観るも八卦のバトルロイヤル

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「HOTMAN」「ひとつ屋根の下」家長は大変だー

2006年09月11日 | 映画・ドラマ
いわゆる孤児、大家族の兄弟愛もの2連ちゃん。3男2女、1子供の家族の長「HOTMAN」VS4男2女の長「ひとつ屋根の下」。
 「ひとつ屋根の下」って、これでもかこれでもかってほど不幸が襲いくる話しって聞いていたので、いくらヒットしようが「そんな暗い家庭の話しは知りたくない」と観なかったのだけれど、そうでもないじゃん。
 そりゃあ、4男が車椅子になったり、そのことで長男の縁談が破談になったり、長女が実の兄弟でなかったり、と悲しい出来事はあるが。
 と思っていたら、長女がお亡くなりになった。長男は怪我でスポーツ生命を絶たれ、二男は医師、三男元不良の前科者、四男障害者、長女病気死亡、次女暴行事件の被害者…さすがにこれだけ重なる家庭は凄い。ただ、「神様だって他人だから、(定めは)受け入れる」と言い切る家族。なかなかいい言葉。
 しっかし、この兄弟、上から江口洋介、福山雅治、酒井法子、いしだ壱成、大路恵美、山本耕史なんだけど、モテない。特にあんちゃんこと江口洋介の早とちり振りには溜飲も下がる。そしてすっぐに恋しちゃう。いいやつ丸出しなんだけど、こと恋愛に関してはずれてる。
 兄弟よりも1人双子を演じた(劇中も演じてる)宇梶さんの1人勝ちって印象だった。いいキャラ。
 反する「HOTMAN」は、反町隆史、小西真奈美(パート2は伊東美咲)、市川由衣、斉藤慶太、斉藤翔太。こっちの家長・反町隆史は家事が得意な部分高得点だ。しかもモテモテ。しかし、にぶい。反町って子供がオプションでつくと男っぷりアップ。
 こちらは娘のアトピーが最大の悩み。それ以外に生死に関わる事は無いが、家が焼けてしまったり、借金のカタに人手に渡ってしまったりと家が重要なポイントを占めている。
 斉藤慶太、斉藤翔太兄弟。方や東大生で方やプー。しかし、出番はプーの方が俄然多い。誰が役割したか知らないけど、双子でこんなに出番の違いがあっていいのか? 慶太翔太は納得してるのか? 2部では改められたけどさ。
 兄弟が再会して一緒に暮らし始めるんだけど、「HOTMAN」はみんな実の父親の元を離れて、「ひとつ屋根の下」は養父母の元を離れて…。これまで育ててもらった恩とかはいいのか? としたら「ひとつ屋根の下」の方がみんないずらくなったあたり自然な流れ。だけど、自分がマラソンランナー現役の頃は家族を顧みなかったんでしょ。あんちゃん。もう社会人だったんだから一番下の弟くらい面倒見てれば良かったのに。後で、マラソンランナー成り立てで無理だったと判明。
 どっちもどっちだが、大家族の長男って結局下の兄弟を養うために犠牲になって働いたりしなくちゃならないのだけれど、こういうドラマがあると励みになることだろう。
 しかし、小西真奈美から伊東美咲に変わってキャラまで変わっちゃったね。志麻さん。
 最後に「ひとつ屋根の下」2部で4男の史也(山本耕史)が淡い恋をする盲目の少女。はさておき、この少女を毎回山本に会うために公園まで連れて来てくれる、デブでブスキャラの友人。デート中は少し離れて本なんか読みながら待ってる。ここまでしてくれる友達ってなかなかいないよ。こいつそうとういい奴なのだ。しかし、悲しいかなデブでブスキャラ。この子を誰も評価しない。
 人間心なんじゃないの? あんちゃん。
 

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