かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

僕の心細道(160:ネパールⅢ編-第十六章)

2013-01-31 11:01:06 | 旅行
-10日目のつづき-
本日の昼食は、ホテルでガーデンパーティがあるということなので、
時間に追われながら、バクタプール散策をわずか1時間余りで切り上げ、
11時半過ぎに、来た道を戻りトロリーバス・ターミナルへ行く。
しかし、バスの時間がわからないし、あてにしたタクシーはおらずで、
再びライオンゲート方面へ引き返してタクシーを拾うことにする。


周辺には田園風景が広がる。

そして、この古都は職人(家具,陶器など)の町でもある。
だからいいのかもしれない。








     ≪つづく≫


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僕の心細道(159:ネパールⅢ編-第十五章)

2013-01-25 11:15:07 | 旅行
-10日目(1993年1月4日)-
6時過ぎ目が覚めたが、ベッドから出たのは7時頃。
のんびりと朝仕度をすませ8時前にロビーへ。
本日はカトマンドゥ滞在のフリータイム。

朝食の後、バクタプールへ行こうと外へ出ようとしたが、バスにしようか、タクシーにしようか?迷う。
ホテルのロビーにいたタクシー・ドライバーと話したら、360ルピーとのこと。
うーん、なら乗ってもいいかと思ったのだが、全くしつこく攻めてこないのでちと様子をうかがいながら外へ出た。
が、一向に反応なし。
よって、トロリーバスに乗ることにし、トコトコと霧の町をカトマンドゥ方面へ歩き出す。
歩いて12~13分でトロリーバス通りへ出る。
バス停とおぼしき所で待っていたがなかなか来ない。
1台来たと思ったら50mほど先で停車したためこれを乗り過ごしてしまった。
またまた待つこと10分以上。やっと次のバスが来た。

乗り込んだのはいいが、相当な混みよう。
どんどん郊外へと向かう。
ある程度空いてきたところでガイドが切符きりにくる。
2ルピー(当時のレートで約6円)。 安い!

10時に終点バクタプールに到着。所要時間約40分。
かすかな記憶をたどって北への道を進む。
途中、地元の老人にダルバール広場を尋ねたら、
“Follow me”と言う。
少し話をしながら歩いて行くと、見覚えのある光景が目に入った。
ニャタポラ寺院である。
ここで、老人に礼を述べて別れる。


ニャタポラとは「五重の屋根」という意味らしい。
石段の両側に1対ずつ置かれた石像は守護神で、下から順に伝説の戦士・象・獅子・グリフィン・女神なのだと。
4年前の印象が良かったので、もう一度来たかった町だ。

バクタプールはとても雰囲気のある古都で、寺院の建物、彫刻などが素晴らしい。
カトマンドゥ、パタンと並んでネパールの3大古都とされており、1979年世界遺産に登録されている。
今は、バクタプールもパタンも入場料(外国人のみ)を取られるようだが(他の観光施設も同様)、1993年当時はそんなシステム等なかった。
こんな素晴らしい歴史遺産が傷み放題になっているのを見て心痛んだが、
入場料は建築物の修復工事にあてられているそうだ。


【ニャタポラ寺院の前にあるバイラヴ寺院】

旧王宮のあるダルバール広場へ進む。

【旧王宮で今は美術館】


祈りを捧げるマッラ王


【旧王宮の右の方にある ヴァツァラ・ダルガ寺院とタレジュの鐘(左)】


【中央向こうはシッディ・ラクシュミ寺院】


【狛犬とシッディ・ラクシュミ寺院】


【チャサリン・マンダップ。背後は旧王宮55窓の宮殿】


【パシュパティナート寺院】

次に少し離れたタチュパル広場へ向かう。
ここは14世紀に造られたバクタプールで最も古い広場らしい。


【ビムセン寺院】
ビムセンは職人や商人にとっての守護神。


【ダッタトラヤ寺院】
寺の入口には一対の伝説の戦士像があり、左にみえる柱の上におわすはガルーダの像。


【プジャリ・マート】
現在は木彫博物館になっているが、かつてはヒンドゥー教の僧院として使われていたそうだ。
窓の装飾が美しい。
有名な“孔雀の窓”があるようだが、勉強不足で 見逃した!
     ≪つづく≫


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お江戸へ上る〈高円寺で朝までの巻〉

2013-01-23 11:26:41 | 旅行
上京した日、用事が終わって、懐かしの高円寺へ向かった。
時刻は午後9時半。


中央線沿いの道・・居酒屋が並ぶ。


目当ての店に来た。
7年ぶりの入店。
懐かしい大将とおかみさんに会えた。
相変わらずの繁盛ぶりだった。


このおでん屋は、12月上旬の知人情報では、年末までに店をたたむと聞いていたのだが・・・
まだやっているようだ。  ガセだったのか?
ならばご挨拶を と、2軒目。
こちらは閑古鳥・・?・・・ではなかった。


行きたいのはやまやまだったが、さすがに翌朝のことを考えれば、
ここまではきつかろうと思っていたのだが、
3軒目 来てしまった。


話ははずみ・・


とうとう朝4時まで呑んでしまった。


懐かしい通り・・朝通勤時間帯の高円寺北口


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故あって下記サイトでも同時UP中。
「かんじゃまのつぶやき partⅡ」

子供の頃のヒーローがまた一人・・

2013-01-20 10:46:37 | 
「巨人、大鵬、卵焼き」生みの親・堺屋太一氏も絶句…大横綱・大鵬死去(スポーツ報知) - goo ニュース

子供の頃、大鵬が大好きだった。
本場所で大鵬が敗れると、その日の夜は食欲がなかった。
と、当時父が担任の先生に話したことがあった。
担任の先生は柏戸ファンだった。
放課後、その先生と一緒に小学校の近くにあった同級生の家に何度か相撲(TV)を見に行ったことが思い出される。
その頃は、大鵬は柏戸になかなか勝てなかった。
勝ち誇ったような先生の どや顔が・・ 悔しかった。
しかし、柏戸と同時に横綱に昇進してからは、逆転して大鵬が優位に立った。

優勝32回  昭和のヒーロー
72歳かぁ~   まだ早いなぁ・・・
夢をありがとうございました。
ご冥福をお祈りします!


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僕の心細道(158:ネパールⅢ編-第十四章)

2013-01-18 14:27:35 | 旅行
-9日目(1993年1月3日)-
6時半起床。
前夜ここチトワン公園に到着したのは暗くなっていたのでわからなかったが、ロッジは川沿いにあった。
7時過ぎにティーを飲んでから、象4頭に分乗して周辺を散策する。

1頭に調教師(?)を含めて4~5人が乗っかっての散策であり、なんだか虐待しているかのような絵である。

サイ、シカ、サル、キジなどの動物、鳥を見ながらジャングルを散策する。



見渡す限り平坦地なので、しばらくすると方角がわからなくなる。
どんより霧に覆われていて見通しはよくない。
それにちと肌寒く、風邪ぎみの背中が少々つらい。

9時過ぎに元の乗り場に帰ってきて朝食となる。
オートミール、パン、茶・・
なぜだか、みんなあまりしゃべらない。
私は、ルクラに取り残されたザックが気になる。

一休みして、10時前今度はカヌー(といっても木製の原始的なもの)2艘に分かれて川下りとなった。




川の流れはゆっくりだ。
そうだろう、ここでおそらく標高200m程度だろうから、ここからはるかインドを通ってインド洋に注ぐのだから。

水辺にはいろんな鳥が遊んでいる(いや餌を探しているんだろう)。

バードウォッチャーにはたまらん光景かもしれない・・。
この川ではワニが見られるということだったが、
一度もワニには遭遇しなかった。

40分ほど川下りを楽しんだ後、上陸して公園(?)へ行く。
ここにワニがいた。

繁殖用に飼っているのだろうか?
しかし、このワニというやつ、身動きひとつしないどころか、呼吸しているのかどうかさえわからんくらいじっとしていた。

ここを後にして今度はジャングルウォーク。といっても当然道沿いである。
トラが住んでいるということで、みんな一団になって前進しろとのこと。
木につけられたトラの爪痕は見られたが、本体は見えず。
ここの小さな川べりの所々でワニを見かけた。しかし、みんな単独だ。


のんびり歩いてロッジ対岸まで来た。


カヌーで川を横切ってロッジへ戻る。
正午過ぎバイキング形式の昼食。
みんな疲れたのか、食欲がないのか、なかなか食べ始めない。

食事を終えてから、ジープでホテルへ向かう。
天気が良くなったので、幌を外して走るのだが、ほこりだらけになる。
途中、菜の花がとてもきれいだった。
1時間ほどでホテルに到着して、ここでバスに乗り換えてカトマンドゥへ向かう。

途中で日が暮れかけ、カトマンドゥに近づくにつれ道路が混んできた。
6時20分頃、ナラヤニ・ホテルに到着する。
フロント周辺で私のザックは戻ってきていないか、と見渡したのだが・・見えなかった。
今宵の部屋割りとなったが、私は「いびきがうるさい」ということらしく1人部屋が当てられた。
喜んでいいのやら、悲し恥ずかしいやら・・・

8時前に食堂へ下り、ゆっくり食事を始める。
他の皆さんもぼちぼち集まってきた。
ビールを飲みながら食事をしている途中、旅行社のビノダさんが私のザックを持ってきてくれた。
2日間気をもんで、ホッとした瞬間である。
 で、ビールが旨い! 食事が旨い!
食事を終え、グループの一部の方々は町に出たようだが、私はこれにて1人部屋へ帰り眠る。
     ≪つづく≫


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お江戸へ上る〈参〉

2013-01-16 15:33:18 | 旅行

浅草駅に着いたのだが、まだ時間に少し余裕があったので、浅草寺へ行ってみることにした。

駅前の横断歩道を渡ると、
懐かしい店が眼に入った。

浅草1丁目1番1号
デンキブランで有名な“神谷バー”。
出張の帰りに1度か2度この店で呑んだことがある。

雷門に着いた。


仲見世商店街を進む。

ここもすごい人!




宝蔵門に着いた。


左手方向には五重塔。


右手方向にはスカイツリーが見える。




本殿に入り、私も賽銭を入れて健康・家内安全をお願いする。
とっ・・横の方で「パン パン」と。
エッ?と思い、眼をやると、若いオネエさん。
お寺で柏手はおかしいだろう。
と思ったものの、そもそもお寺で初詣というのもおかしなものだと思う。
近年は、お寺が初詣に来るよう宣伝しているが・・・


私もミステイク・・順番が逆になってしまったが、
授香所で煙を身体にかける。他人が買って立てた線香で。
ご勘弁を。


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お江戸へ上る〈弐〉

2013-01-14 12:26:50 | 旅行
吾妻橋を渡り終え、左に折れて隅田川沿いを歩くと、


見えてきた。
勝海舟の銅像。


ここは、墨田区役所前の広場。
この像は、勝海舟生誕180年を記念して「勝海舟の銅像を建てる会」が、平成15年に建て、墨田区に寄贈したものだそうだ。
勝海舟がいなければ、“坂本龍馬”も江戸城無血開城もなかっただろうに・・。
そんな偉人の銅像がそれまでなかったというのが不思議なくらいだ。


勝海舟像を過ぎて、さらに進む。
そして、枕橋を渡る。


グーグルマップで見ると、橋の北詰に「枕橋茶や」とあったが、
この店のことだろう。


でも、もう店はやっていないような風情である。

そして、この角を右に折れて東方向に進む。
もうちょっと近くでスカイツリーを見てみよう。

とうとうソラマチまで来てしまった。


当初は、そんなつもりはなかったのだが。
ソラマチも人だらけ。


見上げれば・・・

でかい、高い!
首が痛くなる高さである。


とりあえず満足して、ソラマチから浅草へ引き返す。


【源森橋より】


【アサヒビール本社ビルに映るスカイツリー】

≪つづく≫

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お江戸へ上る〈壱〉

2013-01-13 14:45:59 | 旅行
7年ぶりに急きょ東京へ行く機会ができた。
松山空港まで車で行き、いざ搭乗。
往路便は、何かとお騒がせのボーイング787。
天気に恵まれ、期待した富士山を久しぶりに眺めることができた。

かなり遠くからではあったけれど。

冬の東行きは偏西風(ジェット気流)に乗って速い。
1時間のフライトで羽田空港に着いた。

さてここから、7年前に使ったきりの手持ちSuicaカードとメトロカードの久々の出番だ。

メトロカードは残1500円とわかるのだが、Suicaの残額は・・・?
で、モノレール駅の券売機にカードを入れると・・・
「あれっ?!」360円しか残っていない。
あはは・・偉そうに思っていたが、たったそれだけであったか。
では、3,000円チャージすることにしよう。

浜松町駅手前
かつて内田有紀ちゃんの広告があったのは、確かあのビルの広告塔だったと思う。


出張の行き帰り、「行ってらっしゃい」、「お疲れさま~」と眼パッチリに微笑んでくれていたのだが・・(勝手な思い込み)。
ある日、優香に代わった時は寂しかったし、
今や、味気ないCM映像が流れている。

浜松町でJR京浜東北線に乗り換える。
目的地は大宮駅で、今回は遊び・観光で上京したわけではないのだが、
時間が少しあるし、久しぶりに来たのだからと、
上野で途中下車して、お上りさん的ミーハーになって地下鉄銀座線で浅草を目指す。
メトロカードを緊張しながら自動改札に通したところ、
アウト」。
「駅係員にお尋ねください」と改札機がしゃべった。
で、近くの係員にカードを見せると、
「あ~、このカードは改札にはもう使えません。券売機で切符を買うか、払い戻しはできます」とのことだった。
時代は通り過ぎてしまっていた。
とりあえず券売機で切符を買い、改札を通った。

東武線の浅草駅もずいぶんきれいになっている。
聞けば、スカイツリーができて改装したのだと。



駅を出て、吾妻橋へ。

橋のたもとでいきなり見えてきた。
オオ~ッ!


皆さんどちらからおいでかわからないが、平日だけれど大勢の観光客が歩いている。

あの金のウンコも輝いている。
出張で浅草駅から鬼怒川方面へ行く時、車窓から何度も眺めたことがある。


こうして、近くで眺めるのは初めてである。
たしか、外国の有名なデザイナーの作だと聞いたことがある。
本当は『炎のオブジェ』だとか。
     ≪つづく≫


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