かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

僕の心細道(19:初めてのネパール編-第一章)

2008-07-13 14:28:11 | 旅行
2度目の海外旅行はネパールでした。この旅行のメインは、ネパールで調査を進めている日本の大学の方々が、サポートしてくださり、調査の成果などを現地で案内してくださるというものでした。
年末年始の休みを利用して、私も参加させていただきました。
年末の仕事の忙しさから、出発の前日も夜遅くまで残業して、その後酒を飲んだので、寝ていては出発の時間に遅れると思い、徹夜を決め込んだのです。ところが、午前4時頃不覚にも寝入ってしまったのです。気がつくと既に6時半。成田空港に午前8時半集合の予定なので、完全に遅刻です。

あたふたと準備を済ませ、家を出たのですが、京成上野駅8時発のスカイライナーに乗るのがやっとでした。車内から旅行会社に電話するのですが、誰も出ません。不安とあせりで、成田へ向かいました。空港の決められた集合場所へ行くと、一緒に旅行するメンバーの一人と旅行会社の方が待っていてくれました。時既に9時20分でした。1時間近くの遅刻です。お二人に謝罪して、急いで出国手続きをすませました。中では他の参加メンバーの方たちがのんびり待っておりました。

 飛行機は予定通り午前10時40分に離陸しました。ここからは、旅行会社のスタッフが同行しないため、参加メンバーのみんなで力を合わせて事に当たらなければなりません。
この旅行は、往復とも途中トランジットのため、バンコクに1泊するというもので、バンコクの国際空港近くのエアポートホテルに宿泊しました。

初めて目にするバンコクの町は、バイクがたくさん走っていて、道路には横断歩道はなく、道路を横切るのも命がけの感じでした。そんな喧騒を見ていると、この国は活気があるように感じました。

  ≪バンコクの空港近くの町の様子≫

夕食は、ホテル内のレストランでこの旅行のメンバー全員で頂きました。ところが、翌日の朝食の予約が入っていないというのです。旅行会社の手違いでしょうか?確信的なことでしょうか?
 ということで、翌日の朝食はホテルで摂りましたが、とりあえず各人で料金を支払い、この件に関しては、後日旅行会社に交渉するということにしました。
そして、朝食後しばらく休憩してから、ネパールへ向かうべく、空港へ行ったのですが、予定時間になっても搭乗案内がありません。情報が錯綜している感じでしたが、結局この日はカトマンドゥ行きの飛行機がキャンセルとなってしまいました。なんでも、ネパール国王の誕生日のため空港が閉鎖されている、と言っていたような気がします。しかし、そんなことは事前にわかっているのだから、旅行会社が移動日程に組み込むはずはないと思ったのですが、本当の詳しい理由はわからずじまいでした。
 そんなわけで、いきなり出鼻をくじかれてしまい、憧れのヒマラヤは1日お預けとなりました。そして、バンコクでもう1泊することになりました。当然、この日のホテル代は航空会社持ちということでした。案内されたホテルは、あまり上等ではなく中クラスといった感じでした。

そのホテルでは、夜この旅行の同行者が1部屋に集まり、みんなで酒を飲みながらワイワイしていたのですが、そんな中一人が、この日の飛行キャンセルに触れ、「トラブルを乗越えてトラベルが成る」なんて名言?を発しておりました。
 ネパールに詳しいある人が、ネパールを旅行する時の心得を言っていたことがあります。ネパールでは、「あせらず、あきらめず、あてにせず」が大事だと。
この旅行でも、この3つの「」を、身を持って体験することとなりました。

≪つづく≫