棋聖戦七番勝負の第2局は1月31日から和歌山県白浜町で行われていたが、白番の山下棋聖が中押し勝ちし、今シリーズ2連勝とした。
中盤から始まった激しい戦いは全局に拡大。小林が主導権を握った局面もあったが、攻め切れず、形勢不明のまま終盤に。
山下は、中央から左辺にかけての黒の大石を脅かしながら寄せ得を図り、最後は右上の大場に回って勝ちを確実にした。
第3局は7、8日、福島県会津若松市の今昔亭で行われる。
<山下棋聖の話> 連勝したがまだこれから。次も全力を尽くし、もっと内容のいい碁を打ちたい。
<小林九段の話> 自分ではずっと苦しいと思っていた。次も一生懸命に打つ。
(読売新聞より抜粋)
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本局も第1局同様、小林九段の仕掛けに山下棋聖が対抗する展開でしたが、最後は小林九段も息切れでしょうか土俵を割ってしまいました。
山下棋聖の充実ぶりが光る一局のようでした。
一方の小林覚九段、棋聖リーグ戦では逆転勝ちの多かったのですが今回は本来の粘りが発揮されません。体力的な問題もあるのでしょうか。
第3局は今日(2/7)から始まっていますが、山下棋聖が突っ走るか、小林九段が巻き返すか注目です。
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棋聖戦のTV番組は3本放送されていますが、それぞれ解説者と聞き手が異なり面白いと思いました。
この第2局は下記の出演者でした。
○BS2/囲碁棋聖戦/解説:河野臨天元、聞き手:稲葉祿子アマ六段
・河野天元、時々言葉につまって稲葉さんにフォローされたりと、解説者としてはまだ発展途上でしょうか。
・稲葉さん、経験豊富で安心して見ていられます。
○BS2/囲碁・将棋ジャーナル/解説:王銘エン九段、聞き手:小山栄美五段
・王銘エン九段、対局者の心理状態なども解説され、味があります。
・小山五段、久しぶりの出演でやや表情が固かったようです。
○「NTV/棋聖戦・激突の譜」/解説:結城聡九段、聞き手:巻幡多栄子三段
・結城九段、丁寧な解説ではピカイチ、棋譜を並べる速さも抜群です。
・巻幡三段、NHKの棋譜読み上げでおなじみ、各種イベントで活躍しています。
解説者の評価はやっぱり年功序列でしょか。
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今回の対局地は和歌山県白浜町。南紀白浜といえば温泉や景勝地として全国的に知られています。
「熊野古道」などと合わせて訪れてみたいものです。