かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

ひとりぼっちのペチュニア

2008-07-31 15:25:07 | 草花・樹木
生まれて初めて買った花の種のひとつ、ペチュニアが今日開花した。
 このペチュニアは、種が本当に小さくて、土の粒より細かいくらいだった。春に、プランターに種をばら蒔きしたのだけれど、いっこうに芽が出なかった。水遣りに失敗したのかも知れない。何しろ細かすぎるので、水やりしたら種がどこかへいってしまったのかも知れない。
そこで、全部蒔いたつもりの袋(種が入っていたもの)をあらためて見てみると、余りの細かさゆえ、種が静電気で袋の縁にいくつかくっついて残っていた。
 今度は、その種をミニポットに蒔き、水は上からかけるのではなく、ミニポットの下の穴から沁み込ませるようにした。

そうしたところ、たった一株だけ芽が出た。
種の袋には、「スーパーカラフル ペチュニア」なんて書いてあったので、楽しみにしていたのだが、たった1株では、カラフルを楽しめそうにない。
 それでも、きれいな色で、しっとりとした気品があるように思える。

雷雨の果て

2008-07-30 14:17:57 | スポーツ
 昨日は、今治で37.7℃まで気温が上昇し、同日の全国一位だったようだ。先日も大洲がその日の全国一位の最高気温を記録していた。大体、埼玉県や岐阜県が一位になることが多いように思うので、愛媛県が全国一位になるのは珍しい気がする。しかも1年に2度も。
この暑さは、太平洋高気圧の勢力が強いことが要因のようで、この状態はしばらく続くとのことである。フーッ!!

 昨夜のサッカー北京五輪壮行試合(男子)はすごかったなあ。
「何が?」って、後半の雷雨です。
 サッカーは野球と違って、雨が降っても雪が降っても試合をするけれど、昨夜は雨が次第に激しくなって、そのうちピッチの芝生に水が浮き始めてきた。
どのくらいひどい降りになったら、試合が中断・中止になるのだろうかと思いながら見ていたら、TV画面でもはっきり分かるくらい雷が光りはじめた。
五輪前の親善試合みたいなものだろうから、悪条件の中そんなに無理して試合を続行しなくてもいいのになあ・・・と思っていると、さすがに、審判は中断を決め、直後に打ち切りとなった。観客や選手、その他の方々に雷が落ちたら大変だ。

試合は、後半アルゼンチンに一瞬の隙をつかれて得点を許したものの、前回五輪優勝のチームを相手に、日本選手は守備意識が強く、粘り強く戦ったと思う。できれば、チャンスで確実に得点して欲しかったが。
とはいえ、北京五輪で好試合が期待できそうだ。 

ゴーヤー初収穫

2008-07-28 13:46:41 | 菜園
 毎日、今日はこの夏一番の暑さだろう、などと思っているのですが、今日こそ本当にこの夏一番の暑さのように思える。そして、菜園の野菜たちも暑さであえいでいるように見える。
そんな中、今日はゴーヤーを今年初収穫し、早速昼食時に奥さんがゴーヤーチャンプルーを作ってくれた。まだ長さ15cmで、少し早かったのだろうけれど、十分にゴーヤーらしさが出ていて美味しかった。



このゴーヤーは昨年苗を買ったものだが、支柱やネットをきちんとしなかったせいだろうか、昨年は、ぼちぼち育ってきたなと思うと、大きく育つ前にオレンジ色になり、中がぶくぶく状態で、ほとんどまともに食べることができなかった。
 そんなことがあったので、今年は苗を買わなかったのだが、オレンジ色ぶくぶくの昨年のゴーヤーが落とした種が、5月に自生して、たくさん芽が出てきた。「こりゃ もったいない、天の恵み」とばかりに、そのうちのいくつかを丁重に移植して、支柱とネットを設置して育てた。
そして、昨年のようにオレンジ色になる前にと思い、まだ少し小さいけれど本日収穫した。

ゴーヤーは、ビタミンCとミネラルが豊富で、夏バテ・食欲増進に効果があるそうだ。そして、炒めてもほとんどそれらの成分が失われないとのことで、豚肉との相性が良い。
 また、メタボには嬉しい、血糖値や血圧を下げる効果もあるらしい。夏野菜のイチローかもしれない。

僕の心細道(21:初めてのネパール編-第三章)

2008-07-27 12:30:50 | 旅行
調査隊のキャンプ地に着いた日から、4泊のテント生活です。この間は、地質を見学しながら移動しますので、毎日違う村でテントを張りました。テント場は、原っぱや村人の好意で稲刈りが終わった田んぼなどでした。



ネパール人のガイド、コック(キッチンボーイ)、ポーターなども一緒に移動しますので、私たちは軽い荷物だけでよいのです。トレッキングと同じようなものでしょうか。そして、夕食が終わると、彼らは踊りながら唄を披露してくれることもありました。そう、あの有名な ♪レッサンフィリリ♪ も楽しそうに唄ってくれました。


≪レッサンフィリリを唄っているネパーリ≫

 テント生活中、どういう食事をしたのかは、ほとんど憶えていませんが、多分米と野菜主体の食事だったと思います。肉が食べたくなりますが、生肉を持って移動するのは難しいです。ところが、さすがです。ネパール人のサポーターたちは、米や野菜などの食料とともに、子ヤギを一頭連れて移動しておりました。これなら腐る心配はありません。

そして、このテント生活中に正月を迎えました。
その元日の朝、なんと雑煮がでてきたのです。ネパールでは、雑煮を食べる習慣はないでしょうから、これは調査隊の皆さんが気を利かせて作ってくれたものです。具のない雑煮でしたが、ネパールに来て正月に雑煮が食べられるなんて思ってもいませんでしたので、感激です。
 


そして、この前日(大晦日)、移動しながら連れていたあの子ヤギが逃亡したとのことでした。「あー これで肉はおあずけかぁ~」ということになりました。
ところが、元日の夕方、いつものように地質見学からキャンプ地へ帰ってみると、解体され、まだかすかに心臓が動いている肉の塊がカゴの中にありました。聞くと、ガイドたちが近くの村人にお願いして、新たなヤギを調達したとのことでした。

 というわけで、元日の夕方からは、久々の肉料理を含め、大夕食パーティーとなりました。そして、調査隊の方がお願いしたのでしょうか、ゾクゾクと村人がキャンプ地に集まって来ました。ほとんどはギャラリーのようですが、そのうちネパール衣装で着飾った若い女性達が、踊りを始めました。ゆっくりと動きながら、我々男性陣の一人一人に何かおねだりするような所作なのです。きっと、伝統的な民俗舞踊なのでしょうが、結局どういう場面・意味を表現しているのかわかりませんでした。
きっと、この村にはまだテレビなどの娯楽的なものがなかったのでしょう。あるいは、とても踊りが好きなのかもしれません。調査隊を含め私たちは、夜が更けた頃、それぞれがテントに入って眠りについたのですが、彼らはその後も踊っておりました。
 そして、驚いたことに翌朝目覚めると、まだ30名ほどが残って踊っておりました。一晩中踊り明かしたようです。私の地区でも、昔は盆踊りの時明け方まで踊っていたという話を聞いたことがありますが、きっとそれと同じようなテンションなのでしょう。
 
   ≪つづく≫

1ヶ月分300円余りです。

2008-07-26 13:03:42 | 田舎の生活
 し尿汲み取りのお願いをしていたのだが、なかなか来てくれなかった。溢れる前に来てくれないと困ると思っていたら、依頼をしてからちょうど4週間目の昨日、汲み取りに来てくれ、ホッとした。
このところの連日の暑さの中、業者さんは汗だくで太いホースを担いでやってきた。

今年度から、し尿汲み取り料金が「18リットル当り120円」になるということが、春に広報かなにかに出ていたので、今回からは、汲み取った容量の明細があるのだろうと思っていたのだが、作業が終わってから「おいくらですか?」と聞くと、意に反して、単に「5千円です」と言ったきりで、今まで同様、明細書も領収書もなかった。
 なんだか、アバウトだなあ・・・どんぶり勘定なのかなあ?などと思ってしまった。
前回、前々回とも3千円だったので、少し値上がりしたのかもしれない。しかし、考えてみると、前回は約9ヶ月ぶり、今回は約14ヶ月ぶりだったので、それだけたくさん溜まっていたことは間違いない。溜まった期間の比率でいうと、今回の料金は妥当なところではある。ちなみに計算してみると、1ヶ月分330~360円となる。
そして、単位当りの料金が、先に示したようだとしたら、
5000÷120×18で750リットル、という計算になる。
 空っぽになった“し尿タンク”を眺めながら、「うーん そんなもんかな」と思った。でも、正確にいくら(容量)汲み取ったのか知りたかったなあ。
あれの比重は分からないのだけれど、大体1トン弱といったところだろうか?
暑い中、ありがとうございました。

目玉焼き復活

2008-07-25 12:22:15 | 田舎の生活
 そんなわけで、昨日午後、健康診査結果の説明・指導を受けに行きました。メタボ容疑者には、専用受付がありそこの保健師さんが話をしてくれました。
私の腹囲は85cmジャストで、前もって聞いていたとおり、中性脂肪と血圧が基準値を上回っているとのことだった。それでも、BMIは23.1で正常範囲であった。この“BMI”というのは、“体格指数”のことだそうで、BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で肥満度を判定するようだ。25.0以上が肥満のようです、お気をつけ下さい。

保健師さん、栄養士(師?)さんに聞いてみると、中性脂肪とコレステロールは関係ないようで、卵を食べたことが中性脂肪の増加の原因ではないとのことであった。昨日は早まったことを書いてしまい「ごめんなさい」。
コレステロールは、基準値の範囲であったが低めで、特に悪玉コレステロールが基準値を下回っていた。これって、良いことなのだろうか?

結論は、運動不足、飲酒が中性脂肪を高めた主な原因だろうとのことだった。それでも他に原因はないのだろうかと、しつこく、「今回の血液検査は、食後余り時間をおかずに診査したことは影響ないのですか?」と質問したところ、それは影響あるでしょうとのことだった。 
運動不足・飲酒は昨年までと、この1年間とはほとんど変化がないと思っているので、きっと食事時間と診査時間の関係が大いにあるだろうと思い込んでいる私です。

最後に血圧を測ってくれたのだが、今回は予想通り正常範囲であった。
栄養士さんには、飲酒を減らせないか、休肝日を設けないか、と再三迫られたのだが、自分で出来そうにない事は約束できないので、ここのところは抵抗した。それでも、飲酒は週に1回くらい少なめにすることにし、散歩は毎日やりますということで、「腹囲をこの1年間で3cm小さくします」と宣言して帰ってきた。
そこで、昨日から早足散歩を始めたところです。

そして、今日の朝食は、疑いの晴れた目玉焼きが1日で復活しました。

目玉焼きが消えた

2008-07-24 11:20:34 | 田舎の生活
昨日、保健センターから電話があった。なんでも、先日行った健康診査の結果、私はメタボリックシンドローム該当者だという。そこで、「明日地区の集会所で診査結果の説明と改善に向けた指導を行うので、出席できますか?」ということだった。突然、名指しで電話がかかってきたこともあり、少々びっくりして、なんだか身体の調子が悪くなったような錯覚を覚えた。 
話によると、腹囲85cm以上の人で、「高脂血(中性脂肪や善玉コレステロールが多い)」「高血圧」「高血糖」といった危険因子を一人で2つ以上持っている状態だとのことである。そして、私の診査結果は、「高脂血」「高血圧」だという。

確かに、先日の診査では、腹囲測定後係りの人が「ギリギリだ」と言っていたし、血圧がいつもより高かった。これまではいつも、最大血圧が120前後、最小血圧が80前後と極めて正常続きだったので、「おやっ おかしいな?」と思っていたところだ。それでもあの時は、測定前に少し急ぎ足で動いたりしたことが影響したのだろう、などと思っていた。(ちなみに、昨日我が家の血圧計で計ったところ、120~75程度だった。)
ところが、今回の診査ではそれだけでなく、中性脂肪が基準値を大きく上回っているとのことだった。 「なにい~」である。

昨年の診査では、中性脂肪は基準値上限をかなり下回っており、「総コレステロール」も基準値を下回っていたため、保健指導員の方から、「低コレステロールです。毎日卵を1~2個食べて下さい」と言われた。そのため、その後朝食はほとんど毎日のように目玉焼きを食べていたというのに、なんてことだ。なんだか、“食え、食え詐欺”のようだ。ほとんど食生活・運動量は変わっていないのに、1年間でそんなに中性脂肪が増えるものだろうか? 中性脂肪と総コレステロールの関係はどうなっているのだろうか? 中性脂肪が増えるとコレステロールが減少するのだろうか?
そんなわけで、今日の朝食は目玉焼きがなかった。食卓から目玉焼きが消えた!
なにはともあれ、メタボ容疑者、今日午後1時半から行われる診査結果説明会に行ってきまーす。

カボキュウリその後

2008-07-23 14:30:39 | 菜園
 先日7月14日に紹介しましたカボキュウリ?ですが、その後、雌花が2、3咲いて、そのうちの一個が受粉に成功したようで、実が大きくなりつつあります。既に径6cmに生育しています。
キュウリの苗に咲いたカボチャの花(変な表現ですが)、さてどんな実が生るだろうか、と楽しみにしていましたが、花がカボチャだったので、やはり実もカボチャのようです。



 でもちょっと変わっています。少しひょうたんに似たような形をしています。最初はキュウリのように細長く育とうとしたのでしょうか? そして、途中でカボチャの形を思い出して(カボチャ遺伝子が勝ってきて)、丸くなり始めたのでしょうか?
それとも逆に、茎に近い細めの部分がこれから長く伸びていくのでしょうか?

予断を許しませんが、現在のところは“カボキュウリ”というより“キュウカボチャ”のようです。今後の生長を見ながら、また報告したいと思います。

猛暑海の日

2008-07-21 15:14:45 | 田舎の生活
 今日は、海の日とのことだ。7月21日がそうなのかと思ったら、当初は7月20日だったのが、祝日法の改正により、2003年から7月第3月曜日となったようである。
「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」ことを趣旨としているとのことである。だからであろうか、「今日は漁協の職員は休業します」だか、「漁協組合員は休漁します」だかと、有線放送で流れていた。
そうであるなら、私も日頃の海の幸に感謝して、今日はおとなしくしていることにしよう、なんて。

 それにしても、毎日カンカン太陽が照りつけて、風が弱くとても暑いです。庭に水撒きをしても、あっという間に蒸発してしまいます。・・・(と思っていると、先ほどから風が出てきました。)
高校野球は、県予選の真最中ですが、こんな暑い中、よくも倒れる選手が出ないものだなあと、感心しております。
まあ、我々より若いし、なんと言っても日頃の鍛え方が違いますね。
 今テレビで、私の母校が試合をやっておりますが、ボコボコに負けそうです。まあ、ベスト8まで進んだのだから、まあまあ(上出来)かもしれません。

僕の心細道(20:初めてのネパール編-第二章)

2008-07-20 13:02:39 | 旅行
≪いざ出発≫
 予定より1日遅れで、バンコクからネパールへ飛ぶことが出来ました。そして、ネパールが近づき、飛行機の窓からヒマラヤの山々が見えてきた時には、圧倒され、そして胸が高鳴るような感動をおぼえました。そして、一緒に旅行するグループのみんなが歓声を上げたのでした。
 ヒマラヤはすごいです。本当に地球の屋根です。

≪機内から見たヒマラヤ山脈.右の雪煙をたなびかせているのが多分エベレスト≫

こうして、1日遅れではありましたが、無事にカトマンドゥに降り立つことができました。この頃のカトマンドゥのトリブバン空港は、国際空港なのにとても貧弱に思えるものでした。そして、空港建物の外に出ると、大勢の人だかりです。旅行客がそんなに珍しいのでしょうか?
 いやそればかりではないようです。手当たり次第に旅行者に声をかけ、荷物を運ぼうとするのです。小遣い稼ぎのためでしょう。こんな光景に出会うのはもちろん初めてでしたので、少々戸惑いました。そんな、人だかりの中、迎えの車に乗り込みホテルへ向かいました。泊まったのは、ナラヤニ・ホテルでした。このホテルは、カトマンドゥに隣接するパタンという古都にあるホテルです。
ホテルにチェックインし、休憩、食事を済ませてから、みんなで思い思いにパタンの町並みを散歩兼観光に出かけました。
古い寺院や王宮などの建物が無造作に残っている感じの町で、なんだかホッとするような懐かしさも感じました。子供達の身だしなみなどは、自分の子どもの頃そのものなのです。 



翌朝、日本の調査隊のメンバーの方が一人、我々を迎えにホテルに来られて、我々をチャーターバスに乗せてカトマンドゥからに西の方へ向かいました。カトマンドゥは盆地とはいえ、標高1,300~1,400mという高地に位置しており、盆地から西に向かうとずっと道路は下りです。
 移動時間が長いので、途中休憩を兼ねて“チャー”(ミルクティー.インドではチャーイ)を飲みながら遠くに見えるヒマラヤを展望したり、食堂で昼食を摂ったりのバス旅行でした。





そんな雄大なヒマラヤに見守られているような気がして、さらに見るもの、食べるもの全てが珍しく、少しも退屈しませんでした。

そして、太陽が随分傾いた頃バスを降り、しばらく歩いて調査隊のキャンプ地に到着しました。着いた場所は、ポカラの南50kmほどに位置している田舎です(ちゃんとした地名は忘れました)。

≪第1日目のキャンプ地≫

夕食時には、調査隊の皆さんも含めて自己紹介をしながら、にぎやかに、少し日本風アレンジの入ったネパール料理を頂きました。調査隊のメンバーには、以前からの顔見知りの方々も数人おられて、懐かしく談笑したあと、案内されたテントで寝袋に包まって眠りにつきました。

   ≪つづく≫