怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

「最果ての決闘者」逢坂剛

2020-07-30 06:55:20 | 
今回は箸休め的に読んだ本を上げました。
逢坂剛版西部劇。「アリゾナ無宿」「果てしなき追跡」に続くシリーズ3冊目の「最果ての決闘者」

土方歳三は箱館戦争で重傷を負うも人事不肖のままアメリカ商船に運び込まれ、密入国でアメリカ西部へ。意識は戻るも記憶喪失でアメリカ西部を放浪。そこにはお決まりの開拓者に無法者や保安官、賞金稼ぎにアパッチなどのインディアン、騎兵隊とてんこ盛りで登場。はらはらドキドキの展開となります。
何度も危機一髪になるのですが、いい具合に助けてくれる援軍が来て窮地を脱出。あまりにも調子よすぎるのですが、本家の西部劇もインディアンに襲われあわやと言う時には必ず突撃ラッパの音とともに騎兵隊が登場して危機脱出と調子よかった。水戸黄門の印籠と同じでお約束の展開ですね。
逢坂の西部劇への豊富な知識と思い入れの深さがよくわかるとともに極上のエンターティメントとなっています。
それにしても土方歳三は確か北方謙三の「黒龍の棺」ででも死んだのは別人で生き延びていくとい設定になっていますが、実際銃弾で顔面がぐちゃぐちゃで確認できなかったのでしょうか。当時は指紋もDNAもわからないので周りの人が土方だと言えば土方と言うことなんでしょうけど。
この本では第二部完となっていましたので、シリーズはまだまだ続いていくのでしょう。お楽しみはこれからも…
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「しょぼい生活革命」内田樹×えらいてんちょう

2020-07-28 16:54:12 | 
「えらいてんちょう」こと矢内東紀の生い立ちを読むとちょっとびっくり。両親は東大全共闘でそのまま中退し就職することなく仲間と毛沢東主義的なコンミューン的な活動を続け、当初は沖縄で農業をやり、その後全国各地を転々として、今は東京で自営業(弁当屋)をしているとか。当初十数人いたメンバーは徐々に脱落していったのですが、その指導者の子どもとして矢内は5歳ごろまで誰が母親かも知らなかったとか。持続した志を持ちいまだに原始共産制のようなコンミューンを実践している人たちがいたことに驚き。まあ、矢内はそこを飛び出しているのですけど。

ところで矢内が「えらいてんちょう」と名乗っているのは、内田の「センセイはえらい」を読んで触発されたから。そんな矢内と内田の対談なのですが、司会はイスラム学者の中田考。なんか不思議な取り合わせですが、世間の本流から少し離れた人ばかりなので自然と言えば自然か。
現代の金儲けがすべての金融資本主義の潮流にオルタナティブな生き方を提示し実践していくことの大切さが浮かび上がらせています。内田先生の霊的な面への傾斜とかオカルト的な志向には全面的には同意できない面もあるのですが、そこかしこに深く納得する部分が出てきます。
内田先生の持論で既読感があるものが多いのですが、思いつくままに気になったところを書いてみると
・公共と言うのは、どれだけ公共から「自分の取り分」を奪還するかではなくて、どれだけ手持ちの資源のうちから公共に差し出せるものがあるかを考えるところから始まる。絶えず公共の場に手持ちの資源を供託し続けるダイナミックな運動によってしか共同体は成り立たない。政府に金よこせという運動家が自分のお金を出していないというのはよくある話です。
・予防と対症では、予防のほうが圧倒的にコスパがいい。でも予防のために骨を折る人は少ない。それは何を予防したのか可視化されないから。予防的英雄が沢山いた方がもちろん社会は住みやすくなるのだが、自分の功績が可視化されないことを嫌がる人がいるから、と言うかトランプにしても小池にしても河村にしても自分ファーストで自分が一番目立たなければ不機嫌なのだから、どんなに社会のためになってもマスコミに取り上げられそうもないことは無視するでしょう。地域で近所を掃き掃除したりしつつ地元を支えている人たちは、目立たないだけに目に入らない。本当はそういう人たちを正当に評価するのが政治家の仕事とも思うのですけど。
・矢内はある意味来るもの拒まずの開かれた共同体で生活していたのだが、「個人の平等と、子供や親は特別と言うことは矛盾している」ということを結婚して子供が生まれて実感している。人類皆兄弟と言いつつ、わが子だけはとか、親だけはとか、日本人だけはとか言っている人は多いよね。これは内田の「先生はえらい」に書いてあるそうなんですが、誰かが死んだときに、まず速報が伝えられて「その時になぜ俺に伝えてくれないんだろう」と思う人が家族であると。となると小中学校からの連れとか高校の同級生とか大学のゼミ仲間とか、テニス仲間とか、かなり家族の範囲が広がってしまいそうですが、実感としてなんとなくわかるし、そういう人とはお互いに濃厚な時間を共有していたんだろう。
・家は空き家にしておくと痛みが激しいので、誰かに住んでもらいたい。そこで引き籠りの人にいてくれるだけでいいのでお金を出して住んでもらえば、過疎集落の問題がちょっと解決できるかも。う~ん、いかに空き家に好きに引き籠ればいいと言っても、そういう人って一人でご飯作って掃除洗濯できるんだろうか。ネット環境を整備しろとか公共サービスを受ける権利はあるとかうるさそうですけど。
・今の学校教育は「工業製品を作る」という産業形態に合わせて制度設計されている。適切に管理された工程をたどって、仕様書通りの「製品」が出来てゆくプロセスを教育についても理想としている考え方。少し前の時代は学校教育は農業のメタファーだったけど、産業構造の変遷により変わっていった。でもそれも時代遅れに。現代における支配的な産業構造のメタファーを適用するなら「離散的なネットワークの中で様々なアクターが自由に出会うことでその都度一回的に価値物が創造される」というイメージだそうですが、これには脳軟化気味の私には具体像が浮かんできません。
・生物の進化と言うのは複雑化と言うことだから、成熟と言うのは複雑化と言うこと、どんどん「訳が分からないもの」「一筋縄でゆかないもの」になっていくこと。それを今の社会は「単純であることはいいことだ」としている。ワイドショーなり情報番組でも複雑な事象を単純に割り切って一見わかりやすく話すコメンテーターが重用されている。断定できずに口ごもる人はもう呼ばれない。
二人の話には、そうは言ってもとか違うんでないかなと言うところもちょこちょこあるのですが、知的刺激を得ることができた本でした。



 
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7月26日瑞穂公園テニスコートは1時間で終了

2020-07-26 22:53:08 | テニス
7月も終わろうというのにいまだ梅雨明けにはならず。
この日も予報では雨。でも朝起きると細かい雨が降っていましたが、ほどなく止んできました。
レーダーで雲の動きを追うと10時30分ごろでは雲が切れている。この調子なら何とかできそうなので、一応メールを一斉送信して参加を呼び掛け。
9時45分には家を出て神宮東のバス停に。
熱田プールはすでに開場していて浮き輪を持て歩いて行く親子連れがいます。

9時前から雨が止んでいるのでテニスコートも3面とも使っています。

公園を抜けてバス停まで行くと通りの向こうで救急車が止まっている。

バスを待っている間にストレッチャーに乗せられた人が運ばれてきました。公園で何かやっている最中に倒れたのか。
バスは定刻通り来ましたが、乗客はゼロ。瑞穂運動場西へ行くまでに乗ってきたのは私も含めて4人。一人づつ離れて座って、この状態では密にはなり様がありません。
瑞穂運動場西のバスを降りて歩きだしたら、救急車と消防車がとまっている。

指令車も停まっていて、災害出動中の表示。火事ではなさそうですが、何か事故でもあったのか。

それにしてはみんな緊迫感はなかったけど…
コート事務所に10分前に着くとえみちゃんが受け付け待ち。前の人がキャンセル待ちでぐちゃぐちゃ言っているので時間がかかる。受付をすると体調はいいかとか連絡先を書くように求められる。と言われても他のメンバーの体温は知りません。
この日は8番コートですが、えみちゃんと二人で乱打をやりだしたら、カバちゃんが登場
さらにその後ゆうこりんがジュニア1号2号を連れて登場
これでジュニアを入れれば6人となりました。
早速ジュニア1号も入れてみんなで乱打をやりましょう。

雨続きだったので水は溜まっていないのですが、全体に占めっている。ボールもしばらく打っていると水分を含んで重くなってあまり飛ばない感じ。
しばらく乱打をやって、大人4人で試合に。
私とえみちゃんの高齢者組とゆうこりん、カバちゃんの中年組で対戦。一進一退の展開でしたが、最後のゲームを何とか押し切って3:1で勝利。高齢者でもまだまだ捨てたものではないかも。
11時過ぎるとぽつぽつ雨が落ちて来て、蒸し暑いので汗と雨で濡れてしまいます。

次はジュニア1号の指名でゆうこりんと組んで、私とカバちゃんの組と対戦。ジュニア1号は前回はサーブがほとんど入らなかったのが、練習してきたとかでだいぶ入るようになっていました。それにしてもビックマウスで強気な言動です。これは母親似?
ジュニア1号はこの後続けてえみちゃんと組んでゆうこりん・カバちゃん組と対戦。結構いい試合をやっていたのですが、試合最中に雨が本格的に降ってきました。
どうしようかと思っていたら11時30分過ぎに放送が入って「雷注意報」が発令されたので注意してくださいとのこと。でもどう注意したらいいのか。まあ、この天気でもテニスが出来ただけでも幸せで、この辺でやめる潮時なのでしょう。と言うことでここで撤収。
帰りのバスも乗客は数人で、公園を抜けて帰ったのですが、雷こそなりませんでしたが雨は本降り。

さすがにプールにもほとんどお客はなし。

この日は終わっての宴会はなしなので、家に帰って昼食に冷凍パスタを食べて、撮りだめしてあった映画(この日は「キングダム」です)を見て半日を過ごしました。
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7月23日熱田神宮公園テニスコートは独りだけ

2020-07-23 20:17:59 | テニス
いよいよ新型コロナの第二波が本当になってきました。
愛知県でも感染者数はどんどん増え、連日の記録更新。
こういう状態なので、三重県人のヤッターマンは当分の間名古屋へ来るのを自粛するとのこと。バスなり列車なりの交通機関を使うリスクを冒す場合ではないでしょうね。
加えてはげ親父は先日お伝えしたように右肩を痛めていて当分戦線離脱とのこと。
一方天気はいまだに梅雨明けせずに、予報ではこの四連休もすべて雨模様。
と言うことでゆうこりんからは前日にメール
「明日は雨の予報ですね、もともと出勤の予定なので欠席します。
日曜日の瑞穂は天気が良ければ行きます。
長男もついてくるかもしれません。
宜しくお願いします。」
と言うこと。
ナイアガラさんからも仕事で欠席のメールがありました。
と言うことは23日の熱田神宮公園のテニスには誰が来るのか…
前日の15時までならばウエッブのシステム上でキャンセルできるのですが、当日ではペナルティが付く。

こうなると朝から雨が降ることを願っていたのですが、予報と違って曇ってはいても雨は降らない。
そうこうしているうちにえみちゃんからも「子どもと孫が来るので欠席」とメール
1059さんからは小雨模様なので欠席しますとの至って軟弱なメールが来ます。森の熊さんとタケちゃんマンは現状ではあてにならないし、いよいよ一人で行くしかないのか。
レーダの雲の動きを追っていたのですが、15時では運悪く?雲は切れている。

因みに17時には雲に覆われるのですが、どうも朝からレーダを見ていると薄い雲だと必ず雨が降る訳でもないし、結構時間を追ってみていると予報が違ってくるのが分かります。

とにかく雨は降ていないので14時30分前には家を出て熱田神宮公園へ。
雲は低いのですが、雨は降る様子がない。

テニスコートは1面だけは使っています。

仕方ないので管理事務所で受付をして630円を支払います。
誰も来ないのでこれは当然ながら基金から支出しておきます。
コートに行っても独りでは乱打もできないので、サーブの練習ぐらいしかできない。
それでも雨続きの天気だったのですが、クレーコートなのにコートの状態は悪くない。

と言ってもサーブ練習だけだとコート状態についてはあまり意味なしですが。
隣のコートは空いたままで、本当にコートに一人だけでちんたらとサーブ練習をします。面白くとも何ともないのですけどね。
まあ、16時ごろになると雨がぽつぽつ落ちてきたことあって早々に撤収。
それ以上雨が落ちてくることもなく、結局テニスには支障ない天気でした。
どうもメンバーの高齢化が進み、あちこち体に悪いとこを抱えて、加えてコロナ騒ぎではハイリスクなので、これはもうクラブの存続の危機かもしれません。予定をやたらと入れるのも考えものかも…
とりあえず小雨ぐらいであきらめることなく、飲みに行くつもりで参加してください。
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結局、不要不急の日々

2020-07-20 09:13:56 | Weblog
収束に向かうはずの新型コロナウイルス感染は、ここにきて感染者が急上昇。本格的な第二波が到来した(第1波が続いているという説もあるのですが)のでしょうか。梅雨時で気温は高くて湿度も高いので収束するはずだったのに。こうなると寒くなって湿度も下がる今年の冬はどうなるのか今から心配になってしまいます。とりあえずインフルエンザの予防注射は必ずやって、肺炎球菌の予防接種は今のうちにやるべきか考えています。
政府の説明では緊急事態宣言が解除されたのだから収束しつつあると言うことなのでしょうが、go to travelを進めたいだけの詭弁として思えない。役所というのは臨機応変に方針を変えるというのは最も苦手なこととしか言いようがないのは経験からも言えます。
君子は豹変すると言いますが、このウイルスはまだまだ未解明のことが多すぎるので、その時の知見によって最適と思われる対策を考えざるを得ないので、当然ながら的外れだったもの、時期を誤ったものなど出てきます。過ちをはばかることなく、状況に応じて柔軟に修正しつつ取り組んでいかなくてはいけないのですが、同調圧力が強く、いろいろなステークホルダーを忖度しながらの日本社会の最も苦手なことなんでしょう。
私的には、すでに10月までの各種大規模な宴会は中止になってしまったのですが、ここに至っては、またしても居酒屋での小規模の宴会も憚られるのか。
密な接触は避けてひたすら家に引きこもる日々を強いられるとなると、改めて人間は社会的な動物だと思い知らされます。
7月19日の日経オンラインの「ヒトは密にならずにいられない 進化の歴史が語る理由」という記事によると
「はるか昔、私たちの祖先にあたる霊長類は、協力することで安全を確保するようになった。捕食者から身を守り、生存の可能性を高める社会構造を作ったのだ。集団が複雑になってくると、それにともなって祖先たちの脳も複雑になり、社会的交渉に対して報酬を与える仕組みが神経回路の中に形成された。
社会的交渉は、私たちの祖先が生き残るうえで非常に重要になった。それゆえヒトの脳は、社会的交渉への依存症状態になりやすいように出来上がったのだろう。つまり、人と接したいという根源的な欲求を乗り越えることは、何百万年分の進化的プログラミングに抵抗しようとすることと同じなのだ。」
とのこと。
だが考えてみると、元々年金生活の今はコロナ禍があろうとなかろうと結局不要不急の日々を送るしかなく、大規模の宴会の中止を除けば、今までと大して変わりのない生活かも。でもそれだけに心の奥では社会的交渉を希求していて、テニスが終わった後ででも三密を避けつつ談論風発、色々話してみたいものなんですが、ままならぬものです。
よく独り暮らしの母に、ボケ防止のためにも近所の人でも誰でもいいので機会を作って一日3人ぐらいは話すようにしなさいと言っているのですが、そのまま自分の身に帰ってきています。
先日は館内30分以内の利用という制限のある図書館で、大好きな今野敏の本があったので借りてきたら、一度借りて読んだ本。

「横浜みなとみらい署暴対係」シリーズの最新刊ですけど「ハマの用心棒」こと諸橋係長と城島係長補佐のコンビ、それに「神風会」の神野組長といつものメンバーでサクサクとテンポよく話が進んでいきます。
初めて読んだ時は話を勢いで読んでいくので、改めて読むと伏線的なことが確認できてそれはそれとして面白く読めました。
もっとも、いくら勢いで読んだとしても暫く読まないと読んだことを忘れているというのも何なんですけど。
今野敏の小説は映画されたりテレビドラマになったりするのが多いのですが、この「ハマの用心棒」シリーズはどうだったんでしょうか。そんなこともわからない不要不急の日々です。
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7月18日熱田神宮公園テニスコートは早々と中止。

2020-07-18 18:02:51 | テニス
相変わらずの梅雨末期の雨続き
水曜日こそ晴れたのですが、そこからまた天気は下り坂でこの土日も雨の予報。
時間帯別の天気を見てみると朝のうち雨で午後にはあがるみたいですが、曇りでところによっては雨の可能性も。
18日は熱田神宮公園テニスコートでクレーコートなので、以下に水はけがよくてもコート状態はあまりよくないかも。
加えて時間が17時から19時なので日も陰ってくるとボールが見にくくなる。1059さんは薄暮はボールが見にくいからいやだと言っていましたし、ここで強行しても人は集まらないかも。
県営のコートは前日の15時までならばペナルティなしでキャンセルできるので、ここは早々に見切ってキャンセルし、中止の連絡を一斉送信しました。
1059さん、ヤッターマン、ナイアガラさんからは了解の返事が来たのですが、はげ親父からは「右肩腱板を痛めたので少し休養します」とのこと。またまた戦線離脱が増えてわがクラブの存亡の危機です。
ところでゆうこりんからは雨が上がっていたらコートを使いたいとの返事がきました。一応キャンセルしてしまったので、空いているはずなので管理事務所へ連絡して予約してくださいと連絡しておきました。先週ジュニアが張り切ってやっていたので、できれば猛特訓するつもりなのでしょう。
当日の天気は、果たして18日朝起きてみると雨
予報では9時ごろには雨は上がるみたいだったのですが、実際には9時には猛烈な雨。

ベランダから見えるはずの熱田神宮の森も雨に煙っています。
時折遠くで雷もなったりして、お昼までは一向に止む気配なし。
お昼を過ぎると雨も止み、時折晴れ間ものぞきます。
もう雨の心配はなさそうなので、一日部屋にいるのは気が滅入るし、3時過ぎから散歩に出かけました。
まずは神宮東公園に行ったのですが、テニスコートではさすが人工芝なので3面のうち1面だけは使っていました。

ソフトテニスの人たちなのでボールが水を含んで重くなることはないのでできたのかな。
そこから、熱田神宮まで行き参拝。

団体客はいないけどそこそこの人が参拝していました。さすが熱田神宮。
さらに白鳥庭園まで足を伸ばして、帰りは熱田神宮公園を通ってきたのですが、テニスコートは無人。

見たところ水を含んで重馬場ですが、できないこともないかも。
ゆうこりんは17時からジュニアを特訓したのでしょうか。
そこからはまっすぐ帰って、まあ、1時間ちょっとの散歩で早歩きのほぼ1万歩。必要運動量はクリアーしたと思います。
それにしても今回も雨で中止。なんだかな~。梅雨は何時あける…
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東海林さだお「ざんねんな食べ物事典」・東野圭吾「禁断の魔術」

2020-07-15 07:10:41 | 
雨続きの日々は出かけることもままならず家でゴロゴロ。
幸いなことに図書館は開館していて本を借り出すこともできるので、暇つぶしに本でも読むしかない。
こういう時は何と言っても「東海林さだお」でしょう。
「週刊朝日」連載しているものをまとめている「まるかじりシリーズ」は40巻を超えていて(最新は42巻だったかな)、何時読んでも気楽に楽しむことができますが、全部順番に読んでいるわけではないので、時折読んだ本を借りてしまいます。暫く読んでからこれは読んだことがあるかもと思いつつ、ひょっとして週刊誌連載時に読んだかもとも思いつつ、最後まで楽しく読めるところがこのシリーズのいいところ。最新のものはともかくほとんど全部読んでいるので、さすがに東海林さだおの話の展開もかなり予想できます。それでも意表を突かれる時もあったりして、何より定番の面白さは何回読んでも口元が緩んでしまいます。
今回はまるかじりシリーズではなくて、「オール読物」連載の「男の分別学」をまとめたものの最新版。2017年10月から2019年2月号の連載分に文芸春秋の特別寄稿を加えたものです。

このシリーズも気楽に楽しく読めて、雨に閉じ込められた日の暇つぶしとしては最適。でも私が気楽に読める文章も毎回きちんとレベル以上のものを書くには広辞苑片手に呻吟しているのでしょう。そこを感じさせないのがプロの技なんですけど。
今回最新のものを読んで感じたことは、私自身の老いからかもしれませんけど、東海林さだおも歳を取ったな~と言うこと。
巻末の略歴を見たら1937年生まれ。と言うことは80歳を超えている…少し前には肝臓がんで入院して、そのことをユーモア交じりに「がん入院オロオロ日記」にまとめているのですが、何事にも自分を客観的に見る目があります。文章は歳を感じさせずに若々しいのですが、それでも歳は隠せずそこはかとなく年寄りの繰り言的なことを感じる面があります。
まあ、「痒い!」の研究のところには高齢者の95%に乾皮症の症状がみられるという記述があるのですが、季節的なものもあるのでしょうが、私は今まさにカイカイカイと言う事態になって掻かずにはいられない状態です。まさに大先輩は高齢者のことがよくわかっている。当然か。
痒いところを掻くと快感があることから老人相手の孫の手の商売とか痒みを起こさせる薬とか養殖蚊の話に発想が飛ぶのはさすが。並の年寄りにはできません。
このほかにも出てくる話題も団塊の世代にズバリと言える懐かしいものが多い。「懐かしや「死んだはずだよお富さん」日本の流行歌の変遷の研究では「赤城の子守歌」「ダイナ」「憧れのハワイ航路」「お富さん」「アカシアの雨が止む時」「月がとっても青いから」「東京だよおっ母さん」「モスラのうた」「チャンチキおけさ」「青春時代」「神田川」「365歩のマーチ」「与作」と出てくるのですが、こうなると団塊の世代よりもだいぶ上だということがにじみ出てきます。
もう1冊は東野圭吾のガリレオシリーズの8。こちらもシリーズのどこまで読んだか忘れて、だいぶ読んでから何となく答えが分かって読んだのかと気づくことも。でも「まるかじりシリーズ」のように40巻以上ある訳ではなく、今のところガリレオシリーズは最新が9なので、最初の章を読めば気が付きますけど。
ご存じガリレオこと帝都大学理学部の湯川学准教授が犯罪にまつわる不可思議な現象のなぞ解きをする展開。謎ときには物理学准教授の科学知識が如何なく発揮されるのですが、ここはさすが大阪府立大工学部卒の東野圭吾。この科学知識による謎解き、どこまで正しいのか一度調べてみたい気があるのですが、話としてはそれなりにもっともらしいし、調べるのも面倒なんで一度も調べたことないのですけどね。
このガリレオ8では最後の第4章「猛射つ」が半分近い分量を占めていて一番力が入っていると思うのですが、大物政治家への復讐譚。殺人までは至らなかったのですが、ちょっと切ない終わり方。半沢直樹の倍返しまではいかなくてももう少し鉄槌を下ろしてもいいのかな。でも割り切れなさの残る切ない終わり方が東野さんらしいよさともいえるのですけど。
それにしても雨は何時まで降り続く…
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7月11日東山公園テニスコート、雨は何時まで降り続く…

2020-07-13 06:44:21 | テニス
梅雨の真っ最中と言うか連日の雨
週間天気予報もず~っと雨マーク。
この日も朝から雨模様。そんなに強くは降っていなくて時折止んでいることも。
久しぶりなので無理してでもテニスをやりたいところですが、雨雲レーダーを見てみると10時30分は我が家も東山も雨雲に覆われています。

果たして9時過ぎごろから雨は本格的に降りだしてきて、これはもう中止にするしかないか。
もう、雨は何時まで降り続く…
みんなもさすがにこの日ではあきらめていると思いますが、念のために中止の一斉メールを送りました。
誰からも反応はなかったのですが、しばらくしてタケちゃんマンからだけは返事のメールが来て
「体調を整えていたのですが残念です。また、お願いいたします。」
本人的にはやる気満々みたいでした。
天気は12時30分ごろまで雨で、そこから午後になると雨は止んで雲も薄くなってきた。

2時近くになると晴れ間も出てきたりして、家でくすぶっていても体にカビが生えそうなので、散歩に行くことに。
まずは熱田神宮公園へ。
さすがにテニスコートは無人。

それでもあれだけ降ってもコートフェイスに水は溜まっていなくて、水はけは良さそうです。
堀川を渡って白鳥公園を歩いたのですが、雨上がりの芝生にはキノコはにょきにょき。

場所によってはキノコの森状態ですが、当然ながら誰もキノコ狩りはしない。秋と違ってこの季節のキノコは危険という説もあって近寄らないようにしないと。まあ、公園に自生しているキノコは秋でも危険そうですけど。
ここから定期券を持っているので無料の白鳥庭園を通り抜け、熱田神宮へ。
今の時期の熱田神宮は観光バスで来る外国人や国内ツアーの団体客はいないので、心静かに参拝できました。
そこから神宮東公園を通って帰りましたが、神宮東公園のテニスコートでは3面のうち1面だけは使っていました。

人工芝なので水は一杯含んでいるかもしれませんがテニスをやるにはそんなに支障ないみたいです。
でも午前中にあれだけ降っていたら、やる気は削がれていますけどね。
散歩で1万歩は歩いたので、この日はこれで良しとしましょう。
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マイナポイント手続きしました。

2020-07-11 07:13:37 | Weblog
ポイント還元が6月末で終わって、今度は9月からマイナポイント制度が始まります。
マイナンバーカードは一応持っているので、waonにでも紐付けようか。
ところが、パソコンはカードリーダーを持っていなくて、携帯はガラケーなのでダメ。パソコンでもedgeは使えないとか訳が分からない。
元々矢鱈とコピーを提出させられたけどマイナンバーカードを使うことはほとんどなく、今では確定申告でもカードリーダーなくても暗証番号でできるので、カードリーダーの必要性を感じていなかった。かみさんと豚児はマイナンバーカードの申請をしていないんですが、まったく不都合はないみたいです。結局税捕捉には便利なのでしょうが市民にとってメリットは何もない。やたらと番号を書いてコピーを提出することばかり増えて、なんだかな~
マイナンバーカードがあまりにも普及しないので二兎を追うようにマイナポイント制度を始めたのだろうが、マイナンバー制度はどうも膨大な経費をかけた割には使い勝手の悪いものとしか言いようがない。特別定額給付金の電子申請が住基と連動していないので打ち出して紙ベースで照合していたなんて話は冗談でしょう。
そうは言っても、25%5千円上限のマイナポイント制度は魅力的だし、さらにwaonでは上乗せで2千ポイントつけるとか。
かみさんのスマホを借りようかとかどうしようと思っていると、マイナポイントスポットなるものがあるとか。イオンにも設置されていて、ここで登録ができるみたいです。

これならカードリーダとか関係なくできそうです。
早速マイナンバーカードとwaon、それに以前区役所でマイナンバーカードを登録した時の設定暗証番号記載表をもってイオンのサービスカウンターに行きました。

カウンターに端末が2台置いてあって、誰もいなかったので、声をかけたら若いお嬢さんが対応してくれました。
でもどことなく日本語が癖があって名札を見たら外国の方。
まずは「区役所で申し込みましたか」と聞かれるのですが、意味が分からなくて???マイナンバーカードの登録のこと??
とにかくマイナポイントでは区役所に入っていないので、その旨を言うとそこから何やら操作して手続き開始。
最近目が急速に衰えてきたのでwaonの番号とかは読み取りにくいので、見辛そうにしたら、ありがたいことにお嬢さんが声を出して読み上げてくれました。
端末の操作は自分でタッチしなければいけないのですが、歳とともにだんだん肌の水分が減ってきたのか、指先に中々反応しなくて、見かねてお嬢さんがタッチするとすぐに反応するのはなぜ?やっぱり肌の水分量の違い?
行きつ戻りつつ何とかお嬢さんのご指導よろしく10分ほどで手続き完了。
登録完了のペーパーはなくて本当に登録できたのか確認できずに少し不安のまま帰ってきました。
とにかく実際にポイントが付くのは9月からなので、忘れてしまいそう…
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「年収は住むところで決まるー雇用とイノベーションの都市経済学」

2020-07-09 08:56:26 | 
この本は前にレビューした瀧本哲史の「読書は格闘技」に取り上げられていたものです。

早速図書館で予約して読んでみました。
学術論文ではないので読みやすいのですが、内容は非常に濃い。
主にアメリカの労働市場の分析なのですが、その意味するところは多岐にわたり都市とアメリカの未来を考えるに大きな示唆を与えています。
例えば、今日のアメリカには、高度な技能を持った働き手が集まっていてイノベーションが力強く推し進められおり急速な成長を遂げている都市と対照的に、旧来型の製造業が君臨していたが長期に渡り凋落し続けている都市、そしてどちらに行くか未だ見えてこない都市の3つのアメリカが存在し、その隔てる距離はますます遠ざかり、経済的格差が広がっているという。この本は2014年のオバマ大統領時代に書かれているが、まさにトランプを大統領にした背景を説明している。そしてその政策がいかに時代錯誤なのかも。
田中角栄が全国新幹線網とか高速道路網を提案した時には、短時間で東京へ行けるようにすれば東京に集中することなく住みやすい地方は発展できるはずだったのが、東京一局集中はますます進んだ。
今このコロナ騒ぎでテレワークが推奨され在宅勤務とか言われているが、だからと言って地方へ移転するとか言う話はトピックスとしてはあっても全体としての大きな動きになるとは思えない。テレビ会議で会議はできても、それはあらかじめ議題が決まっていることを議論しているだけ。支社長を全員集めて社長が訓示するためだけの会議はテレビ会議で十分なのだろうが、それでは本当に大切なインフォーマルな情報交換はできない。
20世紀アメリカ経済をけん引した製造業は、グローバル化の進展と技術の進歩によりコモディティ化していく中でその地位を中国などに奪われていき、今アメリカ経済の繁栄のエンジンはイノベーション産業になっている。ここでいうイノベーション産業とはIT、ソフトウエア、オンラインサービス、ナノテクノロジー、バイオテクノロジーをはじめとするライフサイエンス、さらにはエンターテイメント、環境、マーケティング、金融サービスなどなど、ほかの人がまだ作っていない新しいアイデアと商品を生みだしているものをいう。
このイノベーション産業は大きな付加価値を生み生産性を高め、良質な雇用を生み出す。さらにイノベーション産業の成長により、そこに働いていない人や高度な技能を持たない人にまで恩恵をもたらす。ハイテク産業の雇用は都市全体で見ればごく一部にしか過ぎないが、地域経済に雇用の乗数効果をもたらし、その都市のサービス業の雇用が増え賃金水準を高めているのだ。
そんなイノベーションハブのある都市、例えばシリコンバレー、ボストン、サンフランシスコ、ニューヨークなどは賃金水準も高くオフィス賃料も高い。どうしてイノベーション産業はこれらの都市に集中するのか。
一つの理由は厚みのある労働市場。多くのハイテク企業とハイテクにとっては、優秀な人材を採用しやすく、能力を発揮できる魅力的な働き口がふんだんにあるから。
もう一つは、ハイテク関連の企業にとって活動しやすいビジネスのエコシステム(生態系)が整っていること。広告、法務、技術コンサルティング、経営コンサルティング、配送、修理、エンジニアリング関連の支援といった専門的なサービスを提供する業者が整っているのでハイテク企業は副次的業務に煩わされることなくイノベーションに集中できる。専門サービスを提供する業者の側から言うと顧客企業と地理的に近い場所にいることには顧客のニーズを把握し、自社商品の価値を相手に理解させやすいので極めて大きな意味がある。このためこのビジネスエコシステムは地理的に狭いエリアで形成される。イノベーションハブにますます多くのハイテク企業が進出してくるようになる。
そして最後に新しいアイデアはまったくの真空地帯から生まれるのではなく、創造性の持ち主が交じり合うと互いに学びあう機会が生まれてイノベーションが活性化し生産性が向上する。と言うことは知識の伝播には距離の制約を受けるということ。その距離は40キロ未満とか。電子メール、携帯電話、インターネットの普及により創造のプロセスにおいて物理的に近い場所にいることの意味が小さくなったと言われているが、実際にはイノベーションに取り組む人たちは互いに寄り集まることで創造性を刺激しあい、一層大きな成功を手にしている!電話や電子メールは情報を伝達するのには適していてプロジェクトを進めるのには有効な手段だが、新しい創造的なアイデアを生み出す手段としては最適ではない。本当に優れたアイデアは議題のない自由な会話から思いがけずミステリアスに生まれてくる。
このことはコロナ騒ぎで在宅勤務とかzoomによる会議とかいろいろ言われているが、イノベーションを生み出すアイデアは出勤してface to faceで話すことが重要だということを示す。さらに言えば一緒に運動したり居酒屋なりカフェに集まって談笑することもイノベーションには大切になる。と言うことはコロナ禍での行動自粛を長引かせればイノベーションは停滞せざるを得ない。不要不急の夜の街もイノベーションにも大きな意味があったということです。確かにやったことはないけれどオンライン飲み会ではいまいち盛り上がらないだろうし、自由闊達な議論と斬新なアイデアは出にくいでしょう。
ところでアメリカが高い生産性を誇り、豊かな国でいられるのはイノベーション産業が全米のさまざまな都市に散らばっておらず、集積効果と乗数効果を得ることができる一握りのイノベーションハブ(その物理的範囲はかなり狭い)に集中しているから。そのため地域間格差はますます広がっていく。そして集積地として確立したこれらのイノベーションハブは国内海外ともに簡単には移転できない。ではこうしたハブはどうやってできたのか。行政の補助とか誘導はほとんど効果がなくて、スター研究者の存在が大きな効果があったとか。ではどうすればいいのか…
ここで紹介したのは第4章を中心にした一部だけですが、他の章でも格差拡大、コロナ禍での行動自粛をどう考えるかに参考になったり目を開かれる新しい知見が沢山ありました。
全部書き出しているとまた長くてくどいと言われそうなので、あとは実際に読んでください。
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