かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

僕の心細道(59:ネパール再び編-第十八章)

2009-04-30 10:29:06 | 旅行
-ネパール12日目-
今朝もおかゆとお好み焼きの朝食。
昨夜から断続的に強く降っていた雨が朝まで続き、もう1日同じ場所に宿泊するか・・・とガイドさんとの相談となった。 
というわけで、しばらくテントで横になっていると、何とか雨も上がってきたので、出発することとなった。

 なだらかな坂をどんどん下って行きます。したがって、
あ~ だんだんマチャプチャレが遠くなってゆく、となります。
 
モディ・コーラ川原付近のシャウレ・バザールで昼食休憩となりました(11:10到着)。



【雲をたなびかせながら聳える孤高のマチャプチャレ】

今日の昼食は朝と同じお好み焼き、それに野菜とかんづめ魚炒め、いわしかんづめ、オレンジジュース。
あ~ 飽きた! 肉が食いてーェ! 
なんて泣き言をいってもせんないことです。
あと2日すればポカラに戻れるので、そうすれば肉が食べられるだろう。

食事を終え、午後1時前に出発です。
ほぼ川沿い(モディ・コーラ)の道を進み、一度ロッジで一休みしたのち主流のモディ・コーラ川を渡ると、今度は上り坂に取り付きます。
きつい坂道がほぼ終わったところに店があったので、一休みしてファンタを注文してのどの渇きを潤します。
なんだか なつかしいなあ。 


【きれいに整備された段々畑が広がります】

休憩のあとも、畑の中を通ったりしながらだらだらと上りが続き、チャンドラコットへと向かいます。
天気も回復してきました。
石段の道を上って、上って行った先の稜線の中腹にあるチャンドラコットの村にたどり着きました(午後4:20、標高1,510m)。
みやげ物屋がいくつか店を出していますが、この村の店は客引きがしつこくないのでホッとしました。
村の小さな広場(展望台?)では、娘さん(奥方かもしれません)が日向ぼっこしながら、髪をとかしっこしております。 
ほほえましい光景です。 

【娘さんたちの脇でカッコつける相棒.チャンドラコットにて】

こちらは、村の女の子です。
はにかみながらも、撮影に応じてくれるところが、とてもかわいいです。 



【帰路のルート】
  ≪つづく≫

 大型連休にもかかわらずご訪問ありがとうございます。

 「プチッ」と応援よろしくお願いいたします。

博打の木

2009-04-28 12:35:33 | 草花・樹木
先日、友人のお奥さんが名前と生えている場所を教えてくださった“バクチノキ”。
なにやら、ネーミングに凄み、あるいはなげやりさが感じられます。

ということで、興味津々その翌日デジカメを持ってその場所へ出かけてみました。

どうやらこの木のようです。


かなりでかいです。 
樹高10メートルくらいはあるのではないでしょうか。
秋に密集した小さな白い花をつけるようで、今は花はありません。
そのかわり、赤い果実をつけています。


バクチノキは、葉を蒸留して杏仁水(きょうにんすい)というものを採取し、咳止め薬を作るのだそうです。 
また、材は堅く、家具や器具に使用されるそうです。
樹皮は灰褐色で、鱗片状に剥離し、あとは紅黄色のまだら模様になるようです。
確かに、幹や枝の部分がオレンジ色のまだらになっています。



じつはこれが、この投げやりな名前の由来のようで、
樹皮が剥げ落ちて木肌が現れるという特徴を、博打うちが、賭博に負けて身包み剥がされて裸になる様子にたとえたものだそうです。
昔の時代劇映画で、身包み剥がされるシーンはよく見たなぁ~。 

意外なことに、バクチノキはバラ科サクラ属の常緑高木とのことで、
れっきとしたサクラの仲間のようですが、どうみてもサクラには見えません。
とはいえ、秋に白い花を見るのを楽しみにしております。


 本日もご訪問ありがとうございます。

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お昼にへぎそばを

2009-04-27 13:43:32 | 食材・食事
ここ半島にいると、いわゆる日本そばを食べる機会はほとんどありません。
そんな事情を知ってか知らずか、4月上旬に新潟から訪ねてきてくれた知人が、“へぎそば”を土産に持ってきてくれました。
いやー 久しぶりに本格的な日本そばです。 
適当なざる、せいろがないので、フツーの皿に盛りました。


いやいや、“へぎそば”だから、へぎに盛らなければならんのでしょう。
「へぎ」とは?
「剥ぐ=はぐ⇒へぐ」のなまりだそうで、木を剥いだ板を敷いた四角い器のことのようです。
まあ、うちらで言うところの「もろぶた」の小型版といったところでしょうか。
なお、この“へぎそば”のつなぎにはフノリが使われているようです。

一見すると、盛りそばですが、そばに海苔をのっけるのが面倒で、つゆの中に海苔を入れました。 
ざるそば”と“もりそば”の違いは、海苔がトッピングされているかどうか、の違いだというふうに教わった気がしますが、
こういう場合も、“ざるそば”ではなくて、“もりそば”なのでしょうか? 
でも、ざるそばともりそばの違いは、正確には海苔の有無だけではないようで、そばを高く盛るから“もりそば”だとも、また盛り付け器が「せいろ」だとか。
いっぽう、ざるそばは、竹ざるに盛って出されてのが始まりだとか。そして、もともとはつゆも盛りそばとは異なっていたとか。
でも、今ではざるそばもせいろで出てくる店が多いように思いますし、つゆだって“ざるそば”も“もりそば”もおんなじでしょう。
・・なんだかどうでもいいような感じです。 

「へぎ」に盛られず、「せいろ」でも「ざる」でもない陶器の皿に盛られたそば、
おまけに海苔はトッピングせずに、つゆに入れてしまいました。
いったい、このそばをなんて呼べばよいのでしょうか?
さらそば”でしょうかねえ。

ということはいいとして、
へぎそば、旨かったのですが、
欲張って、3人前を奥さんと半分ずつにしたため、昼食にはちと多すぎました。
ウプ!  

 本日もご訪問ありがとうございます。

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たかが・・、されど・・

2009-04-25 10:36:09 | その他
もしも私が酔っ払って、地区の集会所広場、あるいは小学校校庭跡地(すみません、当地区での広場といえばこのくらいしかないもので)で大声出して、裸で騒いだとしたら・・・?

それはそれで、知らされた翌日恥ずかしいですわ。
でも、たかが酔っ払って騒いでいただけなようで、別に他人に見せびらかせて不快な思いをさせたわけでもないし、何で「公然・・・」なのだろう?
されど有名人だけに、それだけ報道が異常なほどになりまするなあ。 
いつぞやの“もうろう大臣”とは比較にならないほど、うーんと真摯な会見だったと思いました。

思えば学生の頃、“ストリーキング” なんてありましたなあ。
あれって、自分はやる度胸がないので、「度胸あるなぁ~。でも馬鹿かもしれんなぁ?」なんて思っておりましたが。

もしも、ストリーキングとバンジージャンプのどちらかをやれといわれるような、究極の選択を迫られたら。
私はどちらを選ぶだろうか・・・?
出来ればどちらも選びたくないので、死んだフリをしていたいと思います。

『僕の生きる道』  泣けたなあ・・・。 

-本日意味不明つぶやきのままUP-


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 「プチッ」と深酒用心祈願を!

伊予の麦味噌

2009-04-24 13:32:53 | 食材・食事
私の朝食は、ご飯に味噌汁が基本です。 
たまーに、パン食のこともありますが、それはあくまで たまーにです。
奥さんは朝はパン食です。パンが好きなようで、自分でもせっせとパンを作っています。

そして、愛媛で味噌と言えば、麦味噌です。 
全国的には米味噌が主流なのでしょうが。
愛媛の麦味噌は、塩分控えめで、やや甘く、麦の粒が少し残り、風味があります。


この味噌が我家で愛食しておる麦味噌です。
もともとは愛媛県人でなかった奥さんもこの味噌を気に入っております。
もちろん私も大好きです。
以前は、私の母がそうであったように、地区のどの家庭でも母親が毎年麦味噌を作っていましたが、現在はそういう家庭は非常に少なくなったのだろうと思われます。

この麦味噌は、味噌汁はもちろんのこと、いろんな料理を引き立てます。
たとえば「さつま汁」。 
アジやタチウオなどの魚を焼いて、白身をほぐし、それをすり鉢で麦味噌とすり合わせるという、簡単な工程で出来上がります。
 


 その際、すり鉢に入れた麦味噌を一度じんわり焦げ目をつけておくと、いい香りがします。
なお、身をほぐし取って残った骨は煮汁にして、これをすり合わせた白身+麦味噌にドボドボッと注いで、細切りこんにゃくなどを加えれば出来上がりです。
魚の身から小骨を取り除くのは少し手間がかかりますが、簡単ながら、素朴で風味豊かな、
究極の“ねこまんま”です。 
みかんの皮をみじん切りにして薬味にすれば、いっそう愛媛の香りが増します。
みなさんも、食欲の落ちる夏場などに、如何でしょうか?

 さつま汁の作り方は  こちら 「さつま汁」(2007年12月22日)

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僕の心細道(58:ネパール再び編-第十七章)

2009-04-22 10:45:48 | 旅行
-ネパール11日目-
6時起床 今朝も晴れ 
アンナプルナ・サウスがうっすらと朝日を浴びています。


一方、ここチョムロンから見るマチャプチャレは、朝日に背を向けているかのようです。 


朝食はお好み焼きとおかゆです。
ほとんどワンパターンの朝食で「もう飽きたなぁー」 といった感じのトレッキング9日目です。

7時半にキャンプ地を出発して、チョムロンの村をどんどん上って行きます。

  【けっこう上ってきました】

上りきったところでしばらく平坦な道を歩き、尾根沿いにあるロッジで一休みとなりました。 

このあと帰路は、往路と違ってキュムルン・コーラ沿いの平坦な道を進みました。
途中一度ルートを間違えたのですが、事なきをえて一路ガンドルン方向へと進みます。
途中のロッジで紅茶を飲み、一休み。 

ここからはどんどん下り坂をおり、キュムルン村に到着です。
キュムルン・コーラ河原沿いのRiver Side Hotel脇で昼食となりました。


【どこのロッジが忘れましたが、小さな女の子が日向ぼっこです】

昼食は、チャパティ(小麦粉を練ったもの)の揚げものとマカロニです。
ガイドやポーターさんたちは、ヌードル(スパゲッティ?)を食べておりました。
思わず、あっちがいいなあ、とつぶやきます。

昼食を終えてからは、一度川を渡ったあと、一気に急な上り坂が続きます。それをどんどん登っていきます。
200mほど上ったあたりで休もうかと言っていたのですが、そのまま一気に鞍部まで上りきりました。
 
比高420m、クムロン峠(標高2,140m)到着です。

のどかな光景です。

【農耕風景】

畑では子供たちが遊んでいます。どこの国もおんなじです。


やがて、子供たちが私たちのところへ集まってきました。

【子供たちはほとんど裸足です。右端はガイドのランバートルさん】
こんな子供たちを見ていると、自分たちの子供時代を彷彿とさせます。

一休みして、汗もひき、子供たちとも戯れたので、今夜のキャンプ地へと向かいました。
斜面中腹のややなだらかな斜面にみえるのが、今夜の宿泊地ガンドルンの村です。



【帰路のルート】

≪つづく≫

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小梅ちゃーん

2009-04-21 14:06:57 | 田舎の生活
今日はgooブログのメンテナンスとかで、自分のブログの編集が出来なかったのですが、午後1時過ぎにやっとメンテが終了したようです。
昨日は台風並みの強い風で、午後には小雨も降ったのですが、今日のお昼頃には雨も上がり、日が射してきました。
そんな中、我が家の庭の梅の実も徐々に大きくなってきました。
この梅、なぜか実の一部が赤っぽいのですよ。



それに小ぶりの梅です。
なんていう種類なのかわかりません。
あと2週間ほどで収穫でしょう。
今年もウメーシュを作りましょう。 

タケノコいただきました。

2009-04-20 13:34:22 | 食材・食事
 土・日曜と穏やかで暖かい日が続いたのですが、今日は曇り空で風が強いです。
家の外に置いて(ほったらかして?)ある軽いものが、突風で飛ばされかけています。
ということとは関係なく、今朝地区の方から、今が旬のタケノコをいただきました。
そうしたら、昼前に松山から親戚のご夫妻がでっかいタケノコ他をおみやげに訪ねてきてくれました。
こちらも遠慮なくいただきました。

あっざーす! 

丸々と太いです。 


さて、このタケノコで奥さんはどんな料理を作ってくれるのでしょうか。
 楽しみです。 

ところで、タケノコは山でほったらかしになるとどうなるのだろうか?
ちゃんと親になるのでしょうか?
でもあの太さのまま上に伸びるとは考えにくいなあ・・・。

こちらはそんなに大きなタケノコをつけない雌竹です。 


近所の藪に生えているものを切ってきました。

えっ? こんなにたくさん? 何すんの? 
と思われるかもしれませんが、
これらは、夏野菜たちの支柱としてこれから大活躍することになります。
ホームセンターへ行けば、ちゃんとした支柱が売られているのですが、
それを買うのはもったいない。
この竹で十分なのです。
枯れて折れてしまって、支柱としての役目を終えれば、風呂の焚き物にもなりますし。 


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のら大根は今

2009-04-19 11:15:35 | 菜園
今日は町会議員選挙の投票日です。
 そして、ぽかぽかととても暖かいです。

そんな陽気ですから、わが菜園の大根は十分に“すあがり”していることでしょう。
昨年もたくさん捨ててしまったので、今年は少なめに種を蒔いたのですが、それでも食べ切れませんでした。
とうに首をはねて葉を落としていたのですが、それでもなかなか食べ切れません。


【残置された首なし大根】

そのままにしておくと、こんなふうに花が咲いてきます。 


首をはねた大根のうち、食べようと引っこ抜いてきて、残りをそのまま部屋においていた大根ですが、
そのうち葉っぱが伸び、そしてとうとう花まで咲いてしまいました。


からだ(大根部分)は横たえられていたのですが、茎・葉は重力に逆らって、からだと直角に上へ上へと伸びております。
けなげです。 


ところで、大根の花は白だと思っていたのですが、部屋においてほったらかされた“のら大根”の花はやや薄紫です。
これは、太陽の光を浴びていないからでしょうか?

それにしても、首を切られ、引っこ抜かれた大根ですが、
それでも生きております。 
驚きです。 
体内にいっぱい水分があるので、それで生き延びているのでしょうか。
でももう食べられません。 ・・きっと! 


 本日もご訪問ありがとうございます。

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時無五寸

2009-04-17 11:24:57 | 菜園
ニンジン栽培1年目の1昨年は、悲惨な結果に終わりました。
種を蒔いたのはいいのですが、いっこうに発芽せず、やっとそれらしいのが1本だけ芽を出してきたのです。
その1本を大事に大事に育てたのですが、結局大きくならず、形もいびつで、ちんけなものでした。


【1昨年の唯一育ったニンジン】
なんだか、すねて育った感じです。

そして、昨年は何とかそこそこ発芽して、生長し、結構楽しめました。

今年は、茎・葉が昨年ほど大きくならないなぁ~・・
と思っているのですが、



引っこ抜くと、以外に大きく育っているものが多いです。 
しかも、変形ものが少なく、まっすぐスマートに育っているものが多いのです。
ということで、今年は昨年以上に大きく立派に育ったようで、十分満足のいく結果となりました。
嬉しいです。 



時なし五寸 紅ゆたか」という品種です。
大きいものは(写真右上)、5寸どころか8寸ほどあります。
まだ種が残っております。
袋に書かれてある「蒔き時」をみると、3月下旬から10月中旬とあります。
まだまだチャンスがあります。
もうすぐしたら、もう一度種蒔きしましょう。 


 本日もご訪問ありがとうございます。

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