怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

宮部みゆき「黒武御神火屋敷」

2022-08-30 09:20:52 | 
宮部みゆきの人気連作「三島屋変調百物語」のシリーズ第6巻。
今回から聞き手が代ります。
今までは三島屋と縁続きのおちかが聞き手でしたが、おちかは縁あって嫁入りしてしまい、今回からは三島屋の次男坊の富次郎が聞き手になります。そのあたりの事情が知りたい方は前作の「あやかし草子」を読んでみてください。

聞き手が代わっても三島屋の黒白の間で聞くという舞台装置は変わらず、そこでの話は「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」という決まりも変わらない。次の間には百物語の守り役としてお勝が控えていて、古参女中のおしまが客を案内して、語り手を周旋するのは口入屋の灯庵老人というのも変わらない。
とは言ってもまだ富次郎は慣れないのでどことなくおっかなびっくりの様子が見て取れます。そこが少し趣が変わってどういう話に転がっていくのか又興味をそそられます。
ところで、昔からあったのでしょうが、一般人には理解できない無差別な殺傷を計る凶悪な犯罪が目につきます。マスコミはセンセーショナルな報道を好むので、どんどん拡散してくのですが、記憶に新しいものでも、列車で放火してナイフを振るったとか、ガソリンをばらまいて放火して結果沢山の方がなくなってしまうとか、池田小学校とか障碍者施設での凶行などなど。
当人にとってはそれなりの理屈があるかもしれませんが、多分供述を聞いても全くその行動を理解できないと思います。
それでもそんな理不尽な行動の奥深くには何か駆り立てるものがあったはず。もしかするとそんな心象風景はこういう物語によってしか我々には解明できないかも。
宮部さんのこの百物語は、まったく理不尽なんですけど、おぞましい事件を引き起こしたその何かを取り上げ語ることによって浄化しようという思いが感じられます。
今回取り上げられるのは、深く潜む淫乱の気であったり、姑の嫁いびりであったり、妻子を亡くした男の無念だったり、流罪にされたキリシタン大名の怒りだったりなんですけど、非常にどす黒い感情で周りの者にとっては迷惑しかないのですけど、もしかしたら誰もが心の奥深くに1%くらいは抱くものかも。それが何らかのタガが外れて噴き出してきてしまい、悲劇的な結末を迎えてしまう。
否応なく巻き込まれ見聞きしたものにとっては何時かは、この思いを吐き出し語ることによって浄化するしかない。
ちょっとずれますが、第4話の「黒武御神火屋敷」ではゲームの世界にある迷宮のような不気味な御殿が出てきますが、このシリーズでは以前にも同じような不気味なお屋敷が出てきたことがありました。RPG小説なども書いているので、閉ざされたお屋敷でいかに脱出するのかというのはゲームの感覚なのでしょうが、これをクリアーするのはかなり大変です。
百物語に戻るとそんな話をほぼ一方的に聞くのは本当にシンドイものとも思われます。おちかも聞いて苦しくなることも多々あったのですが、守り役のお勝に助けられて勤めてきました。ひょんなことから聞き手となった新米の富次郎の苦労がしのばれます。宮部さんとしてはだから小説にして読んでもらって富次郎の苦労を分かち合っている?
4話で590ページという分厚い本ですけど、読みだすとなかなか止まりません。一気とはいかなくても二日で読み終えてしまいました。
どことなく頼りなげな富次郎ですが、これはこれで身近に感じます。
このシリーズまだまだ続くと思いますので、富次郎を聞き手にしてどんな話が出てくるのか楽しみです。
それにしても現実社会で、江戸怪談よりも恐ろしいような理不尽な凶行が頻発するのでは、この日本はどうなる。とは言っても犯罪認知件数は戦後減り続けていて、凶悪犯罪も戦前とか戦後の混乱期の方が凄惨な事件が多かったみたいです。今はワイドショーなり情報番組がセンセーショナルに取り上げ繰り返し放送されるので多くなったいう印象が強いだけという面もありますけど。
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ついにコロナの波に飲み込まれてしまいました

2022-08-26 21:54:53 | Weblog
4回目のコロナワクチン接種を済ませ、その時の接種医師に効果が出るのに3週間ほどかかると言われたけど、3週間過ぎこれで盤石かと思っていたのですが…
まあ、4回目接種してもオミクロンに対しては感染を防ぐことはできないけど重症化を防ぎますとの説明でしたが、見事感染したようです。
そもそもが、かみさんがパート勤務している老人施設の担当するユニットで感染者が出たというのが発端。毎回のように抗原検査をして出勤していたのですが、入居者に感染者が出ると仕事柄遺憾ともしがたい面も。
最初はどうものどが痛いとか言い出し、抗原検査では陰性だったのですが、熱も上がってきたのでかかりつけ医の発熱外来に受診したら、見事陽性!
同居している私と息子は濃厚接触者と言うことになりました。こうなると1週間は自宅軟禁。テニスも欠席です。
まあ、ワクチン接種はしているし、そろそろ効果が出る頃なので楽観していたのですが…
ところが1日置いて私の喉もいがらぽっくなってきました。熱はないのですが、だんだん喉が痛くなって咳も出てきた。
これは私も感染したのか。かみさんとはそんなに濃厚接触している記憶はないのですが、なんだかな~
発熱外来に行くべきかとも思ったのですが、かみさんに聞いてもPCRをやるだけで陽性だとかルナールを出してくれるだけで自宅で静かにしてください。保健センターからも連絡があり注意点を縷々言われたのですが、今は配食サービスもないみたいでホテルに入るのも無理みたいで、あまり陽性と確定診断する意味はなさそうなので家で静かにしていることに。
ともかく翌日も喉は痛くて咳も出るのだが、発熱はなし。トローチを嘗めてゴロゴロするしかない。

こうなると家にいてやることがないので、取りだめてあった映画を見ることに。時間はたっぷりあるので先日BSでやった「レッドクリフ」を1・2と一挙見ました。合わせて5時間ほど。なかなかこういう機会でもないと一挙に見えないよね。
ところが映画を見ている間にだんだん熱っぽくなってくる。
計ってみると37度を超えてきた。どうも倦怠感も出てくる。食欲もないのでお昼はカップ麺で夜はバナナと家にあるものをさらう。
夜になると熱はまたまた上がり38度台に。
こうなると以前息子が感染した時の残りのカロナールをいただいて服用。薬の効果は抜群でしばらくしたら36度台に下がりましたけど、かみさんはカロナール服用しても38度台とでなかなか下がらないとか。かみさんはまだ4回接種していなかったので、その差かも。
重症化はしないという根拠ある楽観でこのまま3~4日で症状が消え自宅軟禁も10日間で終えたいものです。

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福岡伸一「迷走生活の方法」

2022-08-23 18:14:21 | 
福岡伸一ハカセが週刊文春に連載しているコラムを分野ごとに再編してまとめたものです。

記事としては2018年から2月から2021年1月までのもの。
丁度コロナ禍の真っ最中(今もですけど)の期間を含んでいます。
因みにこの本の題名「迷走生活の方法」はコロナ禍で迷走した日々をかつてのベストセラー渡部昇一著「知的生活の方法」でもじったものです。でもコロナ禍で右往左往していた生活を揶揄したものではなくて、副交感神経である迷走神経(どうしてこう呼ぶかは書いてあります)を活性化して、このストレスフルな時代を些事にこだわらずに身体をリラックスさせて、がんなどの疾患を遠ざけ長生きできる生活を唱えているのです。明日の憂いは明日考えることにして今日の日はお酒でも飲んでぐっすり寝て、寝ている間に迷走神経が身体を整えてくれるはず。
福岡ハカセは生物学者が本職なので、そこに関連する話題が中心ですけど、昆虫オタクでもあり、フェルメールオタクでもあるので、その話題も豊富で知的好奇心を刺激してくれます。
でもこの時期のことなので、何と言っても「コロナウイルス」についてが一番の話題でしょう。第1章は「コロナウイルスが問いかけたもの」です。
コロナウイルスが最初に問題になり始めた2019年の春には今考えるとこんなことになるのは思ってみなかったのだが、その頃のハカセの見通しも分からにことが多くてちょっとあやふや。そもそも人類とウイルスはある意味ともに歩んできたのであってウイルスを完全に根絶することは不可能というのはその通り。ウイルスという単純な構造のものは生物の発生の初期に現れた原始的存在と思っていたのですが、
もともとは高等生物のゲノムの一部がたまたま外に飛び出した欠片だったとか。それが環境を彷徨ううちに変化して、戻ってきてものがウイルス!起源は私たち自身だったのです。そして遺伝子情報を個体から個体へ、種から種へ、水平に運ぶという機能を担ってきたので、これが生命の進化に有益な促進作用をもたらしてきたみたいです。ウイルスは生命の環の一部であり、自然の一員なので共存するしかない。お互いに決定的な対立することなく共存するまでにはそれなりの時間がかかるみたいですけど、どうも現代の人間生活の時間軸と生物の時間軸が違うので困ってしまいます。実際ハカセも2019年当時は、コロナ禍の生活が何年もこんなにも制約が多くて不自由なものになるとは思っても見なかったのでは。
当初ハカセはウイルスと共存するまでは何年もかかり、ワクチンについても開発までには4~5年はかかるだろうし、新薬にもそれくらいかかるのではという見通しだったのですけど、まだRNAワクチンは世界にでも未開発だったので、当然だったのか。2021年1月でもRNAワクチンが大規模の使用されるのは今回が初めてであり、効果も副作用も理論値だけで本格的な実証はされていなかったので、情報番組の医師のコメンテーターも半信半疑で話していた記憶です。世界に先駆けてイスラエルが大規模な集団接種に取り組み、結果効果が実証されてから今度はワクチン一辺倒で早く打たせろという風向きになったのですが、シリンジに残るワクチンがもったいないとか誰それを優先的に接種して怪しからんとか接種する人がいなくて結果ワクチンを廃棄している現状から思えば半分パニック状態だったのか。
ところでハカセは丁度コロナ禍真っ最中にアメリカにいて、苦労して帰国しているのですが、おかげで日米の状況を実際に見ています。アメリカは何でもかんでもマニュアル化して手の洗い方から咳の仕方、社会的距離の取り方まで事細かに解説された手引きがネットや紙で州、市から送られてくる。ニューヨークのマニュアルには「sex and covid.19」というページもあってコロナウイルスの検出されるものが書いてあり、余計なお世話ですが危険な行為とお勧めの方法も書いてあるとか。興味のある人は30~32ページを立ち読みしてください。

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8月20日熱田神宮公園テニスコート

2022-08-21 11:37:42 | テニス
この日は朝から天気が悩ましい。

午後には雨が降り出しそうなんですが、この日は午後3時から5時までの予約。
雲の動きを見ても微妙。
午前中は気になって何回もネットの天気予報を見ていたのですが、どうも降り出すのは午後6時以降みたいで、5時までは何とかテニスはできそう。
それでも雨に振られてもいいようにラケットは古いものにして、荷物も折りたたみ傘と飲み物だけの最小限にして家を出て歩いて行きます。
10分前に管理事務所に行くとすでに受付は済んでいますとのこと。コートに行くと一人コート整備している人がいて後ろ姿は結構太った人かと思ったらはげ親父でした。
実はこの日はげ親父は欠席はずだったので、意識の外で見間違えたか。
程なくえみちゃんも来て、さらにちょっと見小野ヤスシさんも来て4人そろいました。
天気は雲が低いのですが何とかもちそう、しかし蒸し暑い。

しばらくしてタケちゃんマンが登場。一応出席になっていたのですが、このところの実績ではあてにできないなと思っていたなかの出席です。
5人になったので、早速ボレーとストロークに分かれて乱打を始めます。
一回りしてほぼ30分。湿度が高いので大汗をかきます。
一休みすれば早速ビール。はげ親父の他えみちゃんも持ってきていてこの日は500缶1本に350缶2本。

私はつまみの海老せんべいだけですいません。

一休みしたらじゃんけんして試合に。
私は5番だったので最初は見学。練習の成果かちょっと見小野ヤスシさんがボレーを連続して決めていました。背が高いので上をなかなか越せずにチャンスボールになっています。
私の最初の試合はえみちゃんと組んでタケちゃんマン、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。指を切るとか手首を痛めたなどといろいろ不調を訴えていたのですが、この試合はそんな不調にもかかわらず3ゲーム連取。このまま完勝かと思いきや最後のゲームのデュースで落として3:1でした。
次の試合はタケちゃんマンと組んでえみちゃん、はげ親父組と対戦。この試合は最初の2ゲームは落とすも、ここから追いついて何とか2:2の引き分けに。
まだ30分ほどあるのですが、タケちゃんマンはもうこれでいいと帰り支度を始めます。
次の試合ははげ親父と組んで松本ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。ここは疲れの見えてきた相手に3:1で勝利。まだ15分あったのですが、タケちゃんマンはもうやる気なしなのでこのままもう2ゲームやることに。順調に2ゲームを連取して有終の美を飾れました。
5分前にはコート整備をして終了にします。
今にも雨が降り出しそうでしたが、何とかできました。でもいつ降る出すか分からないので、この日はそのまま帰ることに。
帰り道でタケちゃんマンと話したのですが、和田秀樹さんの本を読んで共感したとかで、心の欲するままに好きなことをやればいいと思う日々だそうです。最近は歩いて0分ほどのスポーツセンターに行ってジムで筋トレを30分ほどやるのが日課とか。テニスをやらなくても筋トレだけで十分と思ってしまうので、テニスに来るのが億劫とか。
ひとりで筋トレしている健康オタクはあまり人と触れ合うこともないのでそれはそれで気を付けた方がいいのでテニスにも来てください。
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浅田次郎「兵諫」

2022-08-18 11:16:31 | 
浅田次郎の中国近現代史シリーズの第6部。
「蒼穹の昴」を初めて読んだ時その面白さに引き込まれて以来シリーズのファンなのですが、迂闊にも昨年新刊が出版されたことは知りませんでした。
図書館で見かけてすぐに借り出して読みました。

思えば中国近現代史については辛亥革命までぐらいしか習っていなくて、その時年号とかは覚えても時代背景とか歴史の流れのようなものは試験に出るものでもなくスルー。その時の教師が現代史は評価が定まっていなくて教えにくいとか言っていた記憶があります。
「蒼穹の昴」を読んでから慌てて清朝末期の歴史を読み、アヘン戦争から日清戦争、太平天国の乱、戊戌の政変などどこまでが事実でどこがフィクションかと思いをめぐらしたぐらいです。
中国だけでなく日本史でも515事件とか226事件は出来事としては知っていても、当時の軍部の動きとか皇道派と統制派の対立などは、後年映画とか小説で知ったぐらい。
そう思うとこの小説、虚実入り乱れているのですが、時代の背景説明としては無味乾燥な教科書と違い、すっと腹に落ちてきます。
今回の「兵諫」の舞台は西安事件。これも言葉では知っているのですが、国共合作がなったというだけの知識で、張学良のクーデターがどうして可能だったのか、蒋介石はその場で殺されず、張学良も長い軟禁生活を送るも生きながらえてきたのか、謎が多くなかなか理解しがたいことなのですが、浅田次郎なりの解釈は説得力があります。こういうことは正史には絶対述べられないのでしょうが、それだけに創造の羽を伸ばさないと理解しがたいことです。
ターナーというニューヨークタイムズ特派員と前にも登場した上海特務機関員の志津大尉に朝日新聞記者の北村を狂言回しに西安事件の真相と日本への影響に迫っていきます。
西安事件のきっかけとして226事件が大きく影響しているというのは、そう言われれば当時の日中関係を考えればその通りなのでしょうけど、私にとってはまったく新しい知見。満州事変からますます中国侵略を進めている日本の政治状況は、直接中国にもリアクションをもたらしているということですね。
ところで張学良が張作霖から引き継いだ「龍玉」はこれからどうなっていくのか。切望している蒋介石には資格がなく渡せないになっているのだが、同時に毛沢東にも資格がないように書いてある。歴史から見れば天命を受け中国を統一した毛沢東の手に渡り、鄧小平に引き継がれて行くみたいだが、共産党はそんな天命などは信じておらず「龍玉」はどっかに朽ち果てていくのだろうか。案外毛沢東は心情としては皇帝気取りで懐深くにもって離さなかった気もします。脈々と引き継がれているのなら果たして習近平にその資格があるのか…
続編も待ち遠しいのですが、どう結末がついて行くのか、読む前からどきどきしています。
ところで昭和史についても映画小説の類の知識しかないのですが、水木しげるの「昭和史」をやっと最終の8巻まで読み進めることが出来ました。水木さんの個人史と昭和史がリンクして書いてあるのですが、知らないことが多くて勉強になりました。それにしても水木さんは軍隊生活では楽しいことなどなく殴られてばかりのいやで苦しいことばかりと思うのですが、個人的な恨みつらみはほとんど書いてありません。戦っている敵に対しても憎しみは書いてありません。どちらかというと淡々と事実を書いてありますが、負の感情にとらわれていないことが生き延びることが出来た秘訣だったんでしょうか。素晴らしい生きる力です。時間がある人は是非1巻から挑戦してください。
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8月11日鶴舞公園テニスコートの後はいつものように紫禁城

2022-08-15 10:24:40 | テニス
1059さん、はげ親父と3人でいつものように紫禁城へ行くとこの日はそこそこの入り。
いつもの奥の席に陣取り、まずは私はハイボール。

1059さんとはげ親父は生ビール
つまみはいつもの干し豆腐サラダ。

ryuちゃんがサービスで豆を出してくれました。
皮をむいて食べようとすると皮は向かずに食べてとの教育的指導。

指導に従い皮ごとポリポリ頂きます。塩気があってつまみには最適。
今回は餃子ではなくて小籠包にしました。
熱々を口に含むと肉汁が出て来て美味しい。

もう1品は蓮根はさみ揚げ

このひはmikaちゃんが店に来て手伝います。中2だそうですが、身長はもうryuちゃんより高いくらい。足がすらっとして爺さんには眩しい。
ここで私とはげ親父が日本酒「八海山」を注文。

1059さんは生ビールのお替りです。
話題はもっぱら身近に迫ったコロナ禍について。1059さんは特に症状が出ることなく無事通過したみたいですが、老人や子どもがいる家庭とか保育園、老人施設などは緊張した状況で行動もままならぬ日々は続いています。かみさんが老人施設のパートで働いている関係で旅行も宴会(私は誘いがあれば宴会は拒みませんけど)も落語会も行けないので、行動範囲が著しく限られています。思えばもう足掛け3年になろうとしていますが最初は集団免疫ができるまでは我慢するほかないとか言われ1年の我慢かと甘く考えていたのですけどこれだけ感染者が増え幾らワクチンを接種してもいまだ続くぬかるみ。日本で集団免疫は何時になったらできるのか。
閑話休題。
さらにもう1品、春巻きを。

どうもコートで結構飲んだのか、酔いが回っています。どうもこのところ年のせいかあまり量が飲めなくなってしまいました。
それでもはげ親父は「八海山」をお替り。
この時はmikaちゃんが注いでくれたのですが、周りのじいさんは表面張力を知っているかなどとギリギリまで注がせて悦に行っています。
酔ったと言いつつ、わたしははげ親父のお酒の桝に入った分を頂きます。
今回は〆はなしで、お酒を飲み干すとお勘定。
約6000円で、ひとり2千円。
バスで帰ったのですが、家に着くと酔いが一気に回ってソファーでテレビを見つつウトウト。それならば夕飯で飲まなければいいのだが、つまみにちょうどいいおかずが並ぶと我慢できずに日本酒をコップ1杯飲んでしまい、またまたソファーで寝てしまう。どうも肝臓は着磁に老化して弱ってきているのか。
結局風呂にも入らずそのまま寝てしまい、久し振りの朝風呂でした。
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8月11日鶴舞公園テニスコート

2022-08-13 12:40:55 | テニス
天気は雲が多いのですが、この日も暑そう。熱中症危険です。
いつものように8時40分に家を出て雁道バス停へ。55分のバスに乗り9時10分前には鶴舞公園に着きました。

コートに着くとエビスケちゃん夫妻とはげ親父がいます。
この日はちょっと見小野ヤスシさんも来る予定だったのですが、熱はないけどのどの痛みがあるというので大事を取って欠席します。
それでもしばらくすると1059さんが登場。奥様がコロナ陽性だったのですが、のどの痛みが少しあっただけで発熱はなく奥様も復帰しているのでいいだろうということです。それにしてもコロナは第7波になるとひしひしと身近に迫ってきています。
蒸し暑くてやぶ蚊が多そうなので蚊取り線香を焚きます。エビスケちゃんも持参してきたので計3個の蚊取り線香で防御。

5人になったのでボレーとストロークに分かれて乱打を一回り。
一休みしてビールを飲みだしていると10時近くになってカバちゃんが登場。
一応練習に付き合ってからじゃんけんして試合にします。
最初はカバちゃんと組んではげ親父、1059組と対戦。最初の2ゲームを調子よくとったのですが、次のゲームを落として最後のゲームもデュース続きの白熱したゲームでしたが、最後に相手のミスで拾って3:1。
次の試合もカバちゃんと組んでエビスケちゃん夫妻と対戦。ここはカバちゃんがビシバシ決めて時折逆襲を受けながらも4:0。エビスケちゃんママは自分が取れなくてボールが後ろに行った時はパパお願いと言っていますが、それでは遅いので、ボールを追いかけるエビスケちゃんは大変です。
まあ、私としては2連勝なので、こういう時はビールでしょう。

はげ親父の他にエビスケちゃんもたくさん持ってきて出してくれますので早くも酔ってきます。
私は家にあった柿の種と海老せんべいを持ってきたのですが、エビスケちゃんもイカの燻製を出してくれて宴会モードです。

今度は組み替えてエビスケちゃんと組んでかばちゃん、1059組と対戦。デュースまで縺れこむ一進一退の展開でしたが、何とか2:2の引き分けに持ち込みました。ここでじゃんけんして勝ち残りはカバちゃん、1059組に。
いや~蒸し暑くてひと汗かくとビール。エビスケちゃんが持参したビールは持って帰れないとどんどん出すのですが、あまり飲ませると試合に差し支えるんですけど…いつものことと言われるとそうなんですけどね。
最後の試合はもう一度エビスケちゃんと組んではげ親父、エビスケちゃんママ組と対戦。この試合はかなり酔いが回ってきたのか私が毎度ながらのミスを連発して予想外の3連敗。最後のゲームはこれではいけないと踏ん張って何とか取ったのですが、1:3の負け。どうも有終の美とはいきませんでした。
この時点で11時50分。コート整備をしてこの日は終了にします。
終わって1059さんとはげ親父でいつもの紫禁城に行きます。
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8月7日熱田神宮公園テニスコート

2022-08-09 07:04:23 | Weblog
このところ暑い日が続きます。
当然ながらエアコンをつけて寝ていますが、温度設定は一定なのに外気の影響か朝起きて部屋の温度を見てみると結構ふり幅があるのはどうして?
この日はなぜか寝つけれずに、あらぬ妄想と言うか来し方行く末の思いが途切れずに寝返りばかりうっていました。
当然ながら朝起きてもすっきりせずに、血圧も高め。今日はテニスもボチボチやるしかない…
それでもいつものように14時30分に家を出て熱田神宮公園まで歩いて行きます。
10分前に着いたのですが、誰もいない。管理事務所で手続きをしてコートに行くと丁度えみちゃんと一緒になりました。
ここまで歩いてくれだけで大汗をかいて、コートの上は日影もないので暫し日陰のベンチでまず休憩。

この日は5人の予定ですが、1059さんは奥様のコロナ感染もあって期待できない。
時間になっても他の人は来ないのですが、少し遅れてちょっと見小野ヤスシさんが登場。いつもは早いはげ親父はまだ来ない。
仕方がないので3人d値チンタラ乱打を始めます。
一通りやってもまだ来ない。連絡をしてみるかとなった時やっとはげ親父が登場。25分遅れでした。
はげ親父は隣のコートが一人だけだったので声をかけて一緒にやることに。何でも知り合いの知り合いで顔だけは知っていたとか。
有難い助っ人に来てもらい5人になったので、ボレーとストロークに分かれて乱打を一回り。
はげ親父は飲んでいたら時間を過ぎてしまったとか。その勢いで早速ビールを出します。

暑くて汗をかいているのですーっと入ってしまいます。
私は昨日の残りの枝豆を持参してきたのでつまみに出します。

それではじゃんけんして試合にしましょう。
暑さは一向にやわらがず、今日の最高気温は34度。コート上は40度を超えているのでしょう。日なたに立つだけで暑さで頭がくらくらします。でも熱中症危険と言われる中ビールを飲んでテニスをしていましたと言えば、倒れても何を言われるやら。自業自得、馬鹿は死ななきゃ治らない、因果応報、忙しい救急隊に迷惑掛けるな…
まあ、無理はしないということで最初の試合はちょっと見小野ヤスシさんと組んでえみちゃんと助っ人組で対戦。最初の2ゲームは手も足も出ずにラブゲームで完敗。このまま1ポイントも取れずに終わるのかと不安が頭によぎるのですが、次にゲームは何とか取って、最後のゲームもデュースまで行くのですが、長引くといけないと1本勝負と言うことにしたら落とし、1:3でした。
次の試合ははげ親父と組んで助っ人、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。今度は調子よく3ゲーム連取したのですが、そこで力尽き最後のゲームは落として3:1。とにかく暑いのでプレーの合間は隅の木陰へ避難しつつのゲームでした。
そんな暑さで消耗していたので私は2試合やればもういいかと次の試合は若手に譲って木陰で休憩。その時点で16時30分だったので、もうこれで終わりかと思っていたらこの試合は45分に終わってしまい、もう少しやることに。
コート整備もあるので55分までということで、助っ人と組んではげ親父、えみちゃん組と対戦。最初の1ゲームは順調に取ったのですが、次のゲームは私はミスを重ねてしまい助っ人には申し訳なかったのですが落として1:1になりました。ここで16時55分になって終了。
コート整備をして帰ります。

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小林信彦・萩本欽一「ふたりの笑タイム」

2022-08-06 11:24:45 | 
東京生まれのお二人。
小林信彦は小学生の頃から日劇を中心に劇場に出入りしていて生の舞台を見ている。戦後は勃興期のラジオテレビの構成作家として制作現場に関わっている。当時は少し先輩に青島幸男とか井上ひさしとかが活躍していました。
そんな経歴なので劇場全盛時代の喜劇役者たちを舞台上、舞台裏を含めて生で見てきている。
そんな経験は既に「日本の喜劇人」をはじめとしたいろいろな本になって紹介されています。
渥美清について書いた「おかしな男」とか横山やすしについて書いた「天才伝説」は買って読んで記憶があってまだ本棚の奥にあるはず。今度探して再読してみます。
萩本欽一についてはもう誰もが知るコメディアンですが、自分の知らない喜劇役者について小林を訪ねて聞いた記録がこの本。
二人の知る往時のテレビ番組の舞台裏とか浅草の喜劇役者たちの姿を縦横無尽に語ったこの本は面白いわけがない。

最初はテレビ創世記の番組のお話。「九ちゃん」とか「シャボン玉ホリデー」「ゲバゲバ90分」の制作現場の様子を小林が当事者として語る。「九ちゃん」はあまり覚えてないけれど「シャボン玉ホリデー」とか「ゲバゲバ90分」はよく見ていました。でもそれらはアメリカの番組のパクリだったというのは、そんなもんかと思うとともに当時の(今もかもしれませんけど)アメリカのエンターテイメントの素晴らしさを実感します。
話はそれからコント55号についてへ。小林の見た日劇でのコント55号のコントからテレビ放送の話になり、前田武彦のやっていた「お昼のゴールデンショー」から「コント55号の世界は笑う」とかは生で見ていました。ところでコント55号の実質活動期間は5年、解散ではないけれどコントの仕事を休んでいただけというが、印象的にはもっと活躍していた。コンビでなくても萩本、二郎さんとそれぞれ活躍していたこともあり、それだけコント55号というインパクトが強かったんでしょう。
因みに、ゲバゲバでも世界は笑うでもビデオはほとんど残っていなくて当時はビデオテープが貴重で録画したテープの上に重ね取りしていたからとか。
クレージーキャッツの話では谷啓と植木等の話が中心ですが、演奏も上手くて(よく知られているように谷啓はスイングジャーナルの人気投票でずっとトロンボーン部門の2位か3位だった)、生で見るとドリフトは段違いというのが小林の評。谷は青島に言われてプール付きの家に住みでっかい外車に乗っているのだが、要らないと思っているシャイな人。フランキー堺も大豪邸だったそうですが、三井家のお坊ちゃまだそうです。コメディアンとジャズはリズム感から親和性があるみたいで、萩本も修業時代にまずドラムを習えと言われて1年間習ったとか。
浅草喜劇と言えばエノケンなのだが、萩本は直接は観ていない。小林も浅草では日劇で観ているのだが、戦前の浅草の3大勢力は、エノケン、ロッパ、ターキーで、私は何れもテレビで少し見た覚えはありますけど、特に印象残っていないな。
戦後の浅草のコメディアンは伴淳三郎と益田喜頓ですが、伴淳三郎のアジャパーは子どもの口にも上っていました。天下一のぼけつっこみコンビの三木のり平と八波むと志と言われると三木のり平はともかく八波むと志はほとんど記憶にございません。
そこから萩本も関わるのですが、浅草の劇場で人気の出たコメディアンが続々テレビに出るようになってトリオ・ザ・パンチとかトリオ・スカイライン、ナンセンストリオとかはテレビでよく見ていました。
萩本世代の浅草コメディアンのあこがれの人は、渥美清なんですけど、小林との関わりは「おかしな男」という本にまとめられているように深い。テレビ版の寅さんについても触れているのですが、映画と比べて断然ハチャメチャで、映画になっていい人になったというのですが、第1作はそれなりにハチャメチャで映画が回を追うごとにいい人になって行ったというのが私の印象です。
その渥美清が目標にしていたのが森繁久彌だそうで、フランキー堺も藤山寛美も何とか森繫さんを乗り越えたいと思っていたと言われると改めて森繁久彌の偉大さを感じます。
ところで小林も萩本も酒は飲まない。植木等、谷啓も渥美清も結核をやっているから飲まなかったみたいで、萩本は酒を飲めないというのはどれだけ仕事にと言っていますが、絶えずコントを考えている身では飲んでいる暇はないか。二郎さんは飲みまくるみたいでしたが、余り考えていないからか。
もう10年もすると歴史としてしか分からない人ばかりになってしまうのでしょうけど、多少とも同時代として体験した人には面白い必読本でした。

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6年後に再読「ニッポン経済世界最強論!」ぐっちーさん

2022-08-04 07:06:37 | 
全く残念ことに2019年9月に59歳という若さで夭折してしまったのですが、ぐっちーさんの投資銀行家としての実務を踏まえた金融、経済の見方には私などには全く分からなかった未知の視点が多くいつも参考にさせていただきました。
アエラにも毎週コラムを書いていたので、そこだけは毎週図書館でアエラを読みフォローしていたのですが、さみしい限りです。ご冥福をお祈りします。
そんなぐっちーさんの著書で2016年に出たこの本を図書館で見つけたので、もう一度借りて来て読んで、果たして6年たってその見通しは当たっていたのか検証してみることに。

因みにこの本は出てしばらくしてから読んで、えらく感心してレビュー(2016年6月)しています。
で、今回読み直していたのですが、やっぱり感心するとともに、日本は総合力としては決して劣っていないと元気が出てきます。
失われた20年とかの議論でもその間にやるべきことをやっていて、一足早く高齢社会に突入した日本が、これからの世界各国の指針になる。
デフレで何が悪いという論も明快。デフレで生活破綻した労働者はいないのであって、給料が決まっていて貨幣価値が上がるのは賃上げと一緒。困るのは資本家=経営者であって、インフレ待望論などというのは資本家の論理。半世紀前ならば、どこに思想の根拠をおくかと言うことでしょうね。
為替ではここ最近悪い円安とかの議論が出てきましたが、ぐっちーさんはアベノミクスの前から通貨高でほろんだ国はなくて、通貨安で経済は破綻すると喝破。日本のように貿易依存度はあまり大きくなく、価格勝負ではなく品質勝負で輸出している国は、円高になっても相手国は輸入せざるを得ない。実際円安でも輸出量は増えていないし日本経済も復活していない。円安になれば売れるというような汎用品ではもはや日本は勝負できず、量から質へ転換し、品質の良い物は高くても売れる。輸出に使われる通貨は50%ドルですが、輸入に使われる通貨はドルが70%、円安は輸入のコストアップのデメリットの方が大きいみたいです。そもそもドルで日本経済を見てみると円安になるということは一国の経済規模が縮小し、労働者の賃金も強制的に切り下げていくこと。国内だけ見て企業利益が名目増えたとか言ってもドルで見れば変わらない。世界に進出している日本企業にとってはどうなんだろう。
円ドル相場はあくまで「相場」であって魑魅魍魎の闊歩する中でいろいろな思惑で売り買いされている。相場であるので上下20%くらいの振れはある。相場に一喜一憂して騒ぐことない姿勢が肝要。貿易当事者としては相場の大きな変動は好ましくないので出来るだけ安定させたところですが、その手段は限られている。相場という性質上相場を調整して水準の維持は無理みたいです。
ところでいろいろ言ってもアメリカは人口動態で見ると若年層が多く、ここしばらくは生産年齢人口も増えるばかり。そのアメリカと日本は蜜月関係(属国ともいわrているけど)で、今のところ世界最強のタッグ。アメリカ経済を見るうえで重視すべき指標は新規住宅着工件数。ほかにチェックすべきは全米総走行距離とか。株価はその時々の思惑で変わるのであまりあてにならないけど、30年国債の利率を見てみれば景気のバロメーターになる。ところが日本は日銀の前例のない金融緩和で金利がほぼゼロに張り付いていて指標にならなくなっている。
GPIFの運用で国内株式を買っているのだが、市場の出来高と比べて運用額があまりにも大きいので、もし売るとなれば市場が大混乱になるので売るに売れない。実務を知らない大学教授の提言は出口戦略が考えられていない。加えて今では日銀まで株式を購入していて、これまた売るに売れない。まあ、エミイ・ユルマズの言うように日本株が30万円になるのであれば問題はないのだが。
「企業業績・株価」と「マクロ経済」は必ずしも一緒に動かないし、「グーグルにせよアマゾンにせよ、アップルにせよ、ちょっとした思惑で市場が上下しやすく、技術革新のスピードが速い業界の株は絶対やめた方がいい」そうで日本株で言えば楽天やソフトバンクは世界レベルでの競争に勝てるかと言うことであまり将来性がないというような株式投資のヒントとかもたくさんあって、今読んでも十分読み応えあります。自分の投資経験にはあまり活かしていないのが残念ですけど。
というか円安が問題になっている今こそ読むべきかもしれません。改めて勉強になりました。それにしてもこういう時にこそぐっちーさんの意見を聞きたいのに残念です。
コメント
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