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原爆の日

2006年08月10日 | いろんなお話

               海の上で見た夕焼け

1945年8月9日は長崎に原子爆弾が投下された日。あの恐ろしい日から61年目の夏を迎えます。私は戦争を知らない世代の人間ですが、長崎県内の学校では8月9日に必ず平和集会が開かれ、11時2分になると原爆の犠牲となった方々に1分間の黙祷を捧げます。私が通った小学校では、被爆して火傷を負った人たちの写真や、真っ黒に焼け焦げて跡形も無くなってしまった町の写真が体育館の壁一面に展示され、毎年それを見るのがとても恐かったのを覚えています。幼い頃、夕焼けで真っ赤に染まった空を見ると、原爆が爆発したんじゃないかとふと恐ろしくなることさえありました。

                                

世界で唯一の被爆国となった日本が核兵器の恐ろしさを訴え続けてきたにもかかわらず、世界にはあの原子爆弾をはるかに上回る威力を持つ核爆弾が3万発以上あると言われています。どうして人は人を殺すための兵器を開発し続けるのでしょう?私にはとうてい理解できません。一瞬にして何万人もの罪のない人たちの命が失われてしまったこと、61年経った今も原爆の後遺症に苦しんでいる人たちがたくさんいるということを、私たちは決して忘れてはいけません。そして犠牲になった方々のためにも、これから生まれてくる子どもたちのためにも、日本は永久に非核三原則(核兵器を持たない・作らない・持ち込ませない)を守り続け、絶対に戦争をしない国であり続けなければならないと思います。

              

原爆が投下された日、長崎の空は暗闇に包まれ、真っ黒の雨が降り注いだと言います。この美しい空に二度とそのような暗闇がおとずれることがありませんように。そして世界中に平和がおとずれますように。今年もここ被爆地長崎より平和の祈りを捧げます。 → 長崎平和宣言