気にしない気にしない！

　　気の持ちようとよく言われているように、自分が痛さを気にしないようにしていると、足の様子ばかり見ることもなく、周りの様子に目が行くようになります。とても背が高く身体も大きなＮさん。以前お聞きしたら若いころ案の定バレーボールをしていたそうです。２－３週間お顔を見なかったのでどうなさったのですかとお聞きすると、ちょっと具合を悪くしてとの事。お迎えが来なかったのよ。大笑いです。いつも元気な正子さん、相変わらずの薄着、こんな涼しくなっても半袖のＴシャツ姿。Ｔシャツを捲し上げこれ１枚他に何も着ていないの、おなかを見せて、声が大きいので元気そうにみられるけれど、あっちこっち悪いところがあるのよ。とても信じられない。

火曜日に病院に行くからと休んだＴさん。眼科の検査はどうでしたとお聞きしました。御茶ノ水まで電車で行くと一日がかりになるの。専門医の先生に見ていただくのでいろいろ検査があって、疲れるわ。難病の認定を受けているのでこれ以上悪くしないように定期検診は受けて置かないと。目が見えなくなりますかと聞いたら２－３０年は大丈夫と先生に言われたが２－３０年なんて生きていないわ。次回の検診は４か月後。今回は３か月後だったので１月間隔が伸びたので、変化もなく安定しているよう、ほっとしたわ。お荷物を抱えている人ばかりです。でも皆さん明るくリハビリに励んでいます。

頂き物ばかり、お返しをしなければ

　　リハビリ施設から帰ってくるたび何かがバッグに入っています。毎日のように誰かがちょっとしたお菓子やら自分の家で栽培している植物を持ってきてそっと渡してくれます。今日は小さなチョコレイト、そして前日はミルキーと酢昆布、前前日は５センチほどの可愛い鉢に入った小さなサボテン。よかったら育ててね。周りの方にわからないようにバックからそおっと渡された。

こうして毎回いろんなものをいただくばかり。いただくばかりで心が落ち着かない。たまには私からも。　　美味しかったピーナッツで出来たマカロン風の懐かしいお菓子が手に入ったので早速、明日持っていくことにした。百円ショップで可愛い袋を買ってきてもらい小分けにして袋に詰め終わったところです。

お姫様ごっこしちゃった！

　ラジオ体操でリハビリの始まり。体操は自席で行う。終わるとフロアーを移動して椅子を並べてストレッチ体操。自席からフロアーに移動を始めるといつも私が座る椅子の所に電話帳くらいの台を運んでくれて私が椅子に座るまで見守ってくれるＮ氏。ありがとうございます。座ると体操をするために装具と靴を脱ぎます。脱ごうとするとすぐに右側にいたＴさんが早速私の足を取り右足の靴と装具を脱がせ始めた。と同時に左側にいたＮ氏が右足の靴を脱がせ始める。

右足は靴のままで良かったのですがそのまま足の両方を投げ出した形で成すがままにして甘えた。私の足元で二人の人がそれも両足を大事そうに靴を脱がしている姿。そこへ介護士が席に着いたところで私の姿を見て、わー!お姫様ごっこだー。私もしてほしいな。他の人が見ているのにこんな甘えん坊している私。どんなふうに見えているのかな。

大事にしてくれる仲間がいる私は幸せなのかも。こんなところでもお姫様になれるなんて。

楽しくいこう

　　朝から足の痛さがあって顔をゆがめてリハビリ始める。施設に着くと絶対顔に出さないように歯を食いしばった。皆さんともおしゃべりを楽しみ、ほんとは足の痛さがあり階段の練習はどうしようかなと思いながらいたが、理学療法士の先生が時間を割いて迎えに来ていただいたので、お願いしますと階段へ。階段を上り下りしているときは転がり落ちないかと真剣、先生と話をする余裕もない。口をぎゅっと結び４回目になると足の運びがゆっくりになります。先生にずいぶん慣れてきましたねと言われてもほんとはそれどころもないんだけれど。痛さを我慢していても何とか歩けるだけいいのかな。以前の私と比べればね。痛ささえなければ楽しいのに。

帰りの送迎車を運転していた介護士さん。しばらくですね、最近はどうしていましたか。慣れてきましたか。と尋ねたところ、家で立ち上った時フローリングで滑ってテーブルの角に胸を打って先週１週間休んでいました。彼も持病の為に足のしびれがあって足の裏に痛みがあるらしい。若いのに。歩き始めの１歩は気を付けないと危ないものね。私と痛みを抱えるのは同じだ。

２階の方に配置換えしてくれないかな。２階の方がやりがいもあり楽しそうだから。私たちが２階で明るく楽しくリハビリをしているのが羨ましそう。

テレビが壊れちゃった

　　一昨日テレビを見ようとしたら画像が写らない。黒いままの画面でどうしよう。　　　黒い画面にＢ－ＣＡＳカードを外して入れ替えてみてくださいの表示。カードを外し綺麗にして何度か入れたり、外したりを繰り返してみても画面は写らない。メーカーのカスタマーセンターに電話したところやはり説明はカードの入れ替えをしてみてください。同じ説明でした。何度か繰り返してもやっぱり写らない。写らない旨話すと、別のカード専門の会社を教えてもらいました。

・・・システムズに電話して説明したところカードの読み取りが弱くなっているかもしれない。不便でしょうから新しいカードを速達で送ります。着いたら古いカードを折り返し送ってください。　　なんと無料で新しいカードを送って下さり、本日カードが届き安心してテレビを楽しめるようになりました。メーカーの姿勢はどうあればと考えさせられました。

指を思うように動かせることは？

　　ちょっと手持無沙汰の時などは右手の指を動かしてみる。医師からも手の指は神経が末端で細かくなっているので、感覚が戻るのはなかなか難しいとの事。　倒れたときから指は麻痺が戻るのは難しいので指のマッサージを続けていた方がいいわよ。何人かの友人に言われていたのでずーっとマッサージは休まず続けていた。でも思うように動いてくれない。２週間ほど前にペグの小さな筒を２本指で持てるところまでできた。今日手を見ていると親指の付け根の筋肉がぴくぴく動いているのが見えた。筋肉が働き始めた。何度も人差指と親指をつかむように動かすとやはりぴくぴくわずかな動き。

他の３本の指は動く気配がない。まだまだ先は遠い。

我慢しているうちに

　　今週は足の裏の痛さを我慢しながら、プラス気にしないように歩くことがリハビリテーマのようでした。気にしない、気にしないと暗示をかけて歩いていると微妙な痛さがあっても歩けてしまう。気の持ち方のようなのかしら。

身体の痛さについて医師から言われたこと、その上に自分でやってみたこと、感じたことなど休憩した時周りの方たちに話したところ「今日はいいこと聞いたわ。私もあちこちが痛くてもあまり気にしないようにしましょう、」実際は痛いのですがそのことを口に出さないようにしていると怠けることもなく、がんばっていられます。

暗示も効き目があるのかな

　　１週間前、脳神経科の診察を受けたときに足の裏が痛くても足のどこにも痛くなる兆候は見られないと医師から宣告された。痛みを少しはやわらげられる薬はある。でも頭がぼんやりしたり眠くなる場合もある薬です。てんかんに使う薬と同様のものらしい。きっと一次的に痛みを感じないようにするらしい。そこで私はそのお薬は使いませんと宣言してしまいました。自分で薬を使わずに自分の力で克服する覚悟です。この１週間の間、折に触れて歩くたびに立ち上がるたびに、足に向かって足の裏には痛いところないはずよ。気にすることもなくしっかり歩きなさいと言い聞かせていました。

まだまだ初めの一歩は痛くて飛び上がることもあるが微妙に痛みが軽い場合もある。こうしているうちに痛みをいつの間にか忘れることもあるのかと、その時まで楽しみに待つことにしましょう。

お互いに教えあいましょう

　　リハビリのマシーン、自由運動、それぞれ自主的に動くことになっています。自分の体力、体調を見ながら負荷、回数、時間を無理のないように決めていくのがルールになっています。動かせない、マシーンの動かし方がわからないときには介護士を呼んで動かしていただきます。　　　　

それぞれのマシーンの所に働きの説明の案内が貼ってあります。みんな大人ですからいちいち見ている人は少ないようです。前の施設の所長は依然スポーツジムの仕事をしていたとかでマシーンのそれぞれの効果とかどのようにどこで力を入れるのが効果的であるかを教えていただきました。今は自主的にとかでマシーンの説明が少ないようです。

夢中になってやるほどもないのかもしれない。のんびりやる人、ほどほどで終わりにする人、いろいろありますね。横から余計なアドバイスは言えない。その人の体調はわかりませんから。　ただプーリーだけは体力のない人でも無理なく出来るもの。ロープを握って腕を伸ばす器械です。見ているとただ何気なく腕を伸ばしているだけの人が多いのです。そのやり方はあまり効果が無いように思われます。先日そんな恰好で腕伸ばしをしている感じの良い夫人が私の隣で一所懸命続けていました。そこで腕を精一杯伸ばして伸びたところで１，２秒そのまま置く、そうして反対の腕を伸ばすを繰り返した方が効果があるそうですよ。肩こりも楽になるようです。やってみたらどうですか。と話した。

歩行をしているときプーリーの話をした方が別の人にこうした方がいいらしいよと話しているのが聞こえてきた。正しい効果的なマシーンの使い方が広まるといいな。　　

明るいリハビリ

　　例のごとく火曜日は雰囲気が明るく話題も豊富でスポーツジムで身体を鍛えているのではと間違えるほどです。怖くてマシーンに乗れなかったが今日は負荷１にして２０回くらいやってみました。足の付け根はどうにか痛くならないようですと喜ぶ人。歩行の速さを計っている人。大型連休に富山にドライブをして美味しい蛸とイカをたっぷりと食べて満足、来週の連休には宮城の鳴子から秋田に抜ける景色の素晴らしいとこにいってくると旅の話。持ちネタの少ない私はもっぱら聞き役。　ノーベル賞の話になり隣の市に北里の病院がありそこで看護婦をしていた彼女になんか嬉しい気持ちになるわね。話しかけると４０年近く前になるけど看護婦の研修施設長だったの。医師ではないので直接指導は受けなかったけれど、やさしい穏やかな先生だった記憶があるわ。まるで別世界の話と思っていたのにこんな身近にあるなんて。

愚痴をこぼすのはやめよう

　　昨日収穫祭でお会いした職員に会うたび「昨日はお疲れ様でした。」「昨日は楽しめましたか。」それぞれにやさしさのある言葉。こんな人たちに囲まれてリハビリが出来るんだ。せっかく励ましてくれる職員たちがよくなるようにとアドバイスを発信してくれる。少しの痛み、痺れなんて我慢できるではないか。時々会う人でも何気なくいつも元気に頑張っていますね、と言ってくれるではないか。そう人の目のあるところでは精一杯頑張るのが私です。小学６年の時担任の先生から職員室で君の話が出たよ。どの先生でもいつでもどこでも一生懸命陰日向が無く掃除を頑張っていると、褒めていたよ。そういわれてから自分の出来る範囲で頑張る癖が付いてしまっていた。はたして小６のようにリハビリを頑張っていただろうか。良くならないことを愚痴るのはやめようと言い聞かせていたところに１階から上がってきた人が「すごいね、背筋も伸びて歩く姿がいいわよ。」と声を掛けてくれて、周りに見てくれている人がたくさんいるんだ。彼女に見ていられるのがいい結果になるようよと返しました。

秋の収穫祭

　　澄み切った秋空の下、施設の秋の収穫祭が催された。日に焼けるほどの良い天気に恵まれたくさんの出席者。のんびり出かけたら大遅刻。キノコの炊き込みご飯やら、サンマ焼き、豚汁、お好み焼き、焼き芋など盛りだくさん。ステージではボランティアの演奏、ソーラン節の踊りなど。　　　焼き芋は利用者からいただいたサツマイモの苗３００本を施設の畑で育てて収穫して焼き上げたものです。ここの施設の良いところは遠くにいても顔が見えるとすぐによってきて「よく来てくださいました。」「こんにちは、楽しんで行ってください。」頭に編み笠のような帽子をかぶって「こんな格好で司会をしました。」次から次とあいさつです。

和やかな職員たちに囲まれて写真を撮ったりと楽しい時を過ごすことが出来ました。そんな彼らの指導を受けながら来週からリハビリに励みましょう。

浅田真央の復帰戦観戦中

　今浅田真央の演技が終わったところ。最初の演技のトリプルアクセルが大成功。これでいけるかな。安心してみていられる。ジャンプのミスもなく以前の浅田真央が間違いなく戻ったようです。得点は141.70満足のいく演技でした。彼女たちの身体の美しさ、動きのしなやかさ、ジャンプの力強さ、魅入られます。ここまで自分を作り出せられるのも自分のたやまない努力ですね。引退しても復活することが出来るのよ。と彼女のめじからで言われたよう。

リハビリに疲れ半日ベットに横になっていた自分が情けない。さあ来週のテーマを考えよう。

痛みの感覚は千差万別

　　昨日の定期検診で言われた足の痛みを自分で克服しなければ。リハビリ施設にいると誰でもが何か痛みを抱えているようです。　よく話をするTさん、脊柱管狭窄症の手術を３年前に受け、それからは背中が痛くて我慢が出来ないほど。座薬を入れてから施設に来るがあまり痛いときはお休み。手術をした先生に痛さを話しても手術は成功しているので痛みは気のせいだろうと言われてしまう。骨の周りの筋肉の力を付ければ楽になるのかもとリハビリを頑張っている。いくつかの病院を訪ねたこともあるようだ。なかなか痛みは取れない。ペインクリニックを紹介されたが先生にお聞きしたところ、そこで痛みを軽くすると悪くなったところを隠されて本当の病気を見つけにくくなるのでお勧めできないと言われたとか。今日もお休みだったので朝方痛みが強かったのかしらと心配になります。

骨を折ったとか怪我をして傷があるとか目に見えると処置の方法があるのに神経からくる痛みは見えない分他人にわかってもらえない。あまりに痛い痛いと言っているとノイローゼともとられる。　義足の彼のように付いていない足が痛いと叫び声を上げるとない足に薬はつけられないと精神安定剤を処方されるだけ。

自分の身体なのにままになりませんね。今日も足に痛くないのよと言い聞かせながら歩行を８００歩出来たことを喜びましょうか。

半年ぶりの検診

　　半年ごとの検診を受けてきました。CTスキャンの脳の画像はあまり変化がありませんね。初期の画像と比較しましょう。そこで初期の画像が画面に映り今日の画像と比較したところほとんど切れたところの大きさは同じくらいの大きさで私が見ても変化が無いように見えた。何か変わったところはありますかの質問で、実は二か月前に足にマメが三つも出来マメは治ったのにその後足の裏が痛くてリハビリでもこまっているのですが。

神経マヒのせいですか。先生は足首を持ち上下に動かし膝を屈伸して足の動きを確かめました。多分神経の方から来るので痛み止めの薬と言っても外科の傷に付ける薬では効き目がないです。痛みを少しやわれげるくらいの薬はあります。眠くなったりぼんやりすることがあります。　　　もしやと思って先生それはてんかんの治療にも使われる薬ですか。そう２種類あります。そういえばリハビリ仲間の義足の彼から聞いた薬のようで、それは精神安定剤でした。

薬はいりません。自分でコントロールしながら歩いてみます。それでは次回の予約を半年後に入れておきます。　　先生におまけを言ってしまいました。　　先生、以前より若く見えますよ、お髪が短くなっているのかな。　　いやー、前はぼさぼさで長めだったかな。にこにことご機嫌な顔でした。