怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

2月25日鶴舞公園テニスコート

2018-02-28 20:46:33 | テニス
天気は曇り。肌寒い日となりました。
それでも8時40分には家を出て金山へ。
金山発9時6分の列車に乗っていったのですが、コートに着くとすでにたくさんの人がいます。
お久しぶりのグッチーさんに、カバちゃん2号。もちろんカバちゃんも来ています。ヨイショにヤッターマン、はげ親父もいて、いつもの1059さん、タケチャンマン、森の熊さんと総勢10人の久しぶりの大盛況です。

人数が多いので入れ替わって乱打をやっていきます。
暫くやったらじゃんけんして試合に。私はドベだったのでタケチャンマンと一緒に2試合見学。

天気は相変わらずどんより曇っていて風もそこそこあるので座ってみていると体が寒さで固まってしまいます。
最初の試合はタケチャンマンと組んではげ親父、ヤッターマン組と対戦。痛風病み上がりには負けられないと思いつつ。ほとんどのゲームがデュースにもつれ込んで、結局肝心なところでミスをしてしまい1:3の負け。
まあ、最初はそんなもんか。
気温を測ってみると

5度もないくらい。寒い訳です。
休憩時間には座っているのではなくてその場で足踏みして体が冷えないようにしなくては。
次の試合は、もう一度タケチャンマンと組んで森の熊さん、1059組と対戦。この試合は一進一退の展開でミスを重ねた方が負けなのですが、何とか2:2の引き分けに持ち込むことができました。
今度はちょっと組み替えてカバちゃんと組んでタケチャンマン、ヤッターマン組と対戦。この試合もシーソーゲームの展開となって結局2:2の引き分け。なかなか勝ちきれないのはイージーミスのせいか。
この時点で11時を過ぎたのでタケチャンマンとグッチーさんは早々と上がろうとしています。そろそろ紫禁城は開店したはずなので場所を取ってくるとか言い出して帰ってしまいます。
残った人で試合は続き、最後の試合は森の熊さんと組んでカバちゃん、ヤッターマン組と対戦。4試合目になるとそろそろ肘が悲鳴をあげだしてくる。サポーターもゴムが伸びてきていてあまり効果がないみたい。それでも何とか森の熊さんの頑張りに助けられて2:2の引き分けまで持ち込むことができました。森の熊さんは胃潰瘍が悪かった時にはパワーが無くなっていたのですが、最近は見事復活してきたのか元気はつらつのプレーです。これでは森の熊さんに打ち勝つのは当分できそうもない…・
コート整備をして12時ちょっと前でこの日は終了です。

鶴舞公園の木々はまだまだ冬枯れで春は遠い感じです。
まあ、気候が良くなるとコートの抽選が当たらなくなるのですけどね。
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「祈りの幕が下りる時」

2018-02-25 21:32:12 | 映画
土曜日はかみさんが仕事でいない。テニスは日曜日なので特に予定もない。
久しぶりに映画でも見に行くか。
時間がちょうどよくて今井澄さんの映画評を読んでいたので「祈りの幕が下りる時」にしました。

これは東野圭吾原作の加賀恭一郎シリーズです。そう言えば前に観た映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」も東野圭吾の原作でした。加賀恭一郎シリーズは「新参者」以来結構読んでいたつもりだったのですが、後で調べてみたら10作もあるとか。半分も読んでいなかったみたいです。
この「祈りの幕が下りる時」も最近記憶力減退が激しいので読んだかどうか記憶が定かでなかったのですが、やっぱり読んでいなかった。

ミステリーなのでネタバレするといけないので詳しくは書きませんが、さすが阿部寛は格好いいですね。
でも人を殺すということはそう簡単には行かないと思うのですが、いとも簡単に殺せてしまうんです。
ふつうの人間を手で首を絞めて殺すなんてというのは非常に難しいと思うんですけど。
うつ病で失踪した母が仙台でスナックのホステスをできるというのもちょっと違和感が。でも伊藤蘭のスナックのホステスならナンバー1は確実。少し愛想よくしてもらえれば私なら通い詰めてしまいそう。
通奏低音は父と娘、母と息子、親子の情愛なので、私は親子もののお涙頂戴に結構弱くて好きなんですよね。でも最近は母が結構認知症ぽくなってきて、それでも強情なところはますます進み、かわいげなさにイラつくことが多くて、親子もののいい時期も期間限定なのかなとちょっと冷めています。
まあ、こういう映画は一人で見てスクリーンの世界に浸りきるのがいいですね。
エンドロールの場面で杏と香川照之がちょい役で出て居たり映画というのは意外なところでこんな人がというところもあって、もちろん各場面きちんと作り込んであって、ちゃんと手間暇かけてあります。春風亭昇太はちょっとアクが強すぎて、役ところとしては金田一耕助シリーズの加藤武(刑事でいつも間違って「よし、分かった」という)的な役だと思うのですが、もう少し抑えて。
終わっていつものようにビックカメラに寄ってお酒を買ってきました。
この日は出羽桜の「一耕」と獺祭「等外」

映画っていいですね。
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2月17日瑞穂公園テニスコートの後は4人でしげすしへ

2018-02-22 07:30:13 | テニス
タケチャンマンとヨイショは4時前に寒さに耐えかねて早上がりしてしげすしへ行ったのですが、しげすしの開店時間は4時。少し早くてまだ暖簾が出ていないところを無理やり開けてもらってビールを飲みだしていました。
20分ほど遅れて私と森の熊さんが到着して、もう一度乾杯。
テーブルには.どて煮が出ています。

開店前から来るという面倒くさい客と思ったのか、大将がサービスできんぴらも出してくれたそうです。

ビールを飲み終えたら2合もなかったのですが、三千盛の大吟醸があったので4人でシェアします。
やっぱりうまいですね。
すぐに出るあてでアナゴの骨せんべいをいただきます。

むかごの素揚げもね。

ポリポリかじりながら飲んでいるとすぐになくなってしまいます。
実は3月は抽選でハズレて瑞穂公園テニスコートの予定がないので、しげすしへ来ることもない。ここでさらに大吟醸を一升瓶で下ろすのみいかがなものかとなって、これまたキープしてあった焼酎「赤霧島」を出してもらいお湯割りで飲みます。
ヨイショはいつもながらお任せコースの寿司を頼んでいたみたいで、ヨイショの好きあなごとかを食べた後はみんなで適当にシェアします。

因みにエビは私がいただきました。頭のみそも美味しいんです。
焼き物でいつもは森の熊さんがげそ焼きを頼むのですが、今回はちょっと変えてつぶ貝を焼いてもらいます。

更にもう1品、マナカツオの酒粕漬も焼いてもらいます。

マナカツオはこんな顔をしていたんだ。
酒粕の味がしみ込んでいいお味です。
焼酎をぐびぐび飲むとキープしたボトルはすぐになくなってしまい、もう1本入れます。

ここで大将が烏賊のトンボ?トンビ?口のところの周りを胡椒を効かせて焼いたものを出してくれました。

これは酒が進みます。
〆はどうしようとなると、ヨイショはお腹が膨れたのでもういいと言い出したのですが、アナゴの押し寿司でどうかと言うと食べる!胃が二つあるんかい!

8つに切ってあるので一人2切れづつでした。
デザートのパインが出てきてこれは甘い。

お勘定は13040円でしたので一人3千円で不足分は基金から出しておきました。
焼酎はまだまだ残っていると思います。



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2月17日瑞穂公園テニスコート

2018-02-20 07:47:25 | テニス
この日は曇っているのですが、時折晴れ間も出て雨の心配はなし。
ところがやたらと風が強い。予報によると北西の風7~8メートル。
我が家の周りは高い建物が多いのでビル風が強くて歩いていると風で前に進めない時も。これは全くテニスに不向きな天気なのですが、雨ではないのでコートはクローズではない。行くしかないか。
ヤッターマンからは欠席のメールが来たのですが、桑名では暴風が吹き荒れているかも。因みにはげ親父は痛風が悪化したのか職場に杖をついてきたそうで、暫くは復帰できないかもしれません。
でも丁度フィギュアスケートの男子フリー演技をやっていて、やっぱり羽生を見てからと思っていたのですが、いい結果だったのでこれは最後の宇野昌磨まで見ないといけないと遅刻してしまうのですが、やめることができずにテレビを見てしまいました。結果は金銀と素晴らしい場面を見ることができたので遅刻してもよかった、よかった。
一応森の熊さんには30分遅れるとメールをして、急いで支度をしてから、普段は乗らないバスで瑞穂運動場東まで行くことに。

とにかく1時間に1本しかないのでめったに使わないのですが、2時26分に乗って瑞穂運動場東に2時48分にはついたので、ほぼ30分遅れで無時コートに着けました。
コートにはヨイショにえみちゃん、森の熊さん、タケチャンマンといます。でもみんな風に辟易としたのかベンチで休んで駄弁っているだけ。私がついても立ち上がろうとしません。でも準備運動をしていると仕方ないかという感じでタケチャンマンが乱打に付き合ってくれました。少し遅れてカバちゃんも登場したので森の熊さんも加わって4人でしばらく乱打をします。風が強いのでボールがカーブするんですよね。
暫くやってからじゃんけんして試合にしますが、この日は男性3人女性3人なのでミックスダブルスになるように男性だけ女性だけでじゃんけん。私はカバちゃんと組みことになるのですが、最初は順番待ちの見学。
座ってみていると風に体温が奪われ気温も曇っているので低いから寒い。

いざ試合となると体が固まっています。
それだからという訳ではないのですが、タケチャンマン、ヨイショ組との対戦では、風に負けるへなちょこボールしか打てずにカバちゃんの足を引っ張り1:3で負けてしまいました。上に上がるとボールがどこに行くのかわからなくてミスを重ねてしまいます。
続いての試合はほぼ全ゲームがデュースの続く長い試合になるのですが、雲が流れてくると時折雪が舞う天気になりました。タケチャンマンとヨイショは風に震えて待っている我慢ができなくて4時前だと言うのに早々と上がってしげすしへ行ってしまいました。
そんな二人は無視して試合は続くのですが、最後の最後は森の熊さんのスキを突いてくるショットに振り回されて粘り切れず、この試合も1:3の負けでした。
この日はもうこれで十分というのでコート整備をして4時10分過ぎに終了。
やっぱり風の強い日はテニスには向かない。
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「原因と結果」の経済学 中室牧子・津田友介

2018-02-17 08:20:21 | 
今週の1冊は「原因と結果」の経済学。

もう1冊有川浩の自衛隊ものラブコメも面白かったですし、ちょっと自衛隊にヨイショしすぎと思いつつ結構こういう胸きゅんとするようなもの好きなんですけど、内容を事細かに書いていくようなものではない。読みだすとやめられないので是非読んでください。
中室牧子と言えば「学力の経済学」が評判になった教育経済学者。まだ読んでいないのですが、内容は結構通説をデータによってひっくり返していると言うのでセンセーショナルだったとか。
この本は表題の通り、「原因」と「結果」をどう解釈していくかを論じたもの。もっともらしく二つも事柄を関係があるものとして原因と結果を判断している論が多いのですが、「因果関係がある」と「相関関係がある」を混同している場合も多い。結果、誤った判断をしてしまう。
ここで例を挙げているのは
・メタボ健診を受けていると長生きできるか
・テレビを見せると子どもの学力は下がるのか
・偏差値の高い大学に行けば収入は上がるのか
いずれもなり立ちそうなのですが、データをもとにした研究によると否定されている。
まず、因果関係を確認するためには3つのチェックポイントがある。
1.「全くの偶然」ではないか
 よくあることですが、2つの事柄をグラフにプロットするとぴったり一致することがあります。ここでは「地球温暖化進むと海賊の数が減る」というグラフを出していますが、その他にもそういう例は多々あります。まずは偶然かどうか疑うってことです。
2.「第3の変数」は存在していないか
 専門用語では「交絡因子」というのだそうですが、これが存在しているかどうか疑ってみることも必要です。「体力がある子供は学力が高い」というデータの陰には「親の教育熱心さ」という交絡因子があるかもしれない。そうだとすると無理やる体力だけつけても学力は上がらない。
3.逆の因果関係は存在していないか。
 これはよくあることですが、どちらが原因でどちらが結果かよく検討しないと結論が反対になる。
ではこの3つが存在しないことをどう証明すればいいかというと仮に○○をしなかったらどうなっていたかという「反事実」と「事実」を比較することです。でも反事実は観察できないので「もっともらしい値」で穴埋めするとかするんですけど、これが厳密にしようとすると難しいんですよね。
では例題を検証してみると、デンマークのランダム化比較試験によると、健診を受ける12000人と受けない約48000人を10年にわたって追跡したところ健診で用リスクの人は5年間で4回保健指導を受け多くの人の生活習慣が改善したにもかかわらず10年後の死亡率の差は統計的に優位ではなかった。複数の研究を見た「メタアナリシス」によっても健診と長生きの間には因果関係がないことが明らかになっている。日本のメタボ健診には巨額の税金が投じられているがその効果は如何?
ところで医療費の自己負担と健康の間について調べたランド医療保険実験によると医療費の自己負担割合と人々の健康状態の間には因果関係がないとか。医療費の自己負担割合の増加はコンビニ受信を防ぎ、国全体の医療費の抑制につながるのです。ただし貧困層に対しては別途手当てが必要みたいですけど。もう一つこれは日本の研究ですが高齢者の医療費の自己負担割合が増えても死亡率は変わらないとかで、自己負担率が引き下げられると病院に行く回数は増えても死亡率とか健康状態に影響が出ることがないんです。でも自己負担割合に手を付けるのは政治的に不人気な政策ですので実現には困難が伴いますね。
医師に性別と患者の因果関係を調べてみるとアメリカの研究では男性医師よりも女性医師が担当した患者の方が0.4%30日死亡率が低いとかで、今度入院する時には女性医師を出来たら指名したいものです。
アメリカではテレビ放送免許の関係で48年からテレビを見ることができた地域と52年以降しか見ることができなかった地域があり、両者を比較して子どもの学力を調べてみたら、幼少期にテレビを見ていた子どもたちは小学校に入学した後の学力テストの偏差値が0.02高かった。特に英語が母語でなかったり母親の学歴の低い子どもはテレビを視聴することによる成績アップの効果は大きいと。テレビを見た子どもは馬鹿になるんではなかったんだ。
ところでこれまたアメリカの研究ですが学力の高い友人に囲まれて高校生活を送っても自分の子どもの学力にはほとんど影響がないそうです。あんまり無理して有名高校に入ることもないみたいです。
アメリカの研究である大学に合格して実際に進学したグループと合格したけどその大学ではなくて別の偏差値の低い大学に進学したグループの卒業後の賃金を比較したところ統計的に有意な差はなかったのです。「問題は、どれが最高の大学かということではない。問題は誰にとって最高の大学かなのだ」
この本はあるジュエリー会社の広告宣伝の効果をどう判断するかということを具体的な簡単な数値とともに考えさせていきつつ因果関係をどう判断するかという言ことの手法について興味深い研究を引用しながら順に述べていっています。特に難しい統計学の数式が出てくることもなく、まあ重回帰分性なんかも最近はパソコンで数字を入れればできるの心配なくとスルーしつつ解説しているので文系の私でもスラスラ読めました。もっともらしい相関関係に騙されがちなので情報リテラシー能力を高めるためには是非一読を。
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『「自分」の壁』 養老孟司

2018-02-14 21:59:34 | 
おなじみ養老さんの「バカの壁」に始まる壁シリーズの何冊目かです。
あとがきにも書いてあるのですが、大勢の読者を対象にしたエッセイの類は、養老さんの話を編集部の人に原稿起こししてもらい、最終的に手を加えたものだそうです。
そう思うと文章は分かりやすくこなれていて、丁寧な表現です。たまにテレビに出ている時のぶっきらぼうさがないのはそういうことだったのか。

で今回の内容はというと「自分」とは何か。
養老先生曰く地図の中にある現在位置を示す矢印ではないかと。脳の中の空間定位の領域が壊れると自分が液体になったかのように周りの空間や空気に溶け込んでしまい、体と他のものの区別がつかなくなるとか。世界と自分の境目がなくなっているのです。
「自分」とは地図の中の現在一の→程度で、基本的に誰の脳の中でも備えている機能の一つに過ぎないものだとすると「自我の確立」とか「個性の発揮」だというのはそうたいしたものでもない。
では個性がなくなるのではというとそうでもないと例を挙げているのが伝統芸能の師匠と弟子。徹底的に師匠の真似を10年20年とやらされるのですが師匠のクローンにはならない。どこからか違ってくる。それこそが師匠の個性であり、弟子の個性でもある。オリジナリティをいきなり求めてもダメで世間と折り合うことを知り、世間並みを身に着ける。それでもどこか変なところが残ればそれが個性だと。
まあ、こんなことから思いつくままというのか議論は右に左に飛んでいくのですが、トリビアな知識もたくさんあって結構面白い。エネルギー問題とか政治とのかかわり方というか考え方、日本のシステムとかについて縦横無尽に語っているのですが、どことなく物知りの横丁のご隠居のの長屋話的雰囲気というと大先生に失礼なんでしょうね。
興味を持ったところを適当に順不同で書き出してみると
臨死体験というと立花隆に言わせると死後の世界があるとなってしまうのですが、経験した人にとって共通しているのは気持ちがよかったという感想。これは自分という矢印が消えて世界と一体化しているから。一体化すれば周りに敵や異物が一切なくなるから至福の状態なのです。
因みに幽体離脱についていえば、人間は無意識には「上から見ている自分」のような客観性を持っている。意識があるときには気が付かないのだが死にそうな時には鳥瞰するような意識が現れ、幽体離脱して自分を見ることができる。う~ん、説得力がありますね。
人間の脳は「ここからここまでが自分だ」という自己の範囲を決めて、その範囲内のものは「えこひいき」する。だからさっきまで体内にあった物でもいったん出てしまえば汚いものになる。便もつばも汚く感じるのはそういうこと。
ゲノム解析で人間の遺伝子はすべて分かったと言われていますが、たんぱく質の設計にかかわっているのはせいぜい遺伝子の中の1.5%くらい。では何をしているのかはよくわかっていない。30%ほどの遺伝子はもともとが外部のウイルスだったらしいとか。脊椎動物が誕生して5億年。どれだけのウイルスに感染してどれだけのウイルスが体内に入りそのまま住み着いてしまったのか。
仮説ですが、もともと芋虫とチョウは別々の生き物だったのが、ある時合体して役割分担している。チョウはさなぎになった時点で幼虫の時に活動していた細胞を全部一回スクラップにしてしまったままの状態だった細胞を増やして新しくチョウの体を作る。そう考えると完全変態の意味が何となく納得できます。
話はがらりと変わって、近藤誠が「患者よがんと闘うな」と言って支持者も多いのですが、これは治療に関しては出来るだけ自然の治癒力に任せて、そっとしておこうという昔からある待機的医療の考え方。でも積極的医療に意味がないかというと様々な選択の中である種の賭けに出ざるを得ない時もあって、病気によってもその人の置かれた状況と考え方にもよります。養老さん自身も50代で肺に影が見つかった時は、もしそれががんだったら70代の今とは違う結論になったと言っています。
なくなる半年前の月次医療費のグラフを見ていると最後の1か月だけが倍の金額になるとか。厚生労働省的には無駄な医療費となるのですが、その倍になっている部分は家族の願望分だと。効果的な手はないから何もしないというのは論理的には正しいかもしれないけれど、それは「患者の死」をその人だけの問題だと「切って」考えているから成り立つもの。ここで待機的な考え方を貫くというのは、よほどの信念や信仰がないと難しい。
とまあ、こんなことがいろいろと述べられていて、書き手はプロなので、いたってわかりやすく読みやすい文章になっています。
因みに一緒に写真に写っている本は新書本ですが本格的な経済学史になっています。知的興奮を呼びますが如何せん難しい。学生時代と違って今更原典を読もうという気にもならないので、こんな世界もあったよねと思う次第です。
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2月10日瑞穂公園テニスコートは雨で中止

2018-02-11 08:06:04 | テニス
この日の予報は午後から雨。
朝起きると雲が低く今にも降り出しそうですが、降ってはいない
実は先週から風邪気味で先週は鼻水とのどの痛みだったのですが、ここ2日ほどは鼻水は卒業したのですが痰と咳に悩まされている。夜になると咳が止まらないのでなかなか眠られません。
市販薬を飲んでいるのですが、咳に効くのはなかなか無いんですよね。

おまけにこれまた先週から虫歯治療で歯医者に通っていて、1回の治療は金額的にも時間的にも大したことないのですが、なかなか終わらずに既に6回目。この日も午前中に予約が入っていて行かなくてはいけません。
と言うことで戦意は喪失。雨が降るなら早く降ってくれと思っていました。
11時に今日の時間予報と雲の動きを見てみたら15時から降り出すみたい。すでに琵琶湖の辺りまで雨雲は来ていて降っているみたいです。
雨が降っていないからやる気満々の人がいるかもしれないので、一応状況説明したうえで今日は中止と一斉メールをしました。
果たして14時ごろまでは降っていなかったのですが、この日の予約時間の14時30分ごろからは弱い雨が降り出しました。

ほとんど雨粒も見えないくらいでしたが、地面はかすかに濡れていて、道行く人も傘をさしています。写真は小さいので赤レンガ倉庫の前を傘をさして歩いている人が分かるでしょうか?
とにかく予報通りでメールを出しておいて正解でした。
風邪気味の体なので今日は1日家でゴロゴロして過ごしました。それにしても前にも経験があるのですが、咳は長引くと中々治りません
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「偽りの経済政策」服部茂幸

2018-02-09 06:58:43 | 

週刊ダイアモンドの2017年ベスト経済書の6位です。
久しぶりの岩波新書ですが最近は目が悪くなってどうしても活字のポイントが大きい本ばかり読んでいるので、読む判断をするのにそこが苦痛です。

ともかく読んでみましたが、アベノミクスに対する全面的批判の本になっています。まあ、アベノミクスと言っても実質的に機能しているものは黒田日銀総裁の下で行われた大胆な金融緩和だけなのですが、具体的データを上げてその成果を問うています。
因みに私は現政権の観光戦略と目標は賛成しますが、これはアベノミクスとは言わないですよね。
黒田日銀体制になって大胆な金融緩和を行い2%の物価上昇目標を打ち出しデフレを脱却すると啖呵を切ったのですが、実際はどうだったでしょうか。戦力の小出をしないで2年もしないで目標を達成するはずだったのですが、2%の物価上昇率になることもなく、ずるずる目標年次を後ろ倒しにして今まで来ています。
安倍首相のブレーンと言われている浜田宏一はその著書で金融緩和を行えばすべて解決するような調子いいことを言っていましたが、微妙に論理を変えていき、財政支出が必要だとか言いだしているとか。日銀の岩田副総裁も財政出動が必要とか言い出し、インフレ目標に達しなかったのは消費税増税のためとか言われるとよく恥ずかしげもなく言えるものだとあきれてしまいます。自分の今までの記者会見をよく読み返してほしいものです。
浜田が著書で書いていたように円安になれば企業は再生して日本は復活するなんて言うのは企業現場の実態を知らない妄言だったと思えます。企業は内部留保を積み上げ株価は上がりましたので、資産家はいいのでしょうが実質賃金は横ばいか下がっていました。賃金は遅行指数だから企業利益に遅れて上がると言っていましたが、すでに4年たっていて今では政府主導で賃上げを誘導しようとしています。これでは政府万能の計画経済になってしまいます。
民主党政権末期に円高が進み日本経済は非常に苦しい状況だったのですが、円高自体はギリシァ危機に端を発した資金逃避の面もあり、ヨーロッパ経済危機が小康状態になるとともに政権交代総選挙前から反転して円安になってきていました。アベノミクスによるアナウンス効果はあったと思いますし、渓深ければ山高しで急激に円高が是正されたので喝采を浴びたのですが、あの時に総選挙をやった野田首相の不明さと自らの幸運に感謝すべきでしょう。つくづく安倍首相は運がいい人です。
いわゆるリフレ派の経済学者はマネーサプライをどんどん増やしていけば物価は上がるし、人々がインフレ期待を持てばデフレから脱却できると言っていたのですが、今のところことごとくデータに裏切られています。それでも軌道修正することなく突き進んでいくのは、今デフレ脱却もできずにアベノミクスの失敗を認めるわけにはいかないからとしか言いようがありません。金利はゼロに張り付いたままで国債は日銀が目一杯買いこみ更にはETFまで買いこんで株価を支えているのですが、このままいくとどうなるのか不安ですが、破たんする頃には政権が代わって跡を継いだ人の政権運営が悪かったというのでしょう。
失業率はほぼ限界まで下がっていて完全雇用に近付いているというのもアベノミクスの成果となるのでしょうが、日本の生産年齢人口が減っていることによるところが大きいと言われるとなんだかな~となってしまいます。生産性は上がっていないので当然なんでしょうけどその割には賃金は上がっていないんですからね。
本当は人口減少社会になったのだから今こそ生産性向上への投資を行い賃金を上げていくべきだと思うのですが、安く労働者を雇う面での規制緩和ばかり熱心な気がします。サービス業については国際比較してもいまだ生産性は低くIT化も進捗も低いのですから。
でもそういうとすぐに保育園の園児の様子をITでとか、病院で患者の様子を計器でとなるのですが、人間がちゃんと見なければいけないところと機械に置き換えるべきところが違うような気もするのですけど。
ただ、それではアベノミクスなかりせばどういう経済政策だったらよかったのかというと低成長を我慢しなさいでは希望がありません。当初は行き過ぎた円安を是正するのに多少の効果はあったのは事実ですし、あまりにも民主党政権時代のトラウマが強くて、世界経済状況が好転したという運の良さは見えないとするとアベノミクスは十分効果があったという政府の宣伝に何となく納得してしまう雰囲気はあります。
さらに言えば今出口政策を誠実に実行しようとすると確実に株価は下がり景気は後退して貧乏神と言われて責任を追及する声に満ち溢れるのは必然なのでは。私だって株価が暴落すれば退職金をつぎ込んだ投資信託も悲惨な結果となるので暴動ものです。原因はアベノミクスでも時の政権は確実に不信任とします。誰も損な役回りをする気はないでしょうし、政治家は下手な使命感があってもまともに主張すれば落選確実になるだけ・・・
結果的にババを引きたくないので現在の経済運営、金融政策について野党側からはまともな対案が出せない状態となって、眼を瞑ってこのまま走るしかないということか。
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節分は恵方巻でしげすしは入場制限

2018-02-07 07:22:39 | テニス
終わって歩いてしげすしまで行くのですが、入り口に張り紙があって恵方巻で忙しいので営業を制限しますとのお知らせが。
果たして店に入ると奥のテーブルとカウンターには予約の恵方巻がずらりと並んでいる。いけないところに入ってしまったかも。
4人は入り口のテーブルで申し訳なさそうに飲むことにします。
まずはビールで乾杯。
とりあえずというか、すぐに出てくるアナゴの骨せんべいでポリポリ。

刺身は今が旬のぶりの刺身を。

恵方巻の制作に忙しい大将を慮ることなく頼みます。
ビールはすぐになくなるので、ここで森の熊さんの希望によっていつもの純米大吟醸「三千盛り」の一升瓶を出してもらいます。
何でも先週は焼酎にしたので不満が残ったみたいです。
コップに注いで一口。やっぱり大吟醸は美味しい。
こうなると生きサザエの刺身とやらも頼みましょう。

肝はあぶってあります。
身はコリコリして、肝はほろ苦くてお酒に合う。さらに大吟醸をグビリ。
忙しい大将のあまり手をかけないようにと酢だこを。

きんぴらがサービスでついてきました。
そうこうしている間にも恵方巻を取りにくるお客が次々ときます。
ところで木曜頃から私は風邪気味で喉が痛くて鼻水が出る。ところがうちのかみさんは子どもとは全く対応が違って無関心。看護師なのに看護の心は全く感じられません。仕事で報酬をもらうのでなければ看護の心もないってか!ドン!ドン!(テーブルを叩く音)ナイチンゲール憲章はどこへ行った!ドン!ドン!とぼやいていたら同じくかみさんが看護師のタケちゃんマンと激しく同意。
愚痴を言い合っていると酒が進みます。
酔いが回ってきたところで私の好きなあん肝を。

毎度ながら体に悪そう。
おいしいものは中性脂肪とコレステロールの塊だ!
烏賊好きの森の熊さんはホイル焼きを頼みます。

ここで大将が自家製の特製塩辛を出してくれました。

これも大吟醸に合う。グビリと行きます。
でも塩気が強いので血圧には悪いんだろうな、おいしいものは体に悪い!
〆はせっかくなので恵方巻をいただきます。
エビとアナゴの2種類あるそうなので2種類とも出してもらいます。
まずはエビ。4切れに切ってもらい1切れづつ食べます。

そしてアナゴ。

恵方巻、結構ご飯が詰まっているのでおなかが膨れます。
お酒はあと1合ちょっと残っているかな。

でもさすがに飲んでしまおうとは思わず残しておきます。
この日のフルーツはパインですね。

お勘定は15700円なので一人4千円。おつりの300円は基金に入れておきました。
ところで家に帰ったら節分というので恵方巻が買ってあって、さすがに全部食べ切ることができずにご利益はないのでしょうが翌朝に食べました。
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2月3日瑞穂公園テニスコート

2018-02-05 20:10:53 | テニス
天気晴朗なれど風強し。
気温もそんなに低くなくて風さえなければいい日なのですが…
この日は節分。少し早めに家を出て実家に行き、母に節分会だからちばな薬師に行こうと誘ったのですが、寒いとか面倒くさいとか遠いとかいろいろ言って頑としていこうとしません。憮然として実家を出ます。
途中で商店街はずれの大角写真館の前を通ると取り壊しの真っ最中。

三遊亭円丈の実家なのですがもはや住む人もいなくなったのかな。円丈は「雁道」なんて本も書いているんですけど、もう実家には縁がないか。
さらに行くと「海上寺」ちばな薬師の前を通ると1時から節分会で結構人が並んでいます。

私はこのところ何年か御加持を受けて豆をまいていたのですが、今回はこれからテニスなのでパス。代わりに母を連れてこようとしたのですが、如何ともし難いものです。
瑞穂通まで歩いていくと早くも3月11日のマラソンの交通規制の看板が立っています。

マラソンの日が近づいてくると瑞穂通をジョギングしている人が増えてくるんですよね。
さらに山崎川近くまで歩いていくと早くも梅がほころびかけています。

ここは紅梅と白梅が一緒に咲くところだったはず。
そんなこんなで瑞穂公園テニスコートに着くとこの日は1番コート。
既に1059さんにタケちゃんマン、はげ親父、森の熊さん、ヤッターマンといます。時間前にコートが空いたので早速入れ替わりつつ乱打を始めます。
やっぱり風が強くてボールが流されます。
気温は12度あるので風さえなければいい日だったんですけどね。

しばらく乱打をやってからじゃんけんして試合にします。
私は5番なので森の熊さんと組むことになりました。最初はタケちゃんマン、ヤッターマン組とはげ親父、1059組の対戦。私の予想ではタケちゃんマン、ヤッターマン組が勝つと思ったのですが、意外にも勝者ははげ親父、1059組。聞くとタケちゃんマンの足が全く動かなかったとか。
ということで森の熊さんと組んではげ親父、1059組と対戦。この試合は連続で疲れの見えた相手に順当に3:1で勝利。
この試合を始めるころにカバちゃんが遅れて登場したので次の試合から早速入ってもらいます。
今度はタケちゃんマンと組んでカバちゃん、ヤッターマン組と対戦。やっぱり足が動かない人もいて風に翻弄されるへなちょこボールしか打てない人もいてで、予想通り1:3で負け。順当になんだかな~
ところでここで突然はげ親父は痛風の発作が出てしまったようでリタイア、中退します。薬はちゃんと飲んでいるようですが、酒はやめれないから仕方ないか。
遅れてきたカバちゃんは連続して出ることにして、次の試合はヤッターマンと組んでカバちゃん、タケちゃんマン組と対戦。ここはいつもながら右へ左と動き回れるヤッターマンの活躍で4:0で完勝。15分前ですがここでヤッターマンは用事があるみたいで早退。
タケちゃんマンもこれで終了と帰り支度をして先にしげすしへ行きます。
残った4人で2ゲーム先取でやりましょうと1059さんと組んでカバちゃん、森の熊さん組と対戦。ところが結構白熱したゲームになって1ゲームオール。最後の私のサービスゲームはデュースデュースと白熱したのですが、最後は力尽きて1:2の負け
コート整備すると結構時間一杯までやりました。



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