事件記者のページ

遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

久々に再開

2019-09-26 12:50:31 | 本と雑誌
柴田錬三郎「眠狂四郎無頼控1-6セット
1年前に3まで読んだところで司馬遼太郎に乗り換えてそのまま中断してたモノ(こちら)、もちろんほとんど忘れてた最初から読み直したのだが・・・今更だがこれブラウザ非対応だった、リーダーというヤツは前のページを見直すという作業がけっこう面倒なのよな「あれ、こいつ死んだんじゃなかったの?」とか思ってもそれ確かめようと思うとさてどこを見ればよいんだ?てなわけで記憶アヤフヤなまま読み進むことになるのだった、ようやく4に入ってちょっと話の方向変わったような、今までほとんど不明だった狂四郎の過去が意外な事件を運んで来る、オランダ人剣士を倒した3のラストは一応の区切りだったんだね、さて今後の展開やいかに?

にしてもずいぶんヒトが死んだ、中でも従妹の静香はヒドい、カワイソ過ぎ、昔、北斎にそう言われた馬琴は「いやそれは後で埋め合わせをつける」とか言ったが(って風太郎御大がそう言わせてたが)シバレン御大はそんなこと考えてもいないだろうしそも死んじゃったモノをどうできるんだよ

おっと時間ないのでとりあえずアップ

金属を考える

2019-09-24 13:58:13 | 本と雑誌
人体、なんでそうなった?
ナトリウム(Na)が欠乏することはないって?調理に食塩を使うのがあんまし当たり前のことなんで忘れてない?世界は広いからNaを(ほとんど)摂らなくても平気なヒトたちがいないことはない、だけど普通のヒトは食事にNaClを添加せずには生きられない(だから年をとると時に高血圧になる)ヒトはケモノの中でもNaClと水をムダ使いする体質の方に属してるのだ、だからそれらを確保するために文明を発達させた、文明のおかげで増え過ぎちゃったけどなかった昔にゃ戻れない(クドいね)

カルシウム(Ca)を吸収するのにどうして特別なホルモン(それも紫外線で活性化しなくてはいけない)が必要なのか?たぶんCaは神経と筋肉の活動に(つまり動物が動物であるために)必須だけどアポトーシス(細胞死)にも深く関わってる、細胞内濃度をものすごく厳密にコントロールしなくちゃいけない金属だからだろね、吸収し過ぎは危険なのだ、だけどなぜ特にヒトはCa欠乏になりやすいかと言えば、そら大型動物でかつ直立二足歩行、四つ足の親戚たちよりも足(いや脚)の骨と脊椎を強化しなくちゃいけなくなったってことが大きいわね、確かに二本足で立ったのはマチガイだったかも、だけどしなかった昔にゃ戻れない、つか一部の恐竜(鳥の先祖)にとっちゃこの一件はヒト以上の大問題だったかもよ、さう言えば鳥の骨は軽いんだよな、長い脚の鳥は骨折の危険を抱えてると聞いたことがあるやうなないやうな・・・

貧血の原因を鉄欠乏と決めちゃいけないよ、特に男は(場合によっちゃ女も)Caと違って鉄は反応性が強い、多過ぎの危険も高いのだ、治療方法は大量の採血しかないんだからね(これはある意味簡単な解決法とも言えなくはないが)
にしてもこのヒトたち何でこうも菜食主義にこだわるんだろ?確かに植物しか食べないと十分な鉄の吸収はむつかしくなるのかも、動物食がいくらでも入手できるからこそヘソ曲げたくなるんだろか?

最後に一つ(関係ないけど)太陽光パネルはたぶん環境問題の解決にならんと思うよ

色覚

2019-09-23 23:48:43 | 本と雑誌
なぜヒト(というかサル)は3つの色を見分けられるのか、これぞ奇跡、まさに奇跡、どれほど奇跡なのか考えたくないよ・・・おっと日付変わる前にアップ

トランスポゾンというDNAの一部は勝手に染色体を飛び出しては別の場所へ割り込む、そこがどこであろうと知ったこっちゃない、そうやって多くの遺伝子を破壊し致命的な遺伝性疾患の元になった、これが「利己的な遺伝子」タハさうだったのか・・・ってホント?これは元ネタを読まねば

というこいつのおかげでご先祖様のX染色体は2つの色覚タンパクを持つことになりそれらがそれぞれに変異して別々の波長(赤と緑)に反応することになった・・・だがね、ホントの奇跡はここじゃないんだよ、2つのタンパクは網膜の別々の細胞で発現し別々の神経細胞が脳の別々の神経細胞へ情報を送ることになった、おかげでアタマは対象の「色が違う」ことを認識できるようになった、DNAがあったってそれが翻訳されてタンパクにならにゃ、それもそのタンパクが働くべき細胞の働くべき場所(この場合は網膜の細胞膜)に存在せにゃ何の役にも立たん、3種類の色覚タンパクが3種類の色覚細胞でそれぞれ発現しそれらの細胞が正しい神経細胞(色覚細胞よりずっと数少ない)に混線することなく情報を送り中枢の細胞は末梢の細胞から1対1に情報を受け取る、だから動物はものの色と形がわかるのだ、いったい何でこんなことができるのかね、ヒトのアタマが欠陥品だなんて誰が言った?いやそらまた別の話てことはよくわかってるんだけどさ、色覚タンパクが2つになったのは進化的にはついこの前のことなのに網膜が2種類の細胞を分化させた上に神経細胞との配線も正しく構築したって・・・それホントにホントに淘汰だけの結果?何かそこに必然性ってないの?今の今まで進化は偶然って、たまたま都合のいいモノだけが生き残り都合の悪いモノは捨てられた結果って信じて来たけど「色を見分けられるサル」が生き残れた確率っていったい何%だと思う?(考えたくない)

↓細かいツッコミ

2019-09-22 17:52:02 | 本と雑誌
作者いわく「いまこの本を読んでいるみなさんの多くは現代の技術の助けを借りなければ文字を読めないのでは?」
わかってねーな、自分も近視だって言いながら、近視てのは「近くは見える」てことだよ、お宅はメガネなしで字を読めるハズだ・・・あれ?この著者近影メガネかけてないじゃん、もしや本を読むためにはずしたの?
これを言うなら「みなさんの多くはメガネやコンタクトレンズの助けを借りなくては運転免許をとれないのでは?」だろな、ハ、世の中にゃ視力とは全然別の事情でクルマに触れん人種っているんだからな、これこそわかってたまるか!!あれ、何のハナシ?と思ったけど時間ないのでアップ

9/23追記-つまり世の中には反射神経の持ち合わせがなくて眼や平衡器官からの情報と手足の動きが全く連動しない人種というのがいるのである、こんな人間が速く動く機械つまりクルマなど動かした日には・・・まあ私ほどの重症はさうおらん、裸眼視力0.01よりたぶん少ないだろけどな?

いろいろあるが・・・

2019-09-22 03:25:52 | 本と雑誌
ネイサン・レンツ「人体、なんでそうなった?
出張の収穫、私たちは自分が動物でセキツイ動物でケモノでそのうちでもサルの仲間だからサルは高級な生物だと(全く何なんだよ、霊長類ってネーミング)何となく思い込んでるけど別にさういうわけではない、それは全くその通り、だけど文明なんてモノを作り文字でもって情報交換する生物は他にいないからね、文明がなかったら私はここにいなくてこの本を読んで駄文を書くこともなかった、たぶんその方がよかったんだろうけどなかった昔にゃ戻れんのだ

Azonレビにもある通りセキツイ動物の眼が設計ミスなのかだうかは何とも言えない、両眼視してなくても盲点の存在はまず問題にならん、ホントにこのタイプの眼が欠陥品なんだったらセキツイ動物は陸上へ上がることも空を飛ぶこともなかったのじゃないかな、このヒト、人類の欠陥と動物のというかセキツイ動物の欠陥を時に混同してるよ

という例がビタミン、動物はビタミンKを合成できないと思う(Qはたぶんできる、その必要量を考えるに)だけどナフトキノンという化合物はあらゆる植物に含まれてるから食事を摂ってる限り欠乏することはない(摂ってなくても、つまり点滴で生きてても成人なら肝臓に十分備蓄があるかも)
逆にビタミンDはコレステロール由来だから合成できる、これはビタミンじゃなくて(本来の意味での)ホルモンだ、ただ活性化するためには紫外線に当らなくちゃいけない(少なくとも高緯度地域では)というそれだけのこと、人類は本来真っ黒だったのに住む場所によって色素を失ったのにはそれなりの事情があるのだ、日差しが十分じゃない場所では骨が弱くなる可能性今もあるしそれは他の大型動物でも同じこと
B12欠乏、普通のヒトはまず心配ない、菜食主義者が貧血気味だとしたらそらたぶんタンパク不足、つかハッパしが食べない、穀類も豆も食べないヒトなんてホントにいるのかね、いたらタンパクどころかエネルギー不足で死んじゃうと思うけど・・・腸内細菌のクロストリジウムがB12を作ってくれてる、それはその通り、だけどそれを吸収できないヒトがなぜいるかと言えば吸収因子がないから、吸収因子は胃から分泌されるのだ、胃を全摘したヒトにはB12欠乏による貧血が深刻、口から摂っても吸収されないんだから、どうすればいいかって静注すりゃよいんだよ

ある種のアミノ酸を合成できないのは不合理な気がするかもしれない、だけど「エネルギー源と体の構成成分を他の生物からもらってる生物」というのが動物の定義なのだ、私らが動物じゃなかったら文明もなかったわけで・・・以下略