「霧の旗」
・製作年度:1965年
・監督:山田洋次
・原作:松本清張
・出演:倍賞千恵子 、滝沢修 、露口茂 、新珠三千代 、清村耕次 、川津祐介 、近藤洋介
・概説:松本清張の同名小説を、山田洋次監督が映画化したミステリー作品。倍賞千恵子をヒロイン役に、獄死した兄の弁護を断った弁護士への復讐に燃える、一途な女の生きざまを描く。
先日「映画/霧の旗」のDVDを借りて見ました。
少し前の連休中、同じ松本清張原作の「ゼロの焦点」を見ました。
白黒作品ですが、独特の緊張感・重厚感があります。
最近の映画に較べると作品全体の雰囲気に統一感があり、見る者をひきつける「何か」があったように思います。
◇ ◇
20代の頃、松本清張の推理小説をずいぶん読みました。
「点と線」、「波の塔」、「砂の器」など等、もうストーリーは忘れていますが、いずれも社会派の推理小説として、ベストセラーとなっていました。
この頃は推理小説(当時、ミステリーとは呼ばれていなかった)の黄金期ではなかったでしょうか。