かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

「家紋」その10:悩ましき紋

2013-01-11 12:15:23 | その他
ネットで検索して、当地区の家紋の名前はほとんどわかったのだが、
3つばかりどうしても答えがわからず残ったものがあった。




どちらも花だろうとは思うのだが、何とも断定しかねる。
(ご存じの方 お教えいただければありがたいです)
でも、2番目のは花菱(隅切り角に花菱)ではなかろうかと思われる。

そして、私を悩ませたのがこの家紋。


文字を幾何学模様にしたような・・・
何度かネットで調べたがわからなかった。
この家紋は、江戸時代後期 当地区の組頭だった家のものである。
ならば、なにか特別な意味があるのではなかろうか? などと思ったりもした。

そこで、この半島でこの苗字が多いと聞いていた地区の墓地へ行ってみることにした。
すると、予想は当たり、同じ苗字の家はすべてこの家紋であることがわかった。
その数20余り。
しかし、全体の有り様は似ているのだが、細部で少しずつ異なっている。
例えばこんな風に・・




家紋を写し間違えたのか、あるいは意図的に少しずつアレンジしたのかはわからない。
おそらく、意図的に原形を少しずつ変化させたのではなかろうかと思う。

さて、この悩ましい家紋だが、奥さんの協力を得て検索することができた。
どうやらこれは「角字」というもののようだ。
そして、その中で似た文字を探していると、
どうやらこの家紋は「恵(惠)」であろうとの結論に至った。
では、なぜこの紋にしたのか謂れを知りたいところである。


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「家紋」その9:ごく少数派

2012-12-20 13:49:39 | その他

片喰(かたばみ)紋

そう あの雑草のカタバミ。
この家紋は意外にも武家に人気があったようで、
より武門を強調する意味で、花弁の間に剣をつけた「剣片喰」がこれ。

なかなかお洒落である。


風化のため少し判じにくくなっているが、「藤」であろう。
基本形状は花弁が垂れ下がった「下がり藤」らしいが、
「下がる」という言葉を嫌って、「上がり藤」などのバリエーションも作られたと。
これは「上がり藤」である。


沢瀉(おもだか)紋

聞き覚えのない植物だが、池や田んぼなどに自生する水草の一種らしい。

以上の家紋、当地区にあってはごくごく少数派だけれど、
いずれも「日本十大家紋」に入っている。


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「家紋」その8:蔦

2012-12-12 15:30:24 | その他

これは何だろう?
桐に似ているけどなあ・・・と思っていたが、
「蔦」らしい。
桐の家紋は葉の上に花が描かれているので、言われれば納得。

ところが、上の写真の蔦と似ているのだけれど、
葉っぱの数が少ない家紋がこれ。




花のない桐のようでもある。
それなら、「柏」だろうか?
はて 正解はどうなんだろう?


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「家紋」その7:木瓜(もっこう)

2012-12-05 14:29:19 | その他


この家紋を見た時は、何の文様なのかさっぱりわからず、これもとりあえず「十大紋」の中にないかどうか検索してわかったしだい。
「木瓜(もっこう)」というようだ。
言われてみれば一見胡瓜の切り口のように見える。
が、本当はそうではなくて、地上の鳥の巣を図案化したもののようだ。
織田信長をはじめとして、これを家紋とした武家は多いそうだ。
当地区にあっては、4軒がこの家紋である。
とはいえ、現在も当地区に住んでおられるのは1軒のみ。 







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引越し検討中

2012-11-27 14:48:09 | その他
もう何ヶ月も前から、自分で当グログにアクセスするも画面表示に時間がかかりすぎる。
20~30秒かかってしまう。
ご訪問下さる方にも同じような状況でご迷惑をおかけしているのではないかと心配です。
原因がわからないので対処の仕様がありません。

これまでにupした画像が多くなって、重く・遅くなっているのだろうか・・・?
ということで、他のサイトへの引っ越しを考えています。
現在、引っ越し先で準備中です。
その節は改めてよろしくお願いいたします。


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「家紋」その6:桐

2012-11-21 14:54:28 | その他


桐は聖天子のシンボルだそうで、そのため日本の皇室でも菊の紋章と並んで桐が副紋として使用されるようになったのだという。
そのせいであろうか、桐は全国的には広く使われているようで、「五大紋」に入っている。
が、当地区にあっては、桐の家紋は少なく3軒の家だけがこの紋章であった。
ちなみにこの紋は、花の数が5と3なので、細かくいうと「五三桐」のようだ。






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「家紋」その5:矢

2012-11-13 17:09:05 | その他


この家紋は何か、素人の私にもわかった。
古来「弓矢取り」といえば武士のことであった。
神事の破魔矢、そして相撲の弓取り式。
日本人は“弓矢”がお好きなようだ。
幾何学的に美しい形だからであろうか・・。
当地区で、「矢」はこれまでUPした「抱き茗荷」、「橘」、「鷹の羽」を含めてベスト4に入る。
写真のものは、羽が2本並んで丸に囲まれているので「丸に並び矢」というようだ。

ちなみに、以前 友人が言っていた「当地区には●▲という苗字が一番多いけれど、お互いにどの家とも親戚関係にない」と。
ところが、「●▲家」はいずれもこの「丸に並び矢」なのである。
これはどういうことか?



今は親戚関係にないが、かつては同じ一族だったのだろうか?
それとも、各家の家紋を決める際、庄屋さんあたりが「●▲さんとこは、みんなこの家紋にしたらええがよ」となったのだろうか?

これは同じ「並び矢」でも、周囲が丸ではない。


「雪輪」というようで、「雪輪に並び矢」となる。

そして、同じ矢でも、2つの矢が平行に並ぶのではなく、交差したものもある。


こちらは「違い矢」というそうだ。


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「家紋」その4:鷹の羽

2012-11-06 10:40:06 | その他


この家紋を見た時は、矢羽だろうと思ったのだが、
検索しても該当するものがなかった。
それで、とりあえず日本十大紋の中からローラーしてみてわかった。
「鷹の羽」とのことだ。

古来より武家にとても人気のあったシンボルのようで、デザインのバリエーションも豊富だそうだ。
当地区の家紋でも「茗荷」、「橘」に次ぐ第3位の人気ぶりである。
その中でも、羽根を交差させた「違い鷹の羽」系の人気が高いようだ。
当地区に見られる家紋もすべて「違い鷹の羽」で、かつ外側に円(丸)のあるものばかりだった。
細かく言えば、「丸に違い鷹の羽」となるようだ。





そんな中、一部に左右の羽根の交差の仕方が逆になった紋章があった。


こちらは「右重ね違い鷹の羽」と呼ぶそうだ。


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