杖は正しく持つこと。
正しい持ち手で歩く。
杖は自分の三本目の足です。
杖を身体の脇であまり前にはつかない。
三本の足でバランスを取って歩く。
杖を持たないで歩くことを急がない。
バランスよく歩けると自然に杖が要らなくなる。
焦らないでも歩けるのだから。
まるで私が言われているような言葉。
理学療法士の声が大きいので部屋中に響く。
団体行動に馴染まない人もいる。
男性軍が階下から上がって来る前に先にマシーンに案内する。
介護士の手のあるときにマシーンをさせないと運動をしなくなる。
マシーンに乗りながらうたた寝をしてしまう、転げ落ちたりしたら大変。
目が離せない。
マシーンから降りると腕時計を見ながら予定があるから帰る。
忙しいからと。
エレベーターに向かってしまう。
まだ終わっていないのでもう少し運動をしましょう。
終わったら将棋が待っていますよ。
自分から行動が起こせない人。
マシーンにここから始めましょうと案内すると乗り込む。
目を掛け手を掛けるのでたくさんの男性が来ると見ていられなくなる。
利用人数が少ない時間に彼らの運動を終わらせる。
家族からも運動を十分するようにと依頼されているらしい。
まだ老人になっていなくて中年の若さがあるのに。
老人グループに入るのがいやなのか。
まず運動からですね。
行動に違和感がなくなれば・・・もとに戻れるのに。
難しい問題です。
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