第71期本因坊戦挑戦七番勝負の第2局が5月23日、24日に兵庫県尼崎市で行われた。結果は白番の井山裕太本因坊が高尾紳路九段に中押し勝ちし、シリーズ対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。第3局は6月2日、3日に秋田県能代市で行われる。
(日本棋院HPより抜粋)
「井山華麗、納得いく碁打てた」 「高尾、序盤のフリカワリに誤算・・・」
(週刊碁見出しより)
◇ ◇
タイに戻した井山本因坊、キレのいい着手で高尾九段を撃破しました。
敗れた高尾九段、薄い碁形でペースがつかめなかった・・・。
フリカワリが勝負のポイントになったようですが、昨今の碁では多いですね。
昭和の時代に比べると変化が複雑で、ザル碁党には理解が・・・。
◇ ◇
今回の対局地は兵庫県尼崎市の「本興寺」。寺社での対局も増えてきました。
尼崎市というと社会の授業で習った四大工業地帯の「阪神工業地帯」が記憶に残っています。
当時は「重厚長大」産業が日本経済の牽引役だったのですが、流れは「軽薄短小」へ・・・。
高尾九段はその棋風から「重厚戦車」、今回は戦車がカラ回りか・・・。
◇ ◇