謝依旻女流棋聖に梅沢由香里五段が挑戦するドコモ杯第14期女流棋聖戦・三番勝負の第2局が2月1日に日本棋院「竜星スタジオ」で行われた。結果は謝が黒番中押し勝ちをおさめ、シリーズ通算2勝0敗でタイトルを防衛した。
梅沢の2年ぶりの復位はならなかった。謝は女流本因坊、女流名人とあわせて女流三冠を堅持。
また、通算タイトル獲得数が10となり杉内寿子八段、青木喜久代八段、小林禮子七段、小林泉美六段に並んで史上最多タイ記録となった。
第14期女流棋聖戦第1局/謝依旻が先勝!
第14期女流棋聖戦・三番勝負第1局が1月27日に神奈川県平塚市「ホテルサンライフガーデン」で行われた。結果は謝が白番9目半勝ちをおさめ先勝した。
(日本棋院HPより抜粋)
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謝・女流三冠、国内の女流囲碁界では「敵なし」という状況です。
通算タイトル獲得数も女流では最多タイ記録の10に到達、まだ21歳ですので新記録はほぼ確実でしょう。
本タイトルの復位に失敗した梅沢五段、妊娠中の挑戦手合ということでハンディがあったのかも知れません。
タイトル独占の謝さんの快進撃を阻止するのは誰でしょう。現段階では鈴木歩・六段、向井千瑛・四段あたりが有望ですが、突進力のある新鋭棋士の登場が待たれるところです。
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第1局が行われた平塚市は、木谷道場があったことから各種の囲碁イベントが行われ、全国注目の「囲碁のまち」と云われています。
囲碁で有名な町としては「広島県尾道市因島(本因坊秀策生誕地)」、「長野県大町市(アルプス囲碁村)」が有名ですが、このような「囲碁のまち」が全国に広がれば囲碁界も活況となるでしょう。