6/29放送の「NHK杯テレビ囲碁トーナメント/山城宏 九段 対 梅沢由香里 女流棋聖」の対戦、山城九段の中押し勝ちとなりました。
乱戦に持ち込もうとする梅沢プロの仕掛けに対し、巧みに相手をいなしながらポイントを稼ぐ山城九段、ベテランらしい打ち回しで快勝の一局でした。
一方、梅沢プロは持前の強打が空振りで、消化不良の一局ではなかったでしょうか。
これで今期出場した4人の女流棋士は残念ながら、全員姿を消したことになります。
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梅沢女流棋聖といえば囲碁界のマドンナ、普及やイベントなどあらゆる方面で活躍しています。
マスコミなどで取り上げられる梅沢プロはいつも笑顔のイメージですが、対局放映中はずっと厳しい顔付きでした。(プロ棋士ですから当然ですが・・・)
投了の直前まで考慮時間を含め放送していましたが、冗長な感じがします。
後半は着手のみの早回しで、終局後の検討の時間をとってほしいと思いました。
そうすれば棋士のナマの声も聞こえるでしょうし、梅沢プロの笑顔も見られるでしょう。
解説の林海峰九段、日本碁界の大御所的存在ですが、アマ視聴者向けにもう少し丁寧な解説をしていただければと思いました。