怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

12月29日押切公園テニスコートは今年のテニス納

2021-12-31 22:01:34 | テニス
この日は今年最後のテニス。
でも午前中は母の歯医者通いの付き添いをしなくてはいけない。認知症で自分の状況が判断できない母は義歯が調子悪いと外したままで硬いものを食べようとせずに「なんで歯医者に行かなくてはいけないのか」といつも連れて行くのに一苦労。行けば行ったで待合で同じことを何度も話して黙って待ってくれない。本当に付き添う身としては苦痛しかないのですが、何とかこの日義歯が入って最後の調整を終えて、年内で一区切り
終わって家に帰って昼食を取って急いで出かけるのですが、家を出たのは12時40分。
西高蔵の駅まで歩いて地下鉄で浄心へ。上前津の乗り換えで暫く待ち、浄心から歩いて押切公園に着いたのが13時40分。

このコートは久しぶりなので浄心の駅で何番出口か迷ってしまいました。
コートにははげ親父、1059さん、ヤッターマン、カバちゃん夫妻がいて早速乱打にいれてもらいます。
一回りやったら休憩してじゃんけんして試合に。
私の最初の試合は1059さんと組んではげ親父、カバちゃん組と対戦。とにかくデュースが続く長い試合になったのですが、どちらも決定力不足だからか結局2:2の引きわけに。
この日は雲が多くてゲーム中は動いているので寒くはないのですが、休憩中は寒い。

時折雲が切れて太陽が顔を出す時もあって、その時は風もなくて暖かい。

太陽の偉大さを実感する時です。
でもそんなときは一瞬で基本雲は厚い。
次の試合はもう一度1059さんと組んでヤッターマン、カバちゃんハズ組と対戦。この試合もデュースが続く長い試合になって一進一退、とにかくヤッターマンもカバチャンハズも動き回って拾いまくるので、なかなかポイントを稼げず結局2:2の引き分けでした。
かばちゃんハズはここで仕事が残っているとかで帰ります。お疲れ様です。
試合は続き、今度ははげ親父と組んでヤッターマン、カバちゃん組と対戦。この試合ははげ親父のネットに引っかかるボールが相手コートに落ちるミラクルショットでゲームを拾って、2:2の引き分けに持ち込むことができました。
ここで車で長躯遠征してきたヤッターマンは帰ることに。遠路はるばるお疲れ様です。
試合は続き、今度はカバちゃんと組んで1059、はげ親父組と対戦。さすがにカバちゃんに疲れが見えてきたのかミスもあり、テニススクールで練習しているはげ親父の鋭いショットで1:3と押し切られてしまいました。

う~ん、この日は全部引き分けかと思ったら最後に負けてしまいました。やっぱり投資してスクールできちんとコーチングしてもらわないとうまくならないか。
これで16時で、日もだいぶ傾いてきたので終了。
それでも私はこの日のテニスで年間40回。テニスは上達しないのが残念ですが、ひざを痛めたとかあるのでまあまあのペースでした。
最近メンバーが減ってきて若手をリクルートするという課題はあるのですが、ひとまずコロナ禍でも無事1年続けられたということで皆さんありがとうございます。ご苦労様でした。
理念も週一ペースでやりたいので来年もよろしくお願いします。よいお年を!
ところで終わってはげ親父、1059さんの3人で今年の打ち上げ会に行きます。
続きは次回で。

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12月25日東山公園テニスコート

2021-12-25 21:56:51 | テニス
週末は寒波襲来で寒くなる予報。
金曜の夜から雨が降り出し、土曜の明け方までは雨。
予報ではその後晴れてくるのですが如何。
でも朝起きても雲は厚い。夜明けすぎても太陽は顔を出さず、7時30分にやっと東の空が明るくなってきた。

この日は11時から熱田神宮公園テニスコートの予約なので、9時ぐらいから支度をはじめようかと着替えたらLINEに連絡が。
1059さんからで、公園事務所から連絡があって今日はコート状態不良で使えないとのこと。え~、そんなに雨が降ったの?確かに朝はまだ路面は濡れていたけど、テニスができないなんて…熱田神宮公園テニスコートはクレーなので特に冬は使えない日が多くなるのみたいです。
因みに仕方ないので暇つぶしに少し散歩したら神宮東公園テニスコートは人工芝なのでガンガンにテニスをやっていました。
散歩から帰ってテレビを見ているとはげ親父から電話。ところが私のスマホは楽天で設定がよく分からないまま使っているので、繋がらずに会話ができない。慌ててLINEを見てみるとどうやら12時30分から東山公園テニスコートが空いていて、4人そろうなら今から予約するとの連絡でした。ガラケーからはげ親父にかけて参加しますと返答。どうも楽天のスマホは使い勝手が悪いけどタダだから文句は言えないか。
と言うことで急遽空気を入れ直してテニスに行くことに。
有難いことにちょっと見小野ヤスシさんが車に乗せて行ってくれると言うので12時10分に池内町で待ち合わせすることに。それでは早めにカップ麺で昼食を済ませておかないと。
天気はお昼になっても一向に晴れずに雲が厚いまま。おかげで風はあまりないので、雨が降らなければ良しとしなければいけないのでしょうが、結構寒い。途中のいつもの歯医者さんの気温計では11度でした。
12時30分にコートに着くとこの日は5番コート。既にえみちゃん、1059さん、はげ親父がいます。
早速5人でボレーとストロークに分かれて乱打を一回り。
相変わらず太陽は隠れているので、動いているといいのですが休むと寒い。

じゃんけんして試合にしましょう。
最初の試合はえみちゃんと組んではげ親父、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。一進一退だったのですが、最近はげ親父は調子がよくて鋭いストロークに対応できず最後押し切られて1:3の負け。
隣のコートは小学生の女の子が3人コーチに特訓受けているのですが、すごい打球で音が違う。ネットの高さの少し上を早い打球が突き刺さり、おじいさんがポコポコと言う打球音のテニスを隣でやっていると恥ずかしいくらい。お母さん3人もコートサイドで見守る中での猛練習です。

次の試合はちょっと見小野ヤスシさんと組んではげ親父、1059組と対戦。この試合、デュース迄は行くのですがいつもながら最後は勝ちきれずに0:4と完敗
一休みして次の試合ははげ親父と組んで1059、えみちゃん組と対戦。ここは最初2ゲーム連取するも、ここから2ゲーム連敗して結局2:2の引き分け。いつもながらえみちゃんのロブ攻撃に走らされて、足がついて行かない。
次の試合は1059さんと組んでえみちゃん、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。ここはさすがにちょっと見小野ヤスシさんに疲れが見えて来てミスが多く4:0で勝利。
終わった時点で13時10分、もう一試合出来るのでじゃんけんして組み合わせを決めたのですが、私は運よく外れて、ここで終了。
5分前に無事試合は終わってコート整備して帰りました。おつかれさま~
帰りもちょっと見小野ヤスシさんに車で池内町まで送ってもらいました。
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12月16日鶴舞公園テニスコートの後は「紫禁城」

2021-12-23 07:07:18 | テニス
11時30分過ぎに早々と終わって、えみちゃん、1059さん、はげ親父と4人で「久しぶりの「紫禁城」へ行きます。

まだ早いのでお客も少ないので一番奥の8人掛けのテーブルを4人で占拠します。
とりあえず生ビールとなるのですが、1059さんは体が冷えてしまい熱燗に。


料理はまず「生春巻き」

多分注文したのは初めてなんでしょうけど「レンコンのはさみ揚げ」

そして定番の餃子
ここの餃子は料理人が変わると形状が大きく違うことがあるのですが、今回はまあ、普通の餃子。

飲みながらおしゃべりするのですが、この日の話題の中心はえみちゃんのセレブなお嫁さんについて。なんでもお孫さんができたのですが、セレブなので少し移動するのにもタクシーでベビーシッターをすぐに雇うとか。貧乏育ちの私には想像だに出来ないセレブ嫁の日常ですが、おかげで息子の貯金はほとんどないとか。東京暮らしなので宵越しの金は持たないと言うことなのでしょうが、セレブ育ちではないえみちゃんにとっても驚きの日々みたい。こんな話を聞いていると人間身分相応と言うか育ちの似た理解できる範囲で一緒になる方がいいのかと思います。と言っても私自身はそんなセレブと知り合う機会はなかったし、たとえ知り合えても相手にもしてくれなかったでしょうけど。
そうは言っても子どもがちゃんと結婚して孫が生まれると言うのは私にとってそれだけで幸せでうらやましい限りです。えみちゃんは孫が5人、はげ親父は3人、ヤッターマン、タケちゃんマンも孫がいてと世代をつないでいるのはそれだけで少子化日本の中で貢献しています。
我が家では残念ながら全く結婚の気配はなく、さみし~い…
生ビールはなくなっているので今度は熱燗の大2本をみんなで飲みます。

ここで料理を追加で「トマトの卵炒め」

私はトマトをよけながら頂きます。
それからイカゲソの鉄板焼き

鉄板焼きと言っても揚げたものを鉄板で野菜と一緒に炒めたものですけど。
〆の代わりにカキのチヂミを。

食べながら仕上げに瓶ビールを1本。
13時には終了で、お勘定は10320円。一人2500円で320円は基金から出しておきました。
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12月19日鶴舞公園テニスコート

2021-12-21 21:44:11 | テニス
寒い朝です。
この日の最低気温は0度。
それでも日は差していて風もないみたい。
寒いのでこの日は9時30分ごろに行きますと言ってあったのですが、えみちゃんが町内清掃とかで送れるそうなのでボールがないはず。出来るだけ素早く支度して結果、9時20分には鶴舞公園へ。

入口の看板を見ると公園はクリスマスのワークショップと言うか何やらイベントがあるみたい。

もうすぐクリスマスなんて改めて気が付かされます。
子どもも成人してクリスマスと言っても我が家では何もしなくてスルーしていくので全く意識に上りませんでしたが、季節は着実に進んでいます。
公園入口の並木にはサンタクロースをイメージしたような飾りがしてあります。

噴水横にはキッチンカーが出ていて準備に忙しそうです。

コートに着くとヤッターマン、1059さん、はげ親父そしてカバちゃん夫妻とジュニアがいました。
早速持参したボールを出して乱打に入れてもらいます。
暫くやって一休み。
ヤッターマンが話すところによると、桑名は昨日は積雪10センチあったとか。もっともヤッターマンは桑名と言っても山の方で、駅近辺ではほとんど積ていなかったそうですけど。伊吹山から木曽三川を通って伊勢湾に雪雲が抜けていくので、結構雪は多いと言うか川を挟んで天気は変わるんですよね。
雪とは関係ないのですが、ヤッターマンは「柿安」が毎月1回直売するとかで、生チョコどら焼きを頂きました。

いつものようにじゃんけんして試合にします。
最初の試合はカバちゃんと組んでヤッターマン、カバちゃんハズ組と対戦。相手は二人ともフットワークよく動き回るので、抜くことができずに3ゲーム連敗。やっとのことで最後のゲームを取っても1:3の負け。
10時になるとえみちゃんが予定通り遅れて登場。ここで順番が微妙に狂うのですがそこらへんはあまり気にせずに試合を進めます。
もう一度かばちゃんと組んではげ親父い、えみちゃん組と対戦。この試合は一進一退だったのですが、二人してミスが重なりどうもカバちゃんとはバイオリズムが合わないのか…結局最後のゲームを落として1:3でまたしても負けでした。
カバちゃんジュニアは試合には出ようとしないので、カバちゃん夫妻のどちらかが相手して公園の片隅でボレーの練習をしています。
ところで天気はどんどん雲が出て来て太陽はさえぎられてしまいます。眩しくないのはいいのですが、気温も上がらない。休んでベンチに座っていると体が冷え切ってしまいます。寒い~

次の試合は1059さんと組んではげ親父、カバちゃん組と対戦。この試合は全ゲームがデュースと言う長い展開になり、最後勝機があったのですが、肝心なそこでミスをしてしまい結局そのゲームを落として2:2の引き分け。どうもチャンスと思うと頭に血が上ってしまうみたいです。
休んでいると体が冷えてしまいますので、どんどん試合を続けます。
今度ははげ親父と組んで1059、ヤッターマン組と対戦。この試合も一審いっただったのですが、最後粘るも力及ばず落して1:3。う~ん、実力ですね。
終わった時点で11時30分。ヤッターマンはここで帰ることに。私たちも早めに終わって、あとはカバチャン親子に練習してもらうことにしました。
これから4人で久しぶりに「紫禁城」へ行くことに。
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石原慎太郎「天才」

2021-12-20 07:40:36 | 
どちらかと言うと石原慎太郎のタカ派の政治姿勢は支持できないし、新銀行東京の結末とか都知事としての評価すべき実績は何があるのだろうか分からない。
彼がどうして圧倒的な強さで知事選を勝ち抜いて行ったのかは、トランプ現象と同じようなことで正直理解できないと言うか理解したくない。
そんな訳で食わず嫌いで石原慎太郎の小説を読んだことがない。
議員時代は反角栄の急先鋒で、金権政治を批判していたはずのそんな彼が「天才」で田中角栄を小説にしたと言うので興味はあったのですが、あえて読むまでもないかと思っていた。
でも暇つぶしに図書館で本を物色していると目に入り思わず借りてしまった。とにかく字が大きくて読みやすいのが決め手だったかな。

田中角栄の一人称の独白と言う形式で生い立ちから亡くなるまでをたどっているのですが、幼少期から政治家になるまでに結構ページを割いていて、政治家田中角栄を生み出した背景を丁寧に描き出しているのはさすが文学者の視点と説得力ある筆力。
意外だったのは、ロッキード事件についての記述。
この小説での角栄の独白が慎太郎の意見そのものでは勿論ないのだろうけど、あくまでロッキード事件はアメリカから自立しようと画策した角栄を追い落とすためのアメリカのフレームアップ。
不可解な証拠文書の出現に日本の裁判では反論ができない証言、それを利用して自らの立場を強化しようと蠢く魑魅魍魎たちという政治の裏側。
現職の総理大臣が一企業の口利きをするなんて言うのはあり得ない。当時は選挙と言うと巨額な金が動いていて3億円ばかりの金のことを角栄本人は気にも留めていなかった…
当時石原自身があれだけ批判していたのに、なぜ今になってこういう本を上梓するのかがよく分からない。石原としては田中金権政治は批判しても、アメリカに対してノーと言えることは日本の自立のためには必要で、その面では評価するし、アメリカの虎の尾を踏んだ犠牲者と言う理解なのか。
田中角栄の無罪論とともに抜群の能力と行動力、その功績については田中批判本と同じくらい数多の本がある。
今太閤と言われるまでに地盤、看板になしに己が才覚とカバン(金)でライバルたちを蹴散らかし、総理大臣まで上り詰め、そこから暗転して刑事被告人になるまでの軌跡は文学者の本能を刺激するのだろうが、角栄の心情と情念を抉り出そうとしている。
ただ、角栄の功罪を問う時、コンピューター付きブルドーザーと言われ数々の議員立法を成立させ、官僚を使いこなし、日中国交回復をはじめとする大きな業績を上げたこととともに、金権体質とロッキード事件だけでなく立花隆が暴いたいろいろな錬金術をきちんと評価しないと角栄の全体像を評価できないのではないだろうか。小説なので当然ながら新たなファクトはないのですが、それを考慮しても数多の角栄論の中での秀逸の田中角栄論と言えるかどうか。
それでも、今になっても80歳を超えた文学者の創作意欲を刺激する田中角栄と言う存在は稀有の天才だったのだろう。
多分、石原自身は議員時代に田中角栄から金をもらったことがないだけに、こうやって小説をものにすることができたのだろうけど、それは当時の政治家の中では与野党を通じて少数派だったのでしょう。
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12月の株主優待あれこれ

2021-12-17 19:33:29 | Weblog
11月から12月にかけては.3月決算の企業の上半期決算の発表がある。
それとともに配当がある場合もあり、さらに株主優待制度がある企業は優待品が贈られてくる。
お歳暮とは縁がない職場だったので、年末に送られてくるのは企業のお歳暮のようで何となくうれしい。
結果優待品ねらいの株を持ってしまった。
クオカードとか図書カードとかを贈ってくれる企業もあるのですが、やっぱりうれしいのは、その企業ならではのもの。
今回貰ったものを発表します。
まずは「チムニー」ここは優待券で3千円分。コロナ禍で閉店した店も多くて、そもそも営業自粛もあって、前回分4千円分も使いきれていません。
3月末までが期限なので早いとこ「花の舞」にでも行かないと。

因みに以前は店で使わなければ焼酎とかお米とか干物などと代えることができたのですが、今は経営が苦しくなってそれはなくなりました。
同じく「グルメ杵屋」は優待券が1万円分と太っ腹

ここはいつも優待券を使っておせちを注文しています。でも配当は時節柄無配です。
まあ、外食業界の中では無配で優待制度も廃止と言うところも多い中で、無配になっても辛うじて優待制度を維持しているだけでもよしとしましょう。
次は「魚喜」
この会社は一時無配になって優待制度もやめてしまったのですが、おかげで株価は急落。損切が出来ずに売り時を逸したのですが、3年ほど前から内容は少ししょぼくなったのですが優待を復活。優待狙いの人が多いせいか株価も何とか持ち直していまはトントンになっています。


今回はアワビ雑炊のもと。まだ食べていないのですが、一人分が4個。大変軽いのでどういうものかあまり期待できないのですが、普段なら絶対に買わないものなのでこれはこれで一興か。
もう一つは「魚力」
ここはちゃんと配当も出して優待制度も続けている優等生。
ただし持ち株数と所有年数で細かく差別化を図るようになりました。
我が家は単元株ですが、長く持っているので折れていない明太子。

これが3年未満だと折れたものになります。味は変わらないでしょうけどね。
優待狙いは投資としては邪道でしょうし、せこく単元株での所有なのでとても桐谷さんのようにはいきませんが、もったいないので優待を使わないといけないという強迫観念にとらわれることもないこのくらいがちょうどいいのでしょう。
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有川浩「明日の子供たち」

2021-12-16 08:07:12 | 
有川さんは私の好きな作家のひとりですが、この本は読んでいませんでした。
昔の部下だった妙齢の美人から推薦されて、早速図書館から借りてきました。

舞台は児童養護施設「あしたの家」
新規採用され、希望に溢れ勇んで着任してきた三田村が主人公。
クールで厳しい指導教員の和泉、陰気な雰囲気だけど経験知識豊富で子供たちのことを真剣に考えている猪俣。規則に厳格で秩序第一の副施設長の梨田に、心も体もふくよかな施設長の福原。
そして生活態度も良好で職員との関係もいい「問題のない子」の谷村奏子と平田久志。
物語は新任の三田村が熱意はあるけど空回りしがちな日々から成長していく過程を、谷村と平田のそれぞれの課題を抱えつつ目指す進学問題を軸に進んでいきます。
児童養護施設の子供たちは、親に捨てられたかわいそうな子供たちと言うイメージが世間一般の理解だし、根が単純な新任の三田村も親に捨てられたかわいそうな子供の支えになりたいという気持ちで志望してきた。
だが施設に入ったおかげでいわれのない虐待を受けることもなく、食事もきちんと摂れ、学校にも行ける。結果として命を救われた子供たちは多いし、虐待死のニュースを見るたびに早く親から引き離し施設に入っていればと思う。施設には集団生活の窮屈さはあるだろうが、毒親に育てられるよりはうんと幸せだ。
さすが有川さん、イメージだけが先行して実態があまり世間に知られていない児童養護施設について、小説という形を取って分かりやすく、かつ説得力を持って施設の内実とそこに働く教員、入所している子供たちの喜びと悩みと葛藤が描き出されている。
舞台は社会福祉法人の運営で定員90名の大規模施設。実は児童養護施設には公立の施設もあって、私の友人とか同僚でも児童養護施設に勤務した人もいる。正直、三田村のようにピント外れかもしれないけど情熱を持って飛び込んだ訳でもなく、公務員試験を受けて専門知識も適性もないまま、たまたまの人事で配属された場合も多々ある。それでも組織人の性で与えられた職務を懸命に勤めていたのだが、そういう職員を子どもたちはどう見ていたのだろう。大きな組織の一公所と言うこともあって、職員は定期的に人事異動があり、今の方針だと長くても同一部門にいられるのは7年。やりがいを感じ子供たちのために一生懸命になっても、任期が過ぎればまた違う部署に行き、新たな部署で新たな自分に挑戦したいと思う人が多いのではないだろうか。期限が決められているから何とか頑張れると言う面もあるだろうし、施設での経験をいろいろなところで活かし、改善への方策を立案できる部署にでもいければ、人事異動はプラスになります。とにかく現場でいくら声を出してもなかなか現場の声が届かないのが現状ですから。ストレートな声ではなくても、この小説のようにエンターテイメントを兼ねて訴えた方が多くの人に伝わりますよね。
この小説では職員室に30ほどの机があると書いてあるけど登場人物は職員ではほぼ施設長、副施設長、猪俣、和泉、三田村だけ。子ども達では問題のない子の谷村と平田、そして若干問題がある子の杏里ぐらい。複雑な背景から問題を抱えていて職員を困らせている子ももっといるだろう(これも偏見かも?)し、職員でもたまたま配属されたけど問題職員で適性がない人とか全くやる気のない人とかいろいろな人がいそうですけど。
職員は仕事としてやっているので施設にいる90人の子供たちの家族にはなれないし、職員として集団生活の秩序を守らせなければいけないことも必要で、誰かが規則に厳格なわからずやを演じることも必要なんでしょうけど、そういう姿勢は問題のない出来る子ほど内心は邪魔くさいものに感じているのか。
読んでいて、どうしても上から目線で見てしまうと言うか、もし自分が配属されたらどうしただろうかと思ってしまい、今まで知らなかった児童養護施設の実態に目を開かされる思いで読むとともに、自分ならどうしたんだろうとい課題を突き付けられたみたいで、重い読後感でした。
このようなレヴューを書いているのでは教えてくれた美女に失望されそうですが、児童福祉の末端を汚していたその頃は世間一般と同様偏見に満ち知識不足だったと改めて自分自身を反省しました。今でも知識は不足していますけどね。
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長谷川洋子「サザエさんの東京物語」と「マー姉ちゃん」

2021-12-14 07:03:33 | 
NHKのBSで朝7時15分からは、過去の朝ドラを再放送している。
今は「マー姉ちゃん」です。

毎日見ているのですが、朝ドラらしからぬドタバタ劇の印象。
原作は長谷川町子の「サザエさんうちあけ話」なので、結構事実に基づいているのだろうと思っていたのですが、図書館で検索をかけると朝ドラを再放送していることもあって予約が入っていてすぐには読めない。
そうしたら長谷川家3姉妹の一番下の娘、ドラマでもよう子となっている長谷川洋子さんが「サザエさんの東京物語」を書いていて、これは図書館にあった。

ある意味、長谷川町子が書いたものより事実に即していると思うのですが、早速借りて読んでみました。
読んでみるとドラマはいろいろ事実を盛ってはいるし、ドラマを盛り上げるための人物も出てくることが分かるのですが、それなりに長谷川家の実態にに即していると言うこと。
藤田弓子演じる強烈なキャラのお母さんは、実際に家族の中では独裁者で、キリスト教にのめりこんで収入は惜しげもなくあちこちに寄付していたみたいです。身近にいたらとんでもない人なので禁治産者にしなければいけないと説教していたようなタイプかな。
毎年年末になるとまり子と町子が預金通帳をチェックしてどうしてこんなに残高が少ないかと母に問い詰めると平然と困っている人たちを助けたと言ってバトルになると言うのが恒例だったとか。それでも最後は母が押し切ると言うので、家族の中ではまさに独裁者。
その母も晩年は認知症になってしまい、老人病院で7年あまり過ごしたとか。最初に入院した精神病院では身体拘束されて薬漬けで寝たきりになったので無理やり退院させて知己の医者の病院で手厚い看護を受け7年間過ごし91歳で亡くなったたそうですが、介護保険制度もない身体拘束当たり前の安定剤と睡眠薬の薬漬けの時代の認知症患者に対する医療の実態が図らずも分かります。
そんな母ですが、町子を漫画家の田河水泡に伝手を通じて面会させて内弟子への道を開いたり、姉妹社を起こして「サザエさん」を出版させたりとここぞと言う時の決断力はある意味神がかっている。あちこちの寄付と言うか施しを惜しまなかった人なのに、亡くなった時には遺産は遺産は10億近くあったとか。その当時で億単位の遺産と言うのは大金持ち。寄付が回りまわってちゃんと自分に帰って来たと言うこと?まさに「情けは人の為ならず」
因みに長谷川町子が亡くなった時の遺産は莫大な額でしたが、著者の長谷川洋子さんは遺産放棄したそうです。さすがに信じられなかったのでしょう、隠し事がないのか著者と娘さんの財産調査をしたうえで国税庁から二人が来て事情聴取したそうです。その頃には洋子さんとまり子、町子の間は断絶状態で行き来なし。まり子からは亡くなった連絡はするな、弔問も遠慮してほしいと言うことだったみたいです。
妹から見てもまり子、町子の姉妹は強烈なキャラみたいで、普通の社会生活は難しかったかも。町子は完全な内弁慶で人見知りで人付き合いが大の苦手。サラリーマンの波平とかマスオがよく描けたものだと思うのですが、洋子の夫は元祖マスオさんと言うのか母のたっての願いで長谷川家に同居したので、そこらあたりがいいモデルになったのかも。姉のまり子は朝日新聞の記者と一度結婚しているのだがすぐに徴兵されて戦死。ドラマでは田中健が演じている記者ですね。
当然ながら町子は生涯独身でしたが、この本を読む限り普通の結婚はできないキャラだと思います。
朝ドラの本当のところはどうなんだといういささかゴシップ好きな好奇心を満足させれて面白く読むことができました。多分長谷川町子が書くと自分を客観視できない部分もあるはずで、かえって実情が分かったかも。それでも今度は「サザエさんうちあけ話」を読んでみますか。
ところで図書館システムで「サザエさんうちあけ話」を検索で探そうとしたのですが、「サザエさん内訳話」「サザエさんうちわけ話」では該当なし。試行錯誤して「うちあけ」でやっと出てきたのですが、なんだかな~
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12月12日熱田神宮公園テニスコート

2021-12-12 21:59:20 | テニス
この日はいい天気。予報では徐々に雲が多くなりそうですけど、雨は降りそうもなくテニスには支障なし。
ところが、えみちゃんもカバちゃんも都合が悪いとかで、メンバーが3人しか集まらない。
タケちゃんマンはLINEで聞いても返答なし。いつもながらレスポンスが悪い。まあ、いつも午前中は体調が安定しないのとかであてにはできない。
藁にも縋る気持ちでちょっと見小野ヤスシさんへテニスのお誘いのメール。幸いなことに久しくテニスとは離れていたけどそろそろ復帰しようかと言うことで参加してくれることに。何とか4人集まりました。
支度をして10時30分に家を出て熱田神宮公園へ。
公園では丁度「断夫山古墳」の発掘調査をしているところ。2か所で調査中です。


今まで本格的な発掘調査をしていなかったとは意外でした。
今の断夫山古墳の周りの堀は明治以降に作られたみたいで、本来の古墳域はもっと広かったのでしょうか。
50分には管理事務所で受付をしたのですが、コートには誰もいない。
時間前なので堀川を渡って散歩。
橋から見る空は結構雲がかかってきた。

それでも北側の空は雲が切れています。

戻ってくると1059さんがいる。暫くするとちょっと見小野ヤスシさんが登場。久しぶりと言うか何年ぶりのテニスでしょうか。去年は入院したりしたことがあったみたいですが、今は元気そのものです。
やがてはげ親父も来て、これで4人集まりました。
最初は久しぶりのちょっと見小野ヤスシさんの集中練習と言うことで3人がかりでボールに慣れてもらいます。
一休みしている時にちょっと見小野ヤスシさんにLINEのグループに入ってもらうのですが、みんな高齢者のアナログ人間なのでああだこうだと言いつつ大汗かいて時間がかかることがおびただしい。試行錯誤の上なんとかグループメンバーになりました。
それでは試合にしましょうか。
最初は1059さんと組んではげ親父、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。ちょっと見小野ヤスシさんはボレーは背が高くて反応がいいので結構強力なのですが、まだまだ弾道定まらずと言うところがあってここは3:1で勝利。
このところメンバーが家庭菜園での収穫物とか貰いものとかを持ってきて、みんなに頂けるのですが、この日は1059さんが犬山の家の庭でとれたという「ゆず」を持ってきてくれました。

沢山あるのでゆず湯にでもしましょうか。それって冬至にやるんでしたか?
次の試合はちょっと見小野ヤスシさんと組んではげ親父、1059組と対戦。ちょっと見小野ヤスシさんに今度は2ゲームは取ろうと声をかけたのですが、最初の2ゲームは連敗。このまま全敗かと思っていたのですが、ここから盛り返して2:2に。
休憩中にははげ親父の持参したビールを二人で飲むのですが、私は明日健診の予約が入っていて激しい運動とお酒は控えるように注意書きがあるといっても勧めてきます。

問診でテニスをしつつビールを飲んでいたと言うとどう思われるか…
最後の試合ははげ親父と組んで1059、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。
この試合は一進一退の展開で2:2の引き分け。この時点で12時40分とまだ時間があったのでもう1ゲームをやって決着をつけることに。軽く勝って終わるつもりがデュースまで縺れ最後はちょっと見小野ヤスシさんのボレーがきれいに決まり敗北。グヤジイ…
終わってから帰りますが、1059さんとおやじダインニングで昼食を食べようとしたらこの日のお昼は鍵が掛かっていてやっていない。

結局ここで1059さんとは別れて私は熱田駅近くの中華料理屋でランチ。

ラーメンと天津飯セットをがっつり食べてしまいました。この店外の看板にはランチ680円と書いてあったのですが、今は750円に値上げしたみたい。外の看板を直す余裕がないのかな。
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徘徊老人は鶴舞公園に白鳥庭園と公園巡り

2021-12-08 22:39:15 | Weblog
テニスが早めに終わったのですが、この日は誰もお昼を付き合う人もなく、それならばせっかく鶴舞公園に来たので暫し徘徊。

意外なことに公園ではいまだバラが結構咲いている。

黄葉したプラタナスの並木の前に咲くバラ、何となくシュールです。

バラ園ではバラが咲いているのですが、当然ながら紅葉している木も美しい。



鶴舞公園と言えば桜の花見で大騒ぎと言う印象ですが、バラ園も見事ですし、紅葉でも見ごたえのある木はあります。でもいわゆるもみじの名所のように紅葉が集団で圧倒すると言うところはないのですけどね。
徘徊老人は一回りして、お昼をどこで食べようかと迷いつつ帰路に。
結局雁道のバス停近くの中華料理屋さんへ。

ここは各種定食750円で、コーヒーはセルフでご自由に。
迷ってエビマヨ定食に。

から揚げも点いて久し振りにがっちりとした定食を食べ、コーヒーもいただきました。ちょっと食べすぎ…
食後、ひとまず荷物は家において一休みしてから、腹ごなしにもう少し徘徊します。
まずは熱田神宮公園へ行くと存在感ある銀杏の黄葉が目を引きます。

そこから白鳥庭園まで行きます。
年間パスを持っているので行ったもん勝ちで、十分元は取っているんですけど。
さすが白鳥庭園は有料施設だけあって、きちんと手入れしてあって美しい。


ライトアップされていると紅葉に焦点が行き、周りの目にしたくないものが消えるのですが、太陽のもとではすべて見える。



池の水に映る姿も夜と違ってはっきりしないのですが、まあ、いいか。


今の期間はイベント中なので園内各所にオブジェと言うか作品が展示してあります。


虫かごみたいなものは組み立て式の茶室とか。

本来は実際にお茶も点てる予定だったのですが、コロナ禍もあって今回は観るだけ。
一回りしたら白鳥公園を抜けて帰ったのですが、白鳥公園の太夫堀には早くもカモメがいる。

画面にはしらさぎとカモメと鴨と呉越同舟ならぬ状況ですが、画面のちょっと外側には恥ずかし気にカラスもいました。
この日の歩数は28000歩でしたが、自分がどこにいるのかはわかる程度の徘徊老人の徘徊でした。



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