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天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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名人戦第4局/高尾本因坊勝ち3勝1敗

2006-10-18 22:17:33 | プロ棋戦

 囲碁名人戦七番勝負の第4局は10月11日から静岡県熱海市で打たれ、挑戦者の高尾紳路本因坊が張栩名人に白番半目勝ちした。高尾挑戦者は対戦成績を3勝1敗とし、名人位獲得へあと1勝に迫った。第5局は18、19の両日、同県伊東市で。
 各所でコウのできる難解なヨセ勝負は、双方に疑問手があり、形勢は二転三転。終局直後、名人は「えっ、負けなのか。最後、損したのか」と嘆き、挑戦者も「えっ、僕が負けだったんじゃないの。本当に勝っているんですか」と語った。

      (朝日新聞より抜粋)

   ◇   ◇   ◇

半目勝負の女神は高尾本因坊に傾き、名人奪取まであと1勝に迫りました。
一方崖っぷちに立たされた張名人、先月から早碁棋戦2冠を奪取し、現在5冠。日本囲碁界最強の意地をみせてほしいものです。
364手の多手数でアゲハマを交換する場面もあったようですが、プロの対局では珍しいそうです。
第5局は今日(10/18)から始まっているんですね。囲碁ファンとしては第7局までいってほしいものです。

   ◇   ◇   ◇

今回の対局地は静岡県熱海。高度成長期では企業の慰安旅行や忘年会などの団体客でにぎわっていましたが、現在はどうでしょう。
特長を生かしたリゾート地をめざしているようですが、時流とともに転換するのは容易なことではないでしょう。

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