広島市南区の比治山公園内にある広島市立まんが図書館。
公立では日本唯一のマンガ専門の図書館である。
もともとは、広島市立比治山公園青空図書館(広島市立中央図書館の閲覧室)として1983年に開館、自然の中で、特に子どもに読書の環境を提供するというコンセプトのもと、児童書を中心とした選書がなされていた。
しかし、近くに広島市立南区図書館が開館したコトなどにより、1996年に閉館。
今のまんが図書館としては、その5ヵ月後の1997年5月1日に、中央図書館の分館として開館している。
マンガ好きなので、当然、名前と存在は知っていたが、先日、広島生活10年目にして、はじめて中に入った。
何しろ、比治山という山の中にあり、気軽に行ける場所とは言いがたい・・。
正面入り口から入ると、2階閲覧室への案内板が。
案内板に描かれている四角い顔のキャラクターは、まんが図書館のイメージキャラクターなのか、あちこちで見られた。
2階に上がると、本棚すべてがマンガ本で埋め尽くされている。
新しいものから古いものまで、自分が今までに読んだマンガは、たいあがいあったように思う。
なにしろ、蔵書は約10万冊!
ヒマな時にいけば、かなり、いい時間つぶしになるだろう。
閲覧室もあり、イスも所々に置かれているが、結構、利用者で埋まっていた。
マンガや雑誌だけでなく、漫画文化論・漫画史論・漫画家論や伝記・随筆などの図書資料、絵巻物・戯画・風刺画などの歴史的な資料も収蔵しているそう。
かなり古そうなマンガも結構あった。
「ひろしまコーナー」という棚もあり、ひろしまゆかりの作家や作品も並んでいた。
もちろん、中沢啓治の「はだしのゲン」も。
子どもの頃に読んだインパクトは、今も忘れられない・・。
ちなみに図書館の正面入り口から続く通路の先には階段があり、これを上ると広島市現代美術館がある。
(カテゴリー/広島のオススメ!:「広島市現代美術館/比治山スカイウォーク」参照http://blog.goo.ne.jp/kinto1or8/e/4128888d8d250b5466027f3ce880b18e)
比治山の自然の中で、マンガと芸術に親しむ・・なんてコースも、ゆっくり時間がとれる休日には、いーかもね。