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自然の中で見つけたステキなモノ

タカサゴユリ(高砂百合)

2008年08月29日 | 植物のお話

ずっとテッポウユリだと思ってたら、これってどうやら同じユリ科のタカサゴユリのようです 違いは以下の通り。

テッポウユリ(鉄砲百合)

原産国:日本(奄美大島、沖縄諸島など)

茎や葉の特徴:茎は太くて背が低く、伸びても1m程度。葉の幅は広め。

花の特徴:全体に白で花粉は黄色。花期は6~7月。

タカサゴユリ(高砂百合)

原産国:台湾(高砂地方)

茎や葉の特徴:テッポウユリに比べると茎は細く背は2mほどにもなる。葉の幅も細い。

花の特徴:花の外側に赤紫色の筋があり、花粉も褐色を帯びる。花期は7~8月。

どうやら葉っぱが細くて、花に赤紫色の筋があればほぼ間違いなく高砂百合のようですね

       

このタカサゴユリは、大正時代に観賞用として持ち込まれた帰化植物。おそらく今島で見られる白いユリのほとんどがこのタカサゴユリだと思われます。今や観賞用に植えなくても島のあちこちに自生しているので、この時期になると自然の中で観賞できちゃいます。花が終わったあとも細長い種子が花と同じように開いて、これはこれでまたきれい 植物ってそのものがアートだなぁってつくづく思います。タカサゴユリの見頃はまだ続くので、皆さんもよかったら近くで観賞してみてくださいね