怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

中野信子「ペルソナ」・益田ミリ「今日の人生2」「そう書いてあった」

2021-09-28 07:11:05 | 
今や結構テレビで売れっ子の中野信子さん。
落ち着いた口調でクールに脳科学的に見るとこう考えると話す姿はテレビ的に好印象なのでしょう。著書も人気で最新刊は何時も予約待ちです。

ところでこの「ペルソナ」はちょっと趣が違って中野さんの黒歴史的な早すぎる自伝的なようなもの。
人間は本来一貫性がないもので、ひとりの人間の中に多様な側面を持っている。テレビで見ている中野さんと本を読んで想像する中野さんは大きく違った面があるし、あり得ないでしょうけど実際にお会いして話す中野さんともイメージは大きく違うはずです。そんな中野さんのどちらかと言うとてれびとはちがったこういうことをおもっていたn闇の部分を書いたものです。
ここでは通常の自伝とは違って現在から書き出し徐々に過去にさかのぼっていきます。
学校の成績がよくてもコミニュケーション能力は低くて、友達もいなく、先生にもっとテレビでも見たらと言われ通知表に利己的と書かれる。
う~ん、どんな子だったんだ…
それでも成績は良く勉強も好きだったので東大に見事入学しアカデミズムの世界に入っていくのだが、そこで見たのは、何時の時代かと思われるセクハラに厳しい男女格差。女性と言うだけで同じ論文を書いても評価が低く、教授にも媚を売ってセクハラまがいも軽く受け流さないといけない。男に生まれ直す性転換もありと考えていたと言うから半端ない。アカデミズムの世界での男性が決めたヒエラルキーの中、アウエイのフィールドで勝ちを目指すのではなく第3の道があるのではと思い始める。そんな中でフランスでポスドクの不安定な生活を送るのだが、縁があって伴侶をえて日本へ。
アカデミズムの世界から転身して、科学の成果を一般人に分かるように本を書きテレビにも出る。それはそれでアカデミズムの狭い社会からは、大衆向けの商業主義に加担してと誹謗中傷妬みを受けるのですが、一般大衆に分かりやすく受け答えすると言うのもアカデミズムの資産を一般に還元する大切な仕事です。
テレビの世界では「ほんまでっかニュース」が地上波での最初だそうですが、そこでの「さんま」「ブラマヨ小杉」「マツコ・デラックス」「指原」の短評はホンマでっかとおもいつつ納得できます。さんまは忍耐強くその人の引き出すべきところを視聴者に美味しく食べてもらうよう工夫しているとか、さすが四六時中お笑いのことを考え続けているお笑い怪獣。
因みに結婚相手は大阪芸術大学に勤務していて、自身では「シュルレアリスト」と称しているとか。お互いの時間を邪魔せず、ただ寄り添うように近くにいてくれる。二人とも孤独の価値と楽しみを知っていて、それを尊重しあっているとか。いい人に巡り合ったものです。
中野さんが自分自身をモザイク模様の多面体と言っているように、私が見たり読んだりして思っていた中野さんとはずいぶん違うイメージでしたが、人間の奥深くにある一面に触れたような気がしました。本の表紙の写真は世間を厳しく睨んでいるようでこの本の内容を表しているかも。
一緒に写っているのは、益田ミリ「今日の人生2」です。
特にこれと言うこともない今日の人生を生きているのですが、生きていく日々で喜怒哀楽を感じることは必ずあるでしょう。みんな何らかの表現でそう言った心の声を発表したいものです。益田ミリの場合はこういう漫画という方法を取っているのですが、エッセイ漫画とでもいうんでしょうか。人によっては歌であったり、ラップだったり、俳句だったり、短歌だったり、エッセイだったり小説と表現方法は違うのですが、内なる感情感動が得意の表現であふれ出したものの中には、それなりに共感を呼ぶものは多々あります。表現方法が漫画と言うだけで下に見ることもなく、大人だからこそわかる漫画もあります。
益田ミリの場合は、漫画ではなくてエッセイという表現を取ることもあって、どちらがどうと言うことはなく、どちらも楽しめます。

こちらはエッセイの方で朝日新聞連載の「オトナになった女子たちへ」に加筆修正を加えたものです。
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9月26日熱田神宮公園テニスコートは雨で中止

2021-09-26 13:20:53 | テニス
朝起きたら雨。
それも結構降っている。

昨日の天気予報では確かお昼ごろに雨だったはず…
この日は13時から15時なので午前中に雨がやめばできる可能性もないではないけど、ここはクレーコートだからやっぱり無理かな…
一応yahooの予報を見てみようか。

どうやら今日はテニスは無理かも。
雨は小降りになることもあったのですが、お昼まで降りやむこともない。
こんな調子ならば管理事務所にキャンセルの連絡はいらないでしょうけど、一応全員に中止のメールを送りこの日の名義の1059さんにはもし連絡あればよろしくとお願いしておきました。
念のためレーダーの13時の予報も見てみたのですが、雲が覆っている。

13時から15時はどうも雨模様確定です。
撮りだめてあるビデオでも見て kill the timeするしかないか。
果たして13時過ぎに外を見てもやっぱり雨。

なんか今年は雨で中止が多いような。
メンバーの参加数も先細りで、天候にも恵まれずに、わがクラブの前途は冬に向かっている…
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9月23日鶴舞公園テニスコート

2021-09-24 22:20:51 | テニス
久し振りの秋晴れ快晴です。
いつものように8時40分に家を出たのですが、途中はげ親父から電話がありコートの鍵番号が分からないとのこと。鶴舞はたいてい早朝もテニスをしているので開いているのですが、なぜかこの日は誰もやっていなかったみたいです。コート予約は1059さんだったので1059さんに聞けと言ったのですが、よく考えれば月の間は一緒のはずなので、運良く持っていたはがきから20日の番号を教えました。はがきを捨てなくてよかった。
雁道からは8時55分のバスに乗り10分ほどで鶴舞公園へ。

風がそよそよと吹き、秋晴れの公園は気持ちいい。
コートには9時10分に着いたのですが、すでにヤッターマン、えみちゃん、はげ親父が乱打をやっています。
私も準備運動をしてから乱打に入れてもらいいます。
暫くやっているとカバちゃん夫妻が登場
6人で一回りのボレーとストロークに分かれての練習にします。
一通りやったら休憩ですが、用心に残り少ない蚊取り線香を焚きます。

この日はほとんど蚊を見なかったのですけどね。
ではじゃんけんして試合に。
最初はカバちゃんと組んではげ親父、カバちゃんハズ組と対戦。この試合はそれぞれのゲームでは競り合ったのですが、最後のポイントを取って何と4:0の完勝。
休憩時間は早速ビールですね。

次もカバちゃんと組んでヤッターマン、えみちゃん組と対戦。いつもながらえみちゃんには右や左へと走らされヤッターマンは壁のように立ちふさがるのであっさり3ゲーム連敗。最後のゲームは粘って長いゲームになったのですが、肝心なところでミスしてしまい最後粘り切れず0:4の完敗。
ところでタケちゃんマンはこの日も来るようなことをメールしてきたのですが、日にちは間違えていたし大丈夫?やっぱり10時30分過ぎても現れません。
次の試合はカバちゃんハズと組んでえみちゃん、かばちゃん組と対戦。この試合はカバちゃんハズのサーブが炸裂。エースを連発して、持ち前の反応のよさでボレーも決まり3:1で撃破。う~ン、素晴らしい。
しかし次のヤッターマン、はげ親父組との試合ではサーブは安定しなくなりダブルフォールトも。爆発力はあるのでセカンドサーブの安定性があれば強力なんですけど。そんなこんなで好調は続かずヤッターマンの壁に阻まれ0:4の完敗でした。
そうしたら11時すぎになってタケちゃんマンが登場。なんでも調子よくてこの時間がやっととか。
あまりの天気のよさに何とか来られたのか。

とにかく早速試合に入ってもらいます。
こちらは休憩中にはげ親父えみちゃんも持参したビールを全部飲んでいきます。

この日は500缶2本に350缶3本でした。
最後の試合はカバちゃんハズと組んではげ親父、タケちゃんマン組と対戦。この頃には疲れとビールでかなり朦朧としていたこともあって足が動かない。気持ちはあそこだと思うのですが体はそのまま。結局0:4で完敗でした。まあ、怪我なく無事にできてよかった。よかった。
まだ時間があるのでカバちゃん夫妻はコートでテニスレッスンをしますが、私たちはタケちゃんマン持参のお酒で最後の〆。

「酔仙」の特別純米です。3人で分け合ってこの日は終了。
ソコソコ酔っぱらってテニスの疲れもあり、家に帰ったらソファーで爆睡でした。
起きると頭が重くて夕食時には少しだけ迎え酒。
これは体には悪いとしか言いようがないけど、分かっちゃいるけどやめられない~
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本郷和人「考える日本史」

2021-09-23 07:26:17 | 
以前「ざんねんな日本史」のレヴューで厳しい目の評価をしたのですが、そうは言っても本郷和人さんの本は目につくと読んでいます。
今回の「考える日本史」は、本郷さん自身が至極まっとうな本と言っているのですが、歴史という学問は知っていることではなくて考えることであって、歴史をどう考えるかを河出書房新社の藤崎さんが出した漢字一字のお題に従って書いていったもの。

お題は「信」「血」「恨」「法」「貧」「戦」「拠」「三」「知」「異」の10です。
本郷さんの中世だけでなく、古代から明治まで話は縦横無尽に飛ぶのですが、事実関係を積み重ねて行って、それをどう考えていくのか、暗記ではない歴史の見方に目を開けさせられました。その面では前回読んだ「ざんねんな日本史」よりも知的好奇心への刺激に富んだものでした。
なるほどと思ったところを触りだけ紹介すると
・「国家の信用」は「銭」で量ることができる。日本最初に作られた銭は和同開珎か富本銭かと言われていますが、実際に通貨として流通していたかどうかは怪しい。実際に銭が普及したのは、中国から大量の銭が流入した鎌倉時代中期。その頃にようやく国家として信用が大きくなったと言うことであって、古代律令体制と言うものは実態として律令に定められていたことが適用されていない絵に描いた餅だった。
・古代以来中国の制度を取り入れてきたはずなのに日本では科挙制度は取り入れていない。政治は官僚ではなく世襲の貴族が行ってきた。日本では表向きの地位よりも「血」の原理によって動いてきている。ただし、必ずしもDNA的な繋がりの血統を意味するものではなく、養子制度などもあり、その「家」の繋がりの方が重視されてきた。豊臣秀頼は多分DNA的には血統は繋がっていないのだが、秀吉が認めた以上「家」の継承者として秀吉の子どもになる。
・世襲原理が打ち破られた時代が明治時代なのだが、そこでは学歴を重視した「立身出世」の実力主義となり、高度経済成長迄連なるのですが、今の政治状況は世襲主義が戻りつつあるような雰囲気も。そこに失われた30年の通奏低音があるかも。
・戦いの3要素は「戦術」「戦略」「兵站」なのだが、日本は敗戦後、戦争を科学することがタブー視されてきた。戦術では義経の鵯越の戦いとか信長の桶狭間の戦いのように小が大を打ち破ることばかりもてはやされてきたが、信長、秀吉の時代からは野戦陣地を構築するなど土木技術を駆使したり新兵器を運用したりしている。因みに信長は桶狭間以降は寡兵で果敢に挑むことはせず物量で圧倒する戦術を取っている。戦略論ではどちらが戦争を引き起こしその目的は何かをきちんと把握することが重要。戦いの勝敗についても、その目的が達成された同課で考えることができる。そして日本軍が軽視していた「兵站」。戦争に勝つためにはきちんと準備をすることが当然で、兵力や装備をきちんとそろえなければ勝利はおぼつかない。現実を見ることなく精神論と現地調達では、結果は明らかです。
・古代日本の統治範囲は何処までと言う議論になるのですが、古代の3の関(愛発の関・不破の関・鈴鹿の関)より東の東国は古代の朝廷にとって「異なる存在」。戦国時代では地域レベルで「駿河国の人間」「甲斐国の人間」という意識で他国の人間はあくまで他国の人間。列島全体で自分たちは日本人と意識されたのは豊臣秀吉の天下統一の後だった。
こんなさわりだけでも興味を持てたら、新書ですぐ読めるのでぜひ読んでみてください。話は古代から明治大正昭和まで飛ぶこともあって、現代の日本の在り様も考えさせられ、あまり期待もせずに手に取った本ですが、予想外と言うと失礼ですがお勧め本でした。
一緒に写っているのは、今野敏の「大義」です。
「ハマの用心棒」と呼ばれている横浜みなとみらい署暴対係長の諸橋夏男が主人公のシリーズです。係長補佐の城島、ヤクザまがいの風貌の浜崎、一見優男で頼りなさそうな倉持などの係員と常磐町のとっつあんこと神風会組長の神野義治などが絡み合いながらの刑事ものです。
何時もながら今野敏の小説はテンポがよくてすいすい読むことができます。
今回はいつもの長編小説ではなくて短編集。それぞれの登場人物のエピソードが語られていて、このシリーズのファンには興味深くて楽しめました。
今野さんの小説の難点はテンポよく一気に読ませるのですが、そのせいか話の展開が記憶に残りにくい。図書館に並んでいる本のどれを読んだかよく分からず、最初パラパラ読んでもさらに読んだかどうかわからず、ままよと借りて読んだら三分の一ほど読み進めて初めて読んだことあるかもと気が付くと言う点。それは私の記憶力の問題なんでしょうけど…
それでもハマの用心棒シリーズも新しい小説が読みたいので早く新刊が出てほしいのですが、やっぱり人気があって新刊が出るとなると暫くはすごい予約件数となりなかなか順番が回ってこないのも難点です。

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9月20日鶴舞公園テニスコート

2021-09-21 20:37:40 | テニス
天気予報だともっといい天気だったはずなのに、朝起きると曇り。明け方には雨が降ったのか路面が少し濡れている。
それでも雨は大丈夫そうなので支度をして8時40分には家を出ます。
雁道から8時55分のバスに乗り鶴舞公園へ。
相変わらず空は雲が覆ています。

コートに着くとすでにみんな乱打をやっています。
この日はカバちゃん夫妻に、はげ親父、1059さん、えみちゃん、久しぶりのヤッターマンと総勢7人です。近頃では珍しい盛況です。
準備運動をして私も乱打に入れてもらいます。
気温はそれほどではないのですが、湿気があって蒸し暑いので結構汗をかいてしまいます。
一通り乱打をやって一休み。
もうやぶ蚊はいなくなったかと思ったのですが、しぶとい奴らはまだ飛んでいる。早速蚊取り線香の登場です。

一休みしたら、例によってなかなか決まらないのですが、じゃんけんして順番を決めて試合に。
最初の試合は、かばちゃんハズと組んでヤッターマン、はげ親父組と対戦。なかなかヤッターマンを抜くことは困難なのですが、オーバーかと思いきや運よくオンラインのボールが何球かあり2:2の引き分けに持ち込むことができました。
休憩中は持参したビールを時節柄恥ずかし気に飲みます。

この日ははげ親父の持参したビールと合わせて500缶が2本に350缶1本。3缶とも種類が違ったのですが、やっぱりビールがうまいですね。
次の試合はヤッターマンと組んで1059、カバちゃんハズ組と対戦。ここはヤッターマンが右左と動き回るので、あまり足を引っ張らないようにして4:0の勝利。
11時近くになればタケちゃんマンが登場するかと噂をしていたのですが、姿を見せず。この日は体調をうまく制御できなかったみたいです。
次の試合は1059さんと組んでカバちゃん夫妻組と対戦。かばちゃんハズはフットワークがよくて反応してくるし、カバちゃんは強烈ショットもありと苦戦。最初から3ゲームを連取され最後のゲームをなんとかとってやっとの1:3でした。
この後私は連続しての試合ではげ親父と組んでヤッターマン、えみちゃん組と対戦。いつもながらのえみちゃんの深いボールの打ち合いにイラつき、なおかつ短いサーブリターンに足が出ず、甘い球がヤッターマンの餌食になり、それぞれのゲームではいいところまで行くのですが、結果は毎度ながらの最後の決定力不足で0:4。
最後の試合をやって11時50分になりこの日は終了、飲みに行くことなく解散します。
天気は途中少し青空が顔を出したのですが、基本は曇り空。

終わってから普選壇の方が何やら騒がしいので、暇に飽かせて見に行くとよく分からないアイドル予備軍らしきグループがが歌って踊って…

その昔、大学生時代にここで井上陽水がコンサートをやってみた記憶があるのですが、今では信じられないでしょうね。
お昼はどこかで食べる必要があるので、悩んだ挙句、雁道の中華料理店へ。
かに玉定食で750円でした。

まあ、当然ながらカニ蒲鉾でしたけど盛りだくさんで満腹になりました。因みにコーヒーもセルフサービスで無料です。
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東野圭吾「祈りの幕が下りる時」

2021-09-17 15:35:57 | 
映画化された作品は映画を見てから読むのか、読んでから見るか悩ましいところなんですが、これは映画を見てから読みました。
因みに映画のレヴューは2018年2月に内容薄いものがアップしてあります。

「新参者」で始まる加賀恭一郎シリーズの一応完結編でしょうか。
加賀はこの後警視庁捜査1課に異動になるみたいですし、何やらいい感じの彼女も出現。
加えてここで、加賀の両親が離婚した理由とか父との確執の理由などがあきらかになってきます。
それにしても加賀の生い立ちの秘密が何年か後の殺人事件に結びついて、謎解きの縦糸になっていくのは少し強引ではないだろうか。
映画の時は、阿部寛のカッコよさと松嶋菜々子の演技にあまり違和感なく溶け込めたのですが、映画はいわば閉ざされた空間に2時間閉じこめられるので否応なく作品の世界に入り込み、多少つじつまが合わなくてもスルーしてしまうのですけど、小説となるとこの展開はいかにもと感じてしまうのは仕方ないでしょう。今回読んでみて、加賀は阿部寛でピタリ出し、松嶋菜々子もこの人物なら全く適材だと納得。原作を読むと俳優に違和感を感じる映画は多いのですが、ほとんどそういう感覚はありませんでした。
そうやって映画のことを思い出しながらも一気に読み終えることができたのは作者の力業。東野圭吾の小説家としての力量はさすが、ベストセラー連発の人気作家です。
ミステリーの場合はレヴューでネタバレをしてはまずいので、これ以上は書きません。
至って内容のないレヴューですが、興味がある人は是非小説を読んでください。今はもう図書館でも予約待ちすることなく借りることができました。
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大黒天物産の株主優待来ました。

2021-09-15 20:29:43 | Weblog
9月も半ばになって「大黒天物産」の株主優待品が届きました。

大黒天物産と言ってもほとんどの人は知らないでしょうが、激安スーパーの「ラ・ムー」を出していて、岡山本社なので中国地方中心なのですが、名古屋市内にも港区に木場店を出店しています。
優待品はやっぱり岡山名産と言うことで、毎年ブドウの「大粒ピオーネ」


大粒で種なしですが、甘味香りが高い高級品です。種なしなのからか脱粒しやすいのですが、品質には影響なしとか。さっそく冷蔵庫に入れて明日にも食べましょう。
ちなみにピオーネはデパートで見たら一房2~3千円でした。
もう何年か秋の楽しみなのですが、最初食べた時には上品な甘さでこんなに美味しいブドウがあったとはと瞠目。と言っても高価なので自分で買って食べようとは思いませんでしたけどね。
大黒天物産は業績も好調で株価も購入時より大幅高、配当もそこそこあり、加えての株主優待が魅力的なので、優等生の保有株です。欲を言えば優待狙いで100株しか持っていないのですが、最初にもっと購入しておけばよかったのに悔やんでいることぐらいが失点なんでしょうか。
ちょっと優雅な悩みですが、残念ながらこんな株は例外なんですよね。
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9月11日東山公園テニスコート

2021-09-13 09:44:56 | テニス
朝起きると外は雨。
え~、そんな天気予報だった?
すぐに上がるかと思いきや7時過ぎても結構降っています。

今の予報はどうなっているかと見てみると雨は11時ごろには上がる予報。
レーダー画像によるといったん9時過ぎには上がるのですが、10時ごろにもうひと降りあって、11時には上がるみたい。

まあ、10時ごろの雨雲もごく薄く、すぐに通過するみたいなので何とかなりそうです。
この日、えみちゃんはコロナ感染者の調査に応援を頼まれ忙しくて休みなしの中、何とか休みを取ったのでやる気満々。カバちゃん夫妻も参加予定で、体調次第であてにならないタケちゃんマンはともかくメンバーは集まる予定。
一旦雨が上がった9時30分に決行のメールをして私もあわてて支度をして家を出る。
西高蔵駅迄急ぎ足で歩き、何とか9時47分発の電車に間に合い八事日赤へ。
ここから東山公園テニスコートまでほぼ1キロ、歩いて15分くらい。
雨は降っていません。
途中のいつもは医者さんの気温計は24度。でも湿気が多くて蒸し暑い。

コートに着いて体温を測って36.3度、異常なし。
5分前に着いたのですが、この日のコートは3番コートで前の時間帯の使用はなかったみたいで、すでにはげ親父とえみちゃんが乱打をやっている。
コートサイドのベンチにはなんとタケちゃんマンがいるではないか。この日はどうやら朝から調子よかったみたいです。
それでは準備運動して4人で乱打をしましょう。
10分ほどするとカバちゃん夫妻も登場。この日は6人です。
ボレーとストロークを交互にやって練習をひと回し。
上空は相変わらず雲が覆ていますが、雨は降らずに何とかもちそうです。ただ湿度は高いのでシャツは汗でべとべとになってしまいます。

ところでここ東山公園テニスコートは受付をしても1時間までなら雨が降ってきて中止すると料金を還付してくれるそうです。ただし、受付時にすでに雨が降っていてそれを承知の上で利用料金を支払っている場合は還付しないとか。

降っているか降っていないか分からないような雨が降っている時は悩みそうです。
練習を一通りやったら休憩をしてからじゃんけんして試合に。
最初の試合はカバちゃんハズと組んでタケちゃんマン、カバちゃん組と対戦。最初の試合の最初のゲームのタケちゃんマンはまだ疲れていないので調子よくて、2ゲーム連取されてしまいますが、ここから疲れてきたのか逆襲して2ゲームを奪取。2:2に引き分けに持ち込みました。
本来ならば勝ち残りなのですが、引き分けなのでじゃんけんして負け残り。
じゃんけんに負けたので続けてかばちゃんハズと組んではげ親父、えみちゃん組と対戦。この試合は2ゲーム目がデュースの連続で長いゲームになったのですが、なかなかミスなしに2ポイント連取できずに落としてしまいました。結局このゲームがポイントとなって1:3の負け。
この頃になると雲の切れ間が出て来て晴れ間がのぞくことも。

こうなると暑くなってきます。
最後の試合ははげ親父と組んでカバちゃん夫妻と対戦。少し甘いボールは前衛で悉く止められて、かばちゃんハズはフットワークよく右へ左へと動くので、なかなかゲームを支配できずに1:3の負け。
コート整備をして5分前には終了しました。
帰りは妙見町からバスで帰りましたがその頃には気温も29度。

昼食はコンビニでサンドイッチを購入して済ませましたが、何時になったら終わった後にビールを飲みながら談笑できるようになるのか。
小遣いが余ってしまうばかりです。

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「養老先生、病院に行く」養老孟司・中川恵一

2021-09-11 07:15:34 | 
自他ともに認める医者嫌いの養老先生。
とにかく57歳の時に肺に影があり、肺がんの疑いがあると言われた以来掛かっていないとか。その時、肺がんだとしたら残りの人生は限りがあり、できる間に好きなことをやろうと定年前に東大を退官したそうです。結局肺がんではなかったのですが、以来健康診査の類は一切行っていない。
糖尿病はかねてより分かっていたそうですが、現代の医療システムに巻き込まれたくないという考え。いったん医療システムに巻き込まれたら「俎板の鯉」となり自分の行動が制限されすべてを委ねなくてはいけなくなる。自身の「身体の声」を聞けばいいと言うことですが、何やら五木寛之さんも同じようなことを書いていた記憶があります。
五木寛之さんも歯医者以外は医者に行ったことがなく、体調が悪い時は自分の身体に聞いて養生しているとか。加えて信じられないことに髪の毛も洗っていない。これは余計なことでした。
そんな養老先生が東大病院の中川恵一先生に受診したのです。

どうも「身体の声」が尋常ない状況だと悲鳴を上げたみたいです。
体重が1年間で15キロも減り、なんだか調子が悪く、元気も出ずにやる気も出ないと言う不定愁訴があり、受診前3日ほどはほとんど寝ていたとか。
連絡を受けた中川先生は、体重減少について糖尿病かガンを疑い、外来診察では血液検査とCT、そして心電図を取ったのですが、糖尿病からの心疾患を疑い念のため行った心電図がビンゴでした。
詳しい病状は中川先生がリポートしていますが、心筋梗塞で受診がもう少し遅れていたら危なかったという切迫した状況。左冠動脈前下行枝の末端が完全に詰まり、左冠動脈主幹部にも梗塞がありかなり閉塞しかけていた。すぐにカテーテル検査と一緒にステント治療も行いICUに入ることに。一般病棟に移ってからはがん検査も行い、胃癌はないもののピロリ菌は陽性、大腸にはポリープがあり、軽度の肺気腫もありました。ついでと言っては何ですか、白内障もあり眼内レンズ手術して、これは寝転がって本が読めるので快適だとか。
心筋梗塞については、まさに一命をとりとめ、いったん医療システムに巻き込まれてしまったなら、そのシステムに合わせるしかないと言う考えなのでしょう、入院している間は医師の指示に従いおとなしくしていたみたいですが、果たして医療に対する考えは変わったのか。
養老先生は、そう簡単には考えは変わらなかったみたいです。検査結果からのピロリ菌除去もポリープ切除も拒否。白内障の眼内レンズは入歯みたいな感覚なのでしょうが、基本的に医療システムには巻き込まれたくないみたいで、80歳過ぎまでこうやって生きて来たんで今更なんでしょうか。ピロリ菌除去は抗生剤を1週間飲むだけなので、入院することもなく、以前私もピロリ菌陽性と言われやったことがありますけど抗生剤を飲んでいる1週間は下痢しがちだったぐらいでしたけどね。
通常、心筋梗塞と言うと激しく胸に痛みが走るのですが、養老先生は痛みの訴えはなかった。どうやら糖尿病が進行していて神経障害を起こし、痛みに対する感覚が鈍く成っていたみたいです。痛みはないので本人的には至って気楽に眠いだけだったのはいいことかどうか。
ところで養老先生には高齢の愛猫のまるがいて、体があちこちガタが来ているのか、動物病院に連れて行くと慢性心不全。薬は飲もうとしないので、半月に一度ステロイド注射を打ち、2日に1回胸水を抜く。猫に自身の意思表明はできないのですが、保護者としてはかなり手厚い医療を受けさせています。そこは一人称と二人称の違いか。
この機会に中川先生としては養老先生の医療に対する考えを変えたかったみたいですが、東大病院に定期受診もしないで中川先生に処方箋だけ頼んでいるという不良患者のまま。でも処方された9種類の薬はちゃんと飲んでいるみたいですけど。
放射線科医の中川先生としては、みんなにがん検診はちゃんと受けて健康診査も受診してほしいのですが、胃がん・大腸がん・肺がん・乳がん・子宮がんの検診は国際的にも死亡リスクを下げることが証明されており受けるべき。一方、前立腺がんと甲状腺がんは見つけることの不利益の方が大きいので見つけなくてもよいがんとか。う~ん、PSA検査で前立腺がんの死亡を防ぐことができるのは1000人に1人と言われるとやっぱりやめておこうか。
身体の声に従って受診していなければ危うく死線を彷徨うところだったのですが、そんなことがあってもひょうひょうとした養老先生の生き方は変わらなくて、フムフムと読めました。私もどちらかと言えば医者嫌いで、健康診査は受けていますが、高脂血症で要医療でも身体の声に従って、まあいいかなとスルーして、がん検診は受けず。頑固に身体の声に従う養老先生にちょと共感。
そういう人も多いのか、この本、図書館でも予約待ちだったし結構売れているみたいですね。
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東海林さだお「マスクは踊る」

2021-09-08 20:27:55 | 
この本は東海林さだおさんが「オール読物」で連載中の「男の分別学」に「タンマ君」を差し込んだものの最新版。
東海林さだおさんは1937年生まれで齢80歳をとうに超えている。でも世間に対する好奇心は衰えていなくて、連載をちゃんとレベルを保ってこなしている。

この本の中でも田原総一朗との対談の中で
「仕事は最善を尽くしていますね。誰かが監視しているわけではないので、手を抜こうと思ったらいくらでも抜けるんです。自分で作品の質が落ちてきたなと感じた時は、そこが辞め時なのだと思っている。」
と多分覚悟を込めて話しています。書いてる文章からはそんな覚悟はみじんも感じないのですが、絶えず質が落ちて否かどうか自己チェックしているかと思うとそのプロ根性に頭が下がります。
ところでこの本の中で認知症の長谷川式スケールで有名な長谷川和夫聖マリアンナ医科大学名誉教授と対談しているのですが、長谷川名誉教授は自分は認知症と公表しています。その辺の経緯とか長谷川式スケールを開発した理由とかを含めて話は進んでいるのですが、
長谷川先生による認知症予防は、1に血圧コントロール、2に人との交流。でもこのコロナ禍では人と会う機会は大幅に減じてしまっているし、大人数で集まるだけで世間からは糾弾受けそうなんですけど。本を読むことはいいそうで、これは結構読んでいるつもりですが、テレビを見るのはだめか?
因みに東海林さだおさんが最近やっているのは高校時代に使っていた「赤尾の豆単」をもう一度覚え直していることとか。合わせて漢詩の暗記もやっているとか。う~ん、努力している…
これから人生100年時代になるので必然的に認知症の人は増えていくのですが、市民一人一人のちょっとした支え合いがあれば、もっとおおらかに安心して暮らせる社会になると言うのですけど、母親の姿を見ているとそんな楽観的なことは言えない気もするんですけど。
ただ、長谷川先生の「認知症になることは神様からの『大丈夫だよ、死ぬのは何ともないよ。だから安心して生きなさい。怖がることはありません』というメッセージです。恐れる必要はありません」と言う言葉にはちょっと救われます。
田原総一郎さんとの対談では、話題はもっぱら老人の性だったのですが、そこで触れている田原さんの「シルバーセックス論」(2019年)は興味があったので図書館システムで検索してみたのですが、ない。どうも公序良俗に反する本なので購入していないのか…
そんなこんなで、いつものように安心して楽しんで読むことができましたが、中にはへ~と言う豆知識も。
考えたことはあまりないけど、顔面には20種類以上のたくさんの筋肉があって、表情は筋肉で出来ている。多くの動物の中で表情があるのは人間とゴリラなどの類人猿だけだとか。
コロナ禍で話題になった遺体納体袋は「楽天市場」で売られていて、82500円(20枚セット)だそうです。1枚4125円は安いのか高いのか。でも20枚セットで必要な人はいるのか。
一緒に写っているのは、益田ミリ「今日の人生」です。これはコミックなので雨で外出もままならぬ時に、それなりに考えさせられることもあったりして気分転換に読むには最適でした。


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