白血病の姉、ケイトのドナーとして、遺伝子操作によってこの世に生まれたアナ。
ある日、突然、弁護士を雇い、「自分の体は自分のもの!」と親を相手取り、訴訟を起こす。
しかし、そのアナの行動には隠された秘密が・・とゆーストーリー。
全然見る気はなく、何気にレンタルビデオ屋で手にとって借りたのだが、ひさびさにいい映画を見たなあ・・と思わされた作品。
現題は「my sister's keeper」で、アメリカの人気作家、ジョディ・ピコーの同名の小説を映画化したもの。
監督は「きみに読む物語」のニック・カサヴェデス。
母親をキャメロン・ディアスが好演。
アナを演じるアビゲイル・ブレスリンもいい。
姉の「尊厳死」とゆーきわめて重いテーマを重くならず、淡々と描いていてさわやかな感動を呼ぶ。
母子の愛や姉妹の愛といった家族愛もさりげなく、決して単なる”お涙頂戴”のヒューマン・ドラマではないトコロがまたいい。
ビーチでのシーンは、とてもやさしく、あたたかい気持ちになる。
運命を受け入れるか?
運命に抗うか?
戦うコト以上に難しいのは、すべてを「受け入れる」という行為かもしれない・・。
おすすめです。