「最大のライバルはジャマイカです」と言うNHKアナウンサーの言葉が、面映く感じられた陸上男子400メートルリレー決勝。
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ボルト選手をはじめ全員が100m9秒台の記録を持つジャマイカ選手に失礼だろう、おこがましいだろうと思いながら、それでも期待を込めて昨夜の決勝をTV観戦した。予選で、アメリカ、イギリス、ナイジェリアといった強豪がバトンパスをミスして予選落ちしたと聞いていた。昨夜も、先に行われた女子の400メートルリレー決勝でも、ジャマイカ、イギリスがバトンパスを失敗した。リレーは何が起こるかわからない。
緊張して見ている中、いよいよスタートが切られた。
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第1走者の塚原選手が、脚の痛みを抱えながらもいいスタートを切る。そして、末続選手も好位置をキープして、高平選手にバトンパス。日本チームのバトンパスは確実である。そして、最終の朝原選手にバトンパスされるあたりでは2位に上がってきたようにも見えた。しかし、最後の直線に入った次の瞬間、TVはダントツ先頭のジャマイカ選手を映し出し、後続チームが画面から消える。その瞬間、日本チームが何番目になっているのだろうか、と不安が走る。
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しかし、朝原選手がしっかり3位に入っていた。
おめでとう!
38秒15、と昨年の世界選手権で出した日本記録には少し及ばなかったけれど、素晴らしいレースでした。
感動しました。
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レース後の4人のインタビューも良かった。特に、世界戦に数多く出ている末続、朝原選手はさすがのコメントです。朝原選手は、昨年の大会を最後に引退するようなことも言っていたけれど、本当に良かったですね。
五輪トラック競技での日本男子のメダル獲得は、史上初とのこと。そういえば、前回の室伏選手、遠い昔、日本が三段跳びをお家芸としていた頃の織田選手、南部選手、田島選手、そして、伝説を残した棒高跳びの西田選手、大江選手、さらに近年のマラソンなどのメダリストが思い浮かぶけれど、トラック選手はいない。男女合わせてもトラック競技では、80年前の人見絹枝選手以来のメダルだそうだ。子供の頃読んだ『オリンピック物語』に出てきたブルーマー姿(だったと思う)の写真が懐かしい。
歴史動かした!男子400リレーで銅/陸上(日刊スポーツ) - goo ニュース
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次は、野球です。
日本は1回に、ヒットと韓国のエラーで先取点、3回に2死からタイムリーで追加点。そして、3回まで先発杉内投手が好投する。しかし、4回杉内が乱れ始め、韓国に1点取られたところで投手交代となった。なんだか、少し交代が早いような気がしたが、星野監督は早目早目の投手交代を目論んでいる様子。
そして、2-1で迎えた6回表、先頭の青木選手が三遊間ヒットで出塁する。何か仕掛けてくるだろうとの思いもむなしく、ベンチは全く
策をみせず、新井、稲葉、中島が凡退する。いやーな感じがした。投手交代を早めるのなら、なぜここで、がむしゃらに追加点を取りにいき、後続の投手を楽にさせようとしなかったのだろうか?
疑問!
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こうして追加点が取れないまま、7回裏2-2の同点に追いつかれる。韓国は、前回の日本戦で同点本塁打のイ・デホ選手が塁に出たところで、代走を送った。つまり勝負に出たわけである(9回にもう一度打席が回る可能性高いのに)。
解説の野村氏が何度も「しびれる」と言う。そんな緊張感ある、重苦しい雰囲気(日本にとって)が続く中での運命の8回裏。
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1死1塁、打者は今大会絶不調のイ・スンヨプ選手。無事に終わればよいがと願っていたが、変な胸騒ぎもした。彼は、岩瀬の球にもタイミングが合っていないように見えた。しかし、さすがに韓国の主砲です。彼らしい打球が上がり、そのままライトスタンドに消えてしまった。先に2点勝ち越されてしまった。
岩瀬投手は、彼本来の伸び伸びした投球が見られず、またも打ち込まれてしまった。これも、前回の韓国戦、そしてアメリカ戦の悪夢を引きずっていたのでしょう。
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岩瀬無念! きっと頭の中は真っ白なのでしょう。そんな彼をTVカメラは容赦なく何度も画面にアップする。表情はとても痛々しかった。
ちょっと異様な雰囲気になりかけた中、続いて登板した涌井投手も火だるまなってしまった。
センターへの大飛球を青木選手がファインプレーで捕球したまではよかった。集中力は途切れていないなと思わせてくれた。しかし、続いてまたも左中間への大飛球、G.G.佐藤選手が追いついた、と思った次の瞬間、まさかまさかの落球。ぼーぜん!
「どうも彼の守備は不安だなー」と思って見ていたが、大事なところでボロが出てしまった。事実、韓国の最初の1点は、彼が捕球をもたついた間にランナーを2塁に進ませたことにある。
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私は、この試合の投手交代は少なくとも1イニングずつ早いと思った。そのため駒が足りなくなったように思える。だから、7回に藤川を出した時点で、「あれ? では8回は誰が投げるのだろう? まさか不調の岩瀬かな?」と思った。もうこの時点で日本の勝ちはなかったように思える。とはいえ、投手陣を責められないだろう。1次リーグ7試合の防御率が
1.7ですから。とにかく、最後まで打撃不振が響きましたね。20歳の左腕をまたも打ち崩せなかったですね。
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短期決戦では、指揮官は各選手の好不調を見極めての起用が大切だと思う。しかし、星野監督は違っていたのか、失敗した選手をゲームで立ち直らせようとの優しい思いがあったのだろう。
前回アテネ五輪では、ずーっとテレビで解説していた星野監督は、歯がゆかっただろう。そして、「金メダルしかいらない」と言っていた星野監督。 実際に自分が指揮を取っての五輪、勝つことがどれほどしんどく、難しいものかを痛感したのではないだろうか。
それにしても、韓国は強かった。
韓国の底力が優った。
私の読みは甘かった。ゴメンナサイ。
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韓国の監督に、「日本は韓国と対戦する時はプレッシャーを感じているのではないか」と言われるようでは情けない。
そして結局、1次リーグの成績通りの決勝戦、3位決定戦となりました。
ここまで、日本にとって盛り上がる試合が全くなかったような気がするなあ~、と思っているのは私だけでしょうか。
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