かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

コミヤマに水神さま

2011-09-30 14:37:06 | 風景
集落から西の方に行ったところに、地区の皆さんや他の地区の方がよく水を汲みに行く湧水箇所がある。
“コミヤマ”という。
地名の由来はわからない。



この場所は沢地形になっている場所なので、もともと湧水があったようだが、
地すべり対策事業の一環として、ここから地中に向かってトンネルを掘り、
50mほど奥でトンネルが左右に分かれて、その先でさらに延長160mのトンネルが掘られているようだ。
平面的にいえば、トンネルは「T」の字のようになっているようである。
要するに地下水位が上昇しないようにするための排水トンネルである。

この湧水地点から上の方の山には畑がないので、
地下水が農薬で汚染されることがなく、地区の方々の飲料水として重宝されている。
水量は決して多くはないが、きれいに澄んでいる。 


ところが、時々不心得者がいるようで、1~2年前にこんな看板が設置された。


そして、数日前 ここを訪れてみると、


おやっ!
上に お地蔵さんが建っている。

数か月前だったか、地区のTさんが「皆さんが利用しているから、水神様を建てたい」と言っていた。
それが最近出来上がったようである。



ご芳志 に感謝!


 ご訪問ありがとうございます。

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天高く 青が広がる

2011-09-28 14:01:56 | 風景
昨日、今日と半島の上空には青空が広がっている。
家から出て 半島の東側方向を望むと



海もひたすら穏やかである。 

そして 西の方へ行ってさらに西方を望むと



水平線にかさなり うっすらと九州の山影が見える。 


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お墓調査 その12:墓石さまざま

2011-09-26 13:51:41 | 田舎の歴史
角柱型を中心にそれのバリエーションを見てきたが、もちろん和型にはそれ以外の墓石もある。
坐像そのもののタイプや




お墓以外でもあちこちで見かける舟形光背にレリーフ状の像を彫った、
いわゆるお地蔵さんタイプもある。




この場合、「○○童子」とか「○○童女」と刻まれている場合がほとんどなので、
幼くして亡くなった子供を供養しているようだ。

そして、お地蔵さん(石仏像)と額入りの牌型を合体したようなタイプもある(枠付き浮き彫り型)。





このほか、変わった形状の仏石がこれ。 


これは「無縫塔」(卵塔とも)というそうで、僧侶の墓石として使われることが多いそうだ。
確かに戒名の最後に「庵主」とある。
地区の共同墓地にはこのタイプが2基あった。

そして、唯一存在したクリスチャンの墓石(に間違いなかろう)。


とはいえ、この家の墓地ではそのほかの墓石はすべて仏教系である。
同じ敷地に同居しているのが不思議な感じがした。

そして、自然石をそのまま使ったものがある。


銘文など何も見当たらないが、他の墓石同様にきちんと並べられているので、これも供養のためのものであろう。

そして、



立派な“青石”を使い、彫られた文字も堂々としている。
みごと! 


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たこやき

2011-09-24 13:51:25 | 食材・食事
毎週土曜日の午後4時頃聞こえてくる音楽がある。
 まいど まいど またまいど 良い子の町にやって来た
  美味しいたこ焼きいかがです たこ焼きかめやでございます
  ・・・・・・・
たこ焼き屋さんが車でやって来る。
先日町へ車で出かけて、ちょうど帰ってきた時、
偶然そこへたこ焼き屋さんがやって来た。



以前から、一度は食べてみたいと思っていたので、ひとつ買ってみた。
8個入り300円。



 削り節がたっぷりかかっている。
たこ焼きを食べるのは 何年ぶりだろうか。
「どれ どれ」
「アツ アツ・・・」
表面がカリッとしたのが好きなのだが、
意に反してころもの部分がモチモチしている。
「ん?」
と思ったのだが、それはそれで 旨かった。

この記事の関連は  こちら 「たこ焼きさんや」(2008年2月18日)

秋晴れのお彼岸

2011-09-23 15:35:05 | 田舎の生活
台風一過の秋分の日 
気持ちのよい秋晴れ
身体を包む空気がなんとも爽やかで清々しい。

遅ればせながら墓参りに行った。



ご先祖様たちも、台風で濡れた後のさわやかな秋晴れのもと、
気持ちが良いことと思う。




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今年の運動会

2011-09-21 11:57:16 | 田舎の生活
この半島は大した被害がなかったようでホッとしているのだが、
台風15号は、秋雨前線とタッグを組んで、各地で大きな被害をもたらしているようだ。
東海・関東地方、さらには東北地方はまだまだ油断ならない状況だ。

そんな台風15号が接近中&天候が不安定な18日、二名津小学校の運動会に参列した。
全校児童23名

子供たちの入場行進


選手宣誓もある。 


今年のスローガンは『元気で パワー全開 もえろ 二小魂』 とのこと。
児童数が少ないので、保護者の出場回数も多い。




定番 玉入れも保護者も参加。
個人的には、玉入れより“鈴わり”の方が好きなのだが・・・。



私も『職域リレー』に参加した。
100メートルを全力で走るのは何十年ぶりだろうか・・・。
きっと中学校卒業以来のように思う。
直線はまだいいのだが、カーブで脚がもつれてこけそうになった。
が、なんとか持ちこたえた。

残念ながら、我がチームは予選敗退だった。

台風の接近で雨が心配されたのだが、なんとか午前中は降らずにもった。
しかし、午後の競技が始まる直前から少しずつ雨が落ちてきた。

校長、教頭も参加され、会場が笑いで涌いた『着付け競争』。 

なんだか怪しげな雰囲気の着付けもある。


ふるさと応援隊「オリコ娘」


答えはこうだった。 


 これは何の説明も必要ないだろう。

この後、さらに雨が激しくなり、一時はグラウンドの土が浮いてくるほどになった。
それでも、子供たちは一生懸命、父兄も頑張る。


参加者は決して多いとはいえないものの、
学校と地域が一体となっていることを感じた。

そのうち雨が上がり、陽が射してきた。
子供たち、地域の方々の熱意が天に届いたかのようだった。


職域リレーの決勝は、最後デッドヒート。


準備や後片付けにも保護者や地域の方々が協力している。
みなさん、お疲れ様でした。

敬老会H23

2011-09-20 14:16:44 | 田舎の生活
昨日は全国的に“敬老の日”。
当地区でも恒例の敬老会が行われた。
最初に来賓の方々の祝辞など、式典が行われた。


天気がよくなかったせいか、例年に比べいまいち参加者が少ないようだった。


当地区の65歳以上の高齢化率は47%とのことだ。

式典に続き、演芸?が始まった。
先ずは、小学生の踊り。


これまでは、当地区の小学生だけが参加してくれていたのだが、今年は当地区の小学生が4名しかいないので、他地区の小学生も加わっての演技となった。
前日の運動会の疲れか、気後れしているのか、少し元気がなかったように思えた。

次は婦人会の方々の踊り。


『てんとう虫のサンバ』は、衣装の工夫もあり、素敵な笑顔で微笑ましかった。

最後は郷友会の踊り。



郷友会男性陣の踊りは、毎年爆笑の渦となるのだが、
今年も期待にたがわず、『東京ブギウギ』(だったかな)の曲にのり、
無国籍・無性別風のどぎつい衣装・化粧で、会場を盛り上げてくれた。



お疲れ様でした。
会が終わる頃には次第に雨が強くなってきたが、
参加された方々は、存分に楽しんだのではなかろうか。


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亀ヶ池温泉へ行った

2011-09-17 13:47:09 | お出かけ
ここ佐田岬半島に、元々は湾だったのだろうが、土砂で堰き止められて外海と隔離してできた(と考えられる)“潟湖(せきこ)”がある。
その名は“亀ヶ池”。


この池には、大カニ伝説があるらしい。
そんな亀ヶ池のほとりに温泉がある(上記写真の右下の建物)。
といっても、地表に湧き出しているのではなく、地下1,500mから汲み上げている。
平成19年8月にリニューアルオープンしたとのことだが、残念ながらまだ一度も行ったことがなかった。

小雨模様の昨日、初めてその温泉に行くことができた。



なかなか立派な建物である。



中へ入ると、玄関の右側には特産品を販売している店がある。


そして、受付へ。


受付を済ませて、浴場へと向かう。



建物内は掃除が行き届いており、きれいで気持ちが良い。



そして、浴場もきれいで広々としている。


泉質は弱アルカリ性だとか。
サウナもあり、露天風呂もある。




   【まるで盗撮だ】

 気持ちが良い。
普段の私は風呂の時間が短いのだが、いろいろ試していたら、ついつい長くいてしまった。

温泉に入ったら、ビールが飲みたくなるのだが、車で来ているのでそうはいかない。
ビールなしの食事となったのだが、ノンアルコール・ビールがあるとのことなので、注文した。



たぶん、ノンアルコール・ビールを飲むのは初めてだろう。
最初は、ビールと同じような味だと感じたが、途中から飽きた。
やっぱり、アルコール入りのビールがいい。

予約すれば、別館で宴会もできるようで、無料送迎バスが利用できるようだ。
温泉に入って、宴会かあ・・・
いいなあ。いつかやってみたいものだ。



外には無料の足湯もある。


満足 まんぞく また来てみたい。

お月様ばっぽ

2011-09-13 15:54:01 | 田舎の生活
昨日は旧暦の8月15日。
中秋の名月  



とはいえ、旧暦の15日が必ずしも満月にならないのだが、
昨夜は6年ぶりに満月だ と言っていた。

当地区では、お餅のことを“ばっぽ”と呼ぶ(今ではあまり使わないだろうが)。
その他の地域でも同じ呼び方をするところがあるようだ(特に愛媛南予だろうか?)。
さらに当地区では、満月のことも“ばっぽ”と呼んでいた。
きっと、コメが貴重だった時代の真っ白な・まぁるい餅のありがたさから、連想された呼称ではなかろうか。



月は大気圏との関係で、高度が低いと黄色く見えるが(白い光が乱反射する)、高度が増すと白くみえてくるのだそうだ。
時々雲に隠れたけれど、昨日はそんな まぁるい“ばっぽ” が観月できた。


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今頃トマトが豊作

2011-09-12 11:31:25 | 食材・食事
梅雨時の多雨のせいか、実に白い斑点がたくさんできて、おいしくなかったミニトマト。
そして、夏まっさかりになってもあまり収穫できずにいた。
ほったらかしているので、枝振りも無茶苦茶になってきたのだが・・・。
それがこの時期になって、わんさか熟してきた。
赤くなったものから1日おきに収穫しているが、ざるにいっぱいとれる。



食べきれないので、奥さんがせっせとドライトマトを作ってくれる。
ドライトマトもなかなか旨いもんです。