かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

カボキュウリ?

2008-07-14 11:03:29 | 菜園
 実をつけると、キュウリの生長は速く、毎日30cm近くなったキュウリを収穫しているのだが、食べるのが追いつかない。今もまだ、収穫して食べていないキュウリが勝手口に5本ころがっている。
今年は、キュウリ苗を2株買ったのだが、うち1株は接木苗にした。さすがに、接木のほうが値段は高かった。そんなキュウリだが、ふと見ると、「えっ なんで?」と思った。なんと、キュウリのはずなのに、どう見てもカボチャとしか思えない花が咲いているのだ。


≪キュウリ苗に咲いたカボチャの花≫ 


 ≪正真正銘キュウリの花≫

 不思議だなあ?と思いながら、もしかして、捨てたカボチャの種が自生してきたのかな?とも思い、根元をたぐってみたのだが、やはり、キュウリの茎につながっている。「おかしい?

でも、カボチャの花が付いているのだが、葉っぱはどうみてもキュウリだ。ますます、おかしい。しばらく悩んでいて、「あっ この苗は接木なので、もしかして下の部分はカボチャだったのだろうか?」と思い至った。そうして良く見ると、カボチャの花が咲いている茎は、接木したと思われる部分あたりから伸びている。


≪キュウリ苗の根元部分≫

私は、接木とはいえ、品種の違うキュウリどうしを接木したのだろうと、漠然と思っていたのだが、キュウリの接木では、台木部分はカボチャ(接木専用の品種)のようだ。
カボチャはキュウリに比べて耐病性があり、根を張る力も強いとのことで、台木として使われるようだ。

なお、キュウリの接木は昭和30年代後期から試みられてきたようで、今では市場に並んでいるキュウリの9割以上が接木栽培によるものだそうである。「へ~え」
残念ながら、キュウリの茎に生っているカボチャの花(なんだか表現がややこしいなあ)は、今のところ雄花ばかりなので、カボチャの実は生らないが、もう少ししたら雌花が咲いて実をつけるかもしれない。そうしたら、そのカボチャを何て呼ぼうかなあ?
 カボキュウリ? キュウカボチャ?