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怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

木内昇「惣十郎浮世始末」

2025-08-07 09:51:06 | 

木内昇さんという作家は11年に直木賞を受賞しているのですが、全く知りませんでした。ところが新聞小説で「かたばみ」を読んだら面白い。毎日、朝刊を開くと真っ先に読んでいました。その後知ったのですが、「昇」は「のぼり」と読み女性でした。何時だったか「英雄たちの選択」の田沼の回にコメンテータで出ていてご尊顔も拝見しました。だからどうだってことはないのですが、木内さんの本は読んだことがないままでした。

先日図書館の本棚をぼーっと見ていたらたまたま木内さんの捕物帳があったので借りてきた読んだ次第。

時代は江戸後期の水野忠邦の天保の改革時。北町奉行に遠山景元や南町奉行に鳥居耀蔵がいて、主人公は定町廻同心の服部惣十郎。臆病で全く気の回らないある意味常識人の小者の佐吉、対して有能で慧眼、万事に気が回って動きの速い岡っ引きの完治もとは浅草界隈で名代の巾着切りだったのを惣十郎が引き抜いてもの。惣十郎を密かに慕っている女中のお雅に、一時は屋敷の長屋に住んでいて親しい医師の口鳥梨春、そして亡くなった嫁の郁の父親で尊敬する町廻同心だったのに例繰方に左遷された悠木史亨と様々な人物が登場してくる。

最初は漢方薬種問屋の放火殺人事件から始まるのだが、とりあえず下手人は逮捕できたのだが、その裏には西洋医と漢方医による対立があり、種痘を巡る先陣争いがあった。日本に種痘が徐々に普及してくるためには、その裏に多くの試行錯誤があり、中には今でいえば医療事故になるのだろうけど、うまくいかなかった例も多々あったのだろう。

当時は天保の改革で蘭学への風当たりは強く、奉行所は上の方針に従って取り締まりに努めなければいけない。奉行所の中でも与力以下、方針に従って点数をあげなければいけないので、事件の検挙件数を競い合わなくてはいけない。そんな中、惣十郎は下手人を捕まえるだけでなくその背景動機を明らかにし、かつ事前に犯罪が起こるのを防ごうとしているのだが、それでは点数は上がらない。おまけに字は下手で書類を書くのが苦手。官僚組織の中ではなかなか評価は上がらないのだが本人としてはそれでもやむを得ないと思っている。

そんな惣十郎が、岡っ引きの完治や口鳥先生の働きもあって徐々に真相に迫っていくのだが、それは惣十郎にとっても苦い結末。謎解きなのでこれ以上書くとネタバレになるので、興味が持てたら読んでみてください。読売新聞連載の小説だったので、読みやすくて一気に読み進めました。でもこの惣十郎を主人公にした物語、脇役も生き生きと活躍していますし、この1作だけで終わるのはもったいない。完治、お雅、口鳥のその後はまだ一波乱ありそうで全部の伏線を回収していない。まだまだ続編がありそうで、続きを読みたいものです。

もう1冊は武田砂鉄の「今日拾った言葉たち」です。これは「暮らしの手帳」に連載していた2016年から2022年分をまとめたもの。丁度安倍政権から菅政権までとなるのですが、こうして改めて武田砂鉄さんが取り上げた当時の言葉を読んでいくと政権とその周辺の上から目線とご都合主義と欺瞞に唖然としてしまう。

もっとも昭和世代のじいさんの私は染みついた昭和の無意識の差別意識とか今となっては不適切な目線とかに気付かされることも多々ありました。生まれ育ち青春を過ごした頃の意識はそれを当然と思っているので、時代が変わっていることは分かっているつもりですけど、なかなか変えることが出来ません。

これを読んであの時代を改めて思い起こしてしまいました。と言ってもついこの間のことなんですけどね。

 

 

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8月4日鶴舞公園テニスコートの後は4人でいつもの。

2025-08-06 18:18:29 | テニス

11時30分過ぎに行きますと飲めない飲むが電話して、いつもながらのガード下の徳鮓へ。席もいつもながらの隅の席。先ずは飲めない飲むはお茶で、後の3人は生ビールで乾杯。

ひえ~生き返ります。飲めない飲むはお茶なので、残念ですが、それでは生き返らない。

先ずはいつものパターンで刺身の盛り合わせ。この日は12時前からお客が多くて商売繁盛。でもなかなか注文が出来ませんでした。見かねたのかつなぎにエビの頭の塩焼きをビールのつまみに出してくれました。

ポリポリしてつまみにぴったり。生ビールはすぐに空いてしまったので瓶ビールを2本お願いします。

この日の刺身盛り合わせは、アワビの刺身がありました。後は烏賊にマグロにタイですか。毎回その日の仕入れによって出てくるものが違うので、何が出てくるのかが楽しみです。

飲めない飲むはにぎりの注文です。大将が来て飲めない飲むに久しぶりだね、2週来ていないと声をかけてきました。さすが声が大きくて印象があるのか、ちゃんとお得意さんの出席状況を把握しています。でもビールを飲まないので我々よりも客単価は低いのですけど。

さらに最初に注文したげそ焼きも出てきました。

イカの不漁が盛んに言われていますが、どうやらここにもその余波が来たのかゲソが小さい。まあ、味は変わらないのですけどね。

さらにウナギの肝焼きも出てきたのですが、付け合わせのワサビ漬けが切れているとかで、わさびがそのままついて

きました。

そこにはこだわらず瓶ビールを追加。

〆は鉄火巻きをお願いします。

あわせてフルーツとしてスイカを出してくれました。この日はえみちゃんもスイカを持ってきてくれましたし、スイカ尽くしでした。

お勘定は9500円、酒飲みは3千円出して飲めない飲むは2千円。おつりの1500円は基金に入れておきました。

 

 

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8月4日鶴舞公園テニスコート

2025-08-05 17:53:59 | テニス

毎度ながら暑い日が続いています。

朝起きて8時前ですが室温は早くも30度超えに。湿度も60%に達しています。

この日も熱中症警戒アラートが発令され、予想最高気温は36度。

こんな時に高齢者がテニスをやるとは無謀としか言いようがない…そのためはこの日はえみちゃん、はげ親父と体調不良でリタイア。参加するのは森の熊さん、1059さん、飲めない飲むと私の4人だけです。まあ、倒れないようにボチボチやるしかありません。

いつものように9時前に家を出てからJRで金山から鶴舞へ行きます。

9時30分前にコートに着いたのですが、鶴舞公園の駐車場に車が全く停まっていません。

公会堂の行事はないみたいですし、さすがにこの暑さで公園を散策する人もいません。

4人集まったらまずは4人で乱打を行います。ボレーとストロークに分かれて一回り。隣の3コートは、女子大生のクラブ活動?でもそのわりには休み休みでコートを贅沢に使っています。

一休みしてから試合にします。組み合わせは3通りなのでじゃんけんすることもなく、最初は1059さんと組んで飲めない飲む、森の熊さん組と対戦。一進一退の攻防になりましたが、結局2:2の引き分け。一試合で大汗をかいてしまいます。

10時過ぎに病み上がりのえみちゃんが差し入れのスイカを持ってきてくれました。

有り難く頂いて水分補給します。えみちゃんは発熱と肺の痛みで病院にかかったら肺炎だったとかで危うく入院するところだったとか。心持やつれているみたいでまだテニスには復帰できないみたいで、この日はすぐに帰ります。ついでにいつものように家庭菜園で採れたナスも持ってきてくれました。

さて試合を続けましょう。次の試合は飲めない飲むと組んで1059、森の熊さん組と対戦。この試合は最初の1ゲームは取ったのですが、それから3ゲームは一方的に攻められ完敗。1:3でしたが、まあ、1ゲーム取れたので良しとしましょう。

休憩時にはカロリー補給でアーモンドチョコを配ります。

隣の女子大生グループは10時30分には早々と終了して帰ります。若者ならば汗まみれで目一杯やるものかと思いきや最近は熱中症にならないように早めに切り上げるみたいです。帰る時に蚊取り線香を見て「珍しい、まだこんなものがあるんだ」との声。挙句の果てベンチに戻ってみると気が付かずに蹴飛ばしたのか倒れて消えていました。

珍しいものではなく夏のコートサイドの必需品でしょう。

最後の試合は森の熊さんと組んで飲めない飲む、1059組と対戦。もうこの頃は結構消耗していて太陽が雲から出ているとクラクラしてしまいます。それでも森の熊さんのいつもながらの空いているところへの的確なショットでポイントを重ねて4:0の完封勝ち。この時点で11時15分ですが早めにコート整備をして切り上げることに。

11時30分前にはコート4面は誰もいない状態です。なんとか倒れることなくテニスをできてよかった、よかった。

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佐高信「池田大作と宮本顕治」

2025-08-03 22:04:38 | 

もう記憶の片隅にしかないのですが、その昔松本清張が仲立ちして池田大作と宮本顕治が対談。まさかの「創共協定」が結ばれました。

藤原弘達の「創価学会を斬る」出版に際して創価学会の言論弾圧が世間の耳目を集めることとなり、東京都議会選挙、参議院議員選挙を前に苦境に陥ったところからのまさかの10年協定。今となってはというか当時でも信じられなかったけど宮本顕治と池田大作がなごやかに対談までしている。それは公明党の頭ごなしで竹入委員長は寝耳に水。その反響は大きくて共産党と結びつくならと公安まで動く。結局選挙を何とかのり切って後この協定はすぐにほとんど死文化してしまった。

創価学会はその内情を暴く言論にありとあらゆる干渉、脅し、弾圧を行っているが、そこで暴かれて困るのは池田大作の個人的スキャンダル。批判する者は撲滅すべき「仏敵」と言っているが池田大作は釈迦か?スキャンダルをもみ消すためにはありとあらゆる手段を使い、出版社に圧力をかけ、出版物を買い占め、自民党や右翼の笹川良平にも頼みこみ、公明党議員を通じて警察を動かそうともしている。

池田のスキャンダルは本当か嘘か分からないけど赤坂の芸者を妾にし、自分のお気に入りのお手つきした女性を国会議員としてしている。さらには幹部にお下がりまでしている。女子部の幹部などに対する池田のふるまいは部外者から見ればおぞましいとしか言いようがないのだが、女性信者にとっては名誉なことなのだろう。北朝鮮の喜び組みみたいなものか。創価学会の中ではその抜群の働きとカリスマ性により若くして会長となり、巨大宗教団体として確たる地位を築いた皇帝かもしれないが、その所業は「毛沢東の私生活」で活写された毛沢東の姿を思い起こさせる。もっとも毛沢東と池田大作を比べるのはレベルが違いすぎるのですけど。

池田の内部でのふるまいは側近として仕えやがて袂を分かつ人たち(藤原行正、矢野絢也、山崎正友など)が色々書いているし、裁判沙汰になったものも多い。この本ではそれらをフォローしたうえで書いたもので佐高さんの妄想の産物ではない。裁判沙汰になると池田大作は証人として出廷することを断固とし拒み、部下に何とかしろと厳命している。その命に唯唯と従う幹部たちは最早世間の常識とは隔離して善悪の判断が付かず、洗脳されているとしか言いようがないのか。組織の長としてのカリスマ性はあり、その力は図抜けているのだろうが、富士山ではないが遠くから見ると美しいけど近づくとゴミだらけ?いみじくも藤原弘達は「常識的に考えて池田大作という男は大ウソつきであり、自由な言論の妨害者であり、宗教を野心達成の手段に使うペテン師」と言っている。

対する宮本顕治、独善的でその組織は民主集中制というとても民主的ではない組織。でも私生活ではよく分からないけどスキャンダルは聞こえず、皇帝になろうとしてはいなかったみたい。池田大作と比べると書かれている分量が明らかに違う。日本共産党のトップとして長く権力者として君臨し批判はいろいろあるのだが、私生活での池田大作の醜悪さには及びそうもないのだろう。

ところで菅義偉は1996年の総選挙で池田大作を「人間の仮面をかぶった狼」とまで攻撃して初当選したのだが、2000年の総選挙では掌を返して創価学会に選挙協力を求め、今では自民党きっての学会通で、学会との太いパイプを誇っている。政治の世界は何でもありで馬鹿正直なあまりだまされる方がバカかもしれない。

こんなにもあからさまに池田大作を評しているので、逆鱗に触れることを畏れて出版するところも限られていて、出版後も新聞などの書評に取り上げられたこともなかったはず。池田大作が表舞台に出なくなり久しく、創価学会の体質も変わりつつあるにしても、まだまだタブーとなっているみたいです。

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7月28日鶴舞公園テニスコートの後は4人でした。

2025-08-01 09:39:45 | テニス

11時30分には早めに終わっていつもの徳鮓へ行きます。一応11時30分過ぎに行きますと飲めない飲むの名前でちょっと見小野ヤスシさんを除く4人で予約を入れておきましたので、いつもの隅の席が取ってありました。

冷房の効いた席に座ると本当に生き返ります。もう少し生き返るために生ビールをお願いします。

本当に生き返る気分です。

つまみはいつもながらの刺身の盛り合わせ。

刺身の盛り合わせはその日の入荷状況によって毎回内容が異なりますが、今回はたこにインドマグロ、豊後の鰺(関アジと言うこと?)、鯛の松かさつくりということですか。

生ビールはすぐになくなったので瓶ビールを2本。(この日は追加追加で結局6本でした)

コップは最初の生ビールのジョッキで済ませます。大将曰くこれで十分というか冷えているのでこの法がいいとか。そんな大将は前にも出してくれたタコの頭を細かく切った酢漬けを持ってきてくれました。

これまたいつもの定番、げそ焼きも到着。

飲みながらの話題の中心はこの暑さについて。特に北海道で35度を超えるというのは驚き、ほとんどの家にエアコンがついていないというので大変です。まあ、クーラーが必要な期間はひと夏で10日あるかないかでしょうし、冬の寒さはボイラーをガンガン焚かないとエアコンでは無理でしょうからよっぽどでないとエアコンはつけないだろうね。それでも私の家にエアコンを入れたのは就職して何年か経ってから。思いおこすと受験勉強時、真夏の暑い時に汗をかきかきよく机に向かっていたものです。暑いので昼寝して深夜に勉強していたのかな。ヒートアイランド現象で都市部では熱が滞留しているので昔とは違うのでしょうけど、クーラーのない時代を乗り切ってきたのに今では我慢していると怒られそうです。

そうこう話していると森の熊さんご所望のウナギの肝焼きも登場。

香ばしく焼いた肝はほろ苦くてビールのつまみに最適ですよね。また付け合わせのわさび漬けもいい。森の熊さんはこのわさび漬けだけを少し出してくれと無理なご所望。もちろんお金は出しますと言うと小皿に出してくれました。勘定についていたのかサービスかはよくわからないでしたけど…

瓶ビールを追加したところで今度は大将がエビの頭の塩焼きを持ってきてくれました。これまたビールに合うんですよね。

最後の締めは鉄火巻きにします。

お茶をいただいてお勘定にします。

美味しい寿司屋のお茶を飲んで今日もいい感じで酔い、お腹も膨れて、ひとり3千円の11900円でした。100円は基金に入れておきました。

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7月28日鶴舞公園テニスコート

2025-07-30 20:40:19 | テニス

いや~、暑い日が続きます。この日も日本列島は真っ赤。

名古屋は35度を超える予報です。当然ながら熱中症警戒アラート発令。

 

朝から気温はぐんぐんあがり、家の中でも30度になろうとしている。

屋外の運動は控えてと言われていますが、めげずに支度をして金山まで歩きます。駅まで行くだけで汗だくになるのですが、駅に着くと列車は遅れている。

でも13分発の列車が20分に遅れて到着したのでいつも通りの時間で鶴舞へ。

コートにはちょっと見小野ヤスシさん、森の熊さん、はげ親父と集合。まもなくヤッターマンも到着してこの日は5人です。因みにえみちゃんは出席予定でしたが夏風邪なのか発熱があり体調不良で欠席。お大事に。

一応5人になったのでいつものようにボレーとストロークに分かれて乱打をします。一回りすると汗まみれで休憩。

コートサイドのベンチで休んでいると蚊が襲来してくるので蚊取り線香を焚きます。

あまり暑いと蚊も休んでしまうというのですが、なぜか元気に襲ってきます。午前中の日陰だと気温もまだ活動範囲なのか?

十分休憩を取ってからじゃんけんして試合にします。

最初の試合は森の熊さんと組んでヤッターマン、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。最初は調子が出ずに2ゲーム連取されたのですが、ここから盛り返して2ゲーム連取して2:2の引き分けに。

一休みして水分補給に塩飴とアーモンドチョコでエネルギーを補給します。

次の試合ははげ親父と組んで森の熊さん、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。ここはなぜかラッキーなポイントも多くて4:0と完封勝ち。塩飴の効果か?

朝のうちは雲もあってまだ過ごしやすかったのですが、どんどん晴れてきて容赦ない日光が降り注ぐので体力を奪っていく。

次はヤッターマンと組んで森の熊さん、はげ親父組と対戦。私のミスが続いて2ゲーム連取されたのですが、ここから奮起して2ゲーム連取して追いついて2:2の引き分けに持ち込めました。

私はじゃんけんの順番が1番だったので4試合連続となるのですが、最後の試合はちょっと見小野ヤスシさんと組んでヤッターマン、はげ親父組と対戦。ここは毎度ながらの穴のないヤッターマンの動きと鋭いショットに振り回されて0:4の完封負け。まあポイントは取ったので良しとしましょう。暑さでヘロヘロの汗まみれで、やっぱり屋外の運動はやめるべきだった…

 

 

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真夏の桑名街歩き(250725)

2025-07-29 22:16:06 | Weblog

桑名では「ブラタモリ」で取り上げられたこともあり、四里の渡しと桑名城址が主たる目的地。とりあえず歩き出したのですが、暑~い。桑名は海が近いこともあって湿度が高いので熱中症危険度は高い。危険アラート発令で屋外の運動はやめてくださいだったはず。

兎に角あてずっぽに揖斐川に向けて歩くと寺町商店街にたどり着く。アーケードなので直射日光は避けられて一息つくのですが、11時前だと開いている商店が少なく、当然ながら人通りも少ない。

商店街を抜けると案内標識もあり、先ずは桑名総社の春日神社へ。桑名神社と中臣神社が合わさった珍しい神社です。

8月の第一土曜と日曜に行われる日本一やかましい祭りで有名な石取り祭りはこの神社の祭礼です。

そこから桑名城址の九華公園へ。

建物は残っていませんが、櫓跡の石垣土塁があり堀には野面積の石垣も残っていて、城の縄張りは分かります。当時は伊勢湾に面して海水を引き込んだ堀に囲まれていたのでしょう。今は柿安本店の建物が天主然として威容を誇っています。

揖斐川沿いに少しさかのぼると七里の渡し跡へ。

ここから目の前は揖斐川と長良川ですが、江戸時代は目の前は海だったんでしょう。今は鍋田も干拓されて陸がだいぶ張り出しているので、熱田の港へ行くにはかなり沖へ出ての遠回りをしなくてはいけません。七里どころではなくなっているかも。

川沿いには幡龍櫓(幡は虫偏)があるのですが、これは復元されたもので実際はポンプ場で2階は展望スペースになっていますが余り展望はきかない。

川の堤防に上がって眺めた方が気持ちよく、目の前広く展望がききます。揖斐川の向こうに長良川の河口堰が見えます。翌日は花火大会があるそうで堤防の上には有料席の椅子がならんでいました。

七里の渡し跡前からは旧東海道が伸びていて、街道沿いには船津屋とか日の出屋、歌行灯とか昔からの料理屋が点々と並んでいます。もっともお昼を食べる気はありませんでしたから前を通るだけのスルー。

ここから諸戸氏庭園の六華園に行くのは普通のコースですが、この暑さの中で庭園を見る気もなく、そろそろエネルギー切れ。駅方面に向かいます。

途中石取り会館があったので一応見てみました。

案内の地図にあるのですが、予想外の小さなビル。入場無料なのですが、展示物を見て一回りするだけなら10分もかからない。石取り祭りで使う太鼓と鐘をたたくことは出来ます。

汗まみれになりながら桑名駅に戻ってきましたが、改めて駅前を見ると寂れている感がある。桑名駅はきれいになったので、そろそろ再開発が必要かも。お昼でも食べようと思ったのですが、なかなかこれはというところもなく、結局名古屋駅まで戻って食べることに。

今度来る時にはもっと気候のいい時に諸戸家庭園や寺社巡りでもして、養老の滝でも見に行くのでしょうか。もう来ないかな。

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「柿安」株主総会と桑名街歩き(250725)

2025-07-28 21:20:54 | Weblog

単元株と言えども一応私は「柿安」の株主。毎年7月に株主総会が開かれるのですが、今まで行ったことはない。株主総会は普通通り一遍でシャンシャンと終わって面白くもなんともない。でも社長の顔を見て立ち振る舞いを見ることができる数少ない機会。会場は桑名市でかねてより熱田の七里の渡しの対岸を訪れたことがないので、桑名の街歩きもかねて一度行ってみることに。

総会は10時からなのですが、桑名駅前から送迎バスが出ているので9時30分過ぎに桑名駅に着くJRに乗る。駅前には送迎バスの案内の人が立っていてそれに従って少し歩いて行くとマイクロバスが停まっている。

総会でもっと駅のすぐ前に停めれなかったのかという意見もあったけど、柿安だからそれくらいバス会社と交渉できたのではと思いましたけどね。

会場は桑名市民会館今はネーミングライトで柿安シティホールで、シャトルバスで10分もかからない。歩いても15分とのことですが、地理不案内ですのでここは車に乗るしかない。

コロナ禍以降は総会に出ても記念品等はなし。それでも一応受付すると小さな水のボトルは頂きました。

大きなホールですが、ガラガラ。席が偏らないようにブロックごとに案内されます。定刻の10時に開始。

社長さんが議長となって進行していきますが、最初の挨拶の後、事業報告、決算については招集案内に書いてありますということで、いきなり質疑応答に。多少とも社長の肉声で説明があってもいいかと思うのですが、あまり社長の手を煩わせてはいけないということか。

質疑は入場票の番号と氏名を言ってくださいとのことでしたが、最初の人は個人情報だから名前を言う必要はないのではというとあっさり了承、でもその後に立った人には相変わらず名前を言うようにと言っていたのでこれはダブルスタンダード。

Q1壇上にいる人でも女性が一人だけ。もっと女性登用が必要では

Q2決算で前期の純益減の理由と今期の見通しは

Q3店舗の地域別配置で北海道にも店を増やしてほしい。

Q4優待をもっときめ細やかに増やしてほしい などなど。

どうも一人の人が自分の思い付きだけを話しているようなこともあって、通り一遍のご意見拝聴で流しているような印象。ショボい質問ばかりでしたが、経営陣はもっとこれから取り組もうとしていること、企業の成長戦略なりを語って欲しかった。社長さんは赤塚一族で世襲しているのからか、同族企業の色濃くて株主総会などはあまり重視していないのか、とにかく無事進行させて30分ほどで終了。どうも社長さんはそつない調整型のようで迫力不足に感じました。それにしても社長さんが発言を終えるたびに会場から拍手というのは、翼賛会か、参加者は与党株主ばかりということか。

終わって桑名の街歩き。それにしても暑い。もともと柿安の株主総会は付け足しで、本当は桑名の街歩きが主たる目的だったのですが、この暑さではぶらぶら歩くのも命がけ?

別稿で少し頭の中を整理して投稿しようと思います。

 

 

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平松洋子「おあげさん」・元村有希子「科学のミカタ」

2025-07-27 08:46:13 | 

最近ではテレビの情報番組のコメンテータとしての出演も多い元村さん。さすが科学記者だけあって科学のいろいろな話題を分かり易く網羅的に紹介されています。当然ながら奇を衒ったものではなくて、トンデモ理論を排除したオーソドックスな論理展開ですけど、そこが物足りない人もいるかも。現実は面白いものではないんですよね。

ところでこの本で一番印象に残ったのは元村さんの大腸がん闘病記。父親ががんで亡くなったこともあって、今まで受けていなかったがん検診を受けてみたら、予想外なことに大腸にかなり大きなポリープが。精密検査をするとがんと判明。でも自覚症状なく見つかったということなので転移の可能性はほぼないのでラッキーですと医師に言われたとか。それでも腫瘍が大きくて内視鏡では取れないので手術になります。初期のステージ1というのは不幸中の幸い。加えて腫瘍の位置が肛門から14センチということで人工肛門にしなくて済むと知り合いの医師に祝福されたとか。う~ん、人工肛門は生活の質を落とすので医師から見ても嫌なんだと分かります。手術は腹腔鏡下手術で、腫瘍の3センチの周辺を含めて19センチを切除。全身麻酔で4時間ほどかかったとか。麻酔から覚めると当然ながらいろいろなチューブに繋がれているのだが、一番つらかったのは口から1滴の水を飲めないことというのは意外でした。

ステージ1でリンパ節の細胞検査もすべて陰性で転移がないので、抗がん剤治療も放射線治療もなし。とりあえず無罪放免となったのですが、がん患者となって意識は確実に変わった。やりたいことは先延ばしにしない。自分の気持ちに忠実になった。

自分は関係ないと思っていますが、私も古希を過ぎある意味がん適齢期に入った。同級生でがんで亡くなった知らせも聞いている。大腸がん検診は今まで受けたことないのですが、ちょっと考えてしまいました。

もう1冊は平松洋子さんの、おあげさん礼賛。1冊丸ごとおあげさんへのラブコール。でも私も揚げは好きなんで、大いに同感できます。

揚げ愛に満ちた本になっていますが、揚げのことだけで1冊になった本などあったのか。いなり寿司の謂れとかきつねうどんと志のだうどんの違いなどなど、蘊蓄はこの1冊に収まらないみたいです。

全国各地の油揚げも紹介されていますが、「松山あげ」はちゃんとイオンでも売っていました。白山町白峰の「上野とうふ店」の堅とうふとあぶらあげは知る人ぞ知るですが、栃尾旭町の「佐野豆腐店」の揚げたてのあぶらあげを熱々で食べるのは何という贅沢。

いなり寿司もいろいろ出てくるのですが、東向島の「松むら」、赤坂豊川稲荷境内の「美吉」、伊東駅名物の駅弁「祇園」、美郷町のおばちゃん手つくりのいなり寿司などどれも魅力的です。

油揚げを使った簡単美味しい料理も出ていますが、私が気に入って食べてみたいと思った料理は、とにかく単純に油揚げを香ばしく焼いて、醤油をかけて食べる。これは内田百閒の大好きな料理だったとか。これにたっぷり刻みネギをかけて食べるんです。ビールのつまみに最適!

油揚げというとかやくご飯に一緒に入れるとか、きつねうどんとか鍋焼きうどんには必須、でも卵とじにしてどんぶりにしたり、カレーライスにいれたりと巻末にはいろいろな料理が紹介してありますので、これはというのがあれば挑戦してください。

 

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7月21日熱田神宮公園テニスコート

2025-07-25 15:53:36 | テニス

暑~い。危険な暑さで愛知県にも熱中症警戒アラートが発令されています。屋外での運動は危険で中止すべき、アラート発令ですとコートのキャンセルは可能ですが、危険を省みずテニスをやりましょう。

予想最高気温は35度を超えています。しかもこの日は熱田神宮公園で11時から13時の予約。一番の暑さの中でのプレーとなります。

暑さ対策に万全を期して、と言っても保冷剤をクーラーボックスに放り込み、冷やした麦茶と塩飴を持って行くくらいなのですけど。

10時30分には家を出て歩いて行くのですが、コートに着くまでに大汗をかいてしまいます。管理事務所で10分前に手続きしようとしたら既にはげ親父が済ませていた。程なく1059さんも来て、さらに飲めない飲むも登場。11時からということもあって、予想外に早くカバちゃんも登場。とりあえず5人揃ったの乱打を始めます。

雲が結構出ていてその分日差しがさえぎられていたのですが、時間とともに青空が広がってきて、ぎらぎらと照り付けられます。汗をかきかき乱打を一通りやって一休み。あまり暑いので蚊も出てこないみたいです。それでは、じゃんけんして試合にします。

最初の試合は、はげ親父と組んでカバちゃん、飲めない飲む組と対戦。ここでは予想外に飲めない飲むのサーブが入って接戦に。結局2:2の引き分けになりました。

次の試合はカバちゃんと組んではげ親父、1059組と対戦。ここは私がラケットを代えたせいなのかグリップが定まらずミスを連発。負の連鎖でカバちゃんもミスしがちとなりデュースまで入っても詰めが甘くて、0:4の完封負け。

試合をしている最中にはげ親父のテニス仲間が何故か顔を出して差し入れを持ってきてくれました。凍っているドリンクゼリーでこの暑さの中では干天の慈雨。ありがとうございます。

次の試合は1059さんと組んではげ親父、飲めない飲む組と対戦。私の不調は相変わらずですが、1059さんが頑張り最後のゲームを何とか押し切って3:1で勝利。飲めない飲むのサーブも前の試合ほどではなかったか。

この後私の休憩でもう1試合やるのですが、晴れ間が広がり日差しがきつい。殺人的気温はどんどん上がってきます。

無理をして倒れてはいけないと15分前にコート整備をして早めの終了としました。私とはげ親父は所用があるので直帰となり、さすがにこの日はここで解散となりました。

 

 

 

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