるとみているが、残りの10%をどう上積みするかが我々の課題だ」との認識を示した。
石油通信社
石油通信社