2010プロ野球観戦記NO.41
○埼玉西武 4-2 千葉ロッテ×
▼埼玉西武-千葉ロッテ 23回戦(埼玉西武10勝13敗) 観衆33,920人
チ ー ム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 |
埼玉西武 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | X | 4 |
【投手-捕手】
(ロ)吉見、薮田、古谷、伊藤、小林宏-的場、斉藤、田中
(西)涌井、藤田、シコースキー-細川
【責任投手】
勝:涌井14勝7敗
S:シコースキー2勝3敗33S
負:吉見6勝7敗
【スタメン】千葉ロッテ
6西岡
8清田
4井口
D福浦
5今江
3金泰均
7大松
2的場
9角中
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1吉見
【スタメン】埼玉西武
4片岡
8栗山
6中島
3フェルナンデス
D中村
9高山
7坂田
5阿部
2細川
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1涌井
【4カード連続勝ち越しで、今季最多の観衆に応える】
9月に突入して再び打線が活発になってきました。その反面、先制点を奪われ追いかける展開が増えていますが、ファンとしては勝てば良いので、まあどんな形でも1位なので勝てば2位以下のチームはきついので、ナベQ監督が言うように勝てる試合は確実に勝ちましょう。
今日の先発はエース涌井と左腕吉見です。涌井は前回Kスタ宮城でまさかの大逆転負けを食らう原因を作ったのと、交通事故の影響など今日の試合内容はそうした意味でも注目されました。
今季の涌井は序盤(1~2回)に失点するケースが多いので注意して見ていましたが、先頭の西岡に3塁打を打たれ、1死から井口に2塁打を打たれやはり失点してしまいました。2回にも先頭の金に安打されたが、ここは後続を断ち無失点。西武打線は1回裏、0-1から先発吉見を崩す。1死から栗山の2塁打と四死球で満塁に。中村三振後の2死、左腕に強い高山が放った打球は大松の頭上を越す2塁打で2-1と早くも逆転し涌井を援護する。高山は3回の1死1,3塁でもタイムリーを放ち3打点。
西武は4回にも1死1,3塁のチャンスを作るが2番手薮田に中島が併殺打で追加点を取れず、これ以降中盤はロッテ中継ぎ陣を攻略出来なかった。
涌井は3回以降は安定した内容で、ロッテがチーム方針としている「待球作戦」も制球が安定していたので通用しなかった。3回以降は1四球無安打でロッテ打線を7回まで完全に封じ、好調な西岡も出塁出来なかった。
8回に片岡の捕手へのゴロで1点を追加し、4-1で最終回はシコースキーを投入。今江の犠牲フライで1点を失い、最後は2死1塁で大松にファウルで粘られたが力の無いレフトフライで試合終了。最近のシコースキーは疲労からか球速も140キロ前半が多く、この日のように最後はハラハラさせられるが、取りあえず何とか抑えているパターンだ。
これで今カードの勝ち越しが決まりこれで4カード連続になった。それでもハムとロッテには負け越しているので、ホームでの対戦を3連勝で終えて苦手意識を払拭しておきたい。ロッテは唐川を欠いて先発陣のやりくりがきつく、その先発が試合を作れないので救援陣にしわ寄せが来ているようだ。
打線も金泰均が日本の猛暑を乗り切れずに夏バテ、西武戦を得意にする大松も不調、正捕手里崎を欠き、荻野貴の復帰も絶望で打線も苦しいようだ。3位の座もオリやハムが猛追しており危うくなってきた。
試合内容としては特に見るべき点は無かったが、オープン戦ではないので勝つことが大事。SBとハムは杉内とダルのエース対決となりダルが完投勝利で11勝目を上げたことで、この結果、西武にマジック「8」が点灯した。
このまま順調に行けば、来週末の福岡遠征中にナベQ監督の胴上げが見れそうだが、出来れば23日の最後の西武ドームでの試合で決めるのが一番だね。仮に、25日のKスタ宮城まで引っ張りそうなら、日帰りでも宮城まで行きます!!!
明日の先発は帆足とペンです。ペンは7月末に加入した投手で初対戦の外国人投手。ここのところケッペルとかウルフに苦戦したので、ペンを打ち崩して3連勝を狙いましょう。
それにしても今日は最後の週末カードとなったことから、今季最多の3万3千を超す観衆が詰めかけた。GW以上の集客でこれで今季150万人超えとなった。まあ、以前は180万人超えの年もあったけど、やはり勝たないと人も来ないよね遠い所沢まで...。
<ナベQ監督のインタビュー>
しんどいゲームでしたけど、最終的にはうちの形で勝利出来たことが大きかったです。
ワク(涌井投手)は、ここのところなかなか勝ち星に恵まれず、責任感が強いのでフラストレーションが溜まっていたと思います。今日も状態は良くはなかったですが、初回の1点だけでゲームを作り、終盤まで持ち込んでくれたので、しっかり仕事をしてくれました。
久(高山選手)が今日はカバーしてくれました。
2アウトになってから大事なところで打ってくれたのが良かったと思います。打線は序盤良い形で点を取りながら、中盤はなかなか点が取れませんでしたけど、最後あの1点を取ってくれたことは大きかったです。
今年1年間、共に闘って来てくれたファンの皆さんの為にも、これから変なゲームは出来ません。