かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

僕の心細道(20:初めてのネパール編-第二章)

2008-07-20 13:02:39 | 旅行
≪いざ出発≫
 予定より1日遅れで、バンコクからネパールへ飛ぶことが出来ました。そして、ネパールが近づき、飛行機の窓からヒマラヤの山々が見えてきた時には、圧倒され、そして胸が高鳴るような感動をおぼえました。そして、一緒に旅行するグループのみんなが歓声を上げたのでした。
 ヒマラヤはすごいです。本当に地球の屋根です。

≪機内から見たヒマラヤ山脈.右の雪煙をたなびかせているのが多分エベレスト≫

こうして、1日遅れではありましたが、無事にカトマンドゥに降り立つことができました。この頃のカトマンドゥのトリブバン空港は、国際空港なのにとても貧弱に思えるものでした。そして、空港建物の外に出ると、大勢の人だかりです。旅行客がそんなに珍しいのでしょうか?
 いやそればかりではないようです。手当たり次第に旅行者に声をかけ、荷物を運ぼうとするのです。小遣い稼ぎのためでしょう。こんな光景に出会うのはもちろん初めてでしたので、少々戸惑いました。そんな、人だかりの中、迎えの車に乗り込みホテルへ向かいました。泊まったのは、ナラヤニ・ホテルでした。このホテルは、カトマンドゥに隣接するパタンという古都にあるホテルです。
ホテルにチェックインし、休憩、食事を済ませてから、みんなで思い思いにパタンの町並みを散歩兼観光に出かけました。
古い寺院や王宮などの建物が無造作に残っている感じの町で、なんだかホッとするような懐かしさも感じました。子供達の身だしなみなどは、自分の子どもの頃そのものなのです。 



翌朝、日本の調査隊のメンバーの方が一人、我々を迎えにホテルに来られて、我々をチャーターバスに乗せてカトマンドゥからに西の方へ向かいました。カトマンドゥは盆地とはいえ、標高1,300~1,400mという高地に位置しており、盆地から西に向かうとずっと道路は下りです。
 移動時間が長いので、途中休憩を兼ねて“チャー”(ミルクティー.インドではチャーイ)を飲みながら遠くに見えるヒマラヤを展望したり、食堂で昼食を摂ったりのバス旅行でした。





そんな雄大なヒマラヤに見守られているような気がして、さらに見るもの、食べるもの全てが珍しく、少しも退屈しませんでした。

そして、太陽が随分傾いた頃バスを降り、しばらく歩いて調査隊のキャンプ地に到着しました。着いた場所は、ポカラの南50kmほどに位置している田舎です(ちゃんとした地名は忘れました)。

≪第1日目のキャンプ地≫

夕食時には、調査隊の皆さんも含めて自己紹介をしながら、にぎやかに、少し日本風アレンジの入ったネパール料理を頂きました。調査隊のメンバーには、以前からの顔見知りの方々も数人おられて、懐かしく談笑したあと、案内されたテントで寝袋に包まって眠りにつきました。

   ≪つづく≫