I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

森のぬし

2007年04月13日 | 五島のお話

久々に半泊(はんとまり)を訪れてみました。秋に来た時には分からなかったのですが、半泊には山桜の巨木がいっぱい!少し時期が遅かったので、すでに散り始めていたものも多かったのですが、遠くからでも所々ピンク色に染まっているのが分かります。

葉の赤い山桜は、花の色もうっすらとピンク色。うっそうと茂る他の常緑樹に負けじと、一生懸命背伸びをしているように見えます

       

青空に映える山桜を眺めながら、しばらく散策していると、なんともおもしろい樹を発見しました 青々とした葉を枝いっぱいに茂らせ、大きな岩を背負うように枝や根を伸ばし、道行く人を見下ろすように立っている、なんだかとっても気になる樹。不思議なカタチをした幹の部分に注目すると…

        

なんだかこっちを向いて笑ってるみたい いったい何という樹なんでしょう?見る角度によって表情を変えるこの樹の根本からは、美味しそうな湧き水が滴り、キラキラと輝いていました。

水はこの地球上に生きるすべてのものにとって、なくてはならない命のミナモト。この樹も、水がなければ生きていけない。もちろん、私たち人間も。森の木々も私たちも、同じように水を飲み、呼吸しながら生きている。 みんな生きてるんだなぁ。

このキュートなお顔の「森のぬし」と向かい合いながら、ふとそんなことを思ったのでした。

春の半泊は様々な色にあふれ、海は優しい波音を立て、とっても穏やかな雰囲気に包まれています。私たちが出会った森のぬしに、あなたも会いに行ってみませんか?森の木々を注意深く観察してみると、思いがけない出会いがあるかも知れませんよ~