原油コスト反発で３ヵ月ぶり値上げ 元売週仕切、全油種2.5～3.0円を通知

石油元売各社の１月第３週から４週にかけての仕切価格は、原油コストが反発するなかで約３ヵ月ぶりに値上げを通知している。
元売各社の週決め仕切価格は、昨年10月11日または12日から１週間適用した仕切価格以来、約３ヵ月ぶりの値上げとなった。当時は米中貿易摩擦が顕在化したことから世界同時株安となり油価も下落。元売各社は在庫評価損やマージンのタイムラグで一気に利益を吐き出した状態となったが、３ヵ月が経過しようやく仕切価格が反転。３月期決算に向けて油価が緩やかに上昇し、在庫評価損の圧縮が進むことを期待する声も出ている。

石油通信社