本紙推計による1月中旬(20日現在)の石油元売販売動向によると、ガソリンは前年同期比95%で上旬時点(90%)から持ち直したものの、いぜんとして低調な水準で推移している。1月中旬のガソリン需要は、年末年始の休暇が前年より長い人が多く、帰省などのマイカー需要が喚起されたが、その後も需要は伸び悩んでいる。一方で「年末年始の休みが長かったことで帰省などのマイカー需要が分散され、結果的に渋滞などで燃費をロスする局面が少なかったのではないか」(業界筋)との声もあり、低調だった上旬の影響が尾を引く状況にある。
石油通信社
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