ベルママのリハビリ日記    

写真付きでリハビリの様子、リハビリ生活の喜怒哀楽、季節の愛する花々と生き物。

余計なお世話だったかしら?

2015-10-19 20:26:06 | リハビリ生活、胡蝶蘭

  このリハビリ施設が始まったころからの利用者。入院時に同室で気の合った男性3人組。何をするのも3人で。そのうちの一人は半年で無事卒業し、会社に戻った。後の二人は今もリハビリに頑張っている。一人はスポーツマン風で順調に良くなって今では普通の人と見分けがつかないくらい良くなっている。

あと一人の人は最初から一癖あるとか、あるいは自立性に難があるようで大きな声で先生にいちいち尋ねることが多い。その上もう一人の人がいると後を付いているばかり。最初の頃不安定な歩行をしていたのでどなたかがどうして杖を利用しないのと聞いていた。「かみさんが怒るのよ。みっともないから杖なんかついてはダメ。かみさん、おっかないよ。治るか死ぬかどっちかにしてとまで言うんだ」そんなにしてもリハビリをしなければ。きっと焦りがあるのでしょうね。ほかの皆さんはじっくりとここでリハビリを頑張っているのに、彼は多分奥さんの意見もあるのでしょうがいろんな施設を体験してみたり移ったりしながらまたここへ舞い戻ったりと落ち着かないのです。

ここ半年はやはりここ以上の所はなかったのでしょう、今はここで落ち着いたようです。でも自分の状態を認めるのが良しとしないのかテレビで見たとかどこそこでこんなこと聞いたとか先生の指導以上のことを勝手にしたがります。意欲があると見えなくもないが地道にする方が正しい体の動きが出来るのではと、はらはらします。最近は走りたいがどうすればと先生に頼んでいました。多分正しく歩ける方が先とでも言われたのか先週から走りたいと言わなくなりました。長い事身近に見てきたのでどうしよう、言ってもいいのかとずいぶん迷ったが我慢できずにとうとう彼に直接思っていることを口にしてしまいました。

先週の金曜日帰りの支度を始めたとき「Aさん、気になっていたのだけれど言っていいかしら。歩くとき前足を着くとき指の部分を着くだけで歩いているでしょう、しっかりかかとを付けて後から指の部分で蹴るようにした方が歩くとき安定すると思うんだけれど。そのままでは走ることは難しいかな。今のままではぴょこんぴょこんとした歩き癖がついてしまうような気がするのだけれど、ごめんなさいね、余計なこと言って。前から気になっていたのでね。

今日リハビリで歩く姿を見ているとぴょこんぴょこんと歩いていない。かかとから付けるように歩いている、少しは役に立ったのかしら。

 

 

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