かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

衆院選2012

2012-12-16 14:11:47 | 政治・社会
「近いうちに」がなかなか近くなかったけれど、突然の解散発言から1ヶ月。
今日は衆議院議員選挙の投票日。
選挙期間中、マスメディアは何度も世論調査の結果や予想獲得議席数を大々的に報じる。
何のためにやるのか目的がわからない。
売らんがため? 
これって有権者の心理に少なからず影響を与えるだろう。
つまり、世論操作につながるように思う。
でも、選挙違反にはならないようだ。
そして、午後8時に投票が締め切られた途端、どれだけやったかあやしげな出口調査とやらを加えて、
各TV局は、次々に「当確」「当選」を報じる。
この時点では開票はまだなので、投票したことにむなしささえ覚える。
“1票の重み”というけれど・・・。

昨日の愛媛新聞のコラムに載っていたように、
「動かすのは、決断。」が、政策転換へと「動かすのは、無断。」
「日本を、取り戻す。」が、本音は「「権力を、取り戻す。」
では困る。 


ご訪問ありがとうございます。

 「プチッ」と応援 感謝

中国の暴動

2012-09-17 15:04:34 | 政治・社会
暴徒乱入、無言で破壊・放火…工場再起不能(読売新聞) - goo ニュース

未明から外が騒がしい。
久しぶりに台風らしい台風がやってきた、という感じ。
雨は上がったが、今も唸りを上げて強風が吹いている。
佐田岬はそれほどでもないが、沖縄や南・西九州は大変だったのではなかろうか。

その台風の向こう側の大陸では、大暴れする輩が大勢出ているようだ。
もはやデモではなく暴動、略奪、・・犯罪である。
日系企業、日本製品、日本人が狙われている。
しかし、奴らは何の罪にも問われない。
中国当局もほったらかし(に近い)。
なんともやりきれない。

パナソニックも襲撃されたが、まだ松下電器産業だった昭和53年に、当時副首相だった小平氏が来日した際、松下のテレビ工場を訪れ、出迎えた松下幸之助氏に「中国の近代化を手伝ってくれませんか」と頼んだそうだ。
すると、幸之助氏は「できる限りのお手伝いをします」と返答して、翌年北京に駐在員事務所を開設し、その後北京に合弁会社を設立し、今日に至っているそうだ。
そして平成20年、来日した胡錦濤国家主席が松下の本社を訪れた際、当時の名誉会長に歩み寄り、「中国の発展に尽くしていただき、ありがとうございます」と感謝の言葉を述べたのだと。

こんないい話があるというのに・・・
全てを踏みにじる。


ご訪問ありがとうございます。

 「プチッ」と応援 感謝

正直困る!

2012-09-08 12:46:44 | 政治・社会
先月末に内閣府が公表した南海トラフ巨大地震による津波の推計データの扱いについて、
「なんでやねん」的なことになっている。

津波の高さや浸水域を計算した詳細データは市町村に提供されず、県に貸出されているだけだと。
「えっ?・・」である。
そのため、市町の担当者は県庁に日参し、パソコン相手に手作業で詳細データの確認を行っているそうで、南予沿岸の市町職員は、県庁の当該パソコンに列をなしているという。
「なんて、非効率な!」
せっかく詳細な電子データがあるというのに、それを現場の自治体に提供できないというのはどういうことか。

「国の防災対策に資する目的で計算した。市町村のハザードマップ作成などに使われるのは正直困る」(内閣府防災担当)との言い分である。
国民を大いに脅しておいて、詳細は教えられません。市町村は自力でデータを集めなさい ということのようだ。
また、“地理情報システム(GIS)”については、版権の関係で市町村には提供できないのだと。

津波は霞が関の会議室で起こるんじゃない。現場で起こるんじゃ!

中央役人の偏狭な特権意識を見る思いでいやな感じ。こんなことでは 正直困る!
県庁から町職員が苦労して手作業で入手したデータ。
今度は、「地域自主防災会や町民には提供できません」てなことにならないことを願う。


ご訪問ありがとうございます。

 「プチッ」と応援 感謝

南海トラフ地震被害予測

2012-08-30 12:22:25 | 政治・社会
昨日、内閣府から南海トラフ巨大地震に伴う被害予測が公表された。
マグニチュード9クラスの最大級を想定しての計算で、死者は最大で32万人、愛媛県では1万2000人だと。
これまでの予測を大きく上回る被害予測だ。 
愛媛県では、震度が6強~7。
これだけの揺れでは我が家の建屋は耐えられそうにない・・・・

ところで、
こういう類の発表は、一般国民に公表する数日前にはメディアに知らされているようで、
昨日は、当地区にTV局や新聞社が取材に来ていたようで、昨夕のローカルニュースや今日の新聞に記事が掲載されていた。

なぜ当地区が取材対象になったかというと、
愛媛県内では最高の21mという津波が、当地区沿岸に押し寄せると予測されたからのようだ。


【県内最高の津波が押し寄せると想定された小梶谷鼻】

大雑把に佐田岬半島に到達する津波の高さ・・・というのならわかるが、
なぜ当地区の「○○地点」というところまでわかるのだろうか? と思った。
記事を読んでみると、今回は地形を10m四方に分割して、細かい地点ごとの津波高・震度分布の解析を行ったようだ。
そこで私も、そのような詳細な情報が知りたくて、昨日から内閣府のHPにアクセスを試みるのだが、全くつながらない。 
きっと、多くの方がアクセスしているからつながらないのだろう。

ところで、細長い半島の中でなぜ小梶谷鼻で最大の津波なのだろうか?
きっと、小梶谷鼻から沖合は、海底地形が細長く盛り上がっているからであろう(深度が浅い)。

  【小梶谷鼻(烏帽子のような岩場)から沖合につながる岩礁】

津波は深度が浅くなれば速度が遅くなる。
遅くなれば一定範囲での津波が密集することになる。
津波の個々のエネルギーは同じなので、密集して個々の津波の幅が狭くなれば、高さで補うことになる。
したがって、水深の浅い海岸部で津波の高さが急激に増す。
たとえば、水深100mの沖合での津波の高さが1mだとすると、
その津波が水深1mの海岸へ到達した際には、計算上3m余りの高さになるそうだ。

面倒なことを書いたが、ともあれ小梶谷鼻周辺に民家はないので、津波によって住民が被災することは考えにくい。
それでも、そんな巨大な津波が押し寄せれば、海岸付近の斜面がダメージを受けるだろうから、土砂崩れを誘発する恐れがある。
ともかく、当地区は津波被害より地震動そのものによる土砂災害・火災が最も心配される。
孤立しないために、集落内を周回できる道路や避難道の整備が切望される。


 ご訪問ありがとうございます。

 「プチッ」と応援 感謝

植物の生命力

2011-04-29 13:35:52 | 政治・社会
今回の大震災で相当なダメージを受けたはずの東北新幹線が、震災50日目を前にして運転再開したようだ。

曲がったレールは新しいものと交換するのではなく、ひたすら叩いて元の形に戻したというから驚く。
そういえば、高速道路の復旧も早かったなあ。

そんな日本の底力もすごいが、植物の生命力はもっとすごい。
先日、避難所を訪問された皇后に黄色い水仙の花を渡していた女性のことがニュースで取り上げられていた。
女性は、家が流された自宅に帰った時、その水仙が咲いているのを見つけたのだと。
それから、今朝のフジTV系の情報番組でも、名取市の閖上地区の小さな山(丘ていど)に咲いた桜の花が紹介されていた。
津波で幹が折れてもなお、季節を知っているサクラ。
そして、引っこ抜いても 引っこ抜いても 次から次へと生えてくる雑草たち。
植物は動物と違って、移動するという手段を使わないことで、
無駄なエネルギーを使わず、ひたすら同じ場所にとどまって生き、
そして風や昆虫の力を借りて、時には遠くにまで子孫を移動させる。
最近つくづく思うのだ。
地球上で植物が一番すごい、強い・・・ と。 

1か月たって

2011-04-12 11:07:01 | 政治・社会
東北地方太平洋沖地震が発生してから1か月が過ぎた。
昨日は、地震発生時刻に合わせて各地で黙とうがささげられていたようだ。
ここ伊方町でも、防災無線で黙とうの呼びかけがあった。
この1か月、テレビのニュース番組を見て目が潤まない日はなかった。
いまも避難されている多くの方々、そして多くの行方不明者、
広がる原発被害と不安。
それでも自然は容赦なく、先週7日に続いて昨日もM7.0の巨大余震が発生した。
(今朝も千葉県東方沖で地震が発生)
震源や規模からみると、もはや余震の域を越えているのではなかろうかと思える。
東海地震・東南海地震・南海地震もますます心配だ。


ご訪問ありがとうございます。

 「プチッ」と応援 感謝

巨大地震から1週間

2011-03-18 12:17:44 | 政治・社会
原発の異常事態は深刻さを増したまま、いまだに展望が開けない。
ギリギリの闘いが続いている。

そんな中、投機目的で円を買いあさるバカたれがいたり、
振り込め詐欺を目論む大馬鹿がいたりで、情けなくなる。

被災・避難されている30万人以上の方々は寒さと不自由さの中、懸命に耐えている。
こんな田舎だけれど、我が家には食料、水、寝具、燃料など生活必需品に不足はなく、紙パンツ、尿取りパッドも揃っている。
でも、これらを被災地に送る手だてがない。
何もできないでいる。
避難所に物資が十分に届けられないなら、避難されている方々を被災していない地域に避難させた方が良いのではないだろうか、と思う。
例えば、当地区には空き家がいくつもある。
(遠いうえに、こんな不便な田舎に来ようと希望する人はいないだろうが)
過疎化で町内全体、県内にもたくさんの空き家、空き住居があると思う。
すでに避難者を受け入れた自治体があり、さらに保養施設などで受け入れる準備ができているところもあるという。
そういった具合に、全国的な規模で被災者の受け入れ態勢を整える必要があるのではなかろうか。
一時的な住宅として、あるいは移住先として。




がんばれ、日本。がんばれ、東北。

2011-03-14 16:08:34 | 政治・社会
時間が経つにつれ、ますます悲惨な状況が明らかになっており、さらにいまだ孤立して救助を待っている人たちが大勢いる。
連絡の取れない人たちも多い。
そして、避難所にいる方々も食料・水が不足している上に、寒さにも懸命に耐えているのだろう。
まだまだ頻発している余震のなかで。
首都圏周辺では交通障害も生じているようだ。
そんな甚大な被害状況下にありながら、暴動や略奪が起きることなく、冷静で整然としている(と思う)。

ベトナムのメディアは、そんな日本人の冷静な対応ぶりを、
「怒鳴り合いも喧嘩もない」「本当に強い国だけがこうした対応ができる」と、
在日ベトナム人らが驚き称賛していることを報じているそうだ。

そして、外国の援助隊が続々と来日してきている。
そんなニュースを聞くと、胸が熱くなる。
一人でも多くの方が、少しでも早く助かることを願います。
多くの海外アーティストからは励ましのメッセージが寄せられているそうだ。
また、イギリスの新聞インディペンデント・オン・サンデーは、1面全体に日の丸をあしらい、日の丸の中に「がんばれ、日本。がんばれ、東北。」との日本語見出しを掲げて、今回の大震災の被災地に応援メッセージを送っているそうだ。
さらに、「・・・日本は津波の被害から立ち上がろうと闘っている」とも。
熱くなる。




M9.0の巨大地震

2011-03-13 13:54:07 | 政治・社会
ここ半島は穏やかな陽射しが降りそそぎ、ひたすら静かだというのに、
東北地方は大変なことになっている。
つい先ごろ、ニュージーランドで悲惨な災害が起こったばかりだというのに・・・。
新聞のテレビ欄はほとんど真っ白。
民放もCMを流さずに地震関連のニュースだけ。
TVから映し出された津波の様子はあまりにも生々しく 悲惨だ。
2004年のスマトラ沖地震による津波被害もTVニュースで見たけれど、
それを上回る大規模なものだったのではなかろうか。
しかも範囲が広い。
そして、おさまった後の壊滅状態となったたくさんの町が映し出される。
あまりにも無残だ。
本震の後も数えきれないほどの余震が起こっているようで、
今回の地震を起こした断層は、南北の長さ400キロ以上だという。
東北日本側のプレートと太平洋プレートの境界が大暴れしている感じだ。

無くなられた方々のご冥福をお祈りします。
そして、被災して家を失った方々も大変だ。
孤立している方々も早く救援されることを願うばかりだ。

さらに、原発にも被害が出ているようで怖い。
この半島も原発があるので他人ごとではない。
しかも、半島の北側沖合数キロ(瀬戸内海)の海底には活断層(中央構造線)が走る。
一方、四国の沖合 南海トラフではフィリピン海プレートがもぐりこんでいる。
フィリピン海プレートの西日本への沈み込む速さは、1年間で4~6センチ程度だといわれている。
だとすると、100年間では陸側が4~6mも縮む(沈み込む)ことになる。
これを跳ね返そうとして起こるのが南海地震、東南海地震、東海地震だ。
南海地震の発生周期は100~150年程度だそうで、1946年に紀伊半島沖で発生したのが最後となっている。
想定される次の南海地震の発生確率は、10年以内が10~20%、30年以内が40~60%程度、そして50年以内となると80~90%と予測されている。
いずれにしても、日本列島近傍では4つのプレートがぶつかり、押し合っている。
今さらながらだけれど、日本中どこで大きな地震が起こっても不思議ではない。

   【平 朝彦(2002)より】


ご訪問ありがとうございます。

 「プチッ」と応援 感謝

NZの地震

2011-02-23 12:34:12 | 政治・社会
プレート境界、頻発する国 昨年の最大余震か(産経新聞) - goo ニュース

初めての海外旅行先に選んだ国はニュージーランド。
そして、最初に下り立った町がクライストチャーチだった。
1987年12月のこと。
道路にはゴミが落ちてないというほどのきれいな町に感動した。

当時のニュージーランドには、在留邦人も邦人観光客も少なかった。
そして、再び訪れた1998年には、結構日本人に出会った。
その町がマグニチュード6.3の地震に見舞われて大変なことになっている。

ニュース映像を見ていると、見覚えのある建物や風景が壊れている様子が映し出され、胸が痛む。
中心部にある大聖堂も上半分が破壊している。



こんなに美しい姿だったのに。



そして、市民の憩いの公園ハグレイパークでは樹木が根から倒れたり、遊歩道に地割れができたりしている現状が映像に流れる。


【ハグレイパーク】

死亡者も多く出ているようで、日本人を含めて多くの方が行方不明になっている様子。
本当にいい町なのに・・。

ニュージーランドは、太平洋プレートとインドプレートがぶつかっているところで、地質も日本と非常によく似ている。
そんなところからも親近感を感じる。
とはいえ、むしろニュージーランドの北の太平洋やフィジー、ニューカレドニアなどでは地震が多発しているけれど、ニュージーランドは日本ほど地震が多くない、
と思っていた。
が、近年多発しているようだ。
今回はさほど大きなエネルギーの地震ではないにも関わらず、被害が大きそうだ。
きわめて浅い直下型に加えて、レンガ造りの建物が多いというのも要因だろうと思う。
救援活動が速やかに行われることを願うばかりだ。


 ご訪問ありがとうございます。

 「プチッ」と応援 感謝