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I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

太田尾カトリック教会(西海市大島町)

2009年11月09日 | 長崎県北部のお話

西海市大島町の太田尾という集落で小さな教会を見つけました

ここ太田尾カトリック教会は、太田尾漁港から道路を挟んで山側の方へ少し上った所にあります。この町におけるキリスト教の歴史は文政年間(1820年頃)にさかのぼりますが、この教会堂自体は昭和4年11月建てられたもの。教会内部は一見すると普通のリブ・ヴォールド天井(こうもり天井)に見えますが、今まで見てきたものとどこか雰囲気が違うような…

あーっ、柱がない普通は天井の垂れ下がった部分から床に向けて柱が伸びているものですが、この教会には柱が一切ないのです。教会自体が小さいので、信者さんが座るスペースを確保するための工夫だったのでしょうかね?

 

ステンドグラスはとてもシンプルな模様で、使われている色も赤・黄色・青の3色のみ。中から見るとあまり分かりませんが、外から見ると窓枠がかなり傷んでいて、その歴史の古さを感じます。

外壁はモルタル吹き付け仕上げといって、木造の教会を強化するため、砂とセメントを水で練り混ぜたものを外壁に塗布しているようです。遠くから見ると汚れで黒っぽく見えているのかと思いましたが、そうではなく、その色はセメントの中に混入された無数の細かな石の色でした。独特なリブ・ヴォールド天井と同じく、このような外壁も今まで見たことがありません。

教会の入り口には聖像が二体建てられていて、まるで外部から侵入を妨げようとしているかのようです。ここ太田尾は隠れキリシタン集落と言われていますが、現在カトリック信徒の数は三分の一にも満たず、仏教徒と区別することも難しいのだとか。しかし目の前には教会が運営する保育園があり、その信仰は今も次世代の子ども達に受け継がれているようでした。小さな島のちょっと珍しい小さな教会、太田尾カトリック教会。今後もその風格のある姿を残していって欲しいものです