大阪府の橋下徹知事は公立学校の校長の全員公募を目指すらしい。内容はどうなるかわからないが理念としては正しい。なんどもいうが我が国の公立学校の管理職は地域によって多少の違いはあるが、その選考基準があいまいで、アリバイ的に選考試験という名の言い訳をしているに過ぎない。試験の前からボス的教育長の力で合格者は決まっているのが実態だ。
自分の意見をもっている硬派の校長はごく少数である。そのようシステムに一石を投じることは大いに意義がある。要は選考基準があいまいで情実選抜であることが、我が国の教育が今一歩前進しない根本的な原因なのだ。
ゆえに、橋下知事の今回の発想はまったくに正しい。あとは具体論だな。東京都はどうした!
関東圏も教育の近代化(まだこの水準)は校長の正当な選抜からだよ!
「公立校の校長は全員公募」維新の会が条例案
大阪府の橋下徹知事が代表を務める大阪維新の会は、9月府議会、大阪・堺両市議会へ提案する「教育基本条例案」に、府立、両市立校の校長を全員公募し、予算要求権や人事権を与えることや、入学者数が定員を3年連続で下回るなどした府立高校は統廃合する内容を盛り込む方針を固めた。
教育基本条例案は、府職員らの人事評価や懲戒処分を明文化した「職員基本条例案」の教員版。
条例案では、校長を公募するのは、府立の高校・特別支援学校(164校)と、大阪・堺市の小・中・高・特別支援学校(600校)。正副校長は条例の制定から5年以内に任期付き採用に切り替える。