
「超電磁ロボ コン・バトラーV」は、自分自身、最も思い入れの深いロボット・アニメではなかろうか・・?
作品そのもの・・とゆーよりも、出てくるロボットであるコン・バトラーVに対してである。
1976年からの放映で、当時、夢中になって見ていた覚えがある。
「身長57m、体重550t」・・というデータは、エンディングの歌詞にもなっており、このロボットの身長、体重は絶対に忘れるコトはないだろう。
作品自体も評価が高く、続く「超電磁マシーン ボルテスV」、「闘将ダイモス」と共に”長浜ロマン・ロボット3部作”と称され、主人公より存在感のある美形の敵キャラや、大人の鑑賞にも堪えうる重厚な人間ドラマを織り交ぜたストーリーは、後のリアルロボット・アニメの元祖となる「機動戦士ガンダム」などの作品にも踏襲されていく。
しかし、そんなキャラクターやストーリーより、自分が夢中になったのは、やはり、ロボット!
合体・変形するロボットは、既に放映されていた「ゲッターロボ」(’74)が元祖であったが、子どもの目にも、あきらかに「ムリがあるなあ・・
」と思わせる、理不尽な”力ワザ”合体であった・・。
もちろん、その背後には、実際に再現可能な玩具に出来る合体を・・とゆースポンサーの玩具会社の要請とゆー”大人の事情”もあったのは事実であろうが、”理にかなった”合体の美しさには、子ども心にも衝撃を受け、ハートをわしづかみにされたものだった。
リアルな、整合性のある合体・変形は、そのロボットの存在感さえリアルなものにする。
「こいつに乗ってみたい!」・・とゆー子どもの夢をかき立ててくれる。
モビルスーツならウェイブ・ライダーに変形するZガンダムやトランスフォーマーに個人的に情がいくのは、おそらく、ルーツにこいつの存在があるからであろう・・。
まさにコン・バトラーVは、合体を極めた合体ロボットだったのだ。
―が、しかし!
当時、発売された合体・変形するポピニカのDX超合金は、似ても似つかぬブサイクなもの・・。
まあ、到底、手が出る代物ではなかったが、正直「欲しい!」とも思わなかったのも事実・・。
放映から23年後の1999年、アニメに忠実なデザインと合体を再現した超合金魂は「少年の心を持った大人たちへ・・」のコピーで発売され、その出来の素晴らしさと玩具の技術の進歩には衝撃を受けたが、価格もなかなか衝撃的で、やはり手が出ず・・。
しかし、それから6年後の2005年―だから、今からもう5年ほど前になるが、バンダイが超合金魂のコン・バトラーVをもとに、、ガシャポンで「カプセル合体 超電磁ロボ コン・バトラーV」をリリース。

1回300円で、5体集めると、合体してコン・バトラーVになるというスグレモノ!
合体してもわずか15cmほどの大きさだが、プロポーションなどもアニメに忠実で、申し分なし!

コン・バトラーの頭部になるバトル・ジェット。

同じく胸部と腕部になるバトル・クラッシャー。

胴体になるバトル・タンク。

脚部になるバトル・マリン。

足部になるバトル・クラフト。

超電磁ヨーヨーなどの武器も付属し、腕の可動もなかなか素晴らしく、こんなポーズもとれるが、弱点は脚が少々、左右に開くのみで、ヒザがまったく曲がらず、棒立ちしか出来ないコト・・。

グランダッシャー形態にもなる。
ガチャガチャのおまけにしちゃあ、プレイ・バリューもあってなかなかの出来!
当然、とうの昔に販売終了し、残念ながら現在は入手困難・・。
押入れの奥で、しばらく眠っていたのを、ふと思い出して引っ張り出してみた。
なつかし~・・。
ヤフオクで売ったら、高く売れるかしら・・。