かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

石仏・石塔見て歩き(19:梶谷の石仏)

2012-01-31 13:58:57 | 田舎の歴史
集落のはずれにこの石仏があることは何度も聞いていたのだが、なかなか出かける機会がなかった。
で、やっと昨日行ってみた。
まだ注連縄が残る。
石垣の祠にきちんとおさめられている。



集落から離れたこんな場所に・・・
先人たちは本当に信仰心が篤かったのだと思う。
昔はここで祭りも行われていたとも聞く。
でも、なぜこの場所にあるのだろうか? どういう神様なのだろうか?



台座には「地蔵ヶ塙」とある。
「塙」とは、「山などの突き出た所。また、土地の小高くなっている所」のようだ。
確かにこの場所は、尾根が海に向かって細く延びて、海に没する当たりの岩場を“梶谷鼻”と称している。
でも、なぜそんな地形の所にお地蔵さんが必要なのだろう?
台座の側面には「嘉永六年」、「名取若連中」と刻まれている。


【失礼して 少しの間よだれかけを外させてもらった】

そして、地蔵は海を向いている。
もしかすると、沖を航行する船の安全を祈っているのかもしれない。
海で漁をする地元民の安全を願っていたのかもしれない。


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小学校の学芸会

2012-01-30 10:40:40 | 田舎の生活
昨日、二名津小学校の学芸会を観に行った。
全校児童23名という小規模小学校である。
1・2年生の「はじめのあいさつ」に始まり、3・4年生の劇「ばくちの木」。


ばくちの木にからめて、いくつかの“ばくち”遊びを紹介するというようなものだった。
その後、研究発表や劇などがあり、小規模学校ならではの 先生方と子供たちが合同の演奏など。
1・2年生は劇「じゅげむ」。


あの長い「じゅげむ じゅげむ ・・・」という名前をよく覚えたものだなあ・・と感心した。
5年生と6年生の劇では、「仲間」や「絆」がテーマということで、昨年の大震災の影響が表れている。




この学年になると、声も大きく、さすがに上級生だなあと思える演技だった。

1年生から6年生まで、子供たちはみんなこの日のために一生懸命練習したのだろうなぁ・・と思う。
そんなことを思うと、とてもいとおしく思えた。
 近い将来この二名津小学校も他の小学校に統合されて、廃校になるのだろうけれど、
子供たちは将来に向かって、今を一生懸命生きている。
そんな思いがして、温かくなった。


重友選手おめでとう! バランスの良い力強い走りでした。
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どうしゃのう

2012-01-29 14:57:06 | その他
先日地区のAさんが「これ プレゼントです」と、私になにやら包みを下さった。
怪訝に思ったが、
開けてみると、文庫本と単行本の2冊。


Aさんの話によると、
この著者の母上がAさんに送って下さったのだと。私の分も。
で、Aさんの言うには、小説の著者の母上は名取出身の方だそうで、
私が編集している『名取通信』をひょんなことで読む機会があって、名取を懐かしく思い出されたとのことである。
嬉しいハプニングである。
こんな時名取では、「どうしゃのう」と言うのでは・・。

この母上の旧姓を聞いて、すぐに思い出した。
一番下の妹さんは小学校の同級生だったなあ。と
(ということは、この著者は同級生の姪になるわけだ。)
ペンネームは著者の祖母の名にちなんだとか。
さっそくデビュー作だという「花競べ」(改題)を読み始めた。
設定がほのぼのしていて、読みやすい文章で情景描写も上手い。
そして、登場人物一人一人の人となりが生き生きと描かれている。 

元来私は一気に読むということができず、かつ読むスピードが遅い。
それが、2日で読み終えた。
私は普段からあまり小説の類を読まない。
これ以前に読んだ小説は『ダ・ヴィンチ・コード』である ということからしてそれがわかっていただけると思う。

もう一冊の「すかたん」は今年の1月10日発行とある。
ありがとうございます。 


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ウッドペッカー

2012-01-27 10:25:49 | 田舎の生活
“トン トン トン トン ・・・・・”
家の近くでそんな音が響いていた。
はじめは、近所の誰かが大工仕事でもやっているのだろうなぁ・・ と思っていた。
しかし、どうもそれとは違うように思えてきた。
もしかすると、キツツキか?

家を出て音の方向へ向かった。
すると、
案の定 鳥がいる。
残念ながらこの時はカメラを持たずの手ぶらだった。
当方の気配を気づいたのだろう。
すぐに飛んで逃げて行った。
現場へ近寄ってみると、ご覧の通り。


廃屋の壁板に見事な穴が掘られている。
やはり キツツキだったのだろう。
それ以来 音は聞こえなくなった。

というのは、1年ほど前の話。
そして、先日久しぶりに “トン トン トン トン ・・・・・”が聞こえてきた。
こりゃまたキツツキがやってきたな と思い、カメラを提げて家からそーっと音の方向へ近づいて行った。
どうやら今回は1年前の場所の隣の家のようだ。
しかし、音はすれども姿が見えない。
逃げられてはいかんと思い、おそるおそる音の方向へ目をやる。
が、手前の樹が邪魔になって見えない。
10mほどに近づいた時、音が止んだかと思ったら、またしても逃げられてしまった。
後ろ姿は黒っぽかった。
鳥がいたあたりを見上げてみると 屋根の下の壁板に穴が2つ開いている。


キツツキとはいっても、アカゲラ、アオゲラ、コゲラ、オオアカゲラ、ヤマゲラ、クマゲラ など10種類がいるそうだ。
まあ、どれでもいいからそのうち穴を掘っている姿を見たいものだ。

と、思っていたら、翌日またしても同じ場所から トン トン トン の音が聞こえてくる。
チャンス とばかりに見に行こうと門の戸を開けたら、(40~50mは離れているのに)その瞬間逃げられてしまった。
もうあきらめかけていたのだが、それから10分ほどして、また戻ってきた音がする。
今度こそは と そぉ~っと近くへ行く。
息をころし・・・・
パチッ! 


やったぁ~! 
今度こそ 何とか撮れた(と思う)。
これではわかりにくいので、画像をズームアップしてみる。


逃げる姿を見た時は黒っぽいと感じたのは、逆光だったせいのようだ。
背中はウグイス色で、頭と目の下に赤い線が入っており、お腹は白地に黒い縞斑点がある。
さっそく家に帰ってネットで検索してみた。
どうやら アオゲラのようだ。

それにしても、キツツキは樹の中にいる虫を食べるために穴を開けていると思っていたのだが、
こいつは何の目的で家の壁板に穴を開けているのだろうか?
アリだろうか?
まさか中に巣を作ろうとしているわけでもないだろうし、
ストレス発散か?

一方私は、今やキツツキ・ストーカーのごとく、音が聞こえるたびに足を運んでいる。
そして、この家の壁板には、さらに3つ穴が増え5つになっている。


よほどこの家の壁板が気にいったようだ。
この先まだまだ穴は増えるのだろうか?


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旧正月寒波

2012-01-23 14:56:20 | 田舎の生活
今日は旧暦の元日だ。
猛烈な寒波が来るという。
しかも長引くらしい。
ということで、今日は寒く、時折強風が吹く。
夕方から雪の予報も出ている。
水曜・木曜も雪マークが出ている。
余り降らないでほしい。

そんな天候なのに、このところ少し暖かかったせいか、
集落のはずれの旧国道を通ったら、もうすでに菜の花が咲き始めていた。



今日の新聞の『季のうた』の一句に、
「旧正の菜摘(なつみ)にくれば雪が舞ひ」(山本洋子)
とあった。


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石油ストーブご機嫌斜め(後篇)

2012-01-21 11:13:22 | 田舎の生活
ネットショップで注文した芯が届いたので、
再びストーブを分解して、芯を取り換えることにした。
ところが、芯がちびていると思ったのだが、新品と比べてみるとほとんど遜色ない。



ちびていると感じたのは点火部分の“切欠き”部なのだが、ほとんど差がないようである。
ということで、せっかく芯を買ったのだがもう少し現在の芯を使うことにした。
そして組み立て直したのだが、
どうもレバーを押しても芯がうまく上がってくれない。
芯案内筒と芯の間の摩擦が微妙に大きくなって滑りが悪くなっているのだろうか、
それともやはりレバーが悪いのか?
どこがいけないのだろうと 考えたがわからない。
それで、まだ使えると思った芯をあきらめ、新品に取り換えてみることにした。
せっかく買ったことだし・・・



芯の取り出しや芯のセットの際、取扱い説明書を読みながらやったのだが、
芯上下補助金具だの 芯押さえ金具だの スピンドルだのというパーツがあって、それらの扱いがよくわからなかった。
 試行錯誤するうち、何とかうまくセットできたようだった。
そして、芯の上下がスムーズにいくようになった。
たかが石油ストーブなのだが、デリケートなようだ。
やれやれ・・・ 

悪戦苦闘の末 やっと調子が戻ったようだ。
まだレバーの動きが少し固いようではあるが。
さらに不安・後悔しているのは、燃焼筒の下のタンク部分に水が残っていたのではなかろうか、ということだ。
それをきちんと確認して、残っているようであれば、ティッシュなどできれいに拭き取るべきだったなあ・・・・と。
うーん、残念!

そんな不安を抱えながら、ともかくストーブを使ってみた。
点火レバーを押すがなかなか点火しない。

やくなく、ライターで点火となった。
やはり、石油がタンクに残った水で薄められ、点火しにくいのではなかろうか・・・。
ということで、給油タンクが空になるまで燃焼させて、再びストーブを分解する。
やはり、本体タンクに少し液体が残っている。
おそらく、石油に水が混じっているのであろう。
ティッシュで丁寧に拭きとった。


タンクの底は結構錆びており、ティッシュが茶色く汚れた。
まあこれで少しは改善できたであろう。
とは思ったのだが、
やはり点火しにくく、今まだライターで点火している状況が続いている。
そのうち何とか なるだろう~・・・ 


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石油ストーブご機嫌斜め(前篇)

2012-01-20 13:52:23 | 田舎の生活
先日石油ストーブの上のかけていたヤカンの水をこぼしてから、ストーブの調子がおかしくなった。



点火レバーと芯調節レバーがついていて、乾電池で点火させるタイプのストーブだ。
で、最初の症状はというと、
レバーを下げて点火しようとするのだが、点火できない。
しかたなく、ライターで点火した。
燃え方が少しおかしく感じ、水で濡れたせいか炎の色が以前と少し違ってみえる。
それでも、燃えたので役目は果たしている。
ところが、消火しようと 芯調節レバーを上げようとするのだが、動かない。
やむをえず、緊急時などに使用するスピード消化ボタンを押す。
が、やはりレバーは上がらない。
最後の手段で、給油タンクを本体から抜き取り、本体に残った灯油が無くなるまで燃やすことにした。
レバー自体に不具合が生じたのか、水で濡れたあと無理に点火したので芯のあたりがおかしくなったのか・・・ 
原因はわからない。
翌日、だめもとで分解してみた。



レバーと連動して動くはずの芯の部分がうまく上下できなくなっていた。
芯のあたりに汚れなどがこびりついているせいだろうか?
ガチャ ガチャ やってみて、少し掃除もしてみた。
芯自体も少しちびているように思えた。
とはいえ、何とか動きそうになったので、再び組み立てて使ってみた。
レバーが少し固いが、何とか上下できる。
点火が遅いが、レバーを下げたまましばらく待つと点火できた。
そんなわけでしばらく使っていたのだが、
その後、再び調子が悪くなった。

レバーが動かない ⇒ 分解 ⇒ 組立 ⇒ レバーが下で止まらない ⇒ 分解
こんなことを繰り返した。
石油ファンヒーターもあるのだが、ヤカンなどをかけて加湿ができるし、鍋などかけて煮炊きにも便利ということで、どうしても石油ストーブを重宝している。
5年前に買ったストーブだから、こうなったら芯を交換した方がいいかもしれない。
でも、田舎暮らしでは、こんな時すぐには替え芯が手に入らない。
結局ネット販売に頼ることになる。
震災後、被災地への供給や節電意識の高まりなどから、この手のストーブが品薄になっていると聞いた。
「在庫あり」のネットショップを何とか見つけて 注文した。

   ≪つづく≫


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ありがたいニュース

2012-01-18 13:03:54 | その他
昨年10月30日から季節限定で復活した松山-那覇便。
乗客がコンスタントにあり、通年の定期便になってほしいと願っていたら、
それに近いようなニュースが眼に入った。
今日の朝刊


記事によると、再開早々の11月は搭乗率が80%で、12月には一部の便に大型機を使用したため搭乗率は50%台後半に下がったが、通常機材に換算すると60%を上回るのだそうだ。
そこで全日空は、当初予定していた3月24日までの季節運航を10月27日まで延長することを決めたとのこと。
大歓迎! 

やはり沖縄は 夏がいいもんなあ。

運航飛行機の座席数は120~126。
平均搭乗率65%で通年運航を維持するには、年間約3万人が搭乗すればよい(と思う)。
愛媛県の人口142万人
ということは、県民一人一人が45~50年に1度沖縄へ行けばクリアー。
一生のうちに1~2回
あくまで素人の机上の計算だけれど・・・

沖縄へ行ったことのない人はぜひ一度。
行ったことのある人は もう一度。
愛媛県民の皆さん  どんどん沖縄へ行ってこうや! 


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シークヮーサー裏年

2012-01-17 14:48:39 | 草花・樹木
柑橘類では、“表年”とか“裏年”という言葉をよく耳にするのだけれど、
我が家の庭のシークヮーサーは、今年は“超”が付くほどの裏年のようだ。

1昨年友人から苗木をもらい、鉢植えで育てているのだけれど、
1年目は13個収穫できたのだが、2年目(昨年)春にはわずかしか花が咲かず、
結局1個も結実しなかった。
予定では今頃いくつもの果実がたわわになっているはずだったのだが・・・



残念な姿である。 
友人のところも例年より収穫は少なかったとのことだが、ゼロというのは、何ともいやはや・・。

狭い鉢植えがいけないのか?
自家製有機肥料だけだからこんなことになるのだろうか?
今年の春にはたくさん花が咲くことを祈って、
「おいべす!」


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