怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

5月31日瑞穂公園テニスコート

2009-05-31 15:34:14 | テニス
朝起きると雨~。予報では午前中弱い雨だけど結構降っている。8時半からではコートが濡れていて、ここでやんでもできそうもない。今週はお休みとなります。
ちょうどいいタイミングというか昨日義父が倒れて救急車で運ばれ豊川市民病院へ入院したとの連絡がありました。かみさんは朝早くから病院へ行きましたが、私もイマイチ気の進まない様子の子供を連れてお見舞いに行くことにしました。
神宮前を10時20分の急行に乗ったのですが、その頃には晴れ間も出てきて、でもやっぱりテニスは無理だったよなと思うのでした。
電話では義父は軽い脳梗塞と聞いていたのですが、病院に行くと私たちの顔は分るのですが、誰だという言葉が出てきません。右手も不自由なのか動かしません。実際に見てみると命に別状はなさそうですが、そう軽いようにも見えません。高齢なのでこれからリハビリをして無事家に帰って暮らせるようになるか心配です。長期戦にならないように祈るばかりです
聞くと夜中に不安になったのか点滴を引き抜き暴れたので、拘束されていたとか。かみさんは暫く夜もついてくださいといわれてしまいました。(義母も豊川市民で手術した後夜暴れて点滴を引っこ抜き拘束されたことがあります。田舎で二人暮しなので大きく環境が変わって不安が募るのでしょうか)落ち着くまでだと思いますが、これではあさっての飲み会参加は無理かな。合宿までには落ち着いているのでしょうか。合宿に行けるのかどうするどうするという状態です。
暫くいて、お昼を食べに行き、家に帰ってきました。かみさんは一緒に帰ってきて夕方には病院へ行くことに。今日の夕飯はどうしよう。明日の朝ごはんも考えなくては。自分のことだけならともかく子供たちのことも考えなくてはいけないので、頭が痛いのでした。考えようによってはいつでも離婚できるように予行演習をしていると思えばいい機会かもしれませんが、当面その予定もないので、面倒くさいことです。ついでに再婚の予行演習もできるといいのですが無理だな~。
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5月24日若宮大通りテニスコート

2009-05-25 20:13:13 | テニス
朝起きるとどんより曇っている。今日は若宮大通りテニスコートなので多少雨が降っても大丈夫。しかし、OBさんは今日も仕事、ヤッターマンも甥の結婚式もあり仕事もあるようで駄目。猫背気味のウッチーも仕事だそうでなんかもうみんな忙しいのです。白ブタさんも飲めない飲むらもこれは仕事ではないのですが来れないとか。では誰が来るんだ。
不安な気持ちで9時10分の地下鉄に乗ると矢場町の駅を出たとこで小雨が降ってきました。誰もいないのでは。
コートに着くとそれでも森の熊さん、タケちゃんマン、1059さん、酒酔いサイクリストと4人いました。みんなもう一汗かいたみたいでビールを飲んで寛いでいました。
久し振りの酒酔いサイクリストと乱打をやって、ビールを飲んで、ゲームに移ります。最初は1059さんと組んでタケちゃんマン、酒酔いサイクリスト組と対戦しました。やたらにジュースが多い長い試合だったのですが、結果は0:4と惨敗。この日は5人だし、ゆっくりビールを飲みながらということで、酒酔いサイクリスト持参の韓国の百歳酒もあり、さらにビールを買い出してきて、おしゃべりしながらのテニスとなりました。
途中はげ親父にメールをしたのですが、仕事みたいでした。みんな大変ですね。
その後のゲームは2試合連続2:2となり、最後のゲームは森の熊さんと組んでなのですが、この頃には森の熊さんもかなり酔いが回ってきたのかミスが多く1:3で負けてしまいました。これで一回りしたのですが12時近くになったので終了。いつの間にか雨は上がり、この頃には陽もさしてきました。
この日は5人でビール3.1リットルでした。空き缶は公園居住者にあげたら喜んでいました。
この後いつもの様にガード下の「紫禁城」へ。先ずは生ビールで乾杯。餃子3人前と軟骨からあげ、げそのから揚げ、にら玉を頼みます。それからほんの少し残っていた泡盛を1杯づつ飲んで、これでは足りないと今度は黒糖焼酎の「まんこい」の一升瓶を入れ、さらに飲んでいきます。
締めに焼きそばとチャーハンを頼んだのですが、どう間違えたのか固焼きそばと五目やきそばが来ました。まあいいかとみんなで食べて1時過ぎに終了。この日はポイントが三千円分溜まっていたので、それを引いて一人2000円でした。
いつものように歩いて帰ったのですが、いつものように途中トイレに行き、家に帰ると昼寝をしてしまいました。
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5月22日名城庭球場

2009-05-23 18:05:50 | テニス
新型インフルエンザへの警戒から土日もいつ呼び出しがあるか分りません。休みだというのにビールも飲めないのかよ~。
二男は来週修学旅行で、当初大阪神戸だったのですが、どたばたの末、行き先変更。急遽東京になり、USJが東京ディズニーランドへ変わりました。でもこの変更は生徒には好評のようでした。今日はその準備で母親と持ち物、荷物を点検して鞄に詰め込み、二男はだらだらとあまりやる気なく母親がひとりで力を入れてました。昨日から歯が痛いといっていたので、修学旅行へ行く前にと歯医者へも行くことに。
おかげで午前中は私が掃除機をかけて洗濯物を干して、おまけに玄関のドアノブの塗装がハゲハゲになって来たのでマンション販売会社に業者を連れてきて何とかしろと交渉してと貴重な休日の午前中でしたが、ゆっくりできませんでした。
OBさんは今日も保護者対応で来れないとメールが来ました。白ブタさんも横浜だとかへ行くので欠席とのこと。ヤッターマンも新型インフルの余波で忙しいと言っていたので、さて今日は何人来るのやら。
お昼を食べて12時50分の地下鉄に乗ったのですが西高蔵の駅にも新型インフルの注意書きが貼ってありました。駅員もマスク着用になっています。
1時10分にコートに着くと森の熊さん、ヤッターマン、飲めない飲むら、猫背気味のウッチーと新顔のはたちのママさん(本人の希望です、事実ではなくてあくまで希望です)と5人おり、総勢6人です。天気は風が少しありますが晴れ。暑すぎもなくテニスをやるにはちょうどいい気候です。
ちょこちょこっと乱打をやって、早速じゃんけんをしてゲームへ。
最初は飲めない飲むらと組んではたちのママさんとヤッターマン組を軽く4:0で撃破。というかはたちのママさんは12年ぶりとかでボールに慣れるのが第一歩なので、今はまだ慣らし運転中という事でした。続いて森の熊さん、猫背気味のウッチー組には、いつものようにいいところまで行くのですが3ゲーム連取され最後のゲームでやっと一矢報いての1:3。まあこんなもんでしょう。
この日はヤッターマンはこの後職場へ行かなくてはいけないとかで、飲まず。ビールもないので売店で500を2本買って来て森の熊さんと二人で寂しく飲んでいました。でも天気も良くてゲームの合間に飲むのが美味いんだな~。
組み替えて再度ゲームを続けますが、今度ははたちのママさんと組んで、森の熊さん、ヤッターマンという最強組に挑戦。しかしあえなく0:4で玉砕。飲めない飲むら、猫背気味のウッチー組も0:4で負けたので、2位(3位?)決定戦へ。
結構いい試合となり2:2に。この時点で後15分の放送が入ったのですが、このまま引き分けではならじともう2ゲームをしました。ここで我が組が見事2ゲーム連取。若さではたちのママさんが走り回り、対する飲めない飲むらも猫背気味のウッチーも後半になると途端に足が出なくなってきていることが勝因でしょう。
はたちのママさんは12年振りとは言え、ちゃんとゲームになっていて、森の熊さんが今まで来た保育士サンの中では一番ですと褒めていました。森の熊さんもこういうことが誰にでもちゃんと言えることができたら人生が変わったのにと思う今日この頃です。土曜日の午後ならといってましたのでまたの参加を待っています
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松本人志の結婚について

2009-05-21 19:50:42 | Weblog
松本人志の結婚が新聞に載って、我が家のお笑い評論家の次男が、これで松本人志も面白くなくなるとがっかりしていた。
エッセイストとしての松本のデビュー作の「遺書」で結婚についてふれていて、結婚なんかして何か得するの?と書いている。コメディアンにとって結婚なんて百害あって一利なしで嫁さん子どもがいるとパワーが半減してしまうかもしれないといっている。一番なりたくなかった普通のおじさんになってしまうだろうと。
ある意味お笑いの求道者だった松本が自分で書いているように普通のおっさんになったら、確かに面白くなくなるだろうな。それでも結婚し、既に子供までできてるとなると松本も歳を取り、ある種の限界を感じてきたのだろうか。映画監督をしてみたり、すべらない話なんかお笑いからのある種の方向転換かもしれない。今一番笑いの感性が鋭い若者たちと微妙なずれをこのところ感じてきているのではないだろうか。
それにしても少子化の進む現在、これに触発されて結婚して子供を作る人たちが増えるといいのですが。我がクラブにも頑張ってほしい人はたくさんいますけど。
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5月17日瑞穂公園テニスコートは雨

2009-05-19 20:07:24 | テニス
土曜日から天気は下り坂で雨が降ってきた。日曜日朝起きてみると路面は濡れていますが、曇りで雨は降っていない。予報を見ると一日中雨。雲は低くいつ振り出してもおかしくない。やっぱり今日は駄目かな。
それでも10時ごろまでは外が気になっていたのですが、相変わらずの天気。路面も乾かないので、いくら雨が落ちてこなくてもこれはちょっと無理か。それならと散歩がてら図書館に行ってきました。雨は落ちていなかったので自転車で行ったのですが11時過ぎに戻ってくる時には雨が降り出していました。帰りは神宮東公園を通ってきたのですが、公園を散歩する人もおらずテニスコートも当然ながら誰もいない。
結局この日は一日家でごろごろという正しい休日の過ごし方でした。暇つぶしに図書館で借りてきたさくらももこの「ひとりずもう」を読んだのですが、面白くてすぐに読み終えてしまいました。さくらももこは「もものかんづめ」「鯛のおかしら」「さるのこしかけ」というちびまるこ時代を綴ったエッセイストとしての出世3部作があるのですが、この「ひとりずもう」はテーマは青春で漫画家さくらももこの誕生物語です。エッセイ風の作文が思いもよらず高い評価を得たことから、漫画の作風の方向転換をし、認められていく。漫画に賭ける青春の息吹が伝わってきます。昔読んだ東海林さだおの「ショージ君の青春記」に通じるものがあります。
夜には読み終えたので続けて石田衣良の池袋ウエストゲートパーク7を読み出したのですが、これも面白くて、しかし半分くらい読んで今日は終了
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ファインセラミックセンター

2009-05-16 16:32:00 | Weblog
今週は日曜日から仕事に出かけ、なおかつ連休で身体も休みに弛緩していたので、やけに長い1週間でした。何だかとても疲れたので金曜日の昼からは特に予定もなかったので、休みをもらいました。
休みをとってもこれといってやることもなく家でごろごろするだけですが、いい機会なので、公園をぶらつきながら近所のファインセラミックセンターまで散歩に行き、今はそこで役員をしている元上司を訪ねてきました。
運良く余裕がありそうでしたので、暫くおしゃべりすることに。研究所なのでセキュリティがしっかりしていて、部外者は部屋には入れないそうで、2階のの面談室のようなところで缶コーヒーをゴチになりながら話しました。
初めてだったので財団の概要を教えてもらったのですが、総勢91名のスタッフで役員を見ると日立とかトヨタとかそうそうたる大企業の出身者がならんでいます。入り口の展示品にも京セラとか日本碍子とかNGKとかがならんでいて、どうもこれはこの分野の日本の最先端を行っているみたいです。交通至便で環境もいいのでそうかとも思うのですが、ずっと近くに住んでいてもこんなに立派な施設とは知らなかったのでした。
元上司は久し振りだったので知人の近況とあれこれ噂話に花が咲き1時間あまり話しこんでしまいました。当然ながらというか上司と年が近い人の話はよく知っていて、いろいろ内情を聴くことができました。向こうもこういう話をする機会もあまりないのか、あまり時間を気にすることなく話はなかなか止まりません。
このセンターも最近は企業の受託研究が減ってきていて、20年度は赤字だったとか。給与も5%カットだそうです。公益法人改革でもうすぐ方針を決めないといけないのですが、一般法人になると固定資産税だけで8千万円必要とかで、とても払えないのでどうしようと言っておりました。資産の有効活用で敷地の隅にマンションでも建てるかという冗談を言ってましたが、ここなら一等地なので売れるかも。
かみさんが仕事で遅くなったので夜はイオンの回転寿司「函館市場」へ行くことに。平日ということですぐに座れたのですが、ここはアルコールのメニューが少ない。生ビールを飲んで次は焼酎と思っても焼酎がないのです。ビールをお替りしようか悩んで、結局冷酒(熱燗も置いてない)にしたのですが、これが頼んでもなかなか来ない。冷酒なんて冷蔵庫から出すだけだろうとイライラして、結局催促したのですが、その頃には子供たちはソフトクリームを食べていました。ゆっくり味わって飲むところを慌ててくいくい飲んだので、家に帰る頃に一気に酔いが回ってきたのです。
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5月10日瑞穂公園テニスコート

2009-05-10 17:16:27 | テニス
4日連続の雨が上がったら土曜日からは暑い。高山では30度、名古屋でも28度といきなり初夏の気候になってしまいました。
10日の日曜日も朝からいい天気で気温も上がりそう(後で見た今日のニュースでは名古屋で30度を越えていました)。半袖短パンで8時10分には自転車に乗って瑞穂公園テニスコートへ出かけました。朝早いとクラブ活動の高校生とか地域のソフトボールクラブの人たちとかが行きかっています。瑞陵高校では何か資格試験でもあるのか人がちょうどぞろぞろ歩いてきて、自転車ですれ違えません。車道を一気に走って行きました。名古屋女子大でも何かあるみたいで、ここでも人が群れをなして歩いていきます。ここは道を替えて8時25分に瑞穂公園テニスコートへ着きました。
既にヤッターマン、1059さん、はげ親父、OBさんといて準備運動の後、乱打に入れてもらいました。そのうち森の熊さんが登場。さらに朝早いにもかかわらず猫背気味のウッチーが登場して総勢7人になりました。
私は11時から仕事が入っていて、9時半には帰るので9時から早速ゲーム開始。ところがその時OBさんに職場から電話。保護者が押しかけてくるとかで暫く電話で話した後そのまま帰る事に。参加費300円は免除して残念ですがお疲れ様。
天気はよく暑いので、みんなは早速ビールを飲んでいます。1杯くらいどうと森の熊さんが勧めますが、ここはぐっと我慢。まだ我慢できるだけの理性は残っていました。
今日はヤッターマンと組んで、最初は1059、猫背気味のウッチー組と対戦。簡単に3ゲームを取って、これは4:0かというペースだったのですが、最後のゲームに粘られ、結局落としてしまい3:1
次は森の熊さん、はげ親父組と対戦。ここではお互いにブレークして一進一退というか、接戦というかで結局2:2でした。今日は素面なのでつまらないミスはなかったような気がします。
ここで9時25分となり、ちょうど時間でわたしは帰ることに。お疲れ様。帰りにシゲ寿司の前を通ったら暖簾が下りていたので、今日もみんな行くのかと何だか切ない気持ちで自転車を転がしていくのでした。
ここで事務連絡。ボールの在庫がなくなったので、スポーツオーソリティで見たらダンロップのFORT缶が30缶で15800円でした。5%割引の日にでも買おうと思っていたのですが、楽天でみたら送料込みで14550円だったのでこちらで購入しました。これから適宜皆さんに配りますので今持っているのはどんどん卸しましょう。
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5月6日は残念でした

2009-05-09 16:13:24 | テニス
やる気満々だったのですが、5月6日は無情にも朝から雨。
前に書いたように朝、白ブタさんと内科の谷間の華からスタンバイしていたけれど中止で残念のメールが来ました。その後にもひげおじさんと「校長ヒロシです」さんからも同様に残念でしたのメールが来ました。
6日にやれたら結構盛況で、お昼の宴会も盛り上がったに違いありません。わずかしか残っていないというボトルも入れ直さないといけなかったでしょう。ひげおじさんとエリザベスさんからの推薦で新顔の某保育園主任も来る予定で、若干盛りを過ぎているかもしれませんが久し振りに華がある雰囲気になるかと思っていたのに返す返すも残念でした。
鶴舞公園テニスコートは抽選で申し込んでも祝日はともかく土曜日曜はなかなか当選しないので、今度出来るのはいつになるやら。でも24日の日曜は若宮大通りテニスコートが予約してあります。ここなら矢場町からでも鶴舞からでも歩いても10分ほどですし、高架下ですので雨が多少降っても大丈夫。終わったらいつも歩いて紫禁城へ行きます。みんな気合を入れていきましょう。
ところで明日も8時半から瑞穂公園テニスコートであるのですが、私は11時から仕事で途中退場の予定です。ヤッターマンも新型インフルの余波でがたがたしていてどうなるか分らないとのことでした。朝早いので誰が来るやら。
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河合隼雄「ナバホへの旅たましいの風景」

2009-05-06 10:54:49 | 
この日は朝から雨
小降りなので止むかと思って起きてから何回も外を見るのですが、心なしか激しくなったような。連休最後はテニスと宴会で締めくくろうと思っていたのですが残念なことです。
白ブタさんからは中止かとメールが来ましたが、この天気では無理でしょう。
内科の谷間の華からも残念というメールが来ました。気合を入れていたのにスカをくいオペ室のマリアさんと豪華モーニング?を楽しんでいるとか。
しょうがないので今日もごろごろして本を読んでいます。
今日は河合隼雄センセイの「ナバホの旅たましいの風景」。アメリカ先住民のナバホの人たち特にメディスンマン(シャーマンのアメリカ先住民における呼称)に会って考えたこと、感じたことの記録です。この連休で読んだ本は井沢元彦「逆説の日本史15」、佐野真一「凡宰伝」、昨日書いた「正義の正体」と合わせて4冊です。連休中は週刊誌が合併号なのでお休み。その分読む余裕があり何とか4冊読め、今5冊目をどうしようかと思っています。
で、河合先生の本ですが、かなり復権してきたのですが未だにアメリカ先住民の生活は過酷で、ナバホネーションでは電話の普及率も30%にそこそこで、電気も通じていないところもあり、働くところもなく、生活保護を受けてアルコール依存症になってしまう人も多い。此処にはアメリカという国が抱えている恐ろしいまでの格差が潜んでいます。
そんなアルコール依存症にナバホの伝統的方法で治療して、高い治癒率を誇っている。その要点はアイデンティティーの復活です。それをナバホのクランシステム(氏族制度)をもとに祈りと儀式で治療していくのです。ちなみに治癒率は75%とか。
ここからキリスト教圏とか日本ではどうすればいいのかと思索しているのですが、砂漠の宗教の一神教では自然との共生ではなくいかに自然を支配操作していくかの文化であり、どうやって折り合っていくかは本当に大きな課題です。西洋文明が多くの点で行き詰まり、自然への回帰とか共生という視点が見直されているのですが、精神的バックボーンが異なるだけに難しい話です。
翻って日本でも近代化を受け入れていく過程で、そのアイデンティティーを失いつつあり、その中で西洋文明の取り込まれないように生きていくことがこれからもできるのか、グローバリゼーションに飲み込まれつつある今こそ問われているのでしょう。
いろいろ深く考えさせられるのですが、他の河合先生の本と同様、文章は読みやすく午前中半日で読めました。
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田中森一×佐藤優「正義の正体」

2009-05-05 15:17:57 | 
今日はこどもの日ですが、特にやることもない。映画でも見に行こうかと提案したのですが、みんな特に見たいものもないと気乗り薄。無理して行く事もないので、夕飯は外食にして、完全休養日としました。
天気はちょうど雨なので当然ながら一日ごろごろすることに。
図書館で借りてきた本でも読もうと、寝ッ転がって「正義の正体」を読み出したのですが、これが面白い。言わずと知れた元特捜検事でバブルの時代には闇社会の守護神として活躍?し、詐欺で有罪判決を受けた田中森一と国策捜査という言葉を世に広めた外務省のラスプーチンといわれた刑事被告人の佐藤優の対談です。
「PLAYBOY」に連載された対談ということで、読み易い。午前中の2時間あまりで読み終えることができました。
二人とも拘置所暮らしが長かったこともあって、もともと拘置所というのは未決ですので死刑囚を除いては長くいる人も少なく実態が語られたことが少なかっただけにその実態は興味津々です。取調べで拘置所に放り込まれるだけで精神的に参ってしまい検察官の誘導に従って何でもしゃべってしまうのもムベなるかなです。
また田中の語る裏社会の人間の姿とか検察の裏事情もなるほどと思わせるものがあります。
佐藤の語る外務省の実態とかロシアにおける情報収集とかはもう他の本にも書いてあることが多いので、そうそうと思うだけでしたが、佐藤が「国家の罠」で書いていて、あそこまで書いたらあの検事はどうなるのと思った西村検事について佐藤がすごく気にしていることが分ります。田中が検察を止めて弁護士になればといっているのですが、「国家の罠」であれだけ実名で書かれているのですから、検察内部での階段を上がることにはかなり障害になると思われるので、それを弁護士としての宣伝材料にして、転進するのが妥当かもしれません。
たまたまこの本の前に小渕恵三について書かれた「凡宰伝」を読んでいたのですが、佐藤が小渕を高く評価していることについては、妙に納得してしまいました。「凡宰伝」著者の佐野信一の小渕に対する評価はあまり高くないと思うのですが、書いてあることを虚心に読むと佐藤の評価の方が説得力ある気がします。もし小渕が急逝しなかったらこの国はどうなっていたのでしょうか。
今まで田中森一についてはヤメ検に対するある種の偏見があって、何も読んでいないのですが、今度は「反転」を呼んでみようと思っています。
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