kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

西武、悪夢のビジター9連敗でナベQ監督の進退にも影響か?

2011-07-20 21:09:17 | 野球・埼玉西武ライオンズ2011
チ  ー  ム 
埼玉西武
福岡ソフトバンク

もう何を語って良いのかも分からないほど酷い、13連戦の結果は御存知の通り3勝10敗で9連敗で球宴前の日程を全て消化した。消化試合数は73試合/144試合なので、昨日の時点で前半を消化して今日の試合からが後半戦です。
[28勝43敗2分]...この数字、横浜ベイスターズの成績ではありません...念の為。何を隠そうライオンズの今日までの数字です。借金「15」ですよ!球団創設の1979年以来のワースト記録で、9連敗は伊東監督最終年の2007年の交流戦期間中に10連敗しましたが、あれ以来です。酷過ぎる、こんな大型連敗二度と無いと思っていました当り前ですが。
1979年は福岡・平和台球場を本拠地としていたクラウンライター・ライオンズを西武が買収して移転してきた初年度で、クラウンライターの根本監督がそのまま初代監督としてチームを率いていました。この年、忘れもしませんが開幕から12連敗しましたが、阪神から移籍の田淵が主力選手で、まだ十分に戦力が整っていなかった当時と現在ではチーム構成も全く異なるのに、この無様な成績しか残せなかった責任は...一体どこにあるのだろう。

15日と16日のブログでは主に投打別に私なりに原因を分析しましたが、戦う選手にも問題がありますが、与えられた戦力の能力を最大限に発揮して勝利へ導くべき監督・コーチはベストを尽くしているのか?チーム編成を担うフロントの責任は?
まず第一にチームを率いる最高指揮官のナベQ監督の監督としての能力は如何に?2008年に2軍監督から昇格する形で伊東監督(当時)の後を継ぎ、イキナリ日本一→アジア王者→WBC連覇に主力選手らが貢献と、これ以上望めない最高の結果が出てスタートを切ったけど、2009年は勝率5割で4位、昨年は2位と、2年連続でV逸というファンの期待を裏切る結果しか残せず、背水の陣で臨んだ今季の最下位低迷。

いつまでも2008年当時の野球に固執し、球団伝統の機動力野球を片岡一人に任せたツケや「繋ぎの野球」を推進しなかった結果、統一球対策でも遅れを取った責任は監督にある。投手出身の監督をコーチが強力にサポート出来ず、土井コーチは浅村育成に力を発揮しているようだがヘッド兼任打撃コーチで、コーチ補佐で現役時代に1軍経験ゼロの熊澤コーチの能力にも疑問を感じる。打撃コーチは相手投手の攻略方法を立案し監督に進言する立場なのに、いつも同じミスの繰り返しで、主力選手との意思疎通は取れているのか疑問を感じる。
投手コーチの小野と石井丈の二人も育成や調整方法に疑問を持つし、細川移籍に伴う銀仁朗の教育をする光山と仲田のバッテリーコーチの配球論はどうなっているのか?スコアラーの集めたデータ分析を二人のコーチはどうやっているのか?

西武黄金期に選手だった優秀なOBが他球団で監督(SB秋山監督)やコーチとして活躍し、そのチームの骨格を作っているのに対して、現在の西武のコーチには残念ながら他球団在籍のOBコーチ等と比べるとその指導力が勝っていると思えない人物もいるようだ。
まあ、この期に及んでそんな批判をファンがしてもしょうがないけど、フロントのチーム編成体制にも問題がある。前田球団本部長は他球団に人脈が無いのか人望が無いのか知らないが、主力級選手の獲得や外国人選手の獲得でも動きが鈍く、シーズン中の外国人獲得もやっとMLB経験の無い「R.マルハーン外野手」獲得を決めただけ。

【勝利への執念】のスローガンの下に、フロント~現場~選手が果たして勝利に向かって一丸となっているか?球宴期間中に休んでいる場合では無い筈だから、しっかりと練習して連敗を直ちにストップすることが求められる。
このまま、借金を増やし「最下位」定着となるとシーズン中ながらナベQ監督の進退問題へと発展する恐れがある。その場合、誰が監督代行を務めるかは別(伊東を除く監督経験者の再登板?)として、これ以上チームの歴史に泥を塗るのは止めてくれよ!お願い!!

泥臭く勝利へ向かってプレイして下さい。


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