Peace Waveの平和な日々~行く雲、流れる水のように~

気が向いたら、ボチボチ更新しようかと・・。(笑)

ソフト・インテリジェンス

2010年04月13日 | 人生覚書き

論理的で技術指向性の高い仕事「ハード・インテリジェンス」というのに対し、受容的で人間指向性の高い仕事「ソフト・インテリジェンス」というそうだ。

 

男性は”勝負脳”といわれるが、心理学的にも具体的で理論的、そして相手に勝たなければ気がすまない。

これに対し、相手の気持ちに寄り添うコトが出来る女性は”共感脳”ともいわれ、抽象的であいまいでもOK、なおかつ、自分が折れるコトで相手が満足するのであれば構わない・・という“負ける賢さ”が備わっている。

その特性をまた、ソフト・インテリジェンスとも呼ぶそうだ。

日本人の得意とする”和を以って尊しとなす”精神ともいえよう。

 

従来ならば、ハード・インテリジェンスが男性向き、ソフト・インテリジェンスが女性向き・・というコトになろうが、近年、だいぶ様変わりし、女性の社会進出にともない、女性の”心理的男性化”が進んでいるそうであるが・・。

 

ともあれ、ソフト・インテリジェンスが人間関係を円滑にするのに、とても重要な役割を果たすコトは間違いない。

皆がみんな、ガツガツ自己主張をするだけではぶつかるばかりだが、そこにソフト・インテリジェンスを備えた人が入れば場が和み、うまくまとまる・・とゆーワケだ。

 

たとえば、浮気グセがある男性に対し、女性はどう対処するだろうか?

やはり、「浮気しないでね」と釘を刺すのが普通であろう。

しかし、心理学的には「浮気しないでね」と言われると、ついつい浮気をしてしまうが、「あなたは絶対浮気なんかしないから好き」と絶対的に、無防備に相手を信じきってしまうと、そーゆー相手に対して、人は裏切るコトが出来なくなってしまう・・というのだ。

 

コンビニのトイレに「いつもキレイに使っていただきありがとうございます」とゆー張り紙が貼ってあるが、それまで使われていた「汚すな!」といった命令調の張り紙より、格段にトイレがきれいに使われるようになった・・とゆー事例も、ソフト・インテリジェンスをうまく使ったもの。

わかりやすく言うと、信頼するコトで相手を雁字搦めにするワケだ。

(言葉は悪いが・・

 

つまり、「こちらがまず、絶対的に相手を信じる」・・とゆーのが相手の信頼を得る最も確実な方法といえよう。

 

現在、核サミットが開かれ、”核なき世界”へ向けて核軍縮が協議されているが、

「まずウチが核兵器全廃しま~す。だから、みんなもやめよーよ!

・・くらい、ハラの据わった発言が聞きたいもんである。

 

しかし、大きな問題が1つ・・。

 

「こちらがまず、絶対的に相手を信じる」

 

・・とゆー無防備に相手の懐に飛び込む作戦には、こちらが傷付くのも厭わない・・とゆーくらいの覚悟が、やっぱ必要なんだよなあ・・。

 

それでもまず、信じる勇気を・・プリーズ・・!