昨日、TVでやってた「魔女の宅急便」
宮崎駿監督のジブリ作品の中でも、自分も好きな1本だ。
思春期の少女の微妙な心の動きが、とてもうまく表現されており、そういう心理描写はジブリ作品中随一ではなかろうか・・?
(いたってノーマルだけどね・・)
好きなシーンは、ストーリー後半、スランプに陥り、空が飛べなくなってしまうキキが、絵描きのウルスラと交流する場面だ。
「魔法も絵も似てるんだね。私もよく描けなくなるよ」・・と、キキをモデルにスケッチをする場面での2人の会話がとてもいい!
「私、前は何も考えなくても飛べたの。でも、今はどうやって飛べたのか、わからなくなっちゃった・・」
「そーゆー時は、ジタバタするしかないよ。描いて、描いて、描きまくる!」
「でも、やっぱり飛べなかったら・・?」
「描くのをやめる!散歩したり、景色を見たり、昼寝したり、何もしない。そのうちに、急に描きたくなるんだよ」
「なるかしら?」
「なるさ・・」
―落ち込んだ時には、キキに感情移入しながら、共に復活できる。
きっかけは友達との会話だったり、以前、親切にした人からのお返しだったり、そんな小さなコトでいいのだ。
公開時のキャッチコピーは、「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」
うーん、まさしく・・。
気持ちが沈んでる時に見ると、癒されたり、元気をもらったりできる映画だ。
・・しかし、キキとウルスラって、同じ声優さんだったんだな・・知らんかった・・。