I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

クコ(枸杞)

2006年11月06日 | 植物のお話

                    車を降りると藤色の小さな花が気になって…

アパートの駐車場でまたまた可愛い花を見つけました 

この駐車場は広い空き地になっていて、放っておくと草が生い茂ってしまい、車を停めるスペースが狭くなってしまいます。そこで、毎年7月頃に住民たちによる草刈りが行われるのですが、今年は雨が続いて日程が合わず、結局シルバー人材センターの方々が機械を使って一気に草を刈り取って下さいました。そんな中、生き残っていたのがこのクコという植物。さっぱりとした駐車場に生え始めた草に混じってポツリと一株だけ生えていました

                   

ナス科のクコは北海道から琉球列島まで原野、川縁、道端などに生える落葉小低木で、花が終わると小さくて真っ赤な果実を付けます。クコはルチンが豊富で、弱った血管を強くし、血液をサラサラにする働きがあり、老化を予防するとも言われているそうです。クコ茶や乾燥させたクコの実はお店でも見かけることがあると思いますよ。詳しくはコチラをご覧下さい。→クコの薬効

                   

しかし駐車場の片隅にまさかクコの木が生えているとは思いませんでした 実を乾燥させたものなら見たことはあったのですが、実際に木が生えているのを見るのは初めて!身近なところに意外な植物が生えているものですね

もしかしたらこの駐車場には他にも意外な植物が自生しているのかも…。空き地には整備された公園にはないおもしろさがありますなぁ。当面はこのクコに真っ赤な実がなるかどうか観察したいと思います どうか車に踏みつぶされませんように