Peace Waveの平和な日々~行く雲、流れる水のように~

気が向いたら、ボチボチ更新しようかと・・。(笑)

DREAM16

2010年09月27日 | 格闘技・武道

先日、DREAM16がやっていた。

対戦カードは、結構、充実していたはずだが、なんともスッキリしない試合が多く、この辺がPRIDEと比べて地味に感じる部分なのだろう。

視聴率もとれないからか、TV放送も少ない・・。

 

ライト級”クラッシャー”の異名をもつ川尻達也を破った自他ともに認めるDREAMのエース、青木真也マーカス・アウレリオを終始圧倒するも、決めきれず、判定勝ち。

41歳で現役続行中の桜庭和志は、いいトコロなくジェイソン”メイヘム”ミラーの肩固めで秒殺・・。

 

ワンパンチでチェイス・ビービをKOし、フェザー級タイトルマッチ進出を決めた”伝説の喧嘩師高谷裕之試合はよかった。

ケンカに明け暮れ、父親から「おまえはゴミみたいな奴だ」と言われたコトもある元ヤンキーが、タイトルマッチには会場に来る・・という父の約束と、新しく生まれた命をモチベーションにして、もぎとった価値ある1勝だった。

 

去年の大晦日以来、9ヶ月ぶりに日本のリングで戦った石井慧は、ミノワマンを判定で下すも、打撃に課題が残るとK-1出場を希望、ピーター・アーツとの対戦を要求した。

実現すれば、これも面白いカードだ。

 

さて、メインのライトヘビー級タイトルマッチを制し、見事2階級制覇を成し遂げたゲガール・ムサシは、かつてK-1で戦ったコトもある、立ってよし、寝てよしのトップ・ファイターで、最も”世界最強”に近いといわれる男の1人

惜しくも(?)負けてしまった対戦相手の水野竜也は、脱サラしてプロ格闘家に転向したという変り種の脱サラ・ファイターだ。

しかし、7月のDREAM15では、今回のタイトルマッチの挑戦権をかけ、メルヴィン・マヌーフと対戦、1Rにアームロックを決めて勝ち上がってきた実力の持ち主である。

 

かつて水野は、会社を辞めた2ヶ月後に、当時、ヒョードルと並び、最強の呼び声高かったトップ・ファイターのミルコ・クロコップとの対戦に自ら名乗りをあげ、ボコボコにされたとゆー戦歴をもつ。

 

その時、ボコボコにされる旦那を見ていた水野の奥さんは、

「人って、こうやって殺されるんだなぁ・・

・・と思ったという。

 

 

「明日死んじゃうかもしれないし、体が動かなくなっちゃうかもしれないけど、絶対私が最後まで面倒みるし、一緒に生きる!

 

プロ格闘家に転向した時から、たとえ、夫が死んだとしても、後悔のないように生きる―それが私にとっての覚悟・・そう言い切る妻に支えられ、二人三脚でこの試合に臨んだ。 

 

しかし、世界のカベは厚く、あえなく玉砕・・。

 

スポットライトを浴び、リングの上で一瞬、輝く格闘家。

勝者は敗者の、その一瞬の輝きさえ奪ってしまう・・。

しかし、当り前のコトではあるが、勝者にも敗者にも、その1人1人に人生があり、愛する家族があり、ドラマがある。

 

―とはいえ、プロたる者、お金をもらって試合をしている選手である以上、試合の勝敗が、その人生の明暗を分けるのは、まぎれもない事実・・。

 

見る者は、シビアに「しょっぱい試合」・・などと無責任に言うが、しかし、それがプロってもんなんだよなぁ・・。

 

うーん・・それにしても、正直、フラストレーションたまる試合が多かった・・。

 

 

 

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
夫婦。 (トーマス。)
2010-09-28 23:23:14
 あ、どうも。こんばんは。夫婦、いいですね~。
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うん。 (きんと)
2010-09-28 23:38:49
いーよー。


1人よりは”確実に”大変だけど・・。
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