かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

運命の1球を見る

2012-05-31 18:53:28 | スポーツ
昨夜は7時以降、あまり面白そうなTV番組がなかったので、ふと野球中継を覗いてみた。
すると、投手戦の様相。
そして、回を追うごとに大変なことになってきた。
見ている当方も次第に緊張が高まってきた。
杉内投手の顔が高揚・紅潮してきたように見えたのは、気のせいだろうか。
そして、とうとう9回表2死。
楽天は27人目の打者として代打を送る。
そして、1ボール・2ストライク(だったと思う)。
杉内の投じた4球目が外角低めにきわどく決まったかにみえたが、
わずかに外れたようだ(この1球が惜しかった)。
そして、5球目は力が入ったのか、高めに大きく外れる。
フルカウント
さあ、勝負球はどこだ!
膝元に投じたストレートは、無情にも低く沈んだ。
打者は手を出さなかったのか? 出なかったのか?
この瞬間、18年ぶりの完全試合という偉業はならなかった。
素人的には、真ん中へ投げればいいじゃん。
と思うところだが、彼はチームの勝利を最優先した。
「真ん中に投げるのは無責任だな」と考えたという。
天晴だ!

私的には、完全試合を初めてライブで見るということは実現しなかったけれど、
彼は気持ちを切らさずノーヒット・ノーランを達成した。
相手の田中投手が好投していたことも杉内投手の緊張感が持続した要因だろうと思う。
たった一つの四球、勝負の1球。
完全試合って、とんでもないことなんだなあ・・・


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水を守る・・岡の川清掃

2012-05-29 18:02:30 | 田舎の生活
上水道が整備されるまでは、かつて地区住民の生活用水をまかなっていた貴重な水源。



このように湧水を溜める井戸は、地区のあちらこちらにあった。
しかし、現役の井戸は今やここぐらいだろう。
ここは“岡の川”というが、一般的な“川”の概念からは逸脱している。
コンクリート製の屋根の下を覗くときれいな地下水が溜まっている。



石垣に座す水神様が昔から見守っている。
夏場など、ここの水のひんやりした冷たい味がなんとも言えない。
この井戸を近くの住民たちが持ち回りで月1回清掃する。
底面付近にある“ダボ”を抜いて、溜まった水を抜きながら、棒付きたわしで掃除する。


きれいに見えた水だが、井戸底面は泥やゴミ、水垢などで汚れているようで、掃除を始めるとすぐに濁る。
濁った水を流し、水がなくなるころ掃除が終わり、ダボをはめて終了。


ボランティア ごくろうさまです。 


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5月下旬に初夏の陽気

2012-05-27 15:30:01 | 田舎の生活
今日は少し霞がかかってはいるものの、
佐田岬は風もなく・雲一つなく 夏のような暑さになった。
半袖Tシャツで十分。
初夏と言ってよさそうだ。
陽射しを浴びて夏野菜たちがすくすく育っている。
キュウリとミニトマトは、もうすぐ食べられるぞー。


(このところめぼしいネタがないなぁ・・・・・
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ヤゴの災難

2012-05-24 14:15:03 | 田舎の生活
庭にごく小さな池がある。
金魚やメダカなどを飼っているわけではないので、
雨水が溜まって汚くなったのをほったらかしている。
夏に向かい、ボウフラがわいてはいけないと思い、水をすくい出した。
すると、何やらごそごそと動く。
ヤゴである。
ほとんど水がなくなったものだから、池の中央の小さなくぼみに集まった。



10匹くらいいるだろうか。
ヤゴは肉食性だそうだが、こんなに狭い場所に追いやられたから食べ物がなくなったかもしれない。
何匹生き延びて成虫になるだろうか・・。
成虫になったらなんていうトンボになるのかわからないのだけれど、
毎年夏になるとこの池の周りには、オオシオカラトンボがやって来るので、
きっとそれの幼虫なのだろうと思う。



飛び立ちは いつ? 


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夏場所にひとり愚痴

2012-05-22 15:43:57 | スポーツ
先場所大きく勝ち越し、今場所は小結に上がった豊真将。
ところが、初日から6連敗でその後も調子上がらず、終わってみれば4勝11敗。
勝星・負け星が先場所と逆転してしまった。 
どうもこの力士は、大関・横綱陣とあたるところまで番付を上げると負け越すなあ・・・
それの繰り返し。エレベーターみたい。
来場所は、ぐんと下がるわけだ。
豊真将はもう31歳。
三役を長くキープできるような力はないのかなぁ・・・・
残念!   愚痴りたくなるなあ・・・。

後半断然優位に立ったかに思えた稀勢の里は、終盤に崩れ、千秋楽でも把瑠都に敗れ離脱。
栃煌山の相手・琴欧州は、敵前逃亡の休場。
旭天鵬が苦手・豪栄道を破って、史上初の平幕同士の優勝決定戦。
あっけなく旭天鵬が勝って、初土俵以来20年目にして初めてつかんだ栄光。
おめでとう! 
優勝インタビューは彼の人柄が垣間見えたような気がした。

ということなのだが、水を差すようで申し訳ないが、大相撲の取組編成にもう少し工夫が欲しい。
それもこれも、6人もいる大関陣がだらしなかったのが大いにいけないと思うのだが。
前頭4枚目・栃煌山は、この位置だと大関・横綱陣との取り組みがあるかなしか微妙な位置だ。
一方、前頭7枚目・旭天鵬は、通常ならまず大関・横綱陣との取り組みはない。
ところが、二人が終盤優勝争いに絡んできたので、急きょ終盤に大関陣との取り組みが入った。
栃煌山は、終盤の5日間はすべて三役(大関3、関脇1、小結1)との対戦。
ここを堂々の4勝1敗(1勝は不戦勝)でしのぎ、優勝争いに残る。
一方、優勝した旭天鵬は、14日目・千秋楽に大関・関脇との対戦が組まれた。
大関1人、関脇1人である。
三役との対戦が栃煌山の半分以下である。

旭天鵬は、5日目終わった時点で2勝3敗。
優勝を決めた要因の一つが、序盤のこの絶妙な勝敗でもあると私は思う。
11日目を終えた時点では、よほどの旭天鵬ファンでない限り、誰も彼が優勝争いに加わる・優勝するなど思っていなかったと思う。
ところが、断然優位にたったかに思えた稀勢の里が、12日・13日と連敗を喫する。
そこでついに、稀勢の里、栃煌山、旭天鵬が3敗で並ぶ。
取組編成会議は泡を食っただろう。
そんなことなら、千秋楽結びの一番は、白鵬vs日馬富士という消化試合を組むのではなく、
栃煌山に白鵬、旭天鵬に日馬富士 というぐらいの取組にしてほしかった・・・なぁ。
と、ひとり愚痴た。 


今日はピーカンの快晴。一日ずれていればなぁ・・・と
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金環日食に騒ぐ

2012-05-21 14:53:32 | 田舎の生活
 佐田岬半島は、朝から厚い雲に覆われて日食鑑賞はかなわず。
曇りにもいろいろあるけれど、あれだけ厚い雲だと切れ間なんて望めないもの。
お台場は雲があったとはいえ、それなりに金環日食が見えていた。
残念! 悔しい! 

あんちょこ準備も無駄となった。
とはいえ、この度の金環日食は、ここ佐田岬半島は残念ながら“金環”の範囲外であった。
それでも、騒動に便乗しようとあれこれ考え、どうやったら見られるか?
どうやったら写真を撮れるか、と直前になってスケベ心を出し始めた。
巷では、その手のグッズが売り出されている。
でも、NDフィルターというのはいし、さらにそれを取り付けるアダプターリングも必要である。
うーん!!!
安く参加したい。
日食観察には、一般に下敷きや煤ガラスなどと同様、銀塩フィルムも使ってはいけない、と注意されているが、
前回の日食の際は、試しにフィルムを使ってみたところ、観察できた。
現に、「専門家によって、銀塩の白黒フィルムを適切に露光・現像して作られたネガは、日食観察に用いることができる」とするHPもある。
私が使ったのは、白黒フィルムのネガではなく、カラーフィルムのポジなのだが・・。
ポジフィルムなので未露光(未撮影)コマ部分は真っ黒である。
でもやはり、ネガフィルムの未露光部は赤外線を通さないのでOKでも、
ポジフィルムは赤外線を通すので、目を傷めるらしい。
肉眼での観察用でなく撮影に使うのであれば問題なさそうだ。
なお、写真撮影用のNDフィルターも同様に赤外線を通すので、観察用にはNGらしい。

ということで、ポジフィルムの黒いコマを使って、円筒状にした紙にフィルムを貼り付けて、なんちゃってフィルターを作ってみた。


最初フィルムを1枚でやってみたが、太陽の光が強すぎると感じたので2枚重ねにした。
天気が良ければ、こんな風にして撮影するはずだった・・・・・・ 


悔し紛れに、あんちょこフィルターを使って事前練習で撮った太陽に
インチキ月を入れてみた。


金環日食のねつ造である。 

重ね重ね悔しいなあ。
もう一生見ることはできないであろう。
次の6月6日の “金星 太陽を横切る” に期待か。


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幻の睡蓮

2012-05-15 14:55:46 | 草花・樹木
日常のなんでもないようなことが、
あるいは、他の人にとってはたいしたことじゃないことが、
嬉しく思えることがある。 

田舎に帰ってから6年目なのだが、その間一度も咲いたことがなかった花が咲いた。
しかも、火鉢の中で。



これは、おそらく母が植えたのだろう。
そして、もう使わなくなった火鉢の中に入れた。
その睡蓮が、少なくとも過去5年間一度もつぼみさえつけたことがなかった。
ちょくちょく気にして見てはいたのだが、花が咲く気配など全く感じられなかった。
ところが、昨日ふと見ると、咲いていた。
けっこう感動した! 



全くのほったらかしなのだが、限られたスペースの中で枯れずに生きている。
隣にはもうひとつ つぼみがある。
しばらくは楽しめそうだ。


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母の日に徒然

2012-05-13 14:36:58 | 田舎の生活
今日は母の日。
我が家の母は、もうすぐ92才になる。
最近は、だいぶん足腰が弱ってきたが、
少なくともこの5年半、風邪はおろか病気ひとつしていない。

ところが、昨年秋ごろからおでこにイボができた。
最初はおできだろうくらいに思っていたのだが、日に日に大きくなったので、
医者に連れて行った。
すると、診察室に入るなり医者は、「なんだこりゃ! こんなのみたことねえ」的な表情になった。

とりあえず診察してもらい、米粒ほどサンプリングして病理検査もしてもらった。
1週間ほどして、検査結果を伺いに行ったところ、
それほどの悪性ではないが、皮膚がんの一種だと言われた。
大きくなりすぎて、薬での治療は無理だろう。施術するとしたら、イボを切除して、他の箇所から皮膚を移植する必要があるだろう。
でも、進行性のがんとは思われないので、年齢も年齢だし、リスクを冒してまで切除する必要はないだろう。そのまま様子を見るのでよいだろう、との医者の見解であった。
つまりは、皮膚がんが進行して命を落とすことはないであろう、その前に寿命が・・・
ということだろう。

ところが、それから何日か経ったころ、イボが小さくなってきたように思えた。
さらに日が経つにつれ、明らかにイボが小さくなってくるのがわかった。
そして、とうとうイボが無くなってしまった。



なぜ???
原因がわからない。

診察してもらった医者の所へ連れて行ったら、医者はどんな反応をするだろう。
珍奇な症例だと興味を持つだろうか?
まさか“診たて違い”ということはないだろう・・・


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イチゴを守れ

2012-05-10 14:04:16 | 菜園
昨年は、イチゴが熟した頃、何者かに食われてしまった。
犯人は、猫なのか? それとも鳥なのか? わからないまま。
そして、今年は昨年以上に花が咲き、実をつけた。



このイチゴは3年前に1株買ったものだが、その後ツルを伸ばしては根付き、今やずいぶん増えた。



彼らの生命力はすごい。
ところが、熟しかけた頃、またしても何者かにかじられかけた。

ということで、ネットをかけた。



効果ありで、それからは被害がなくなった。

収穫! 



 粒が不揃いで、大きくてきれいなものは少ないが、まあイチゴとしてちゃんと味わえる。


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