歴声庵

ツイッター纏め投稿では歴史関連(幕末維新史)、ブログの通常投稿では声優さんのラジオ感想がメインのブログです。

「慶応四年四月五軍押前行列」について、その2

2010年04月04日 20時13分04秒 | 戊辰戦争・幕末維新史

 まず最初にお断りさせて頂きますが、今日の記事は史料的裏付けはなく、単に私の推測で書かせて頂いていますので、史実とは異なる可能性がありますので、ご注意下さい。実際今日は、この推測をだらだらと書き続けているだけなので、はっきりとした結論が出ていない、あまり意味の無い記事ですので、ご了承下さい。

 先日「慶応四年四月五軍押前行列」に書かれている、慶応四年四月時点での米沢藩兵の編成を書かせて頂きました。あの時は編成だけを書かせて頂きましたけれども、ここでこの編成について色々考えて(妄想)してみたいと思います。
 まず中条豊前やら大井田修平など、後の戊辰戦争でも大隊長で活躍した者達が大隊長となった一之手~五之手の4個大隊(尚、四之手大隊が存在しないのは、やはり「四=死」となるから避けたのでしょうか)、何となくこの四つは侍組・馬廻組・五十騎組・与板組の米沢藩上級家臣によって編成された、米沢藩の主力部隊の感があります。もっとも実際には米沢藩兵の大隊長・軍監・小隊長と言った士官の多くは、米沢藩家臣団の頂点に立つ侍組から抜擢されているので、実際に侍組で小隊を構成するのは不可能なんですよね。尚、米沢藩家臣団についての説明は北越戦争第二章の記事を参照下さい。
 次に一之大隊~三之大隊の3個大隊。この三個大隊は藩主一門やら大身の長尾権四郎が大隊長を務めているので、そう言う意味では藩主の親衛隊、言わばエリート部隊と言った印象があるのですけれども、小隊長の顔ぶれを見ると、むしろ○之手大隊の方がエリート部隊と言った印象を感じてしまいます。また組外である徳間久三郎が一之大隊中の小隊長を務めている事を考えても、藩主直属の親衛隊とも言えない気がするのですよね。ただし組外と言えども、徳間久三郎は北越戦争に関する詳細な日記を残してくれているので、歴史研究の面では後世に多大なる貢献をしてくれた人物と言うのを明記させてさせて頂きます。
 そして御視兵隊・軍政府直属・奉行府直属の三部隊、正直この三部隊が一番判り難いのですよね。あえて推測を書かせて頂くとしたら、この慶応四年四月五軍押前行列と言うのは、戊辰戦争参戦前のセレモニーであり、この三部隊は言わば「馬廻」の役割だったのではないでしょうか。実際この三部隊の小隊長の大半は、その後の戊辰戦争史で殆ど名を見ないので(高野広次や畠山修造や山本寺亀太は除く)、この三部隊が戊辰戦争中は藩主親衛隊になったのではないでしょうか。

 さて、それぞれの部隊についての推測を書かせて頂きましたけれども、上記のように○之手大隊と○之大隊を合わせて、米沢藩は開戦前に7個大隊を保有していました。そして実際に北越戦争で米沢藩出兵時から編成されていた大隊も、参戦時に出兵した中条豊前大隊と大井田修平大隊、そして総督色部久長直属の3個大隊、また新庄に出兵した本庄昌長大隊、後に北越戦線に援軍と派遣された横山与一大隊と江口縫殿右衛門大隊、そして上杉主水直率の大隊(ただし「五軍押前行列」時の、主水が大隊長を務めたニ之大隊とは編成が全然違う)の計7個大隊と、一応大隊数は「五軍押前行列」時と同じなんですよね(余談ながら北越戦争終戦時には、既存の大隊を分割整理して、前線で新たに大隊を再編成しているので、7個大隊より多くなっています)。
 しかし大隊数が同じと言っても、「五軍押前行列」時の大隊編成と、参戦時の大隊編成が違うと言うのは前回書いた通りです。しかしこれも中条豊前大隊(ニ之手大隊)や上杉主水大隊(ニ之大隊)が、参戦時の編成と全然違う部隊もあれば、大井田修平大隊(一之手大隊)や江口縫殿右衛門(三之手大隊)のように「五軍押前行列」時の大隊編成と、参戦時の大隊編成があまり変わらない大隊もあったりします。特に江口縫殿右衛門(三之手大隊)は「五軍押前行列」時の大隊編成から、幾つかの小隊が引き抜かれただけで、新たに増えた小隊長は居ないのですよね。

 このように「五軍押前行列」時と実際の参戦時の大隊編成が違うと言うのは判って頂けると思います。しかしそうなると開戦前と言う大事な時期に何故大隊編成を変更したのかと言う疑問ですね。思うに「五軍押前行列」はあくまでセレモニーで、セレモニーが終了して問題点が判ったので、新たに再編成したと言う事でしょうか。
 「慶応四年四月五軍押前行列」に対する考察は今回で終わりとさせて頂きますが、いつかじっくり読み込んで、米沢藩兵の編成についてのドクトリンまで踏み込めれれば嬉しいと思っています。しかし、あの変化を嫌った封建時代にも関わらず、実戦を経験した訳でも無いのに、全藩兵の再編成を実行する柔軟性が米沢藩にはあったと言うのは特筆すべきだと思います。


声優ラジオ感想 雑感

2010年04月03日 22時20分58秒 | 声優ラジオ関連

 今日はここの番組についての感想ではなく、この改変期で終了する番組についてなどを書かせて頂きます。
 ネットラジオと言っても、地上波番組と同じように三月終わりの改変期で終了するのが通常だと思いますけれども、何故か私の聴いている番組は四月いっぱいで終るとの発表が今週多かったですね。通常の改変期通り三月いっぱいで終った『Radio Cross Days』を含めますと、私が現在聴いている番組の中で今期で終了する番組は以下の五番組です。

『Radio Cross Days』
『RADIOアニメロミックス ラジオStrikerS』
『ラジオCHAOS;HEAD Love×2中毒注意報』
『乃木坂美夏の麻衣ふぇあれいでぃお!ねくすと!!』
『Fate/stay tune UNLIMITED RADIO WORKS』

 以上の現在聴いている1/3近い番組が終ってしまうのですけれども、中でも『乃木坂美夏の麻衣ふぇあれいでぃお!ねくすと!!』が終ってしまうのが残念で仕方ありません。『うたわれるものらじお』が終ってしまい、一時期私のラジオ熱が冷めていた時期に、現在のようにラジオ熱を復活させてくれた番組ですからね。まあ今週から『あゆごま82Cafe』が始まったので、後藤麻衣さんがパーソナリティーを勤める番組数は変わらないものの、後藤さんと偽まる氏の掛け合い、また準レギュラー格の和田氏・五十嵐氏・三木氏のトークが楽しかっただけに、本番組の終了告知は本当にショックです。この終了告知があまりにもショックだったので、今回別途記事を書いている程です。
 また『乃木坂美夏の麻衣ふぇあれいでぃお!ねくすと!!』が終了する事によって、08年から聴き続けている番組は『まるなげ♪』・『ナツメブラザーズ』・『studio TeaParty』の三番組だけになってしまいました。個人的には何気に『studio TeaParty』が一番長く続く気もしますが・・・。
 番組終了ではないものの、『ギョーカイ時事放談!』が、毎週更新から隔週更新になってしまいました。
 ところで現在聴いている番組の中で好きな番組トップ三位を挙げるとしたら、一位『麻衣ふぇあれいでぃお!ねくすと!!』、二位『戦国RADIO』、三位『ギョーカイ時事放談!』だったのですけれども、一位の『麻衣ふぇあれいでぃお!ねくすと!!』が今月で終了。三位の『ギョーカイ時事放談!』がパワーダウンとなれば、『戦国RADIO』が好きな番組一位になりそうです。やはり私の中では歴史物が最終的には強いのかなと思ってしまう今日この頃。
 何はともあれ、四月も終れば聴く番組が現在の2/3になりそうなので、その分歴史ネタの更新を頑張ろうと思っています。


3月第4週の声優ラジオ感想 その3

2010年04月01日 19時44分04秒 | 声優ラジオ関連

 フィクションだから仕方ないのでしょうが、気になったので一言。最近ラジオ番組中で「信念の為に刀を振るう男達が居た」との、新撰組を扱った作品である『薄桜鬼』のCMがよく流れます。まあフィクションだから美化するのは結構ですけれども、別にあの時代信念を持っていたのは新撰組だけではないと思うのですが。
 何より日本刀なんて時代遅れな物を振るっているから、信念を持った上で、ミニエー銃を装備した薩摩・長州の両藩兵に歯が立たなかったのだろうと、呟いてしまう今日この頃。

『乃木坂美夏の麻衣ふぇあれいでぃお!ねくすと!!』:第42回
 ●パーソナリティー:後藤麻衣さん&偽まる氏 ゲスト:植田佳奈さん
 よく考えたら、メインヒロイン勢の中で二期放送中は唯一ゲストに来なかった植田さんが、ようやくゲスト出演です。最近の後藤さんは、偽まる氏に対して強い立場を持つ植田さんをバックにする事を覚えたなと思っていたら、今回(前回の『まるなげ』ゲスト出演の時もそうでしたが)、当たり前のように植田さんの事を「佳奈さま」と呼ぶ後藤さんの黒さに萌えました(^^)
 そんな植田さんを交えて、表向きは先日のライブを振り返りましたが、各人のライブ中に間違えた際のリアクションが聴いていて面白かったですね。あっけらかんとしている植田さんと清水さんに対して、落ち込んでいる佐藤さんと後藤さん、そして間違えた事に気づいていないという能登さんの対比は聴いていて面白かったです。
 ライブ感想が終ると、今度は後藤さんと植田さんの二人がかりで、偽まる氏にN's活動継続を直訴する番組と化していました。最初は拒んでいた(?)偽まる氏も次第に押され始め、最終的には自主的にやれば構わないと折れていましたね。とりあえず『まるなげ』組と賢プロ組はN'sを続ける気は満々なので、あとは能登さんと佐藤さん次第と言う事でしょうか。もしくは、中山氏を抱き込んで第三期を実現する方が近道なのかな? 偽まる氏も第三期の方は肯定的でしたし。
 
『とあるラジオの超電磁砲<レールガン>』:第27回
 ●パーソナリティー:豊崎愛生さん&伊藤かな恵さん 
 アニメ本編終了後初の回です。本編が終了した事により、黒子成分が不足している私にとっては、豊崎さんによる偽黒子でも聴きたいと思っていたのに、今回に限って偽黒子が少なかった気が(涙) こうなったら本編が終了したので、本編を振り返ると言う事で新井さんを再度ゲストに呼んでほしいです。あと結果的には美味しい役回りだった気がする、木山先生役の田中敦子さんにも是非ゲストに来て欲しいです。
 ラジオ本編の感想としては、初春の能力の呼称として、豊崎さんが凄い名前を付けていましたが、その名前になったら面白いでしょうが、無理でしょうね。

『あなたと! ときめきメモリアル』:第10回
 ●パーソナリティー:大亀あすかさん&滝田樹里さん
 前回がラブレターコーナーがあったシリアス風味だったのに対して、今回はエアーオリンピック(?)と言う事で、完全なギャグ回でしたね(^^) それにしても本編を未プレーの私としては、滝田さん演じる先輩がそんなに体育系なのかと気になる今日この頃です。
 
『AXL ラジオ かしましコミュニケーション 異文化交流アワー!』:第07回
 ●パーソナリティー:ヒマリさん&一条和矢さん ゲスト:茶谷やすらさん
 声優さんとしては初ゲストになる茶谷さんがゲストです。まきいづみさんグループの中では、まとめ役になる事が多い茶谷さんですけれども、今回の番組では完全にボケ担当でしたね。う~ん茶谷さんが緊張していたのか、はたまたま他番組ではボケ担当の茶谷さんが、まとめやくにならざるを得ないほど、まきいづみさんグループがあまりにも酷いのか、どっちなんでしょう?(^^;)

その他に聴いた番組
『studio TeaParty』:第191回
 ●パーソナリティー:壱智村小真さん・櫻井浩美さん・浅井晴美さん・坂田有希さん・他
『Fate/stay tune UNLIMITED RADIO WORKS』:第23回 
 ●パーソナリティー:諏訪部順一さん&植田佳奈さん ゲスト:中田譲治さん